
総合評価
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powered by ブクログ相変わらずやさしい文。 この年になってもまだ本当に大切な人を亡くしたことがないので、簡単には気持ちを理解できるとは言えないけれど、誰かを亡くしたとき、その人のことを思い出したり、思い出を語り合える人がいるのは大切なことだと感じました。
5投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ第1回未来屋アオハル文学賞、大賞受賞おめでとうございます! 仕事柄、こういった賞の作品はちゃんと読まないとね。と、芥川賞直木賞がなかったおかげで謎の余裕が生まれている(積んでる本は多いくせにね!)。 本作はif(イフ)がキーワード。いくつもの意味が込められたタイトルになっていた。 主人公はカナタとココの二人で、それぞれが交互に語り手となる構成。最初の方からあれ?これは?と気になる矛盾が出てきて引き込まれる。 読書慣れしていない人でも、それぞれの語りが短くまとめられているので読みやすいと思う。何も考えずに読んでいると、中盤でびっくりするかも。そんな構成のうまさがあった。 読後感もすごくよくて、希望を持てる。とてもいい作品だった。10代に読んで欲しいというのもわかる。 未来屋書店さんは近所にあるからよく使わせてもらっているけれど、こういう新しい取り組みをたくさん考えて、頑張ってるなぁと思う。大賞作品がもう一つあるのでそちらも読む。とても楽しみだ。
51投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログ希望があっていいお話。 いなくなってかなしいと感じるのは、一緒にいられたことが幸せだったから。だからそのかなしいのはその人が最後にくれたプレゼント、大切にしないといけないもの。 この考え方はずっと私のなかに残ると思う。
9投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
想像力。 2人とも想像力抜群だから。 だからこそ唯一無二の存在だったんだろう。 失われた可能性。 出会ったことで、失ったことをより強く認識することにもなるんだけど、でも知らないままでは前に進めなかったのかもしれない。 しかし、どちらの世界でも、別の方法で想像力を使って、前に進んだのは横田さんね。 たくさん考えたんだろうな。
1投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ香奈多と瑚子に出会えてよかった… こんなにも未来を愛おしく、ワクワクさせてくれた。 相変わらず村上作品は胸に染みるなぁ… 本作は可能世界の話にまつわる女の子たちのひと夏の宝物探しの物語。中学生の瑚子は図書館の帰りに香奈多に出会う。そしてマイペースで変わった性格で友達のいない香奈多は瑚子に「友だちになろう」と声をかけてもらい、喜んで友だちになることに… 2人は図書館近くの高台の公園で「夢渡り」の話をするなどふたりの世界で交流を深めていく。しかし香奈多はあるとき、彼女のお世話係でクラスメイトの佑実から「今井瑚子は小学生5年生のときに事故で亡くなっている」ことを告げられる。 それでは今香奈多が会っている瑚子は 一体誰なのかー?? 2人の宝物とはいったいー。 本作は「可能世界」、もしもの世界がたくさん登場する。一見不思議に感じるがそんな世界があると知ることで、私は未来の可能性に溢れた世界にワクワクする気持ちを止めらなかった。常に選択肢を強いられて生活することが多い世の中で、Aを選んだ自分もいればB、Cを選んだ自分もいる。決してAを選んだ自分だけが正しいのではなくて、B、Cの選択肢も選んだ自分も可能世界にはいて、そんな可能世界に生きている自分に思いを馳せると、心の底の方から温かい空気が流れてくるような優しい気持ちになる。そんな自分もいてよくて間違いでないと、強く背中を押してもらえた気がした。可能世界って、とてもステキな世界だな… 未来を前向きに捉えられるかけがえのない世界だと強く思う。 私も黒猫ドコカにみたいに、夢渡りをして香奈多や瑚子みたいに虹のしずくを見つけてみたいな。 村上作品の次の作品が楽しみ!!
2投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
続編を先に読んだから私はカナタの方が死んでると思っていたけど、ココも死んでいて…!?え、何これどういうこと!!?確かにカナタとココの出会いはおかしかったな…とぐいぐい読み進めた。生きる世界が違ってもそれを超越するぐらい大好きな人に出会えたことはなんと幸せなことだろう。人はやはり1人では生きていけないね。
0投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログちょっとした違和感を感じつつ読み進めると光が見えてくる、そんな物語だった。 できなかったことやかなわなかったことができた世界。 もしもの世界。 パラレルワールド? 同じ世界で友情を育んだと思っていた2人が実は… ひとりぼっちでいた2人の少女。 その2人が実は周囲の多くの人に助けられ手を差し伸べられていたことを知った時、生きている世界で自分の居場所を見つけて… 救われた気分で読み終えることができた。 ときにはもしもの世界、たらればの世界を考えてみてもいいのかもしれないな。
2投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二つの世界に生きる香奈多(かなた)と瑚子(ここ)。 香奈多が語るパートと、瑚子が語るパートが交互に出てきて物語が進んでいくが、どこかちぐはぐな印象を受ける。 展開するごとに、その謎が判明していくのだが、過去の話の伏線回収と、これからの二人の未来の話のどちらもが温かくてホッとした。 かなしいことがあっても、かなしいだけで終わらせない。そんな決意が二人の中に共通している。 それは香奈多のお母さんの言葉でもある。 「かなしいのは、いっしょにいられたことが幸せだったからなんだって。だからさだからさ、そのかなしいのは、パパが最後にくれたプレゼントなの。すっごく大切にしないといけないものなんだって。」 そして互いの世界に生き続ける二人を繋げたのは一見、意地悪に見える佑実で。 「この世に友だちは一人もいない」と信じきっていた二人が、実は色んな人に見守られているという事実は、とても優しく、勇気づけられる。
0投稿日: 2024.05.13
