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トヨタの子
トヨタの子
吉川英梨/講談社
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総合評価

30件)
3.7
7
11
7
4
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    半分実話、半分ファンタジー、でもかなり実話よりなんじゃないかな 御曹司の成長、生活を学ばせていただきました 日本経済の要の自動車産業のトヨタ、豊田家の章男さん 応援しています!

    0
    投稿日: 2025.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    歴史上の人物がタイムスリップという展開はよく見るけれど、現在生きてる経営者がタイムリープするという展開はちょっと新しいなと思った。伝記のような淡々とした口調で語られるけれど、そういったファンタジーが絡むことで、堅苦しくなく読みやすくなっている。トヨタや車については詳しくなかったけれど、ざーっとトヨタの歴史がわかるところも良かった。今や日本一の大企業であるトヨタにも、数々の苦難があったことが知れた。でも詳しくない故にどこからが創作なのかが分からなかったので、少し調べたいと思う。 ラスト、死んでしまった喜一郎にリープして今までお世話になった人達に挨拶して回る展開は、図らずともウルッと来てしまった。章男元社長のイメージも大変上がったので、各企業はこういうファンタジー伝記小説を出せば良いプロパガンダになると思う。

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    トヨタ自動車創業者の喜一郎と会長の章男の二人を主人公にしたトヨタ自動車一代記。ほぼノンフィクションであろう。苦難を乗り越えてきた様子はトヨタ好きにはたまらない。

    2
    投稿日: 2025.06.19
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    実在の人物をモデルにしてるし、ほぼ史実通り。 でも、フィクションも混じっていて、話のテンポもいいから朝ドラを見てる感じ。 車にとても興味が湧いた。エンジン音やフォルムとかよく見てみよう。 発明って、開発だけしてればいいってもんじゃないんだね。

    1
    投稿日: 2025.05.27
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    YouTubeのお勧めに豊田章男氏のスピーチが流れてきました。とても素敵な人で調べていくうちに「トヨタってどんな会社なんだろ」と興味を持ち、この本を手に取りました。 読む前:失礼ながら、名前以外殆ど知りませんでした。 難しいストーリーなのかなと思っていました。 読んだ後:タイムリープという斬新なファンタジーでした。 織機から始まり車作りに変わっていくワクワク感妖怪アキオ時代の行動はハラハラしました。 そして、現代の章男氏の学生時代〜トヨタ入社後の立場や苦悩や仲間と出会いや別れ、時代の流れによっては読んでいて辛くなったり、やるせ無い気持ちにもなりました。 機械や車種など専門的な部分と登場人物は多いものの、それぞれの人物の心情がとても細やかに伝わってきました。 途中、公聴会や会見などそれらのスピーチではユーモアがあり、時にはありのままの言葉で社員やお客様に訴えている姿が印象的でした。 経営者としての在り方や行動が明確で、「自ら現場に赴き、声を聞く」。会社を立ち上げた先代の気持ちを受け継ぎながら、ニーズを生み出し続ける トヨタ という会社の情熱に感心しました。 ※個人的な感想です。※

    13
    投稿日: 2025.05.09
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    オーディブルにて読了。豊田さんちの物語。ファンタジーな設定(タイムリープをする)で、豊田章男さんがトヨタ自動車創業者の豊田喜一郎さんと関り、お互いに大変な時を支えあったりする。長い話で時間を行き来するのだけど、混乱せずに最後まで聴き終えた。章男さんや喜一郎さんがとても魅力的に書かれている。自分も豊田さんだったら、このファンタジーも楽しめたかもしれないが、ちょっとやりすぎ感もあり、豊田さんではない自分は少々白けた。 反面、トヨタ創業者と子孫の大変さはよく書かれてて、トヨタの子でなくて良かったと思った。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    オーディブルで聴きました。 タイトルから内容が想像できず、軽い気持ちで聴き始めましたが、実在の元社長・豊田章男さんの物語とは思いませんでした。 章男さんがタイムリープして、祖父である創業者・豊田喜一郎さんと出会うという設定。 二人の視点からトヨタの歴史をたどる構成になっています。 タイムリープという仕掛けが、時代考証へのこだわりすぎや堅苦しさをうまく避けていて、発想として面白かったです。 戦争、ジャパンバッシング、アメリカでのリコール騒ぎ、リーマンショック、大震災……。 時代ごとの困難の中で、創業者と現社長がそれぞれの立場で奮闘していたことが描かれていました。 トヨタという会社に対する「順風満帆な優良企業」という印象が少し変わりました。 一方で、リコール対応で現場の判断を章男さんが責める場面には違和感も。 社長だからこそ言える正論も、現場にとってはリスクや制約の中での判断だったはずです。 そのギャップが少し白けてしまいました。 とはいえ、ストーリー仕立てのおかげで、企業史や自動車に詳しくない自分でも最後まで楽しめました。

    6
    投稿日: 2025.04.30
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    吉川英梨さんの描くトヨタ社史?に興味を持ちながらも、 『面白くなかったらいつでも放り出そう』というつもりで、580ページというぶ厚い作品に着手。 経済小説なのか?社史なのか?読み進めると、 ファンタジー・・・?となり、ずいぶん時間がかかったが読破。 正直に言うと、無味・・・でした。

    32
    投稿日: 2025.02.20
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    警察関連の物語が多かった作者が伝記とタイムワープを融合させた。最後の方は時系列が混乱するけど、世界のトヨタの苦闘と成長物語として読ませて貰いました。乗ってるのはスバルやけど笑

    1
    投稿日: 2025.02.08
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    ファンタジー。。。 本の分厚さからもう少し重厚なお仕事小説かと思いきや、早々にファンタジーで、そこに実在の人物が登場するので少々混乱。 期待した、ものづくりにかける先人の思いに触れられるのは良かった。 トヨタの御曹司、持つ者と持たざる者、悩みは遍くあるのだなぁ。

    12
    投稿日: 2024.12.19
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    最初読み始めた時は厚みに萎縮していたが読み始めたら本の世界に引き込まれてあっという間に読み切ってしまった タイムリープと言う手法で祖父と接する章男。 自分もトヨタ車に乗ってはいるがトヨタの歴史など知らなかった詩章男の苦難の人生と共にトヨタの歴史を掻い摘む事ができた。 最後には感動で目頭が熱くなってきた 吉川英梨の作品は海蝶シリーズもそうだが人情物で感情を維持できなくなる トヨタの子も大変いい作品であった またいつか再読してみたい

    9
    投稿日: 2024.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    豊田一族,特に喜一郎と孫の章男の二人を主人公にして,決して出会わないはずの二人を,呪われたエンジンが仲立ちし,章男は喜一郎のいる過去にタイムトラベルする.死体に宿って喜一郎にアドバイスし何度も苦境を救うという,ややこしい展開. 豊田自動車の歴史書でもあり,企業同士のまた社内人事などお仕事小説でもあり,SFでも友情の物語でもある.

    1
    投稿日: 2024.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    う〜ん、、 トヨタ自動車の社史、創業家の苦難に、SFを組み込んでパロディ要素もアクセントに入れたよー!的な??? 「アキオ、タイムリープする!?」 タイトルからしてトヨタ自動車まつわる云々……は予想していたが、まさかのおじいさんの時代へ飛んでった。 ブチブチと走馬灯のように話が飛び交っていく。 第1章の豊田喜一郎 では、幼少期から自動車会社の立ち上げまで。たびたび起こる不思議なこと? それが第2章の章男 でなるほどーと。 華麗なる創業家、と羨望の目でみられる反面、やっかみや怖れで周りの人が距離をおいたり、社内政治でかってに敵が多くなる心理は苦しかった。 現実の話、しかも会長在籍中の豊田章男氏を物語にしちゃう、しかもタイムリープしちゃう、その発想にびっくり!……なんだけど、突飛すぎて気持ちが置いてきぼりに。 世界一を誇る自動車会社になったトヨタだけど、数々の苦難があったな〜(プリウスの問題とか東日本大震災とか) それでもここまで続いて拡大していくのは経営陣が優秀で、社員や下請けでがんばってる裾野までの町工場があってこそ。 タイトル「トヨタの子」はダブルミーニングになっていて、そこを強調したかったのだろうな。 昨今つぎつぎと買収されたり倒れていく日本企業が多いなか、がんばれトヨタ!と思った。 ……てかトヨタが倒れたら日本ホウカイがはじまりそう、、

    18
    投稿日: 2024.10.04
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    580ページもあるフィクション小説。豊田家の明治(豊田喜一郎さん)から令和(豊田章男さん)までの長い長い歴史を堪能させてもらった。「もっといいクルマをつくろうよ」との思いで時代の荒波を乗り越えながらここまでの大企業になった情熱が溢れ出る。 中盤まではタイムリープ(時空移動)の所がなんでや?そのお話いる?と思いながら感情移入できずに途中リタイヤしかけたが、最後まで読了後は心がほんわか、とってもいいお話でした〜! 大企業所以の大変さ、ボンボン御曹司と揶揄されながらのトヨタの車を愛した章男さん、戦時中軍需工場とさせられてトラックばかりを生産しなければならなかったこと、章男さんがテストドライバーとして命懸けのテストをしてきたこと、水素自動車にこだわったことに興味が惹かれました。 題名トヨタの子、は章男さんのことと思っていたが、トヨタに関わる全ての人たちでした。なるほど〜素敵。 ****** 自動車会社で働くということは、車を作る責任と、車が事故を起こすかもしれない責任の両方を担うということ ******

    36
    投稿日: 2024.09.21
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    なんでトヨタ? しかも、めっちゃ社史… おまえに、現会長がタイムリープして過去のいろいろな場面に登場?するという、ぶっ飛んだ設定www なんでこの小説を書こうと思ったんだか?と思って探してみたらありました、インタビュー。 トヨタ自動車創業者、豊田喜一郎生誕130年の節目に刊行された小説で、吉川さんは講談社から執筆を依頼されたとのこと…なるほどね。

    3
    投稿日: 2024.09.19
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    純粋な経済小説を望んでいる方にとっては肩透かしだったのかもしれない…。 でも、私は読んでいて登場人物の熱さに何度も胸打たれました。 苦悩しながらも人生をかけて突き進む躍動感をこんなにも味わえるなんて、とても良かった。

    2
    投稿日: 2024.09.16
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    豊田紡織から始まり豊田自動車を立ち上げた豊田喜一郎から、現在の豊田章男まで続くトヨタ自動車の歴史。 なんだが… オカルトなのかファンタジーなのか、豊田家の人間が自動車造りに悩むと、都合良く死人がアドバイスや勇気を与えてくれる。 「トヨタの子」の表題から経済小説かと思えば、死人が時々に現れるとその度に物語のテンションが下がってさしまった。 斬新な描き方なのかもしれないが、まるで原田マハのような空想小説には少々ガッカリした。

    1
    投稿日: 2024.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    トヨタの成り立ちや戦時中の苦悩など、フィクションと判っていてもリアルでした。 ただ、ここまでSFだとは思ってなくて意外でした。 「トヨタの子」は全員車が好きと言うのが共通点で、特に章男が一番熱かったです。祖父の喜一郎もトヨタの創始者で熱いですが、孫の章男のタイムリープしてまでトヨタを守ろうとする熱意が凄かったです。 喜一郎と章男。同じ志を持ってトヨタを愛した二人だからこそ通じる物があったんだと思います。

    5
    投稿日: 2024.08.31
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    物語として面白く読めた作品。 トヨタの歴史をベースに経済の出来事をリアルに追いながら、リアルでは絶対にありえないフィクション要素でストーリーを構築していく方法はへぇ〜と思った。 もともとトヨタ車及びモリゾウ選手は好きなこともあり、時間をおいて再読しようかなと思える作品でした。ニュル24耐久のところは読んでてちょっとワクワクだった。

    1
    投稿日: 2024.08.25
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    作者が講談社から依頼されたという以上の背景は不明だが、なかなか着手できなかったという作者の苦労が偲ばれる。 創業者喜一郎の孫である章男にタイムリープさせる設定により、よくある企業ものとは違う作品の形が見えたのだろうか。 今でこそ世界一の自動車メーカーとなったトヨタだが、その創業期は厳しいものだった。 戦後本田技研を興した本田宗一郎は名経営者として謳われるが、喜一郎の軌跡もそれに近い。 (自動車修理工から叩き上げた宗一郎と、家業の資産を使えた喜一郎とでは環境は大きく違うが) 純然たる御曹司である章男が社内で味わった孤独感は、本書に書かれたものに近かったのかもしれない。 社長就任直後に米国で起きたトヨタ叩きはリアルタイムて見ていたが、全くの言いがかりでひどいものだった。 自らテストドライバーを務め、「もっといい車を作ろうよ」という章男の言葉が今のトヨタの強さに繋がっているのだろう。 それにしても喜一郎と章男に挟まれた章一郎は影が薄い。

    1
    投稿日: 2024.08.20
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    ただのトヨタの歴史ではなく、タイムトラベルという要素を入れてフィクション仕立てにしてトヨタ社史を面白く読める本だった。 ずっと車はトヨタで、なんとなく応援していたけれど、歴史を知ると感動しました。 大きな時代の流れで生き残ってきた強さを感じました。

    2
    投稿日: 2024.08.20
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    好きな作家の一人・吉川英梨作品だったので、我慢して最後まで読んだが、これは失敗作だろう。ご本人は新機軸と思って上梓されたのだろうが、巷間さまざまなトヨタ関連の本がある中で完全に埋没するし、そこまで新しい視点でもない。何と言っても個人的に好きな吉川作品らしさが全然伝わってこない。軌道修正して元のかたちでご活躍を期待しております。

    1
    投稿日: 2024.08.19
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    2024年 44冊目 戦争を乗り越えトヨタを築き上げた喜一郎と、御曹司というレッテルを常にはられながらも、トヨタを一躍トップ企業まで押し上げた章男にまつわる物語。それぞれの物語は忠実で文献もかなり調べられたことがわかる内容で非常に面白かったが、タイムリープという要素が少しくどかったように思う。ボリュームもなかなかで、読むのにかなり時間がかかった。

    2
    投稿日: 2024.08.10
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    認証不正問題も誰かのせいだ!とする話が流れてきたりするけど、この本を読むと ???って、感じがしますね。 ここ数年のトヨタの車は、確かに昔の車とは大きく異なっているよに感じています。結果が見えるってすごいですね。

    2
    投稿日: 2024.08.08
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    トヨタ自動車創業者である豊田喜一郎とその孫である豊田章男トヨタ自動車現会長。生涯あいまみえることのなかった二人がもし出会っていたら? そんな夢みたいな事をSF設定で解決した話。 命の危機に瀕すると、章男は喜一郎の人生にタイムトラベルし、その時代の人の体に乗り移って喜一郎と接することができる。ちなみに、体ごと時空を移動するのがタイムスリップで、意識のみならタイムリープという、総称がタイムトラベルだそうな。 フィクションとはいえ、実在する人物が数多く登場するし、トヨタ自動車の成り立ちや苦難の歴史は事実に基づいており、喜一郎及び章男の伝記としても読める。 自動車をゼロから作る産みの苦しみ。戦争に翻弄され、家族とみなす従業員を解雇せざるをえなかった喜一郎の無念さはいかばかりか。 “恵まれた御曹司”扱いをされ、“トヨタの子”として苦しむ章男。御曹司として二度見されたり目を逸らされたり、何をやっても揚げ足を取られマスコミから叩かれる。創業家に生を授かって、トントン拍子に出世していったように見える一方で、順風満帆ではない修羅場の連続だったことが伺い知れる。特に社長になって早々に直面する北米市場での大規模リコール問題。組織論を振りかざす社員への章男社長のセリフが印象的。 「自動車会社で働くということは、クルマを作る責任と、クルマが事故を起こすかもしれない責任の両方を担うということなんじゃないのか?」 トヨタ自動車の歴史を学べる点は良いが、タイムリープを繰り返す突飛な設定がストーリーを盛り上げるわけでもなく、エンタメ的には不満の残る内容。

    11
    投稿日: 2024.08.01
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    吉川英梨さんがお書きになったトヨタ社史! アキオ タイムリープ! 読了断念… これきっとトヨタ社員さん全員読まされてる気がする てか休憩室とか社員食堂とかにも置かれてる気がする 「アキオ タイムリープしてるやん笑」とか言われてる気がする ヨシエりさんは謝礼としてトヨタ車をもらっただろうか プリウス クラウン センチュリー!

    29
    投稿日: 2024.07.23
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    トヨタの歴史小説。 豊田章男を男気のあるいい奴に描く、章男礼賛が過ぎるのと、過去にタイムリープするという謎設定がだいぶ点数を下げるが、歴史そのものは面白かった。 章男氏に相当インタビューしたんじゃないかと思うけれどこんな小説恥ずかしくて自分なら悶死する。

    2
    投稿日: 2024.07.22
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    なんとトヨタ自動車Σ(゚Д゚) なんと600頁に迫る長編Σ(゚Д゚) なんとタイムリープΣ(゚Д゚) いやいやヨシエリさんよ、 新機軸が過ぎるだろ! なにをここに来てひと皮剥けようとしとんねん!っていうね しっかーし! ヨシエリさんファンのワタクシとしましては、ただただ応援したい ただただついていきます さらにパワーアップした姿を見せてくれると信じてついていきます やれ昔は好きだったけど今はちょっととか やれ『雀蜂』以降は買ってないとか やれ法廷モノは合ってないとか わーわー言うのは本当のファンと言えるのか!と問いたい 現トヨタ自動車会長の豊田章男氏がタイムリープを繰り返しトヨタ自動車創業者で祖父の豊田章一郎氏の人生の節目節目に現れながら、トヨタ自動車の歴史を振り返るという設定が萎えるとか言うのは本当のファンと言えるのか!と問いたい 実際萎えた えーと、褒めるところ、褒めるところ探そう 非常に読みやすい文体でした あ、でも単にわいがヨシエリさんの文体に慣れ過ぎてるだけかも つかなんでこんなん書いたん?(こんなん言うな) 総合的に判断して★4!(寵愛)

    60
    投稿日: 2024.07.21
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    日本を代表する自動車会社トヨタがタイトルになっている本だったので興味をおぼえて読んでみた。 トヨタ自動車の創業者豊田喜一郎と孫の前社長豊田章男が中心の物語。 実際には章男が生まれる前に喜一郎は他界していて会うことのない2人が、章男が喜一郎の生きている時代にタイムリープすることによって、接点を持つ。 国産車がなかった時代、一から国産車を作り出した喜一郎。トヨタの歴史に触れてすごいと唸らされた。 章男はトヨタが大企業になってから生まれて、御曹司としての苦悩や苦労があった。 喜一郎も章男も周囲の協力があってこそ、現在のトヨタを作り上げたのだなとしみじみ思った。 図書館から借りて、最後返却期限が迫っていたので駆け足で読まざるを得なかったが、読み応えのある小説だった。

    8
    投稿日: 2024.07.15
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    『2024年一番の読み応え!』 自動車産業の立ち上げに心血を注ぐトヨタ創業者一族の物語。第一部は実質的創業者の豊田喜一郎、第二部は現会長の豊田章男が主人公。第三部以降はお互いの物語が交差しながら進んでいく。 ジャンルで言えばトヨタ社の史実に基づく経済小説であるが、存命の財界人を登場させながらフィクションも交えて物語色を強くした稀有な作品と言える。とても詳しく社史を調べた様子が文章から伺えるためノンフィクション作品にもできたと思うが、奇想天外な物語にしたことで登場人物たち人柄がよく描かれ、この作品の最大の魅力となっている。 本作を読めば、今では当たり前の国産車の製造が当時どれだけ高いハードルであったかがわかる。戦下では軍用機に改造できる大型トラックを主製品にして儲けることもできたはずだが、「国民を豊かにするために大衆車を作る」という喜一郎氏の一貫した信念にはとても感動した。現代の”当たり前”が古人の奮励努力で成り立っていることを実感する。 モノづくりに傾倒する情熱にあふれた描写はもちろん、トヨタの子としての葛藤を描いた心理描写もとても読み応えがある。「風立ちぬ」や「下町ロケット」のようなロマンを感じる企業経済作品が好きな方はきっと楽しめるだろう。日本を代表するトヨタグループ創業の歴史をぜひ味わってほしい。

    8
    投稿日: 2024.06.20