
理性と感性
ジェーン・オースティン、パーカー敬子/あさ出版
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総合評価
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powered by ブクログ久しぶりのオースティンの作品。前回の『誇りと偏見』(あさ出版)の装丁と同様、素敵な装丁なので、読みたくなった。 まず題名について。読んだことがない私でも、オースティンの”Sense and Sensibility”は有名な作品なので、名前は知っていた。それで、多くの場合は『分別と多感』という邦題をつけられてきた印象だったのだが、本書は『理性と感性』となっている。原題を見ればわかるのだが、頭韻を踏んでいるのに合わせて、邦題も2つに統一感を持たせようという意図なのだろう。良い試みだなと思った。 次女であるマリアンはオースティンの人生を反映しており、マリアンの悲しい失恋はオースティン自身の実体験を反映していると言われている。一方で、目線は姉のエリナから描かれている描写が多い。 ハッピーエンドではあるが、わかりやすい典型的なハッピーエンドではない。
0投稿日: 2024.09.18
