
総合評価
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powered by ブクログ辻堂ゆめさん、4作目です。 私には丁度よい感じのミステリーで面白いです。もちろん、この作品も面白かったです。 交換日記が小道具(!?)的な役割をしていました。 色んな人の組み合わせで交換日記をします。 入院患者と見舞客 教師と児童 姉と妹 母と息子 加害者と被害者 上司と部下 夫と妻 そして、この交換日記には2人の教師の関わりがあります。でも、始めのうちは2人いるとは分からなかった。 私は「加害者と被害者」の章が好きです。「さすが、先生!」と思ってしまいました。 交換日記 中学生の時に友達としたことがあります。が、クラスの担任教師ともしたことがあります。残念ながら本書のような先生ではなくて、返された日記に書かれた言葉に傷ついて、二度と悩みを相談するのはよそうと思った記憶があります。 まぁ、担任教師は一生懸命に考えてくれたのでしょうがಠ_ಠ
35投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ予想がつかない展開がとても面白かった。 特に、最終的にそこまでの話の伏線が回収されるところが本当に気持ちよかった。 交換日記はやったことないけど、自分の日々のことを日記に書き込むことを習慣にしている。今は海外出張中で少しサボってしまっているが。 日記を書くと、その1日が無駄にならない感覚がある。何かしら良いこともあれば、その先に繋がる良い出来事がある。ただ、頭の中で考えていてもすぐに忘れてしまう。だから、書き留めて、振り返って、日々色んなことに取り組んでいく必要がある。 自分に子供ができたら、やってみたいと思った。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ2025/10/17 あの日の交換日記 辻堂ゆめさん 良かった こんな良い人が居るんだなぁー こんな先生に出会えたら幸せだなぁー 交換日記。 そこに秘められた、 驚きの真実と感動とは? 読んで味わってほしい作品でした。
3投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログ「女教師は、ベッドに横たわったまま、 一心不乱に文字を書いている。彼女は思う。 文章とは、無限大だ。紙の上では、何にだってなれる」 —プロローグより スマホやSNS、PCメールで言葉を交わすのが当たり前になった今、手書きの文章は時代遅れと感じる人もいるかもしれません。 気が向いた時だけ、気軽に送れる言葉。もし面倒になれば、すぐに辞められる。そんな便利さの中で、すっかり姿を消してしまいました。けれど、物語は、そんな “古くて不便”な手段にこそ、心を通わせる力があることを教えてくれます。 本作は七話で構成されており、それぞれ異なる関係性の二人が交換日記を通じて対話を重ねます。 交換日記という静かな舞台が置かれ、そこに綴られる言葉が、時に優しく、時に鋭く、相手の心に触れていきます。最終話で全てが繋がる構成には、静かな驚きと深い感動があります。 字の上手さではなく、心の温度が宿ります。 けれど、駆け引きのない言葉の遣り取りに、真実が滲み出る。人はどこまで本音を伝えられるのか。 そして、言葉はどこまで人を救えるのか。 そんな一冊でした。 読書は楽しい。
33投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログ交換日記を巡る7編の連作短編ミステリ。 学校で、自宅で、職場で、病院で… ノートの上だからこそ、語れる本音がある。 手書きだからこそ、見えてくる真実がある。 面白い。読了後思わず唸ってしまうほどに面白い。 各章毎に緻密な仕掛けが散りばめられており、拾い集めた小さな違和感の正体に気付いた時の衝撃たるや…各章が少しずつ繋がり、最後に完璧な一本の線となる。散りばめられた伏線と回収、「パズルの最後の1ピースがはまる感じ」を味わえる再読必須の一冊。
26投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログ図書館で借りて読んだけど、手元に置いておきたいかもと思うほど、好きな1冊。 そして、初めて読む作家さんだったけど、ぜひ別の作品も読みたい。 7組の交換日記を軸に物語が進む。 私自身が小学校時代、めちゃくちゃ交換日記が流行って、私も何人もの友だちとやったなー、片思いしてた男の子にもお願いして、交換日記やってもらったんだよなーなんて懐かしい思い出も蘇ってきた。 交換日記って不思議だよね。 話せないことも素直に書ける。このお話の中でも、交換日記には外からは見えない一面がたくさん綴られてる。それを覗かせてもらってるような不思議なかんかくと、その背景が分かった時に温かい気持ちになったり、悲しくなったり。 そして最後まで読むと壮大な伏線回収が。 そことそこが、そうなっていたのか!と。 カテゴリとしてはミステリーなんだろうけど、人間ドラマとも取れるし、日常を切り取ったものとも取れるし、何度も繰り返し読みたい本かも。 辻堂ゆめさんの他の作品もぜひ読みたい
12投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログひとつひとつの物語に伏線があって謎解きを楽しめるだけでなく、その物語が一つに繋がっていく面白さを味わうことができる。
2投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ「トリカゴ」を読んで作者のファンになり今回2作目。それとはまったく作風が異なるがどちらも素晴らしい。 7編からなる連作だが、時系列を考えながらこの先生はいつの??などと勝手に考えながら読み進めていった。 最後まで読み、今までの流れがストンと落ちた感じ。 各章ごとに細かなトリックのような仕掛けも施されていて、それもまた楽しめた要因のひとつ。
32投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログずっと気になっていた作者さん、ようやく初読み。 色々な関係の二人の間でやり取りされる「交換日記」を題材にした7つのお話。 いずれもが、日記に書かれた内容の裏側にある心情が巧みに描かれ、最後には「ああ、そうだったのか」「いやあ、そう来たか」という、心地良いしてやられた感がある。 タネを明かされては温かい気持ちになったり、切なくなったり、驚いたり、中には今ひとつ腑に落ちなかったりもあったが、お話ひとつひとつが楽しめる(それぞれちょっと違和感がある進み方をするので、それに気づけばタネが割れるように思うのだが、私が途中で解けたのは第2話だけだった)。 最終話まで読み終わってみれば、これまでの話の時系列や登場人物の相関がきれいに収束してお見事でした。
56投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ連作短編集。全ての話がつながって、「良い話だったな」と思える本。 ミステリーとしては初歩かなぁ。各話のミステリーも、全体のミステリーも、ミステリー読書の経験があれば割とすぐ分かるんじゃないかなぁ。 その分、ミステリーを読まない人にも勧めやすい本だと思う。
3投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み進めると、パズルのピースが1つずつはまって全体像が見えてくる、というところにミステリーさがあって面白かった。 お話ひとつひとつの内容も胸を打つ。交換日記は小学生の頃に友達としていたし、宿題でも日記があって、先生からのコメントがあったなぁ…と思い出せた。想像もしやすいし、懐かしい雰囲気を楽しみながら、そして他者の日記を覗かせてもらっている気持ちでドキドキしながら読んだ。 字を書くこと、文章を書くことをしたくなるお話だと思った!人の字はその人の思いが詰まっていて、面白い。
5投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログほんタメの視聴者のおすすめ本紹介で取り上げられていて気になったので読んだ 小気味良いテンポと読み味で面白かった。短編の特性を活かしたどんでん返しも面白く、読書を始めたての人にも自信を持ってオススメできる一冊。
1投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ個人的に好きじゃない、複雑さだったかな、、、。 それぞれはすごくいい話なのに、時間軸とかつながりとかがなんか、入り組んでて想像できなくて、ちょっとうーん、ってなってしまった。 関係図欲しい。切実に。 そしたら違う、、かも。 交換日記の中に出てくる、先生の言葉遣いとか言葉選びはとても素敵で、真似したいなあって思える感じはあったから良かったかな〜。 思ってたんと違うって難しいなぁ、、、。
1投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログいいんだけど、何か物足りない。 昔流行った交換日記を先生と生徒のやりとりを一つひとつの短編としながらも、全体で一つのストーリーとする物語。 私は歳を取って、感受性が失われつつあるのかな。いいんだけど、もう一つグッとくるものがなかった。そんな感じです。
8投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ辻堂ゆめさんの作品は「トリカゴ」に続き2作目でした。 こちらは短編連作でしたが、ほのぼのしたり、驚いたり、感動したりで素敵なストーリーでした。 交換日記をこっそり見てしまったようで、ちょっとドキドキ感もありですが。 文字に起こすことで、なかなか言いにくいことも書くことが出来るし、嘘をつくことも出来ます。だけど読み手のことを考えるとどこまで書いていいのか、本当に自分の気持ちが伝わっているのかなど考えます。 7話それぞれの個性が出ていて読み応えがありました。 お薦めです!
12投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログ文章を書くことで、自分の気持ちがわかったり、整理出来たりする事がよくわかるお話たち。あたたかくて、それぞれのお話が伏線となって、最後には感動的でした。こんな先生たちであふれたら、学校も楽しくなるんだろうな。
1投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログ心が温まるいい作品でした。 スタバでのんびり読んでいたにも関わらず何度もウルっときてしまいました。 今の子は交換日記なんてしないかもだけど、交換日記ドンピシャな世代なので、何だか懐かしくもなりました。
2投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ読者の思い込みをうまく利用した、小さな驚きがちりばめられた、やさしい物語。 小学校の先生を中心に、交換日記を通じて紡がれる7つの連作短編集。 入院患者と見舞客、教師と児童、姉と妹、母と息子、加害者と被害者、上司と部下、夫と妻——。 それぞれが思い思いに綴る心のキャッチボールには、喜怒哀楽のさまざまな感情が込められていて、それだけでも十分に読み応えがある。 けれど、一話ごとに物語が積み重なるたび、やがてすべてが一つの大きな物語へとつながっていく緻密な構成に気づき、ラストには深い感動が待っていた。 誰かにそっと勧めたくなる、素晴らしい一冊。
28投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ2025/04/06〜04/09 『君といた日の続き』についで辻堂ゆめ作品2作目の読了。 こんなにも次に来る文章(手紙)がどんなものなのか気になった作品はありません。 実際に話すのに比べて素直になれる手紙の持つパワーを改めて実感し、また、素敵な先生に出会いたくなりました。 手紙にはお約束があり縛られているようにも思えるが、こちらの発想を優に上回る設定で何度も感嘆しました。特にさくらとすみれの交換日記は圧巻でした。「この人(辻堂さん)、天才すぎる」と、言った回数は数えられません笑 フォントは明朝体であるという固定観念に縛られていたため、明朝体以外が出てきた時は驚いたし、フォントで登場人物の文字の特徴だったり、性格が表れていたりして、技術的な工夫も素晴らしかった。 読み進めるにつれて、「ん?どこかで見たような」と思うようになり、ある点を中心に繋がり始めてハッとさせられます。これもミステリなんでしょうかね。わからないですがとても心温まる読了感たっぷりの作品でした。すっかり辻堂ゆめ先生のファンになってしまいました! 闘病中の生徒とその先生で行なっていた交換日記。交換日記はその生徒を勇気づけ、人と人の心を結ぶように。
11投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログ母と息子、加害者と被害者、上司と部下が好きかな。「かな」と付けたのは… ちょっとした違和感が回収されてすっきりして、感想書く前に他の方のレビューを覗いてみた。 なるほどー…言われてみれば確かにモヤる。 そういえば私も捨てる所そこなの?とは思った。 何を書くかは自由か…それを言い出すと何でもありになってしまうなぁ。
16投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ交換日記を使った文章ミステリー。 読み始めは、単なる交換日記だと思ってしまうけれど、立場や時事が異なる人たちによる交換日記が続いてるいくうちに、あれ?と思い始め……。 独特な構成になっているのを感じます。 気になっている作家さんだったので、別の作品も読んでみたい。
4投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログとんでもなく好みの本です。表題通り交換日記が主役。7話の短編で、6話の壮大な伏線と最後に怒涛の回収という爽快な展開。1話毎でも綺麗にまとめられているため、余計に最終章を読んだ時は揺さぶられる。
87投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログ丁寧に物語を紐解いていってくれたのでとても読みやすかった。 しかし丁寧で優しい物語だが引っ掛る所はしっかり引っ掛かった。
3投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログ一風かわった?連作短編集。自分の思い込みに、はっとさせられ、見落としていた文章が多々あることに気づかされる。ちょっと悔しい。 内容は、7つの交換日記が先生と生徒、姉妹、夫婦、上司部下、加害者と被害者で行われる。不穏な始まりも多かったけど、最後は心がほんわか温かい感じなのでそこは安心して読めます。
9投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ保育者が日々のいろいろを考える時によんで欲しい本 教育・保育論集で図書館が紹介した本です。 ーーーーーーーーーーー 宮代キャンパス 配架場所コード:2F:文学 分類記号:913.6 著者記号:Tu ーーーーーーーーーーー
1投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログこういうのもミステリーというんですね。 短編かと思ったら全ての話が繋がっている! 読み終わったけどまた最初から読み直したい作品。
2投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ交換日記を中心に話が進んで行きます。何人かの交換日記を書いている人がつながっていく交換日記の力。そこだけには書ける本当の気持ちがありました。
2投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ1話1話、話が完結しながらも、小さな心の引っ掛かりが少しずつ積み重なっていき、それが最後の7話目で全部スッキリと謎解きができた。ただ自分のこうだろうなという予想は、いい意味で裏切られ、とても読み応えのある小説だった。 心温まる、でもちょっぴり切ないお話だった。
9投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログ7つの交換日記を読み進めていく。ちゃんと、繋がってる。期待しながら読み進め、知らず知らずに没入。おもしろい。登場人物に、しっかり共感できる。 小学校のとき、交換日記してた。あれはどこにいったかな。何を書いてたかな?懐かしい気持ちにもなった。
3投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログお見事でした! 各章でしかけを見破ろうとしたのですが、ことごとく引っかかりました。 途中で、あれ?この人は…とか、あれ?この名前は?とヒントになりそうなところには気付くのですが、完全にはわからずそういうことか〜の連続でした。 それでも、交換日記を通して書き手の心が整理されたり、満たされたりしていく過程を味わえるのはとてもよかったです。 初めましての作家さん。 ちがう作品も読んでみたいと思いました。
46投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ入院患者と見舞客 入院している小学生の女の子を見舞う担任の先生。 この先生はクラスで交換日記を勧めていて、この入院中の小学生とも交換日記を始める。 教師と児童 クラスの女子が書いてきた日記。 彼女には大嫌いな女子生徒がいて、その生徒を殺したいという。 姉と妹 双子の姉と妹。 双子だけれど性格は違い、最近はお互いを嫌っているようだ。 そこで姉妹で交換日記を始めた。 母と息子 発達障害の息子を持って優しく見守りたいと思う母親だったが、時には苛立ちが募る。 息子と交換日記を始めてみたが、息子が書く日常はトラブルを招きそうなことばかり。 そしてある日、息子の日記に書かれた「先生がお母さんだったらよかったのに」という文章に愕然とする。 加害者と被害者 青年が働く会社に、幼馴染の女性が後輩として入社した。 二人が小学生の時に青年が発した言葉で二人の関係が終わって、それ以来の再会だった。 ほかに「加害者と被害者」「夫と妻」の七編の短編集
4投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編連作集。小さなどんでん返しが何度も楽しめました。 叙述トリックを使ったミステリが詰まっている、と思うのですが……。 私は、真実がわかって「よかったね」の気持ちになれる、優しくてミステリには分類したくない小説に感じました。 「交換日記」をキーに使った文章が優しい物語でした。 先に書いたように、どのお話も交換日記を書いている2人の悩みと思いやりに満ちていて、どんでん返しで更に温かな気持ちになれるところがお気に入りです。
5投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冒頭の女教師がベッドに横になり、文字を書いている描写。そこからストーリーが始まっているものだから女教師と教え子や関わった人物との交換日記が各章で描かれてると思って読んでいた。 しかし、先生の名前や登場人物の名前が伏せてあったり、担当の学年がバラバラだったり、一見先生と関わりがないエピソードだったり。中々繋がりが見えてこない。 最後まで読み切った時にあぁ〜そう言う事だったのかと思わず声が出てしまう作品でした。新たな作家さんとの出会いに感謝です!
47投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ辻堂ゆめさんは『君といた日の続き』に続き2作目。 “辻堂ミステリーの最高傑作であり真骨頂”なんて書かれてたら自ずと期待値が上がるもんですね。 さてさて本作は懐かしの交換日記がテーマの短編集 7つのバラエティに富んだ短編は全て関連性があり、ミステリー要素が盛り込まれている。 其々独立したお話として読んでも楽しめるのだが、話を進める毎に徐々に謎解き要素が深まってくるので、2倍の面白さがあった。 表紙に描かれた時計やら、チラホラと点在する伏線も分かり易く読み手を惹きつける。 いやぁ、しかしこんな素敵な先生は現実には居ない。 しかもこの文章ボリュームで生徒一人一人と交換日記をしていたら朝になるだろう。 おいおい、これじゃあ労働基準法に抵触しまくるんじゃないか。笑 とはいえ、一つ一つの言葉を丁寧に選び、手書きの文字で想いを伝えることの大切さを改めて気付かせてくれるような一面もあった。 交換日記に垣間見る文章表現の敢えての拙さと、リアリティの低さに何度か中弛みしかけたが、第7話まで読み終えた時には、抜かり無く伏線回収をしている作者の几帳面な真面目さを感じた。個人的には、もう少し肩の力を抜いた遊びの部分が欲しいと感じる作品だった。
35投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ交換日記を軸に凄くあたたかなお話しで進んでいったら後半どんどん繋がっていった! 頭の中で、考えていくのが面白かった!
10投稿日: 2024.10.25
powered by ブクログ短編連作の構成が素晴らしくて感激。 そして登場人物もそうだけど、 「謎」が優しい(簡単、という意味ではなくて) あの話とこのエピソードが繋がるから、この時のあの人は、こっちのこの人ってこと⁈と、頭の中が推理で大渋滞を起こしつつ、読了。 楽しかった。満足感のある読後感でした。
2投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログ交換日記が題材の短編集のような長編。 色々な物語あり時間軸も異なるが、予想通り全て繋がるのでスッキリ。 ただ、ミステリーな感じはあまりなくて私の読みが浅かったのかもしれません。 とはいえ、物語的には面白かったです。 昔、友達と交換日記してた頃を思い出しました。
23投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログちょうど一年ぶりの辻堂ゆめさんの作品。 各章が交換日記をキーにつながっている。 話が進むにつれて、誰と誰がどんな関係だったかと、読み返すと、あぁ!なるほど、ここで繋がりがあったんだと納得。 途中、何だか不穏な雰囲気になり…どうなるんだろうと先が気になり、一気に読んでしまいました。 いい意味で裏切られた感じで、それでいて最後には心温まる感じが良かったです。
6投稿日: 2024.09.12
powered by ブクログ違うお話が入っていると思っていたら、実はつながりがあって…。それぞれ色々なことを抱えながら生きているのだなと改めて感じた。その時の気持ちを書き残しておくことって素敵だな。
1投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログうまいなあ、と思った。 タイトルにある「あの日の」というのがポイント。 時間を超えてつながる連作短編だった。 先生と生徒、息子と母親、夫婦など、色々な関係の二人の交換日記。 アクアマリンのペンダントが欲しくなった。
21投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログ辻堂さんの作品初読みでしたが。 文中の7話がラストで綺麗に繋がるし、先入観を見事に覆されるしで圧巻でした! 文字だからこそ通じる想いって、きっとありますよね。
12投稿日: 2024.08.24
powered by ブクログそれぞれ誰かと誰かの交換日記のやりとりをベースとし、相互につながりのある7話で構成される一種のミステリ小説。 個々の話についてはすぐにオチがわかってしまったものもあったが、全体を通して散りばめられた伏線が最終話で回収される様は見事だった。最終話を除けば、個々の話としては、「第五話 加害者と被害者」と「第六話 上司と部下」が驚かされたし、心に残った。 本書を読んでいて、小学生の頃、交換日記をしていたことが思い起こされた。SNS全盛の時代だが、手書きでの交換日記のようなものも良いものだなと思わされた。
2投稿日: 2024.08.10
powered by ブクログただの連作短篇集ではなかった。 でも、そうかなぁ? 帯や解説で強調されているミステリのジャンルに入れなくてもよいんでは⁈ 心温まるエピソードと仕掛けが詰まった物語♡ 交換日記は小学生の頃、数人グループでやってた。ワクワク感とちょっと背徳感…内緒話が多かった記憶。 本書の7話は、1対1の交換日記で綴られている。登場人物たちは心の内を伝える手段を、手書きにすることで、自分自身が整っていく。ステキな先生のアクアマリンのネックレス、私も探したい!
15投稿日: 2024.08.07
powered by ブクログ時系列が途中でバクる。全ては繋がって行く。読みやすかったけど、あっさりしてて可もなく不可もなくって感想。
1投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
七つの短編集だが少しずつ関係性が繋がっている描写は驚きもあり楽しく読めた。 手書きの日記はパソコンの字とは違い個性が味わえる。そして時間もかかるため、相手を考えている時間がそれだけ長いことは素敵だと思った。 先生の素晴らしいコミュニケーションツール、意思が次世代へと継承され、関わった人達が人生を豊かにしている様子は感動した。
1投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ昔中学生の頃、交換日記したことあったなと思って懐かしく読んだ。短編小説が少しずつ繋がっていて面白い。
18投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログ入院患者と見舞客/教師と児童/姉と妹/母と息子/ 加害者と被害者/上司と部下/夫と妻 七組の間で交わされる七冊の交換日記 それぞれの関係や想いがそれぞれの日記から浮かんでくる いろんな想いを読みながら、あれっ?と思ったりひょっとして?と思ったり、良い時でした
4投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ読み進めるたびに、張り巡らされた伏線の回収に驚き、ページを戻ることが増える! えっ?えっ!と声が出る展開だった。 交換日記、懐かしい。 小学生の頃にクラスメイトや近所の年上の女の子たちとやっていたことを思い出した。 そのうちの一人が、書き終わった交換日記を他の子にあげるという行動をしていたことを、ザワザワした気持ちとともに思い出してしまった。 これはルール違反。
18投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログ交換日記で繋ぐ物語 入院患者と見舞い客 教師と児童 姉と妹 母と息子 加害者と被害者 上司と部下 夫と妻 全てが1つに繋がった時 爽快感が生まれる 意外性もあって 作者の頭のよさを感じられる 辻堂ゆめさん、読むのは2作品目 好きかもしれない 他の作品も読みたくなった
13投稿日: 2024.06.23
powered by ブクログSNSなどでのやりとりがメインの昨今、交換日記をしたことのある子はいるんだろうか。 私が小中学生の頃はまだ交換日記があちこちで交わされていた気がする。中学生の頃は担任の先生と生活記録ノートのようなもののやりとりがあってその中に日記を書く場所があった気がする。これは交換日記ではないけれど、ちょっと似ているかもしれない。 交換日記そのものに懐かしさを感じながら読んだ。 入院患者と見舞客、教師と児童、姉と妹、母と息子、加害者と被害者、上司と部下、夫と妻、7つの交換日記を絡めた連作短編集。読んでいくうちに隠された事実に気づき、驚かされる。 どの日記にもちょっとした隠された事実があって、読み終わっては息をつく感じ。 7つ読み終わった後にはパズルのピースがカチッとはまった気がした。 読後感の良い小説。
1投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ辻堂ゆめさんの作品を読むのは2作目だった。 評価がよかったので、読んでみたがとても面白かった。交換日記のやりとりの中でストーリーが展開していくところ、色んなところに伏線が散りばめられていて、最終章できっと全て繋がるのかな?とわくわくしながら最後まで一気に読めた。 自身も手紙やメッセージを書いたりすることが好きな方なので、最後の「もしかすると、交換日記というのは、ペンや鉛筆を使うことが少なくなった現代にこそ、真価を発揮するものなのかもしれません。」という言葉にグッときた。
1投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログhttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO81391180U4A610C2MY6000/
0投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログ一つ一つの物語は短編なんだけれど、実は繋がって大きな物語になっている系の作品が大好きなのです!!読み進めていくうちに鍵が一つ一つ開いていくような感覚でした。辻堂さんの作品は初めてで、解説を読むと他にも面白そうな作品が多くありそうなので、読んでみたい!!読み終わった後にもう一度最初から読みたくなる。そんな一冊です!!
4投稿日: 2024.06.14
powered by ブクログ十の輪をくぐる、を積読中。 辻堂ゆめ作品初読み(ウォーミングアップ?)にこの作品選びました。 軽いランニングのつもりでいたのに完走後の満足感、予想以上! 単純にリレー式に伏線回収じゃないのね。 巧いわ。 さぁ次は長編、十の輪をくぐるのスタートだ
1投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログ・物語の構成が巧みで人に勧めたくなる ・登場人物の描写がスムーズで没入感あり ・優しさが溢れるミステリー作品
1投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログ最後の章でいろんな伏線が回収されておもしろかった〜!短編だけど全部が繋がってるこういう系の小説だあいすき!辻堂ゆめさん初でしたが他も気になるな〜
1投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログ辻堂先生作品8冊目です。最初は、本屋さんの、た行のつの並びで手にしたのが、きっかけでした。温かい、やさしい作品でありながら、謎もたくさん。重症の中毒になりました。
31投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ交換日記をネタに7章からなる連作短編集。 それぞれ独立して読んでもハッと思わせる展開で楽しめるんですが最後の章で繋がって全容がわかる仕掛けが秀逸でした。 お見事って思って解説を読むとその他に読者自身が説きあかさなければいけない謎があるようなことを臭わせていて、額面通り受け取るとゾワゾワしてきました。 交換日記の7つの約束事に巧妙な魔法呪文の封印が練りこんであるような感じがするんです。 入れ替わってるんですよね。人や時系列が。 錯覚することが多いし作中出てくる「マチコの森」ってケーキ屋さん気になるし 坂田先生と井上先生 さくらとすみれ 愛美って井上先生であってる!? 愛美の夫って葉山礼二なんだよね この葉山礼二って無茶違和感あるんですよね。 何かもっと大きな謎がありそうで・・・ モヤモヤする コンビニのごみ箱に交換日記捨てるとか 言ってるし、 事故当時わざわざ酒飲んだ友人に車出しさせるとか 普通は飲んでない人に運転替わるでしょ? 情は厚そうなのに 社会常識欠落してるとこが無茶気になる 星4つなんだけど読了後 モヤモヤが増えちゃったから星3つです。 ああ、わかんないもう1度読んでみよっと
97投稿日: 2024.05.09
powered by ブクログ辻堂ゆめさんの作品は 読みたい、読みたいと思いつつ機会がなく… 初読みには『あの日の交換日記』を選びました。 懐かしの「交換日記」 私も経験がありますよ~ ちょっと甘酸っぱい思い出です。 『あの日の交換日記』では 交換日記をする7組の関係が最初から明かされていているのに 読み進めていくと「あれ?」「えっ⁉」 そうだったの… ミステリですから ネタバレはかけないのが残念ですが 楽しめて、ちょっとじーんとする一冊でした。 辻堂さんの他の作品も読んでみましょう。 いつのことだったか覚えていませんが 辻堂さんが「クイズ あなたは小学5年生より賢いの?」に出演されているのを見ました。 辻堂さんは東京大学出身で、 学生時代に作家デビュー、卒業時には東京大学総長賞を受賞されたそうです。 このクイズ番組では10問正解して100万円を獲得。 次の1問を正解したら賞金は300万円、不正解なら0円。 辻堂さんはチャレンジせず、100万円を獲得されました。 確か、使い道を決めておられて 潔い決断がすごいわ、と思った記憶があります。
19投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログ正直いうと、辻村深月先生の構成とトリックに似てます。パクリだ!とかではなく似てる作品は面白いので、辻堂先生を発見できてよかったと思っています。違う作品を読むのが楽しみです。
3投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直に言って拍子抜けしました。 『辻堂ミステリーの最高傑作であり真骨頂』とまで書いてあるので期待しすぎましたね。 短編として途中までは楽しく読めていましたが、引っ張った割に予想の域を脱しない展開が続き退屈に感じた。 登場人物達の先生への入れ込み方が異様に感じて鼻白らんでしまい、おそらくの感動ポイントも冷めた目で通り過ぎてしまった。 タイトルも素敵だし、交換日記という題材も興味をひかれたので『辻堂ミステリーの最高傑作であり真骨頂』という帯(?)さえなければもっと楽しめていたんじゃないかな。
31投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最っ高‼️でした‼️ 書店での入荷をずっと待っていてやっとゲットできて1日で読みきりました。 最近読んだ本の中で個人的に上位にランクインしてます☆ 全てが繋がった時、、、もう胸がいっぱいになりました。 交換日記、、、。私も大切な人としたいな。 とても読みやすく文章も綺麗で、心が暖まる作品です。 みなさん良かったら読んでみてください。
7投稿日: 2024.04.22
powered by ブクログ連作短編7篇 全体を通して時系列の仕掛けがあり、それぞれの話の中にも仕掛けがある。そして交換日記のお約束もきちんと処理されていて、最後に綱がってすっきりの読後感。 私は「母と息子」のタイムリバース作戦にこだわる晃太のいじらしさが心に残った。
1投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初の辻堂作品 心温まる読みやすいミステリーでした。 こてこてのミステリー好きとしては、少し軽過ぎでしたがよく出来ているなぁという感想。 7編すべてが1人による妄想という予想を初め立ててましたが、違いました〜 1編ずつは分かりやすい内容でしたが、そことそこが繋がるのか!という驚きがあった部分もありました。
1投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログ『答えは市役所3階に』好きだから間違いなく好きな作品になった。 新作も楽しみだし昔のも読んでみようと思います。 なるほどが止まらなかった笑
1投稿日: 2024.04.17
powered by ブクログ初めての作家さん。 帯に〝辻堂ミステリの真骨頂〟とありましたが、こちらも謎解きミステリになるのかな? 交換日記から生まれるどんでん返しがテイストとなった心温まる7つの物語。 長い黒髪に膝丈のフワリとしたスカートが素敵なみんなの憧れの先生。 交換日記という少しスリリングなコミニュケーションを私たちアナログ世代の元女の子は、もしかすると経験した人は少なくないような気がする。私はある笑 言葉では伝えきれないことでも文章にすると言える。それは確かにあって、私の場合は今でもコミニュケーションとしてはかなり有効で、ただ、その媒体が紙から電子へと移行してはいる。 手書きというルールの中で生まれる、交換日記ならではのトリック。 ・長期入院を余儀なくされた少女と教師の心温まる物語(入院患者と見舞客) ・先生、聞いて。私は人殺しになります(教師と児童) ・性格の違う双子の姉妹は交換日記の中で激しく言い争う(姉と妹) ・ASDというこだわりの強い息子。息子の提案ではじめた交換日記に母は振り回されて(母と息子) ・飲酒運転で交通事故を起こしてしまった青年と被害者女性の交流(被害者と加害者) 他… 1つひとつのストーリーの中にある小さな違和感が紐解かれたとき「嗚呼」となんとも言えないため息が漏れた。 辻堂ゆめさんの他の作品も是非読んでみたい。 今年の10冊目
14投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログ辻堂ゆめさん初読みでした。 新刊に積まれていたので、『日記』と名のつくものが好きで何気なく買ったら大当たり。 グロくない、誰も死なないミステリーが存在し、こんなに面白く伏線回収できるとは。(事故で亡くなった、という回想はあります) グロいのが苦手だけど謎に触れたい人はぜひ!
1投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログ辻堂ゆめさん初読みでしたがめちゃくちゃ面白くて驚きました こんなトリックがあるなんて!誰も殺されないのに、まんまと騙されたミステリーで震えます 徐々に真相がわかっていくうちに鳥肌が立ちっぱなしでした すっかり辻堂作品にハマってしまい今月発売の新刊予約しちゃいました 連続短編なので一つのお話が終わるたびに騙されて、次こそはトリックを暴いてやると意気込み読み進めるもまた騙されてしまいます 読後はミステリーなのに癒されますよ
11投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログ辻堂さん作品は『十の輪をくぐる』しか知りませんでしたが、本作も同じ2020年の刊行で、27歳での作品、恐るべし! その才能に驚かされます。 日常の謎や書簡小説等は、他の作家さんも手がけており、幾つか思い当たります。でも本作は出色の作品に思えました。読み始めと読後の印象が(よい意味で)だいぶ変わります。 様々な関係の2人が紡ぐ「交換日記」をモチーフにした7篇の連作短編集です。ネタバレや匂わせを避けつつ、感心したことを何点か挙げます。 7篇それぞれの、誰かと誰かの関係性が変化に富み、豊かにストーリーに反映されていること。 各編に設定された小さな疑問と驚きが、次第に振り幅と引き込みが大きくなり、魅力的なこと。 秘密めいた交換日記に散りばめられた、鮮やかな仕掛けと繊細な心理描写が優れていること。 文章の筋道の緻密さ、日記表現を意図したであろう温かい言葉を入念に選び、練られていること。 これら全てが、最終章の驚愕の真相に繫がり、感動の収束に結びつくこと。等々‥ 日常的に、人と人との気持ちがすれ違う経験は誰しも思い当たります。何かがきっかけで最後に分かり合えたら素晴らしいですね。 本作では交換日記がそのきっかけでしたが、どこかで自分の心の内をさらけ出すことも、時に必要かもしれません。SNSじゃ無理ですかね? 熟考せず簡単に話し言葉で書き込みますもんねぇ‥。 せめてブクログのレビューは、嘘・偽りのない心の声を記したいです。誰かを傷つけない程度に‥
81投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
辻堂ゆめさんの作品は初見でした。 交換日記にまつわる短編連作ですが、そう繋がっているのかーと驚きでした。 とても読みやすかったです。
4投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログ交換日記を軸に話しがすすむ、7作からなる連作短編。 先生と病気で入院中の小学生、双子や親子など。キレイに登場人物が繋がっていきます。
13投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日記が題材の作品にありがちな「過去の罪の告白」ないし「告発」みたいなものに寄らず、交換日記を軸にして登場人物どうしが心を近づけていく様子と、綺麗に配置されたミステリ要素がとても良かった。
3投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ嘘、殺人予告、そして告白……。大切な人のため綴った交換日記に秘められた真実とは? 気鋭の若手ミステリ作家が紡ぐ謎と感動!〈解説〉市川憂人
1投稿日: 2024.03.22
powered by ブクログ辻堂さんの本は4冊目。ほとんど予備知識なしで読んだのがよかったのか、これまでで一番面白かった。教師と児童、姉と妹などそれぞれの交換日記に隠された真実に〝そうだったのか!〟と驚かされること7度。第1話で心を鷲掴みにされ、最後のエピソードで全て繋がったときの爽快感がたまらない。冒頭で示される「お約束」の仕掛けにも唸らされた。これからも注目していきたい作家さん、近日刊行予定の新作「二人目の私が夜歩く」も非常に楽しみ。
14投稿日: 2024.03.19
