●2025年5月26日、東京大学・書籍部にあった。セッションで寄った日。 どういう人が読むのだろう？

発達段階の理論 - 発達段階の定義: - クライアントの思考や行動がどのように発達していくかを示す段階。 - 各段階は、個人の認知的・感情的な能力の成熟度を反映。 - 各発達段階の特徴: - 段階2（道具主義段階）: 他者を道具として扱う傾向が強い。自己中心的な考え方。 - 段階3（他者依存段階）: 他者の期待に依存し、自己イメージが他者からの評価によって形成される。 - 段階4（自己著述段階）: 自分の価値観を自ら構築し、独立した思考が可能になる。 - 段階5（自己認識段階）: 自己の価値観を内省し、他者の価値観を理解し受け入れる能力が高まる。 コーチングにおける傾聴 - 傾聴の重要性: - クライアントが述べる内容とその背景を理解するためには、発話内容と発話構造を区別することが求められる。 - 発達段階に応じた傾聴技術が必要であり、特に発達段階4以上の意識構造が求められる。 - 具体的な傾聴技術: - クライアントの思考の流れを妨げないようにするため、質問はオープンエンドにし、解釈や助言を避ける。 - クライアントの発言を理解し、適切な仮説を立てることで、発達段階を特定する。 発達段階のバランス - コンサルタントとクライアントの関係: - コンサルタントの発達段階がクライアントよりも低い場合、クライアントの成長を妨げる可能性がある。 - 発達段階のバランスを保つことが重要であり、倫理的観点からも適切なコーチングが求められる。 インタビューの実践 - 発達測定インタビューの方法: - インタビューでは、クライアントの発言から意味構築の傾向を抽出し、発達段階を評価する。 - 仮説を立て、実際の発言と照らし合わせながら、発達段階を特定していくプロセスが重要。 - インタビュー中の注意点: - クライアントの思考を活性化させる質問を行い、意識の重心を把握することが求められる。 - クライアントの発言に基づく柔軟な対応が必要。

実務的な本であるため、概念の理解や新しい発見は私にとっては少なかった。 コーチにとっては役立つ本なのかもしれない。

うーん。個人的には新発見は少なかった。 海外で出されたタイミングで日本でも販売されていたら、劇的な発見が多かったと思う。 なんだか今まで言われている発達理論にコーチングのテーマを入れたようなもの。