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カワイソウ、って言ってあげよっかw
カワイソウ、って言ってあげよっかw
夏原エヰジ/講談社
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総合評価

52件)
3.8
8
24
19
1
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確かにこれは後味は悪い靄持たする終わり方だった。 でも考えさせられることもありつつ、良かった。 樹の言葉で刺さった言葉がいくつかあるけれど、全部共感は出来なかったな。恩人である葵に執着というか依存していた部分もあって妄信している部分もあるのだろうかと思ったら、葵の分析もしていたし、そういう訳でもなさそう。余計に共感できなかったけれど、ストーリーとしては面白かった。 我慢するな、わがままになれというようなことを言っていたが、全てそれに該当する訳では無いんだよな...。 このセリフ好き。 「石橋を叩いて叩いて、ヒビがないか調べてはまた叩いて、渡るか渡らないかを迷っているうちに、人生は終わってしまう。」

    0
    投稿日: 2025.08.19
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    カワイソウ、って言ってあげよっかw 夏原エヰジさん おもしろかった。 生きづらさ。 自分はカワイソウ。 自分より相手の方がカワイソウ。 内容がコワイ。 でも、読み続けてしまう。 イアミス。 読んでみて、感想を聞きたい。 おススメ。

    0
    投稿日: 2025.06.23
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    嫌な人間、不幸になる人間、貶める人間… そんな人しか出てこなくて非常に面白い!! イヤミスラバーとして最高の読み心地でした。 「生きづらい」と嘆いて消えていく友人たち… それを心配している風に装って、馬鹿にしている友人たち… 都合の悪いことは忘れて傷を舐め合う友人たち… 女こわいね~分かる分かる 大人数女性グループなんて何歳になっても碌なもんじゃないよね と思ってたらまさかのしっかりした殺人事件。 後半で犯人は分かるけど…それにしても言い分にはなるほどなぁと。 「生きづらい」なんて言うもんじゃないなと思った。 人間のドロドロ汚い感情が好きならおすすめ!!

    0
    投稿日: 2025.05.18
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    面白かった。人間は大抵の人が、相手に対してカワイソウって思いながら人のことを見下したり、自分は相手よりは優れていると思いたいものなんだなぁと 樹の罪が分かりやすすぎて読めてしまったのが少し残念やから星4で

    0
    投稿日: 2025.05.10
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    仲良し5人組の女友達が個々に抱える生きづらさによって失踪、傷害事件、自殺…と次々と不幸な目にあっていく。 生きづらさを語る人ほど「生きづらさモドキ」なのでは… 暇人だからコンプレックスを抱えや嫉妬等余計なことを考え、生きづらさを振りかざすのだろうか… 心抉られる現代ならではのミステリーでした。

    1
    投稿日: 2025.05.09
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    生きづらいと思ったことはないかも。 それぞれの話はあーそうなんだと共感出来るところもあったけどな。まぁ自己中といえばそれまで。 ただ、こんなに相手を見下したり嫉妬したりしてる女たちが何年も女子会なんて続かないでしょーとは思った。嫌な相手となんか会わなきゃいいのにな。

    0
    投稿日: 2025.04.17
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    生きづらさを抱える女性五人を取り上げたお話です。様々な生きづらさがありますが、中でも自分は「繊細さん」の章に共感しました。相手を気遣いすぎてしまう人で、平凡な自分にコンプレックスを感じています。自分も不必要に相手を気にしてしまうところがあるので、話が進むにつれて図星をつかれたような感覚でドキドキしていました。文中ではそれぞれ自分の抱える生きづらさを「それでも頑張って生きている自分に酔っているだけ」と表現していましたが、私はそれでもいいのではないかと読み進めていく中で感じました。どんな形であれど、自分を愛せているのなら良いと思います。

    1
    投稿日: 2025.03.09
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    タイトルからは想像できなかった内容だった、読みやすくて面白かった。女同士はやはり表面上仲良くみえてもやはり怖いものだなと。自分自信も生きづらさを感じて頑張って生きてる自分に酔っているだけなのかもとハッとさせられた

    1
    投稿日: 2025.01.22
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    わかる〜って共感しまくった 完全に私はカワイソウっていってほしい側の人間なんだろうな 自分って卑怯なやつだととことん自覚した本だった

    0
    投稿日: 2025.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「本当に大切なのは何かに責任転換することでも他者の承認を得ることでもなくて、生きづらさにもがく自分を、自分自身でありのまま認めてやることなのに…。」 生きづらさについてとても考えさせられた。

    1
    投稿日: 2024.12.25
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    ぬるりと始まってズブズブと底無し沼にはまりこむ感覚。 生きづらい人たちがだんだんと本音を現す。 都合5人(とあと幾人か)の生きづらい人が描かれるが、配分の違いはあれど、どの生きづらさも現代は誰もが持っているのかもしれない。 ラストは、そうきたか! 余韻というか余波が残る作品。

    1
    投稿日: 2024.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいって「この人が犯人かな」と思いつつ、読み進めていったけれど、犯人は意外な人物で(違う人物で)驚いた…。 「世の中は生きづらい生きづらい」と、もがいている登場人物だらけだけれど、本当に生きづらい世の中なのだろうか、? 「生きづらい」と言っているだけで自分を正当化しているだけなのではないだろうか。この本にはそれぞれ違った性格や環境を持つ登場人物が出てきて、それでも共通するものがそれぞれの「生きづらさ」に行き着く。 そんな登場人物たちが次々亡くなったり過ちを犯したり自殺したり…していき、、、 読みやすく書かれているので、夢中になって2日で読んでしまった!読書苦手な方でも比較的読みやすい方なのでオススメかも。でも後味が悪いので、そこにはお気をつけてください、、!

    1
    投稿日: 2024.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「この世の中が生きづらい・・・生きづらい中で必死に頑張ってる私・・・もがいてる私・・・かわいそうな私・・・」 肯定して欲しいんですか? あなたみたいに苦しい思いをしている人はたくさんいるのに、自分だけは特別って思ってるんですか? カワイソウって言ってあげましょうかw 世の中に対して生きづらいと感じている5人に焦点を当てた5編から成る小説。 各章のタイトルは下記の通り 1,「繊細さん」の生きづらさ 2,「バリキャリ」の生きづらさ 3,「専業主婦」の生きづらさ 4,「インフルエンサー」の生きづらさ 5,「生きづらさを見つめる人」の生きづらさ 自分や周りに当てはまる人はいるかもしれない。 そういう人たちに寄り添う本なのかと思いきや全然違う。 「生きづらい」って結局なんなのか? 思ったように物事が運ばないこのなのか。 本当の自分を偽って周りの期待する人物を演じることなのか。 周りの反応に敏感になってしまって本音が言えないことなのか。 みんな大なり小なり「生きづらさ」は抱えている。 だからと言って「生きづらい」ことを盾にして怠けたり動かないことの言い訳にしたって仕方ない。 その生きづらさはあなたが勝手に虫眼鏡で拡大しているだけかもしれない。 「生きづらさ」を見つめることで、他のことから目を逸らしたいだけかもしれない。 それって生きづらさを抱えた自分、それでも頑張ってる自分に酔ってるだけじゃん。 その人たちが抱えている「生きづらい原因」を取り除いても、別の生きづらい原因を見つけてまた言う。「生きづらい」と。なぜならそれが心地よいから。何かのせいにしてるのが一番楽だから。 本当に生きづらいと感じているのならごめん。 でも「生きづらい」と感じてる自分に酔ってるんだったら、カワイソウって言ってあげるよw

    0
    投稿日: 2024.11.16
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    初読み作家さん。カテゴリ的にはイヤミスになるのかな?最後まで何が起こるか予測できず、一気読みでした。繊細さん?、バリキャリ、子持ち主婦、インフルエンサー、成功した漫画家、それぞれの生きづらさは、今の時代を上手く切り取っていた。 普段、多用されている生きづらさという言葉の正体が掘り下げられていた。ヒマだから生きづらさを感じるんだよという主張に一定の共感はできるけど、バサっと切り捨てることは私はできず、かといって彼女たちに共感できるわけでもなく、モヤモヤが残った。

    1
    投稿日: 2024.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーとしては少し捻りが少なく、生きづらさを自称している登場人物が不運な目に遭うのが、少しやりすぎに感じてしまって、読後感が悪かった。

    0
    投稿日: 2024.11.10
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    ※ “生きづらさ”とは… 繊細さんの生きづらさ バリキャリの生きづらさ 専業主婦の生きづらさ インフルエンサーの生きづらさ 漫画家の生きづらさ 漠然と感じている“生きづらさ”を 立場も環境も異なる4人の登場人物を通して、 人の表の顔と裏の顔、仲間内にも見せない本音や 心の暗い部分を見せつけ考えさせられる。 決して安易に口にしているつもりはなくても 生きづらいと言葉にしてしまうことに躊躇いを 感じずにはいられなくなる物語。 生きづらさってなんだろう、 なぜ生きづらいと感じるんだろう、 痛いほどに鋭く突きつけられた気がします。

    10
    投稿日: 2024.11.07
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    かわいそう、って言ってあげようかは、感情や人間関係を深く掘り下げた作品です。あらすじとしては、主人公が周囲の人々との交流を通じて、理解や共感の大切さを学んでいく過程が描かれています。彼女は、他人の痛みや喜びに寄り添うことで、自分の成長や自己理解を深めることになる。

    0
    投稿日: 2024.10.19
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    表紙がこういった女の子のイラストの本、流行りなのか増えてるなと思ってた。なのでこの本作もそういう表紙なのかなと思いつつ、憚られながらも(なんか表紙のイラスト感じ悪……)って思っていた訳だが、読み終わるともしかしてわざとなのかなと思えてくる。改めて見ると絶妙な表情をしているなぁ。中表紙の表情違いもなかなか……。 登場人物と同世代なので全員それぞれにうっすら共感して、うっすら嫌悪感も感じる。面白かったです。

    7
    投稿日: 2024.10.04
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    最近よく聞く『生きづらい人々』をテーマに 書かれたイヤミスでした。 私自身もHSPなのかなと思う節がある どちらかというと不器用な生き方をしている方で。。。 しかし、この本は 『世の中生きづらいよねー、辛いよねー、 かわいそうだねー』と慰めてくれるようなものでは全くないです(笑) グサグサと刺さるところが多々あります。 『生きづらい世の中』に胡座をかかず、変えていく努力も大事ですね。

    1
    投稿日: 2024.09.30
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    生きづらさに焦点を当てた作品。 結構心にグサリ、ときたなあ。まるで自分のことを言われているかのようで…。自分をカワイソウって思うことはそんなに悪いことなのだろうか。 可哀想、生きづらい、と思うこと自体のおかげである意味生きやすくなっているのであればそれはそれで良い気がする。 そんなに復讐に至った理由にも共感できず。当たり前だけど、そんなことで殺しちゃダメでしょうとミステリーが好きなのにつっこんでしまったり。でも読みやすく面白くはあった。

    25
    投稿日: 2024.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに一気読みしました。生きづらさをテーマにした現代的な小説かと思ったらそうじゃない。ある意味ミステリー?途中「こっわ…」と声が出てしまいました。 若者と接することが多い職業なので、昭和生まれの根性論で生きてきた私は、現代人(特に若者)は生きづらさを抱えている人多いな〜なんて思っていたので、いやいや、「生きづらさモドキ」もいるのね、と新しい考え方が生まれました。みんな結局自分が大好きw

    8
    投稿日: 2024.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の数ページで急に激辛になる それまではいろんなパターンで生きづらい人を描いていて今どきの社会性というか、読者に寄り添う系なのかと思っていたら急に痛烈なメッセージでビビった もっとも印象的だったのは「暇だから生きづらさを感じる」という点 たしかにマンモス飼ってた頃や戦争してた時はそんなこと考える余裕はなかっただろうし、物や情報が溢れてる現代ならではので悩みなのかな。

    1
    投稿日: 2024.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初は自分ごと化できない物語続きで共感できなかったけど、ラストスパートが自分のこと言われていて恥ずかしくなった。 生きづらいとは感じたことないけど、他力本願だったり環境のせいにしたりカワイソウな自分に酔っていたりするし、虚栄心も大きくなりがちだから自分のこういうところ痛いな、受け入れたいなって思えた。 でも一方で、リンはこういう気持ちが微塵もなく、偉そうに言える立場なのかなとも思った。 (物語の役割上しょうがなくはあるが) できた人間なんてそうそういなくって、みんなどこかではこういう不完全さ、恥ずかしさも持ち合わせているんじゃないかな? だから、考えすぎたり、無駄に揚げ足取りすぎたりするのも違うんだろうなって思った。

    1
    投稿日: 2024.08.02
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    生きづらさがテーマのイヤミス。 ミステリーは弱めでイヤの要素が強かった。 仲良しな女同士の嫌な感じと暴力描写。怖かった。ゾワゾワした。

    13
    投稿日: 2024.07.20
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    タイトルの“w”。 「コレ、めっちゃ大事。絶対に必要。」 って勝手に思ってる。 大事よね? ☆第一章 「繊細さん」の生きづらさ ☆第二章 「バリキャリ」の生きづらさ ☆第三章 「専業主婦」の生きづらさ ☆第四章 「インフルエンサー」の生きづらさ ☆第五章 「生きづらさを見つめる人」の生きづらさ

    2
    投稿日: 2024.07.13
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    ほぼいっきよみ、引き込まれました。 5人の其々の表と裏。友達だと装いながらの本音。 生きづらい可哀想な私 本当の私 皆わかってくれない わかってほしい 私の気持を満たしてほしい。  私がこんなに苦しいのは、貴方や世の中のせい。人せいにして正当化する。モドキは、暇人、といいきる。 其々の気持ちの中に寛容な理解を示しつつ、自身にも宿る同じ様な感情に気づき、ハッとする。

    3
    投稿日: 2024.07.10
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    この歳になると、昔話に花を咲かせている瞬間が一番楽しく感じる。それはもしかしたら、「今」が楽しくないことの裏返しかもしれない。 「そうやって人一倍プライド高いくせに頼られるのは重荷だとか、本当は甘えだいのにとか文句ばっか言ってさ。デキる女に見られてばかりは嫌、でもその辺の女と一緒にされるのも嫌、みたいな。わたしをバリキャリの型にはめないで、本当は弱いところもあるんだから…みたいな?はは、めんどくさすぎ」 「かまってちゃん」ならぬ、「わかってちゃん」。 響也くんはわたしを、そう呼んだ。 わたしは、親子だからというだけでわたしに負担を強いる子どもたちを、うっとうしいとしか思っていなかった。ただ、あの子たちがいることでわたしの居場所が確固たるものになっていたから、それなりにお世話してあげた。愛しているふりをしてあげた。それも今となってはぶち壊されちゃったから、煌斗と選斗がこの先どうなろうが、知ったことじゃないけどね。 母親失格?そうね。でも、わたしはそういう人間なの。何かいけない? 《変えられるものを変える勇気を 変えられないものを受け入れる冷静さを そして両者を識別する知恵を与えたまえ》 「みんなもっと、自分の感情をさらけ出せばよかったんだよ。言い換えるなら、もっとわがままになればよかった」 いい人でいなくちゃいけない。 周りが期待する自分でいなくちゃいけない。 世間の「普通」に合わせなくちゃいけない。 そうじこんで必要以上に我慢し続けるから、煮詰まって、苦しくなって、ふとした拍子にすべてが瓦解してしまう。 「けれど我慢するってことは、心を殺すことと一緒でしょう?そうじゃなくて、自分自身の心の声にちゃんと耳を傾けて、自分が本当に言いたいこと、やりたいことに忠実であるべきだと思うんだ。周りの声なんて参考程度に聞いておけばそれで充分。だって誰かのために我慢しても、その誰かがわたしたちの人生に責任を持ってくれるわけじゃないもの。そもそもこんな生きづらい世の中になったのは他でもない社会のせいなんだから、人の道さえ外れなければ、みんなもっと自分勝手になってもいいんだよ。愛に乏しい世の中だからこそ、せめて自分のことは思いきり愛してあげなくちゃ」 「そうやって自分をラベリングして、ああ何てかわいそうなわたし、って思っては自己陶酔してたんでしょ?オナニーみたいにさ。でも、あんたは違う。本当の繊細さんっていうのは自己肯定感が低くて、自分に期待できない人のことをいうんだ」 「当ててあげようか?自分なんて社会に必要ない存在だと嘆いてはいても、あんたは腹の底じゃ自分こそが選ばれた人間、特別な何かになれる存在だと考えてるんだ。つまりは自己肯定感が低いわけでも他人を気遣ってるわけでもなくて、ただ自分をよく見せたいだけ。虚栄心の塊といってもいい。そんな人が繊細さんを自称するなんて、図々しいとは思わない?」 「本当に大切なのは何かに責任転嫁することでも他者の承認を得ることでもなくて、生きづらさにもがく自分を、自分自身で、ありのまま認めてやることなのに…。何はともあれ、俺はこの五人をカワイソウだとは思いません」

    1
    投稿日: 2024.07.04
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    非常に面白かった。 生きづらいと思うことについての考えが広がった。 やはり人は時間と余裕があると逆にマイナスの方向に思考が巡っていくのかと思う。 4日間で読み終えた。 久々に熱中できた本。 ただ犯人と動機は微妙だった。

    1
    投稿日: 2024.06.27
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    タイトルに惹かれてずっと気になっていて、読む前に期待しすぎてしまい、普通くらいの面白さだった。でも読みやすかった。 5人の女性がそれぞれ全く違う性格で、全く違う生活をしているけれど、みんな「生きづらい」と言っている。それぞれの苦悩に、少しずつ共感するところがあった。 最後は、簡単に「生きづらい」という言葉を使わないようにしようと思った。

    2
    投稿日: 2024.06.07
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    「カワイソウ」「w」からの勝手な印象で、サブカルかな?若い子向けかな?と思っていました。それでもなんとなく気になって、あらすじも全く求めずに読み始めたらびっくり。おもしろい! 大学時代からの女友達5人の関係。心理描写がとても生々しい。自分を見透かされているような気持ちになりました。 私、40歳を過ぎたパート従業員です。 同世代の友人にも薦めたい。

    1
    投稿日: 2024.06.04
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    仲良し5人組の各々が語る生きづらさは、カワイソウって言ってあげよっかw、という皮肉が言い得て妙だと思った。 それぞれに腹黒いところもあるけど、ここまでの復讐をされるほどのことかな。 心理描写は好みだった。

    4
    投稿日: 2024.05.28
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    負の力に引き込まれそうになり、2章を読み終えたところで読むことをやめようかと考えたが、少しミステリー要素もあり気になったので読了まで行きついた。 ミステリー作品としては複雑性はなかったが、様々な視点で人物をとらえられており、考え深い作品でした。

    6
    投稿日: 2024.05.19
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    誰かが抱えている困難や理不尽に寄り添っているのか、嘲っているのかどちらにも取れるように感じました 登場人物それぞれの感じ方を書くことで自己認識と他者の目の違いを描いている 1番幸せな人、1番不幸な人はいない。個人にとっては自分から見える世界が全てで、人の数だけ世界の見え方がある 読む人によって好き嫌いがわかれるかも

    3
    投稿日: 2024.05.16
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    共感できる所もあったけど、こんな世界があるのか!と驚く所もあり、先が気になりのめり込んでしまいました。サスペンス要素もあるけど、実際にありそうなラインだったのでぞくっとしました。 自分の仲のいい友達が物語に登場する主人公のような感情を抱いていたら...と考えましたが、すぐにそれはないかなと思えたので、いまある関係性をこれからも大事にしていきたいと思いました。

    1
    投稿日: 2024.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    連作短編かと思っていたらミステリータッチの復讐劇。大学卒業後も続く5人の友情と元は6人だった1人の自殺の過去。それぞれの人生の生きづらさを嘆きあう5人に忍び寄る影。心理描写が巧みで引き込まれて一気読み。 盗作はあんまりだと思ったけれどそれ以外はそんなことでと感じ、犯人の異常性が際立っていた。

    1
    投稿日: 2024.05.08
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    おもろかったー! こんながっつりミステリーや思ってなかったからびっくり いろいろある中で結局、“生きづらさは暇やから”っていやそんなシンプルな答えあるかい!思った笑まあ核心ついてるんやろけど

    1
    投稿日: 2024.05.02
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    『本当に大切なのは何かに責任転嫁することでも他者の承認を得ることでもなくて、生きづらさにもがく自分を、自分自身で、ありのまま認めてやることなのに』

    1
    投稿日: 2024.04.30
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    5人全員の「生きづらさ」と、それぞれの傲慢さと自己愛の高さが、そのまま自分のことを言われているようで辛かった。身につまされるというか…。彼女たちの不幸を自分も喰らいそうと思って震えた。自分の嫌なところをむき出しにされた感じ。 テンポの良いミステリーでとても面白い!先を読み進めたくなる構成も最高!

    6
    投稿日: 2024.04.19
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    最高だった。 時間を忘れて一気読み。 大学時代からの仲良し5人組。 30歳になった彼女達の女子会は一見楽しそうだが、心の中では嫌悪や嫉妬などのドス黒い感情が渦巻いている。 「繊細さん」「バリキャリ」「専業主婦」「インフルエンサー」「漫画家」 それぞれが置かれた環境の中で生きづらさを訴えている。 繊細なテーマに、ミステリ要素が合わさり、エッジが効いた文章で先へ先へと読まされる。 彼女達に次々襲い掛かる魔の手。 この復讐の動機は一体? 合間に挟まれる犯人と神父の語りが核心を突いて来る。 これからは迂闊に生きづらいなんて言えない。

    2
    投稿日: 2024.04.19
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    思ってたのとは違う展開だったけど、まぁ面白かった。 生きづらいって確かに軽く言っちゃってるかもな。 でも他人から見れば些細なことでも、本人には耐えられないってことあると思うし。 ただそれを振り翳して悲劇のヒロイン気取ったら終わりだよね。 そんな人が多い世の中だろう。自分も含めてw

    0
    投稿日: 2024.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生きづらいなって思うことは悪いことじゃないし、実際私自身も思うときがある。でも、その生きづらさを他人や社会のせいにしたってどうにもならない。変えられるのは自分自身だけだから。 私って生きづらいな、じゃあ私はそんな自分を変えたいのだろうか、どうすればいいのだろうか、どう生きていきたいのだろうかって考えるのが大事なんだと思う。 ただ、本当に他人や社会が生きづらくさせている人もいるのが難しいところ。 物語はとてもおもしろくて、先の展開が気になって読む手が止まらなかった。でも、復讐の動機が少し引っかかったな。樹に関してはまだわかるけど、他の4人は…それほど凛にとって葵が大切だったってことだろうけど。

    1
    投稿日: 2024.04.04
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    読み終わってまず思ったのは5人ってそんなに悪いことしたのかな?ってこと。みんな傲慢なところはあるけど(盗作はさすがに最悪) 、あれくらいなら誰でもあるんじゃないかなぁって。 今はLGBTへの理解も強まって、すんなり受け入れる人も多いと思う。けどあまり馴染みがなくて唐突で驚いただろうし、受け入れてもらえない反応はカミングアウトする側も想定しておく方がいい。すごくすごく勇気をだして話したのだと思うけど サスペンスとしてはすごく面白かったです。ハッとする名言も多かったし、生きづらさは暇から来るものっていうのは本当にその通り。しかし、そうした生きづらさを抱える現代人を題材にする時、その人たちを責めすぎたり罰しすぎたりするのはナンセンスだと個人的には思う。5人も、周囲の人と調和を取りながら自分とは何なんだって必死に考えて生きてるから。自分かわいそうって思わないとやってられない、そういった自己陶酔がストレス解消とだったりもするし。もちろん生きづらいんだよわかってよ!!って他人に期待しすぎる人はもっと成長すべきだけど 樹の「心穏やかで過ごせてるなら平凡でも良いのにね」って言葉から、生きづらさは感じるその本人が人生を勝手に複雑に難しくしてるだけなんだなって感じた。人との関わりを通してじわじわそういうことに5人が気づけるような、温かい世界線での展開が気になります笑

    3
    投稿日: 2024.04.03
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    女性の生きづらさをテーマにした話なのかと思って読んだら、1話の終わりで「え?」ってなった。 まさかのミステリ! すごく面白かった!

    6
    投稿日: 2024.04.01
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    とても読みやすく最後にハッとなる展開も含まれていて、サスペンスとしても現代社会の描写としても面白い本だった。 ただ、生きづらさの定義については、現代に生きる人間の不安や不満は人それぞれ価値観や感じ方に差があるので、些細なことで辛さを感じても、それを受け入れてあげて欲しいとも思った。

    2
    投稿日: 2024.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生きづらいってなんだろう 私も生きづらいって思ってた でも、生きづらいもどきだった。 暇人なだけだった。 5人それぞれが感じていた生きづらさ 全くタイプが違うのに それぞれに共感できた 生きづらいって、ただ自分がうまく生きられない言い訳にしたかっただけ。 ちょうどいい言い訳だったんだ。 一人づつ消えていくというミステリーも とても惹き込まれた。 最後の神父さんとの会話 あれは死刑に向かう時ということかな とにかく、これからは生きづらいって思うのやめようと思う。

    3
    投稿日: 2024.03.25
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    お前の「生きづらい」はホンモノか??? 「生きづらい」って言って、生きやすくなろうとしてるだけじゃないのか?

    3
    投稿日: 2024.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代における生きづらさをそれぞれ違う生い立ち、環境で表現している作品。ミステリーな要素も相まってとても面白かった。 最後に犯人が語っていたこと全部にとても共感してしまう。特に本当の繊細さんについて。 〜本当の繊細さんは、自己肯定感が低くて、自分に期待しない人。自らを繊細さんと言っている人は、自己肯定感が低いわけでも、他人に気を遣っているわけでもなく、ただ自分をよく見せたいだけ。〜 いるよなあ〜こういう人。と笑ってしまった。 女の辛辣な部分が共感出来た作品であった。納得の⭐️5つ。

    3
    投稿日: 2024.03.20
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    全ての現象に名前が付き、ラベリングされる昨今をよく表した話。 ミステリーベースでいろんなラベリングの登場人物にフォーカスが当たるので面白い。 最後の10ページくらいに、自分の言いたいことが詰まっててスッキリした。

    5
    投稿日: 2024.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生きづらさを抱えている人へ もっとわがままになればいい これはとても共感した。 真に生きづらさを抱えている人へは 救いになりうる答え だけど“生きづらいモドキ”は答えにはならない なぜなら 最初から、ないものねだりで自己愛に溺れた わがままな人間だから

    7
    投稿日: 2024.03.14
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    今を生きる女性たちの『生きづらさ』だけかと思ったら、ミステリー要素もあり、とても楽しめました。 女性たちの生きづらさは共感する部分も多く、この物語がどう展開するのか楽しみで読む手が止まらなかった。 ミステリーならではの伏線もおもしろい。 最後に繋がった瞬間思わず「すごい!おもしろい!」と、声が出てしまいました。 ミステリー好きも生きづらさを感じてる人にもオススメの1冊です。 でも、生きづらさを感じる人が読のは覚悟がいるかもしれません。共感や友達の本心部分が見えてしまうので… そして、最後まで読んでみて『カワイソウ、って言ってあげよっかw』の『w』はとても重要だと感じました。 嘲笑う感じの『w』ではないだろうか…と想像してしまいました。

    6
    投稿日: 2024.03.13
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    5人の大学同級の仲良し女子におこる『生きずらさ』の行く末。「今の時代ホント生きずらいよね」といいながら実は「自分が一番かわいそうなんだよね。こんな中生きるのは」と腹では『他の子は』と腹黒く思ってるイヤミス。と言うかこんな状況を『エゴミス』と言うみたい。1人目以降ドンドンイヤミス度が増していくスリルがあり目が離せなかった。表紙の子の子って!!その泣き顔は!!なるほど! タイトルもいい!!

    9
    投稿日: 2024.03.12
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    「生きづらい世の中だね」なんて会話を最近よく聞くけれど、あなたの「生きづらさ」は本物? 繊細さん、バリキャリ、専業主婦…そういうわかりやすい「生きづらい」グループに自分を当てはめて、「自分が一番かわいそう」と思い込んでいるだけなのでは? そんな核心を突くような、オブラートをあえて破るような問題提起を孕んだ本。 挑発するようなタイトルから始まり、5人の仲良しグループの女性たちの、裏の姿が晒される過程が恐ろしくて、でも目が離せなくて、一気読みでした。 特に繊細さんと専業主婦の章は、性格の一致や子育て中という境遇の一致から、他人事としては読めなくて、すごくゾッとした。 久しぶりに読んだイヤミス、考えさせられたし面白いし、満腹です。

    1
    投稿日: 2024.02.28