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保守の旅路
保守の旅路
伊吹文明、望月公一/中央公論新社
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総合評価

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    衆院議長、財務大臣、文科大臣、自民党幹事長、志帥会会長等を歴任した伊吹文明の回顧録。大蔵官僚時代に渡辺美智雄大蔵大臣の知遇を得て衆院議員となり、渡辺側近として長く仕えたため渡辺から政治家として多くのことを学んだと述べている。 大蔵官僚出身らしく財政規律を重んじ、かつての党税調には批判を恐れず財政規律を守ろうとする税制に通じた政治家がいたが、今はそのような政治家がいないことを嘆いていた。また、エドマンド・バークをしばしば引用し、保守とは何かについて語っており、自他共に認める保守政治家だが、自身が保守であることへの矜持を感じた。 衆議院議長としては、国会の国権の最高機関としての権威をいかに守るかに腐心していた。議長就任時に先輩政治家から「前尾繁三郎、保利茂、灘尾弘吉の議長時代を勉強しておくといい」と言われたらしく、いずれも名議長として名を残した人達だが、未だに名前が出るのかと驚いた。 憲法改正の内容については賛同できない部分はあったが、見識を持った立派な保守政治家だったという印象を受けた。

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    投稿日: 2025.01.05
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    「聞き手」が聞いて、編集されているからだろう、極めて読みやすい。 当事者の中からの印象と外からの印象は違うのが当然なので、ここは丸呑みでは無く、合わせて判断したい点も多々ある<金丸氏の印象など また、自民党同士で争う不毛な中選挙区制への評価も、当事者とは異なっても仕方ない。 昔の自民党税調を懐かしむ記述があるが、これはパイが拡大する時代と現在のギャップを感じた。 「新聞各社の主張と対立する政策が議論されるときには、なぜか与党のスキャンダル報道があり」という一文には、本邦の自称マスコミは、昔から変わらねえなあと思いました。 驚いたのは、伊吹先生が「医療保険の自己負担」に若手議員として携わっていたことです。 そんなに最近なのかと!医療保険が自己負担無しに成立していたとか、驚き以外の何者でもありませんでした。また、最近各政党がこぞって教育費の無償化を訴えてますが、自己負担無しの教育という考え方も、おぞましいものだと思います。 なお、 伊吹さんほどの人でも、大蔵官僚としての刷り込みは強く、「財政率重視」「東日本大震災の震災復興を現役世代だけでまかなう愚策の肯定」「円高=国の評価が高まった=善」という発想なのには驚きました。(それとも、世代的な物か??)

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    投稿日: 2024.11.02
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    政治家人生37年。長年にわたり活躍してきた「保守政治家」の人生から、戦中戦後の社会と政治、保守政治の歩みと思想を綴る

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    投稿日: 2024.03.22