
総合評価
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powered by ブクログhttps://www.kodansha.co.jp/book/products/0000383946
0投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ独身未婚中年男性の自分(ゲイ寄りのアロマンティックでアセクシャルではない)が読んでみました。 今の中高生には、読んで欲しいかも、という本でした。 「ありのままでいいんだよ」ということで「そっか」と思えて受け入れて前向きになれればそれでいいんです。 一方で、例えば自分がいわゆるブ男だけど、イケメンになりたいと思っていて、それが受け入れられなければ、いくら周りに「おまえのままでいいんだよ」と言われても、納得はできないでしょう。(ヘテロ男性の場合は、「あなた素敵」と言ってくれる女性が自分の意中の人であって結婚できれば、だいたいどんな状況でも生きていける単純な生き物ですが) なので、「ありのままでいいんだよ」と言われても、結局みんな、「あなたイケメン!」と言われたいんですよ(笑)。 外面で言えば、自分などはいわゆる痩せ型でそれがコンプレックスだったので、褒めているつもりの「スレンダー」で傷つくことが結構ありました。 がゆえに、今の日本社会はかえって人を褒めにくくなったんでしょうね。 自分がそれを「ありがとう」と言えなかったことも、褒めにくい日本社会形成に貢献してしまったのですね(苦笑)。 自分などは、「男の幸せは妻子を持つことにある」という考え方を強烈に内面化してしまい、独身が「普通」になった現代日本で、本当だったら生きやすいはずなのに、かえって生きづらくなってしまいました(形として目に見える「結婚」という制度は、一方で独身男性に「選ばれなかった男」という烙印を押すものになったため)。 インターネットによる可視化も結構罪深いものはあったのかもしれません。 自分は死ぬまでに何とか、その内面化した「男の幸せ」観から自分を解放できるといんですけど・・・。
0投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現実の友人関係に悩んだり、SNSでの交流に疲れたりしていたとき、図書館で何となく手に取った本。 読んでみると、かつてしんどい思いをしていたときの気持ちを振り返る良いきっかけとなった。また、SNSでの交流から距離を置いた今だからこそ、理解できた部分もあった。 「スマホでの連絡の頻度や、自らの連絡への返信の早さは、自身の優先順位や受け入れのていどの目安になります」(p139-p140) は、友人同士とLINEしたときの自分はそんな気持ちになっていたなと思った。 「「形から入る友だち」関係では、対立や意見の衝突は「よい」関係をおびやかす不安要素でしかありません。(中略)悪いものを回避し、よい空気を維持して友だち関係を保とうとする」(p100) 「リアルでもSNSでも、過剰に「みんな」に没入してしまうと、「みんな」の中に入る代わりに、本当の自己を押しつぶす現象が起きます。」(p147-p148) は、SNSで積極的に交流していたときは、こんな風に考えていたから段々辛くなったのかもと気づくことができた。 繋がりすぎることで自分が辛い思いをしないようにしようと、気持ちを改めたきっかけとなる一冊だった。
0投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ図書館新刊コーナーより。 友だちだけじゃないけど、いろいろしんどい&めんどいので読んでみた。 今の人間関係は、まず目的別の役割「〇〇友」があって、そこに人をはめていく感じ。 でも、最初にリアルな「場」があって、そこで顔を合わせて関係を育む方が良いという本。 「知り合い」で、振り返ってみたら「友だち」だった。という関係がよいとのこと。 学生の頃仲良かった人たちって、どこかに溜まってたなぁ。 学校のつながりだったら、誰かの部屋だった。 バイト先だったら、そのまま職場だった。 「〇〇するから何時にね」という約束ではなく、ヒマだから学校終わったら行く、みたいな。 そして、そこにいる人にちょっかい出してた。 思い出補正なのか。 それとも、社会の変化なのだろうか。
0投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1:私たちが「友だちがしんどい」と感じるワケ 2:今日からできる人付き合いのコツ 3:時代とともに変わる「友だち」のかたち 4:現代になって生まれた新しい「友だち」のかたち 5:SNSが変えてしまった人間関係のあり方 6:オンラインの人付き合いで、疲れないために ○“場”を大切にする ○オンラインの人間関係と付き合い方 ○決めつけるのではなく、こんな考え方もあるよという提案で、子どもたちにも受け入れやすいのではないか
7投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログ新学期に向けて子ども用に用意した本。私も手にとってみた。小学生高学年〜中学生向けに書かれたそうだけど、思いがけず(失礼!)いい本だった。 筆者に言わせると「友だちづくり」は無理ゲーなのだそう。 新たな環境に身をおいたとき、まずは「友だち作らなきゃ」と思う自分がいる。 ちょっとよそ行きの顔をして、テンション上げて、そして家に帰ったら疲れて…(笑) そんなことしなくてもいいんだなと、子どもにも大人にもわかりやすく伝えてくれる本。 うまく一人になること。うまく人と繋がること。覚えておこう。
35投稿日: 2024.04.05
