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アダルトメディア年鑑2024 AIと規制に揺れる性の大変動レポート
アダルトメディア年鑑2024 AIと規制に揺れる性の大変動レポート
安田理央、稀見理都/イースト・プレス
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総合評価

3件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目次より、分類。 (1)漫画 ①男性向け商業エロ漫画 ②男性向け同人エロ漫画 ③女性向け商業エロ漫画 ④女性向け同人エロ漫画 ⑤百合・レズエロ漫画 (2)ゲーム/アニメ ①アダルトゲーム ②アダルトアニメ (3)実写動画 ①AV ②AV女優 ③アダルトVR ④女性向けAV ⑤AV業界(適正AV,AV新法,FANZA一強) ⑥同人AV ⑦無修正動画 ⑧女性向けアダルトサイト ⑨ピンク映画 (4)小説 ①官能小説 ②美少女ノベルズ ③TL/BL小説 ④ロマンス小説 (5)音声 ①音声作品(xcloche) (6)AI ①生成AI ②生成AIポルノ ③生成AI写真集 ④生成AI動画 ・・・などなど ・エロってみんな好きだから詳しいつもりだけど、実は自分の好きなところしか知らない。他のジャンルのことを知らないで語っちゃう人も多い。 ・電子コミック界の大きな話題は「WEBTOON」(縦読み漫画) ・実写ゲームのコア層は既婚30代男性層 ・コロナ/AV新法でAV撮影が変わった。出演者や現場スタッフが最小限になった。出演者が販売停止可能となったので。乱交作品より個人撮影作品(タイマン設定、相部屋作品)が増えた。 ・女性向けアダルトサイトは「ハウツー系」「取材モノ・実録モノ」が中心。最近の傾向は「フェラチオ」「騎乗位のやり方」といった男性を気持ちよくするテクニックより「中イキ」「潮吹き」「舐め犬」「女風」「ラブグッズ」といった女性側の快感にスポットを当てた記事が人気。 ・BL小説は中国のオンライン小説サイトの「魔道祖師」シリーズがヒット。ただ、中国共産党はBL否定派なので規制強化でBL作者が実刑判決となってたりする。 ・エロ劇画誌は編集者や作家、読み手さえも高齢化の極みに達している。斜陽産業を通り越してゾンビ業界。 ・日本のアダルトは、大人向けに作られたアダルトコンテンツで性器にモザイクをかけている唯一の国。ただし、「ロリ・獣姦・凌辱」のエロ漫画3大NGジャンルを描き放題な自由度が最も高い国。不思議の国にぽん。

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    投稿日: 2025.10.02
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    2024年におけるエロのコンテンツとメディアの今を総括した一冊。 興味深く読んだ。「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉がある。歌は世の中の流れによって変わり、世の中も歌に影響される、という意味だろうが、この言葉はもう古いのではないか。歌が世の中の流れに影響を受けることはあっても、歌が世の中に影響を与える時代は終わったように感じる。 しかし、「エロは世につれ世はエロにつれ」はどうだろう。少なくとも歌よりは有効な言葉である気がする。この本を読んでそんなことを思った。今のエロを知ることは、コンテンツとメディアの今を知ることだ。コンテンツとメディアの未来もそこから見えてくるように思う。かつてビデオテープがエロをきっかけに普及したように。 作品名や作者といった固有名詞の話は門外漢にはわからなかったが、同人コンテンツが盛り上がってるとか、ネット社会になって業界の構造が変化した、といった話などは、まあそうだろうな、とは思った。しかし、音声コンテンツが盛り上がっている、という話は初耳。ちょっと聴いてみたい。女性向けエロコンテツをめぐる現状も知らないことばかりで興味深かった。規制やAIに絡む話など、この先が気になる。

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    投稿日: 2024.07.13
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    とても真面目なエロメディア/コンテンツ研究。エロやその規制についてなんか言うまえにまず読みなさい。 --- 私のような者に頂きましたありがとうございますありがとうございます。

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    投稿日: 2024.05.15