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武王の門(下)
武王の門(下)
北方謙三/中央公論新社
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総合評価

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    南北朝時代、後醍醐天皇の皇子である懐良。九州に逃れた彼は豪族菊池武光を生涯の友とし、九州に独立国を為さんとする。九州は遥か海の涯に繋がっている。懐良が夢追い、夢見た、そして夢の終局。北方謙三先生はハードボイルドものはだいたい読んでるんだけど肌に合う。ラスト近く、北朝から今川了俊が討伐に送られてきた時、ずっと彼は「懐良には勝てない」と思っていたが、盤石であると思われた星が遂に揺らぐんですよ。夢が拓く瀬もあれば、また天の采配で閉じる瀬もある。茫漠たる想いが胸に去来する。

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    投稿日: 2025.06.28
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    ついに九州統一を果たした懐良親王と菊池武光。そんな折、足利幕府無二の武将・今川了俊が九州探題に任命され……北方太平記の金字塔!〈解説〉天野純希

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    投稿日: 2024.03.22
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    僕は、熊本生まれで、九州の外に出たのは、65年生きてて、延べ1年にも満たないけれど、この懐良親王という人は知らなかった。菊池武光は、名前は知っていたけど、こんなに凄い武将だとは思っていなかった。まだまだ、知らないことだらけだと、つくづく思い知った。

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    投稿日: 2024.02.18