長年のメイド好きとしては、ガチのメイド服が描いてある表紙を見て速攻ジャケ買い。作中に「メイドに不可欠なスケボー」の一文。よし分かった、そーゆー世界だな！ 物語は二の次、とにかくスケボーアクションとメイド服（厳密にはメイド服のフリルやしわ）を死ぬほど描きたいという執念がまっすぐ伝わってくるのは極めて好感高し。 スケボーは詳しくないが、マニアが好きそうな描写を随所に施しているのは分かる。この辺りは詳しい人の感想を知りたい。 また「メイド『服』漫画」ないしは「フリル死ぬほど大好き漫画」としてみても超一級品といえる。 ただし「メイド漫画」としてみると極めて評価は厳しい。雇っているはずの主人も見当たらず、メイド長が腰に引っ掛けてあるはずのに鍵の束もない。いわゆる「階段の下」的な物語（例：エマ）は皆無と言っていい。 作者が何を描きたいのか（それこそ好きなものをイラスト連作ぽく描き連ねているだけとか）は少し知りたい所。