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森林通信 鷗外とベルリンに行く
森林通信 鷗外とベルリンに行く
伊藤比呂美/春陽堂書店
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総合評価

6件)
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    森の人との散歩 森を歩く 歩きながら話す マティアス・クラウディウスの詩 月は出でぬ み空には金の星  明くさやかにかがやきぬ 森はたたずむ 黒く黙して  野にたちのぼる  白き狭霧よ 神秘のきはみ improvisation 即興 歌を語れ 詩を歌え 鷗外とシェーンベルク 表現主義  無ストーリー性と無調性  ドビュッシーの「映像」 ー「ふつふつと世間は変化して」が特に良かった 「釦鈕」が頭をよぎった

    0
    投稿日: 2025.01.15
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    ベルリンへ作家の招聘プログラムに乗っかって滞在した時のエッセイ。 森鴎外への偏愛、渡欧するにあたっての飼い犬猫の世話の問題、ベルリンでの生活や詩の朗読、森の散歩や植物愛。様々なことが研ぎ澄まされた言葉で表現されて読み応えのある滞在記。四股を踏むような歌う朗読劇が目に見えるようでした。

    0
    投稿日: 2024.06.03
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    ベルリンで鷗外を感じる比呂美さんを、日本で感じながら読んだ。鷗外、ドイツの自然、建物、人々をすぐ隣に感じた。東京の友人、熊本の元院生も。 「わたしはあんじゅひめ子である」の朗読聞きたい。

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    投稿日: 2024.04.21
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    著者の伊藤比呂美さんが、ベルリンに招聘され森鴎外らの研究を行っている期間のエッセイ。ベルリンの生活やドイツ人の考え方、著者の友人の意見など興味深かった。

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    投稿日: 2024.04.21
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    随筆だと思って読み始め、削ぎ落とされた文章と比呂美節に翻弄され、ああ、これは詩なのね、と途中で読み方を改めた。 鴎外の小説に出てくる「花子」。元芸者が日本の伝統芸を負って世界に打って出る。その腹の座ったまがいものぶりが、最後、自分の詩の朗読でクロスする。 作者はそれを「移民芸」と名づける。彼の地で生き抜く術の力強さ。奇妙な完成形の力強さ。 ドイツでの詩の朗読の舞台を、見ていないにも関わらず、まるで観客としてそこにいたかのように感じた。足を踏み鳴らし、四股を踏む伊藤比呂美と、ゾフィー・ショルの役をやったドイツの俳優の二人が融合し、舞台を震わせる。 この結末が書けるのが、伊藤比呂美なのだよね。伊藤比呂美の書くものは、最後に感動が必ずある。そこがこの人の凄さなんだよね。 本当に大好きです。

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    投稿日: 2024.03.31
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    著者と共鳴するとこあり。ゴルフをした時、知人が、自然を感じる言った。私は、農薬撒き、雑草無くして作られた不自然に違和感しかなかった。  蹂躙されたドイツには、不発弾がここかしこにあると知った。

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    投稿日: 2024.02.11