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誰かがジョーカーをひく
誰かがジョーカーをひく
宇佐美まこと/徳間書店
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総合評価

27件)
3.6
2
13
10
1
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夫との諍いで家を飛び出した主婦『沙代子』は男たちに追われる女と接触事故を起こしてしまったことから、謎の凶悪な犯罪集団と女子高生の誘拐を巡るいざこざに巻き込まれていく。 親からの愛情をあまり受けられず、結婚後も夫とその連れ子たちや姑たちから家政婦のような扱いを受けしいたげられ来た『沙代子』。自分でも能力のない人間だと思い込み、自主性をなくしてしまっている主婦。自由奔放な楽観(過ぎ)主義のキャバ嬢『紫苑』に半ば脅され3千万の着服付き合わされる羽目に。お金を隠した2人は紫苑が入れあげているホストの『竣』が留守番をしている豪邸に転がり込むが、何故かそこに誘拐された『陽向』が逃げ込んできて、騒がしい共同生活が始まる。 流されるまま誘拐犯にされそうになったり、犯罪組織『鬼炎』に狙われたりする羽目になった沙代子だが、彼女の唯一の取柄である料理が救いの一手となる。実は幼少期にであった親子から、授けられた植物や菌の豊富な知識をもっていたのだ。ここで鬼炎のリーダーが使う、人の感情を殺させ操る薬と何やら関係が見えてくるわけだが。それまでどんくさかった沙代子が、一転生き生きとしだす様は見事だし、傲慢な夫に一泡吹かせることができたのは、非常にスカッとする。やはり何か一つでも自信があるものがあるというのは強い。それにしても、あのヘタレホストがリーダーだったというのは意外だった。 ご都合主義で綺麗にまとまり過ぎた感はあるけれど、気持ちの良い終わり方で良かった。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    臆病な主婦と傲慢なキャバ嬢という組み合わせは珍しい。出てくる登場人物の外面と内面がそれぞれ話が進行する中で露わになってくる。黒幕が意外な形で明らかになる。 個々の成長も見られました。面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読友さんの感想から予約!バカ夫、バカ姑に嫌気がさし、家出した主婦・沙代子、キャバ嬢・紫苑との接触事故を起こす。キャバ嬢に振り回され、何故か現金3千万円入りのボストンバッグの回収を手伝う羽目に。その金は身代金だった。そして隠れ家ではいけ好かないホスト、キャバ嬢、さらに行く誘拐された女子高生・陽向との4人生活が。。。そして、隠れる!逃げる!ラストの着地点も納得の出来栄え。ちょっとしたパニックストーリーだった。主婦・沙代子の怒りや成長も見え、沙代子が幸せになりそうでよかった。このスピード感、好きな作品でした。④

    41
    投稿日: 2025.08.03
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    この作者の今までの作品とはちょっと異なる筋立てで、古来の発酵というキーワードを用いて、人間関係が再構築されていく展開となっていて、前半で散らかった伏線を終盤でうまく回収出来ている。平凡で取り柄のない(と自分で思っていた)主人公の成長物語でもある。

    3
    投稿日: 2024.10.16
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    あまり期待せずに読みましたが最後まで読み上げることなく とても面白い小説でした 特に終わりが好きです。 どこにでもあるような設定だけど中身は一味違い とても 読み応え もございます。

    0
    投稿日: 2024.08.25
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    モラハラ夫の家を飛び出した専業主婦・沙代子は、キャバ嬢・紫苑と接触事故を起こしてしまう。紫苑に脅され、得体の知れない鞄を取りに行かされるがー。 気弱なおばさんの絵が上手い(表紙)。小太りといい服装といい見事に特徴を表わしてる。50半ばかと思ったら46だったのね。 楽天的な作戦に沙代子を巻き込むキャバ嬢、気弱なホスト、金髪の女子高生、新出の犯罪者グループと、癖の強いキャラがどんどん出てきて話も展開していく。ノンストップエンタメ小説といった感じ。

    0
    投稿日: 2024.08.08
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    夫の暴言に家を飛び出した沙代子。キャバ嬢の紫苑を車ではねてしまい、そこからなりゆきで誘拐事件の身代金のネコババに加勢することに。 目まぐるしく状況が変わるので読んでて飽きなかったけど、沙代子のネガティブさと登場人物の仲の悪さが大変だった。 最後はもうちょっと盛大なスカッと展開でも良かったかなとは思うけど、沙代子がポジティブになったので良かった。

    5
    投稿日: 2024.07.26
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    専業主婦の紗代子が接触事故を起こして、そこから誘拐事件の身代金強奪に関わっていくという、なかなかあり得ない設定の物語。 にも関わらず、意外と面白く読めてしまった。 登場人物それぞれがやっていることはとんでもないけど、どこか抜けていて人間味があったり…で、憎みきれないからかなと。 あとは、紗代子のお料理スキルが高くて、野草の豆知識を思いがけず興味深く読めた。 ラストは、ジョーカーをひいた人が誰かわかって、なるほどとなった。 最後の最後までタイトルのことは忘れてたけど。

    31
    投稿日: 2024.07.24
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    うーん、登場人物が少ないので、誰がどの役柄なのかはすぐわかります。なので、後半にわかるいくつかの種明かしも普通。最後の「その後」みたいな箇所が長いので、眠たくなりました。 ただ、料理のシーンは新鮮でした。野菜の浅漬けなんてすぐ作りたくなります。

    0
    投稿日: 2024.05.22
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    やはり宇佐美まこと先生の作品はどれをとってもハズレがない、平凡でなんの取り柄もない主婦が唯一自信がある料理の知識、この知識を使っていろんな困難を切り抜けていく様子は読んでいて痛快でした。

    0
    投稿日: 2024.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地方都市にすむ本作な平凡な主婦・沙代子はおんぼろ軽四・ピンクのラパンで走行中、飛び出してきたキャバラ嬢・紫苑と接触事故で遭遇。 現金3千万円入りのボストンバッグを受け取る羽目に。 入れあげていたホストの俊に依頼された紫苑は、沙代子と折半にしようと、金の持ち逃げを提案。 この金があれば実家の倒産はまぬがれる。 しかし、その金は誘拐事件の身代金だった。 紫苑と沙代子はやばい組織からも追いかけられる。 そして、人質の女子高生・船場陽向(ひなた)は、より、したたかだった。 隙を見て、ホストの俊の部屋に逃げ込んできた。 俊を巡る紫苑と陽向の争いに、陽向のいとこ・夏凜(かりん)という娘もからんできて、追われるなか、船場陽向の父親の会社の権力抗争も背後に見え、事件は四つ巴、5つ巴の様相を呈してきた。 巻き込まれる過程で、変化してくる沙代子の意識…。 陽向の家の入船家は、光洋物産の社長の座にいる父・史郎と、双子の弟孝和が権力争いをしている様子。 孝和はライバル社と密かに通じて、二社の合併を画策している。 光洋物産内の重要な情報を流し、合併後は兄を失脚させ、自分が重役の座につく胸算用をしている。 史郎には陽向、孝和には夏凜という同い年の娘が一人ずついる。 弾けて遊び回る陽向と違い、夏凜は成績も優秀で、将来性のある娘。 親からも期待をかけられている。 陽向が見せてくれたいとこの夏凜の写真は、黒髪眼鏡で生真面目そうな正反対の少女だった。 主婦とキャバ嬢、ホストと誘拐されたJKという4名の隠れ家生活の中で、陽向は家には帰らず、誘拐の依頼人あぶり出しを画策し、紫苑もなにか隠している。 誘拐を実行した犯罪集団も黙ってはいない。 犯罪集団にこの誘拐を持ちかけ、裏で糸を引いているらしき人物も見え隠れしてきた。 目まぐるしく状況が変化して全貌が見えない中、とうとう史郎が警察に通報したようで、身代金の受け渡し現場に現れた垢抜けない中年女の画像がニュースで流れる。 仰天する沙代子。 知り合いが見れば、沙代子だとわかるのではないか? 特に夫が見れば。青くなっているのでは? (アマゾンより引用)

    0
    投稿日: 2024.05.01
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    最後スッキリした気持ちになれた作品です。 途中気持ちが重たくなるような内容がありましたが、主人公の冴えない主婦が少しずつ変わっていくさま 一見わがままに見えたキャバ嬢と社長令嬢のやさしさが素敵で自然と応援したくなりました。 ハッピーエンドで終わった事がなにより!!

    2
    投稿日: 2024.04.25
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     ふとした弾みで事件に巻き込まれ逃避行を余儀なくされた、地味で平凡な主婦の自立と覚醒を描いたヒューマンサスペンス。           ◇  川田沙代子は1人、おんぼろのラパンを闇雲に走らせている。以前から続いていた夫の暴言に耐えきれなくなり、思わず家を飛び出してきたため行く宛はない。  気づけば見知らぬ場所に来ていた。どうやら歓楽街らしい。沙代子は街の片隅にある小さな公園沿いに車を寄せて停止した。  ため息をつきふと助手席に置いたバッグに目をやる。発作的な家出ということもあり、持って出たのはこの普段使いのショルダーバッグのみ。  バッグの中にあるのは大して入っていない財布と運転免許証、ハンカチにティッシュぐらいで、スマホはテーブルに置いたまま忘れてきてしまった。  自分の迂闊さに舌打ちしながら、ともかくこの猥雑な嫌らしい街を抜けようと車をゆっくり発進させたときだった。  いきなり車の前に飛び出す人影。急いでブレーキをかけたものの、軽い衝撃が伝わってきた。  慌てて飛び出した沙代子が見たのは、路上で尻餅をついたまま自分を睨みつける若くてケバい女だった。 ( 第1話 ) ※全11話とプロローグおよびエピローグからなる。       * * * * *  生育環境の大切さがベースになっているサスペンスです。  主人公の沙代子の弱みと強み。それはどちらも彼女の生育環境からもたらされたものでした。  弱み。それは自己主張が苦手で、たとえ嫌な目にあっても我慢してしまう消極的な性格です。  もともと病弱で気分の浮き沈みが激しく精神的に不安定な母親と、小さな印刷工場の遣り繰りに苦労しどおしで妻子を気遣う余裕がない父親のもとで育った沙代子。  親に対して甘えたりわがままを言ったりしてみたいという子どもらしい欲求を封印し、感情を押し殺して成長したことで、人に抗議や苦情を申し立てることはおろか拒否すらできない性格になりました。  結果、後妻に入った婚家でも暗いとか愚鈍だとか言われて侮られ、女中のような扱いを受けているのです。  でも強みもあります。それは食に対する広い知識と柔軟で適切な調理能力です。  母親の精神状態が著しく悪化した時期、10歳の沙代子は四国にある父親の実家に預けられます。  祖母と伯父夫婦、伯父の子どもたちから厄介者として扱われ肩身の狭い思いをする沙代子ですが、自分を決して虐げない山国の自然は魅力的でした。  小学校にいく必要のない沙代子は、いつも1人で山野を散策するようになります。  ある日、散策中に怪我をした沙代子は1人の中年女性に助けられます。白井雪代と名乗ったその女性は、山中の小屋で父親の昭二と暮らす「山の民」の末裔でした。  沙代子はこの父娘に懐き、毎日のように小屋を訪れては、彼らの作業を興味深そうに手伝うようになります。白井父娘も目を輝かせて自分たちを手伝う沙代子を可愛がり、これまで身につけた自然の恵みを最大限に活かす術を教え込んでいくのでした。  沙代子はこうして、野草や木の実、鳥獣魚などの食材の調理法を学び、薬草についての知識も余す所なく習得したのです。  その後、東京に帰ってからはもとの忍従生活に戻り、さらに父親の勧めで大手食品会社の総務部長の後妻になりますが、やはり沙代子には耐え忍ぶだけのつらい日々を過ごしてきました。  そんな沙代子に転機が訪れます。それは思いがけず巻き込まれてしまった身代金誘拐事件がきっかけでした。  成り行きに翻弄されつつも変わっていく沙代子の姿。これが作品の見どころです。  沙代子に根本的な影響を与えたのはアラサーキャバ嬢の紫苑でした。  目先の欲とその時の気分1つで、奔放に生きている ( ように見える ) 紫苑に、沙代子は呆れつつも羨ましさを感じてしまいます。  また、なぜか行動をともにすることになる誘拐されたはずの陽向という女子高生も、沙代子に影響を与えた1人です。  社長令嬢で育ちがいいはずなのに、紫苑と丁丁発止のやり取りをする気の強さとしたたかさ。そんな陽向に沙代子は驚くとともに頼もしさも感じずにはいられません。  しかも紫苑と陽向は、いがみ合ったかと思うと相談して協力し合ったりと、自分たちの先にある希望に向かう舵取りを怠りません。決して捨て鉢になったりしないのです。  たとえジョーカーを引いてしまっても、それを別の誰かに引かせようとする2人。自分が我慢すればよいとばかりにジョーカーを持ち続ける沙代子とは大違いです。  この2人のしぶとさを見ているうちに、沙代子の心に少しずつ勇気が生まれてくるのですが……。  一見ハチャメチャに見えるストーリーではあるのですが、沙代子が自己を解放し、自らの強みを活かして生きる決心を固めていくまでの過程がきちんと描かれているので、読み応えがありました。  しかも暗くじめじめした展開ではなく、沙代子が謎解きをするミステリー要素も盛り込んであり、とても楽しめる作品になっています。誰にジョーカーを引かせるのかも興味深いですよ。  宇佐美さんの作品を読むのはこれが2作目なのですが、読みやすくハッピーエンドの作風は好もしくてよかったです。

    55
    投稿日: 2024.04.16
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    家庭に悩みを抱える主婦沙代子がキャバクラ嬢紫苑と接触事故を起こし誘拐事件や連続する反グレ集団の悪質な事件に巻き込まれていく。 ノンストップアクション、だそうで確かにそんな疾走感のある一冊でした。一気に読み進めてしまいました。 帯やあらすじに書かれている「平凡な」主婦というのが実は割と平凡でもなんでもなかったわけですが・・・それまではただただ流されてるだけの沙代子が急に覚醒しだすあたりがなかなかに胸のすく思いで、そのあたりがよかったですね。現在でも幼少期でも家庭内で虐げられる描写とか読んでいて鬱になりそうで。。 読み終わって思い返してみると、それはちょっと無理があるんじゃない?という展開だったり明らかに先の読めるものだったりもありましたが、その辺は勢いでうまいことなってるなーと変に感心w

    2
    投稿日: 2024.04.03
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    ※ 全346ページ 細かい文字がシッカリかつミッチリ詰まっていて、見た目よりもボリュームがあります。 誰もが持つ表と裏の二面性、そして奥底にある 本性を恐ろしく感じる一方で眠っていた記憶や 知識が発揮される方向次第では、自身の生き方を ガラリと変えるだけでなく、もっと大きな実りに なるんだと感じました。 自分の存在を消して周囲に合わせたり、 誰かに決断を任せたり、全てにおいて消極的に 生きてきた人間でも変われるんだと、主人公から 勇気をもらえました。

    10
    投稿日: 2024.03.09
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    冴えない小太りの中年女性が誘拐事件、犯罪集団に巻き込まれていく中で、美味しい食事を作ったり、小さい頃に山中で培った薬草やカビの知識が役に立つことで自信をつけていくお話。目まぐるしく変わる展開だった。薬草や発酵を利用した古くから伝わる日本の食文化には大いに興味をそそられた。銀山での過酷な労働についても述べられ、作品の中に知って良かったなと思うことがいくつかあった。

    2
    投稿日: 2024.02.17
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    なぜこの表紙?って感じがしてしまいます。 宇佐美さんの本だから読んだけれど、知らずに手に取ったら、読まずに戻してしまいそう。好きじゃないなぁ。 内容もあんまり好きじゃなった。ヤクザとか犯罪組織とか出てくる話があんまり好きではないみたい。

    5
    投稿日: 2024.02.05
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     作者を見て今度はどんなホラー?と思いながら手にしたものの、表紙があまりにポップなので、どんなお話だろうと興味が湧く。主婦である沙代子が、ひょんなことからキャバ嬢の紫苑と接触事故を起こすことから、話はジェットコースターのように進行していった。油断していると、ドキッとさせられるに違いないと警戒しながら読んだが、そんなことはなく、ドタバタしながらも平和に幕を閉じた。  ちょっと平和すぎ?と感じた分、➖1ポイント。料理や薬草のエピソードが意外だった。

    6
    投稿日: 2024.02.01
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    気弱で家庭で虐げられている専業主婦の沙代子は、衝動的に家を飛び出す。そこで出会ったキャバクラ嬢の紫苑に指示されるまま行動を起こしたところ、それはとある誘拐事件の身代金を奪い取るというとんでもない行為だった。下手すれば暴力団や、それよりも恐ろしい犯罪集団「鬼炎」を敵に回すという事態に巻き込まれ、沙代子は徐々に自分にできることを考え始める。ハラハラドキドキ、そしてすっきりすること請け合いのサスペンスです。 容姿が冴えず鈍重で、気が弱く思ったことも言えない沙代子の取り柄は料理の腕だけ。とはいえ、ただの料理上手でもないんですよね。幼少期に身に着けた圧倒的な知識を武器に難局を乗り越えていくさまがとにかく痛快。紫苑や陽向など、自己主張の激しいアクの強いメンバーの中で、とにかく自分が戦うために何ができるのかを考え、そしてそのことで自分自身に勇気を与える彼女の姿に励まされます。 身代金を巡る攻防戦の行方にもドキドキ。タイトル通り、最後にジョーカーをひいてしまうのは誰なのか。全く目の離せない展開です。沙代子が大丈夫なのは間違いないだろうとは最初から思いますが、それでも彼女がこの後どのような道を選ぶのか。それも気になってぐいぐいと一気読みでした。

    3
    投稿日: 2024.01.24
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    愛のない結婚生活を送る沙代子が巻き込まれた誘拐事件。知らず知らずのうちに身代金の受取役にされてしまった沙代子は、誘われるままその金を持ち逃げすることになる。そこから始まる様々な思惑が絡み合った狂想曲! いくらなんでもそんなわけないだろうという白けた気分を見透かして、宇佐美さんはそのさらに斜め上をいく。あれもこれも予想外の部分に放置されていたパーツがピタッと嵌る爽快感はさすがの一言だ。見た目も冴えない中年の主婦と、イケイケキャバ嬢のコンビもいい。 読み始めたら止まらない痛快作。おもしろかった。

    3
    投稿日: 2024.01.21
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    爽快なエンタメ作品でした! 家庭に居場所がなく、我慢して毎日を送ってきた主婦の沙代子。もう我慢できない!と家を飛び出し、あてもなく車を走らせていたら、突然飛び出してきたキャバ嬢の紫苑に接触してしまい、そこからは紫苑のペースに巻き込まれてゆく… 誘拐、身代金、逃亡…と続いていくのですが、先日読んだ「存在のすべてを」とは全く違うテイスト。 そこに、ホストや金髪の女子高生も絡んできて四人は奇妙な共同生活を送るようになる。 ドン臭くて冴えない沙代子は料理をさせたら天下一品。材料がなくてもその辺に生えている野草を摘んできてチャチャッと拵えてしまう。この野草に対する知識がこの物語のキーとなってゆく… 図太く、( 必要以上に)前向きに生きている人たちにご飯を作っていくうちにだんだん変わってくる沙代子。 楽しく爽快なドラマを見ているようなそんな読書時間でした。

    93
    投稿日: 2024.01.18
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    夫や姑に毎日虐げられている冴えない中年の専業主婦沙代子。殺人集団組織やヤクザの思惑が暗躍する誘拐事件に巻き込まれる。宇佐美さんらしからぬドタバタ劇。それでも面白かった。最初は沙代子にこっちもイライラする場面もあったけれど、培ってきた経験や知識で大逆転の狼煙をあげるところカッコよかったです。

    3
    投稿日: 2024.01.17
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    半グレ集団・鬼炎のボスは一体誰なのか…冴えない地味な中年主婦・川田沙代子が、終盤本領を発揮し、冷酷なまでに鬼炎のボスを問い詰める毅然とした振舞が痛快だった。謎の解明が解説仕立てだったのが残念。

    2
    投稿日: 2024.01.15
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    好きな著者だったので。 ハラハラドキドキ、ではない。 ハラハラハラハラ、ホ~だ。 何せ、普通の専業主婦がスマホも持たずに家を飛び出し、 車を人にぶつけてしまうところから、話が始まる。 ぶつけた相手が車に乗り込んできて、 引きずりまわされ、挙句の果て大金を猫ババすることに。 さらに、誘拐事件に食品会社のお家騒動にも巻き込まれて、 誘拐犯人として指名手配されてしまう。 このままポニー&クライドのように(女性二人だけど)なってしまうのかと思っていたら、 暴力団をも凌駕する犯罪集団「鬼炎」の正体を暴き、 自分の人生を掴むことになるとは。 家族にないがしろにされ、自信を失っていた専業主婦 最後に「鬼炎」のリーダーの正体を暴く場面は圧巻だった。 もう一人の主人公ともいえる「くたびれてケバいキャバ嬢」の、 破天荒なまでの前向きさも良かった。 カバーのイラストも、かなり良かったかな。

    5
    投稿日: 2024.01.04
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    宇佐美作品としては傑作とまではいかないが、読み易くスピード感もあり、爽快感ある終わり方も良い。やはり伏線の回収の上手さは流石。

    3
    投稿日: 2023.12.22
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    SL 2023.12.14-2023.12.16 誘拐騒動に巻き込まれた平凡な主婦沙代子。キャバ嬢の紫苑にぶっ飛び高校生の陽向。 前半はどんどん収拾がつかなくなっていって、中盤あたりからいろんなことが繋がると一気に面白くなる。魅力的な女たちと痛快なラスト。 後日譚の説明調はちょっと残念。

    3
    投稿日: 2023.12.16
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    今までの宇佐美まことさんの雰囲気とは、ガラッと雰囲気違うなぁ…なんてジャケットからして思ったわけで、ちょっと興味も湧き読み始めた途端…。 ノンストップでの逃走劇をノンストップで読んでしまった!(ノンストップが二回) 川田沙代子は、夫の暴言に耐えきれずに家を飛び出しピンク色のラパンに飛び乗り、あてもなく走っている最中にいきなり飛び出してきたキャバクラ嬢の紫苑を轢きそうになる。(飛び出すが三回) 鈍くてとろいおばさんと呼ばれながら紫苑の言いなりに動いているうちに誘拐犯になっていて…。 地味で平凡な主婦だけど、逃げてるあいだも薬草やストック食材だけでも充分に美味しい料理を作る沙代子。 行動力のある紫苑には振り回されているが、逃げることもできず、状況も把握できないまま、そのうちホストや誘拐されていた女子高生など正体が明らかになると…。 企業のお家騒動か?と思われた誘拐事件に関わっていたのは闇の犯罪集団であり、暴力団まで。 沙代子の夫まで、関係してくると何なの⁈状態で。 まさかの展開に度肝を抜かれる。 はちゃめちゃっぽいのだが、野草、薬草に関しての口にする食べ物や毒となるもの、薬にもなるものなど知識があると最強だなと思わせてくれる場面もあり、面白く楽しめた。

    63
    投稿日: 2023.12.15