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うぽっぽ同心十手綴り 凍て雲
うぽっぽ同心十手綴り 凍て雲
坂岡真/中央公論新社
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総合評価

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    十手綴り第4巻! 「笹りんどう」「凍て雲」「つわぶきの里」「野ぎつね」の4話 最初の話は、薊のご隠居こと、根岸肥前守から、直接に悪を退治して良いと言われる。 吟味不手際で、罪も無い医師 小栗玄朴を土壇に送った事に対しての処置として…… 証拠も無いが、夜鷹の証言がある。 敵は、夜鷹の証言等、誰もが信じないと、たかを食っていたが、勘兵衛は容赦無く退治してくれた! 残された息子 陽太郎と 弟子の果穂は、最後に親の仇を討つ! しかし、笹りんどうと勘兵衛の対比は、ちょっと無理があるかも??? 「凍て雲」とは、雲州名物の至宝。 その貴重な凍て雲を盗んだ不埒者、そしてその盗人を匿った勘兵衛。 勘兵衛如き臨時廻りが、一国の藩主を動かす事に……… そして、その曰くの茶碗で、茶会を開催する予定で、勘兵衛も招待される事になる。 抹茶を楽しむのでなく、命がけ……と! 茶道を習ったが、そんな高価な茶碗の話等、お点前だけで、聞いた事が無かった。 時代小説で、このような深い話を知る事が出来た。 「つわぶきの里」は、7年前の事件で、三人の男達が、一瞬にして多くの物を失った。 斬らせた男。斬られた男。そして、一言発せられた言葉で、斬った男! 斬らせた男 三田村は、自分が発端で事件を起こしたことについて嫌悪しながら生きている。 斬られた男 柿沢は、落ちぶれた暮らしを。 斬らされた男は、身分も妻子を失った。 勘兵衛が、三人の男達に再生の道を! 最後の黄色いつわぶきの花が満開! 幸せのハンカチーを思い出した! 「野ぎつね」 勘兵衛も、危機一髪になる! 火盗改の与力が、盗人の野ぎつねの一党と悪巧みを暴くのだが、同心の訴えを聞いてもらえるのか! 勘兵衛と 手負いになった鯉四郎に、死の恐怖が……… 御用提灯が、現われ、岩村外記が登場!!! 薊のご隠居が、手筈してくれていた! さてさて、薊のご隠居にお歳暮の段取りが、最後に………(笑)!

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    投稿日: 2025.07.06
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    第4弾ともなると、うぽっぽの様子がくっきりし、かっこのいいシリーズとなっている。 あろうことか、強盗を捉えたはずの火盗改が、その盗人たちを動かし、私服を肥やす。 しかも、無血の盗みが新庄の名前を騙り。 うぽっぽが拾い上げた「十手」の謎が解ける。 今回も巨悪にはめっぽう厳しく、子供には優しい男だった。

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    投稿日: 2023.12.23
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    人情を感じさせる話。 粋なうっぽぽの旦那 勘兵衛はもちろんのこと、 仁徳の出番を心なしか待ってしまいます。 なかなかのキャラクターで、長生きして欲しいです。

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    投稿日: 2023.11.15
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    「正義を貫くってのは難しいことよのう」生きざまに筋を通すため、この一件、決着をつけねばならぬ――。大好評、傑作捕物帳シリーズ第四弾!

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    投稿日: 2023.11.13
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    これは「幸せの黄色いハンカチ」のパクリじゃないか?という疑惑(?)はおいといて、やっぱり、「うぽっぽ」の漢意気を感じる。

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    投稿日: 2023.11.07