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新版 わたし クリスマスツリー
新版 わたし クリスマスツリー
佐野洋子/講談社
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総合評価

5件)
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    切ない話運びはまさに大人向けの絵本。 ただ、絵がとても魅力的でストーリーも難しくは無いので、子供に読んでも良いと思う。 大人っぽい、切ない話が好きな子にはウケそう。 佐野洋子さん特有の読後感はちょっと悲しいような寂しいような、そんな感覚

    0
    投稿日: 2025.03.12
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    綺麗な街でクリスマスツリーになるのを夢見る もみの木と森の仲間たちのものがたり。 憧れの自分にはなれなかったけれど、 自分らしい「何者か」にはなれる。 ちょっぴりせつなくて、愛おしいものがたり。

    0
    投稿日: 2025.01.10
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    山のふもとの、もみの木の夢 「私はクリスマスツリーになるの きれいな町で」迎えにきてくれると信じていたのに、貨物列車に乗せられず、走って追いかけるもみの木。素敵なツリーになれる?周りの仲間達の優しさにほっこり。大切なものはそこにあるんだよって気づかせてくれます。

    10
    投稿日: 2024.12.10
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    クリスマスツリーになりたい、もみの木が動き出すあたり、かなりインパクトがある。年を取った木の言うとおり、自然の中でもしっかり根を広げて育つのが一番の幸せなのかな?とも思う。

    1
    投稿日: 2024.02.11
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    佐野洋子さんのクリスマス絵本です。 年とった木がいった。 「木というものは、しっかり根をひろげて、たおれるまでそこに いるものだ」 「わたしは きれいな町で クリスマスツリーになるの」 おかを こえて、野原を つっきって、もみの木は 走った。 でも 雪がふってきて もみの木は 町にはいけず もときた道をもどっていきました。 雪がふりやみ 「なかないで」 赤い つる草は、そうっと もみの木をなでて、からみついた。 りすは、金色の どんぐりの実を もみの木にわけてやった。 小鳥たちは、 「ここで たまごを うませてね」といった。 いちばん 大きな星が、もみの木の てっぺんで かがやいた。 「きみは すばらしい クリスマスツリーだな」 年とった木は 空からささやいた。 「わたし、クリスマスツリーになるための、うまれてきたの」 もみの木は 小さい声でいった。 一番欲しかったものは、身近にあったというお話でしょうか。

    89
    投稿日: 2023.12.12