
総合評価
(7件)| 1 | ||
| 2 | ||
| 2 | ||
| 2 | ||
| 0 |
powered by ブクログ珍しい女性の絵師の話を、作者の森さんは書いている。 絵師の話が好きでよく読むが、女性の絵師といえば北斎の娘、お栄しか浮かばない。でも、他にもきっと志した女性がいたに違いない。道は険しいが、ひたむきに絵と向き合うおふゆ。 ここでは「死に絵」というものが出てくる。おふゆがなぜか惹かれる。苦労しっぱなしで亡くなった、母親の安らかな死に顔をふと思い出す。 確かにその後の展開が読めてしまうが、これはどうやらシリーズもののようなので、次回に期待したい。
1投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ絵師の修行中のおふゆ。 昔馴染みの役者市之進や兄弟子の岩五郎に励まされ絵の修行に打ち込んでいるが思うような絵はまだまだ描けていない。 そんな時死んだ役者の姿を描いた「死に絵」を目にしてその絵に魅入られる。 おふゆの絵師としての成長譚。 女が絵師としてやっていくのが大変な頃、一生懸命に励む姿が描かれている。 やがて訪れた悲劇の後、死に絵を描くおふゆ。 これから絵師として羽ばたいていくのだろう。
0投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログおふゆちゃんの健気な姿に勇気をもらいましたし、師匠である歌川国藤の元で、絵師になるために奮闘する姿に感動しました。
1投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログ両親亡きあと、絵師見習いとして仙台から江戸へ出てきたおふゆ。絵師としてやっていけるのか悩んでいた時、亡くなった役者を描く「死絵」に魅せられた。 おふゆには思いを寄せる旅芸人・市之進がいた。役者として大躍進を遂げていた市之進だが、不慮の事故で急死してしまう。おふゆはその市之進の死絵を描くことになったのだった――。 すらすら読めてびっくり。筆力のある著者だなと思ったら、ケータイ小説を長く執筆してこられたとのこと。『写楽女』もあわせて、切ない恋心の描写、読者をひきつけるドラマチックな展開は絶品だと思う。
0投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ202311/設定は面白そうだったけど、安易な展開と仕事より恋愛思慕の比重が高めであわなかった。過剰に感じるお京らの優しさも気になった。
0投稿日: 2023.12.23
powered by ブクログ絵師としての成長というかは恋愛のほうが強い感じで、私には合わなかった。 途中でどう終わるのかわかってしまってからは、いつおふゆちゃんは一人前になるのか??しか気にならなかったけど、それもなんか中途半端で終わってしまったし。
1投稿日: 2023.11.09
powered by ブクログ歌川国藤を師匠とし、絵の研鑽を積むおふゆが主人公。この時代、女だてらに絵師を目指そうというだけでも大変なのに、父親はおふゆが幼い頃に亡くなり、女手一つで育ててくれた母も既にない。おまけに師匠の怒りを買ってしまい絵師として仕事をすることを禁じられてしまう。八方塞がりのおふゆだが、昔からの知り合いである旅芸人上がりの役者・市之進だけが心の支えだった……。 四章からなる本作だが、一章でタイトルの意味が判明すると同時に、その後の展開が読めてしまった。予想通りでなければいいなと思いながら読み進めたが、残念ながら予想は当たってしまった。 それでも最終章での展開は予想を上回っており、涙腺が緩んだ。 刊行日2023/10/14、NetGalleyにて読了。
3投稿日: 2023.09.25
