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人はどう老いるのか
人はどう老いるのか
久坂部羊/講談社
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総合評価

51件)
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    すごくシンプルに強引に書くと「死が近づいた時に無理に病院で生かすことはせず、自然に任せることが最善」ということです。 このことは小説家でもある久坂部さんの作品にも何度も登場人物に言わせています。 ちょうど母が看取りのタイミングが近づいていて、健康ではあるけど体力がなく、食べられない。でも胃瘻はせずに水分と栄養の点滴になり、あとは自然に旅立つのを待っていますが、父も(元気)近くで看取ることができるので、久坂部さんの考えに賛同しています。 医者は家族に頼まれれば後でトラブルにならないように一見必死に生かすけど、「医者はホントは知っている」という副題があるように、医者としては家族と会話ができる(無理な酸素吸入せず)中で逝かせてあげるべき、と知っているということです。

    0
    投稿日: 2025.11.15
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    老いの真実の予習と心構えで人生100年時代を悔いなく生き抜こう! 自分の祖父母や義父、先立っていった人々の老いていったあの頃を思い出した。 そして、自分も老いていくこと、命が有限であり、今ここの大切さ、足るを知るということについて改めて考えた。 筆者が、侍の切腹について、その時代の死が身近にあった時のことに思い至ってようやく腑に落ちたと書いているところを読み、切腹をすることはなくとも、死は生き物にとっていつ訪れてもおかしくない摂理だと常に心しておこうと思った。

    1
    投稿日: 2025.09.21
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    いろいろ考えさせられた。 両親のこと。自分のこと。 老いを受け入れるというのは、ホントに難しい。 「足るを知る」というのも。

    1
    投稿日: 2025.08.01
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    長年高齢者医療に携わってきた医師が、さまざまな老いのパターンを見てきた中で、上手に老いる方法や失敗しないコツを伝えている。美貌も健康もいつかは失われ、その時になってからの未練は無駄で抵抗すれば余計に苦しむのでそれを理解して受け入れること、そしてその時がいつ来てもいいように悔いを残さないように生きることが大切だと説いている。また、現代は医療が発達しているので、悲惨な延命治療、苦しい長寿、過酷な介護の問題が深刻になっており、家族も同様の考え方が必要だと力説している。一方で、医師が死の直前の医療行為が本当に必要だと思っていないとか、クリニックの収益の観点から過剰な検査や処方があることも告白しており、かなりオープンな印象を受ける。 本書の中には、はっとするような言葉も多い。「人は不幸には敏感だが、幸福には鈍感」にも納得、日々の幸せに気づくことの大切さを再認識した。また、将来の事を心配して幸福になるためにあくせくしている人は、自分ではそうとは気づかず準備ばかりに追われて、味わうことを忘れているという言葉も身につまされる。

    1
    投稿日: 2025.07.29
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    アラフィフ世代、多少衰えは感じつつ、老いも死もいつか来るけど今じゃないとある種楽観視してるとこはあるけど、心構え、気持ちの準備はしておきたいと感じた。とりあえず闇雲に受けてるがん検診はもう一度考えてみよう。

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    老いについて、生き方、死に方について、深く考える一冊です。 著者が経験した、さまざまな実例から、人それぞれの違い、そこから見えてくるものがあります。 同時に、現代の医療問題にも言及します。 老いを受け入れる、諦める、手放すことも重要と示唆します。 医療者もまた、医療のネガティブな話は語りたがりません。それを語ること否定につながるからです。だれしも自分のやっていることの悪い面は話したくないでしょう。しかし、医者同士の飲み会に行くと、世間にはとても聞かせられない 話がポンポン飛び出します。たとえば、無駄な検査や治療は収益を上げるためとか、CTスキャンで浴びる放射線は恐ろしいとか、外科医だって二日酔いや夫婦喧嘩のあとは手術の調子が悪いとか、念のためという便利な言葉で薬と検査を追加するだの、がん検診は穴だらけだの、がん難民という言い方はメディアが作った言いがかりだの、認知症は治らない、予防もできない、でもほんとうのことを言うと患者さんが来なくなるので言わない等々です。 医療者も人間ですから、能力や体力には限界があり、人柄もよい人ばかりではないし、精神状態もいつも安定しているわけではありません。今は専門性が細かく分かれていますから、自分の専門以外のことはわからない医者もたくさんいます。 ー 120ページ にもかかわらず、世間は医療者にスーパーマンのような能力と、キリストや釈迦のような人格を求めます。最高の技術と最先端の幅広い知識を備え、常に患者さんのことを考え、ミスを犯さず、判断もまちがえず、親切で患者さんの気持ちに寄り添い、説明もわかりやすく、気さくでまじめで親しみの持てる頼りがいのある存在です。 以前、ある全国紙の社説に、『患者の病気を治すのは当然として、ひとりひとりの悩みや苦しみにも共感し、身体のみならず精神面でのきめの細かい対応をしてほしい」と書いてあるのを見て、私は愕然としました。性格も人生経験も手持ちの情報も異なる個々の人に、そんな対応ができるわけがありません。それができると思うならそれこそ幻想です。しかし、天下の大新聞が臆面もなく書いているので、世間はそれが当然だと思い込むでしょう。医療者のほうも、「そんなこと、できるわけがない」などと言うと、不真面目、やる気がない、努力が足りないと批判されるのを恐れて、身内の飲み会以外では滅多に口外しません。 こうして世間と医療者の意識に大きなギャップが生じ、現場でよけいな軋轢や失望やもめ事が頻発することになります。 ー 121ページ 不平や不満を言う人は不幸な人です。幸福な人は文句を言いません。幸福かどうかは自分が感じることですし、すべては比較の問題ですから、どんな状況でも人は幸福にも不幸にもなれるわけです。実は今がいちばん幸福なんだと気づけば、これからどう老いるべきかということも考えずにすむでしょう。 幸福に浸っているときには、人はあれこれ考えないものですから。 ー 229ページ

    1
    投稿日: 2025.05.30
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    高齢者の介護に長く携わっていた筆者だからこその視点で書かれた死生観に関する一冊。 認知症、がんに関しては医者ではない一般人からしたら「こんな風に考えたことなかった」と目から鱗ではないでしょうか。また、そのエピソードがリアルでサクサクと読み進められるのも特徴的です。 医者だって金を稼がないといけないとか。秀逸です。 老いにしても、死にしても、受け入れることが寛容で。 かつ、あらかじめどれだけ考え、準備しておくかが自分らしく生きることに繋がる。こう考えさせられました。

    1
    投稿日: 2025.05.11
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    気がついたら両親が亡くなった年に近づいている。 これから先どう生きたらいいものか?その思いに答えになるかなと 思い読んだ。 鏡をみれば白髪、シワの顔、歯はガタガタ、腰痛は良くならない、背中を丸めて歩くようになった。 老いる自分の姿は悲しい。 だけどジタバタしたところで仕方ない。 老いを受け入れ今を楽しむ。

    1
    投稿日: 2025.04.28
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    高齢者医療に長年携わってきた方だけに、高齢者の具体的事例が沢山書かれており、とても参考になる。健康診断やがん検診を受け、悪いところが見つかったとしても、高齢になったらあまり意味がない。ジタバタせずに、充実した最後を送るべきだと思った。無駄な治療をしたところで、満足のゆく結果は得られない。怪しげな治療法やサプリの類は無視すべし。何だか、老後のことについて、とても気が楽になりました。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    老いについて肩意地張らずに読めました。 1年でも長く生きることが良いことなのか、を改めて考えさせられました。 医療従事者である私としては兎に角合点が行く話ばかり。 筆者は安楽死や胃ろう、人工透析などについていても語っていて本人の意思よりその周囲の意見が結果的に本人を社会を苦しめているとの意見にとても賛同しました。 今を生きる。 その積み重ねが未来を作っていく。 元気でまだ若い時の読むことができてよかった。

    0
    投稿日: 2025.04.02
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    老いや病気に抗うことなく、年をとれば誰でもできないことが増えて痛いとこも増えてままならないことばかり。 それをあまり悲観せず、受け入れて無駄な治療はせず、心穏やかに死を迎えることができれば上等ってことかな。 坂本龍一の最期の言葉が”もう、逝かせてくれ”というのは早く解放(痛みや治療から)させてくれってことで、あんなにも輝かしい功績を残した人なのに最期がこの言葉なんてなんともやるせなかった。

    0
    投稿日: 2025.02.27
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    「看取り先生の遺言 がんで安らかな最期を迎えるために」参照。 ピンピンコロリなど幻想に過ぎない。そういう死に方が難しいという言説は知っているが、理解できているか? 以下、引用。 ●人はだれでも、年を取れば足が弱るし、手がしびれて、息切れがして、身体が動きにくくなり、眠れなくなったり、尿が出にくくなるのに夜はトイレが近くなったり、お腹が張るのにガスは出ず、出なくていい痰や目ヤニやよだれが出て、膝の痛みに腰の痛み、嚥下機能、消化機能、代謝機能も落ちたりして、身体が弱るものです。そうなるのが自然なのに、それを受け入れるのは簡単ではありません。  老いるということは、失うことだとも言われます。体力を失い、能力を失い、美貌を失い、余裕を失い、仕事を失い、出番を失い、地位と役割を失い、居場所を失い、楽しみを失い、生きている意味を失う。  そんな過酷な老いを受け入れ、落ち着いた気持ちですごすためには、相当な心の準備が必要です。  若いときから優秀だった人は、人生で得たものが多い分、失うつらさにも耐えなければなりません。仕事で高い地位についていた人は、リタイアしてふつうの人になることに抵抗があるでしょうし、頭がいいと言われていた人は、記憶力や計算力が衰え、言いまちがい、勘ちがいなどを指摘されると腹が立ち、逆にショックを受けたり、落ち込んだりします。  もともとさほど優秀でない人は、リタイアしても同じですし、記憶力の衰えなどもたいして気にはなりません。 ●健康維持や老化予防の努力にも思わぬ罠が潜んでいます。  毎日、しっかり運動をして、酒、煙草もやらず、夜更かしもせず、栄養のバランスを考えて、刺激物を避け、肥満にも気をつけて、疲れも溜めず、健康診断や人間ドックも欠かさず、ストレスも溜めず、細心の注意で健康に気をつけていても、老化現象は起こります。がんや脳梗塞やパーキンソン病、あるいは認知症も、なるときはなります。そのとき冷静に受け止められるでしょうか。あんなに努力したのにと、よけいな嘆きを抱え込んでしまわないでしょうか。  もちろん、努力をすればリスクは下がります。しかし、ゼロにはなりません。そのことをしっかり認識しておかないと、努力しない人以上の苦しみに陥る危険があります。

    0
    投稿日: 2025.02.23
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    老いも死も嫌なものだが、欲望や執着を捨て、老いや死を受け入れること。与えられた状況に感謝し足るを知る方が心安らかに過ごせる。 武道というのは与えられた状況に最適化することを目指すこと。最適化とは相手の状況に合わせて最も自由度の高い状態を作ること。そうすることで次の行動の選択肢が最大化し、何が起きても大丈夫と言う心持ちになる。 認知症になるのは悪いことばかりではない。 病気になった後病気であることを認識できないから、恐れる必要も悔やむ必要もない。無理解の平安に帰還する。認知症でない人が感じる。不安や恐怖軋轢や葛藤から解放されるから決して悪い状況ではない。 今のところ認知症予防に効果的なものはない。 癌は5ミリ以上でないと発見できない。2人に1人は生涯癌にならない。がん検診で30人に1人は検査被曝で癌になっている。

    0
    投稿日: 2025.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心に残る内容はなかった 「人はどう老いるのか」というタイトルから想像した内容とは違った 1章、2章は「老人図鑑」 3章以降は論文の引用などもなく「医療の限界」を説いたり、中途半端に仏教の教えを引用しただけという印象 医療書や仏教本を読む方がためになりそう

    0
    投稿日: 2025.02.03
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    人はどう老いるのか、読みました。 心情的に読み進めるのがつらくて読了まで一月以上かかって、やっと読み終えることができました。 とても学びのある一冊でした。 認知症や医療幻想、老いとは、死とは、などが医師として勤務されている著者の視点から書いてあるので、辛辣なところもありましたが、心に響くものがありました。 諦める、とゆう言葉はもともとつまびらかにする、明らかにする、とゆう意味だったそうです。老いの不如意も衰えも死でさえ諦めることによって生きるのが楽になる、とゆうところが印象的でした。

    1
    投稿日: 2025.01.20
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    「人はどう老いるのか」作家であり医師である筆者が書いたのは、どう老いてどう死ぬのか?ということに向けて、多くの死を見つめてきた医師の視点からの提言。 人の命は何者にも変え難い。自ら捨てていい命なんか一つもない。そんな通り一遍のごたくではなく、死とはどういうものか?と正面から死を見つめる真実。 老いるということは、その結論として死を迎える。 どう老いるのか?ということは、どう死に向かうかというこのに他ならない。 年金受給資格を満たし、死を身近なものとして見つめる世代に入りつつある私には、多くの示唆に富んだ一冊だった。 本書を読んで「求めない」という詩集を読むことにした。

    5
    投稿日: 2025.01.16
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    長生きは苦痛、認知症は不幸ではない。現役時代とのギャップや高望みが不満のもと…。努力しすぎず達観して足るを知る、現実を受け入れることが大事だ。カミさんや子供達をケアラーにしてはならないと改めて自戒。期待しすぎず頑張りすぎず、ちょっとだけ今を大切にしていこう。良本、他の著書も読んでみよう。

    0
    投稿日: 2024.12.17
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    「実は今がいちばん幸福なんだと気づけば、これからどう老いるべきかということも考えずにすむでしょう。」 最後のこの言葉にまとまっている気がします。

    0
    投稿日: 2024.12.03
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    自然な老化現象や病気。下手に老いて苦しんでいる人は、だいたい油断している人です。現実を見ずに明るく気楽で前向きな言葉を信じた人たちです。上手に老いて穏やかにすごしてしる人は、ある種の達観を抱いています。 最期まで諦めずに頑張れ、が指針となって沁みついてしまっているのですね。

    0
    投稿日: 2024.12.01
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    多くの高齢者に接してきた筆者が 初体験の老いを失敗しないように指南してくれる。 認知症になるとこんなことをするのかという逸話が盛りだくさんでショックも大きかった。 老いへの心構えと死への心構えは なるほどと思わせることばかり。 ただ全てを受け入れることは難しいだろうな

    0
    投稿日: 2024.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いつまでも明晰だと、老いのつらさ、惨めさが如実に意識され、不快な過去と不安な未来に苦しめられるが、認知症になるといっさいが消えて今だけの存在になる。 認知症の介護をはじめるなら、認知症の人が起こすトラブルをできるだけたくさん最悪なものを想定内にして、心の準備をすることが肝心。 ・無為自然 作為的なことはせず、自然に任せるのがいい ・莫妄想(まくもうそう) 不安や心配や迷いは妄想だからしないほうがいい ・少欲知足 欲を減らし、足るを知ることが苦しみをへらす

    9
    投稿日: 2024.11.27
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    どう生きるか、どう老いるか。心臓や脳が悪くなり、死を身近に感じた。だがもっと深刻な状況にある人が周囲にいることに気づかされる。親の死を経験し悔いも募った。だがそこには執着やエゴもあったのだろう。命の有限性を前に何を手放し何を残すべきかを問われる日々。老いと向き合うとは限り今ある時をどう使うかに他ならないのかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.11.22
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    何で本書を知ったのか? 覚えていないんですが、ようやく読めました。 私が〝タブー〟だと思っていることをズバズバを書いていて、納得させられることが多い。 父と義母が80歳を超え、色々と覚悟しなければならないタイミングで読めてよかった。

    0
    投稿日: 2024.11.13
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    医師だからわかる綺麗事ではない、老いるとはどういう事なのかを、赤裸々に語っています。医療、医師への信仰とも似た過度な期待。 まさに老いる事について、死について予習することができる一冊。

    0
    投稿日: 2024.10.23
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    人の名前が思い出せず、口をついて出るのは「あれ、それ」ばかり。白髪や皺、シミが増えて、鏡を見るのも嫌になる。腰痛や関節痛がひどくなり、歩くのも辛くなる。視力が衰え、本を読むことすらままならない。…遅かれ早かれ、人は誰しも老いる。健康寿命が尽きても、暫くは生きていく。医学は万能ではなく、若さは取り戻せない。巷に広がる健康情報には商業的な意図もあり、過度な期待をしてはいけない。できなくなることや不便になる現実を受け入れ、一瞬一瞬の今を味わう。老け行く自分。やってくるその時に備え、心の準備もしておいた方がよい。

    1
    投稿日: 2024.10.21
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    老人医療に携わる医者からの提言。老いの実態から、病、医療現場、治療の限界、、まぁ、本来あまり知りたくないことがたくさん書かれてる。大事なのは、心の準備。多くを望まず、受け入れる寛容さ。難しいが、納得の一冊だ。

    0
    投稿日: 2024.10.20
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    死について安心できている人なんていない。 突然なのか告知されてなのか、どちらにしても迷うことや悩むことだらけ。 著者は医師であるが外務省に勤めて医師の現場に立つことになった。この経歴も興味深いが、医師の現場に戻ったデイケアクリニックでの出来事が興味深い。 認知症の症状や個人差もあり、そのやりとりはやはり生々しいがユーモアを忘れない老人との会話もある。 目次もなかなか工夫されており、それはよまなきとなる。 準備しても仕切れないが最後はそこだよなと哲学的になる。

    36
    投稿日: 2024.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    100年時代とプラス面ばかりいわれているが、メディアのいうようなプラス面ばかりみていてはいけないなと思った。 高齢になると人間は皆体がおかしくなる。去年までの幸運を喜ぶべきで、いつまでも無症状のままが当たり前と思うほうがまちがっている。「老い」にはつらいこと、悲しいことが多い。具体的に書かれていて、わかりやすい。 心の準備のある人は、ある程度受け止められる。心の準備のない人、すなわちいつまでも元気でいられると思っていた人は、「なんでこんなことに」とか「こんなことになるとは」と、よけいな嘆きを抱えるので、反応性のうつ病になる危険が高まる。 知症の介護をはじめるなら、認知症の人が起こすトラブルをできるだけたくさん、できるだけ最悪なものを想定内にして、心の準備をすることが肝要。すなわち、認知症の予習。あまり考えたくないが、最悪を考え、心の準備が大事なんだな。 収益を生むためにどうしても過剰な検査になることがある。そして医者に頼ろうとする人は少なくない。それは、専門家に頼れば安心という幻想があるからではないでしょうか。医療も医学も必ずしも万能ではないし、当てにしすぎると裏切られることもあるということを、忘れないほうがいい。 胃ろうやCVポートで引き延ばされる命は、当人にとっても家族にとっても過酷なもの。下の世話から床ずれ予防、喀痰の吸引、あちこちの 疼痛ケア、関節拘縮の予防に清拭、口腔ケア、唾液の誤嚥防止。胃ろうから入れた流動食の逆流予防など。 「胃ろうかCVポートをしなければ、このまま亡くなります」と言われたらどうするか?あまり考えたくはないが、考える必要があると思った。

    1
    投稿日: 2024.08.04
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    老いるというものを、メカニズムではなく、老いた上でどう老いと付き合い生きていくのかという観点で書かれた本。 老いは防げるに越したことはないが、現実的には老いは必ずやってくるもので、死と同じでどう付き合っていくかを考えさせてくれる本。

    1
    投稿日: 2024.08.03
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    老いも衰えも受け入れて付き合っていくしかない。 仏教では諦と言う文字は真理の意味がある。 努力をすればリスクは下がる。しかし0にはならない。そのことを認識しておかないと、努力しない人以上の苦しみに陥る危険がある。

    0
    投稿日: 2024.07.26
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    意外なことを言っているわけではないが、心にとめておくべきことが繰り返し述べられている。 あらかじめ期待値を下げる。幻想を抱きすぎない。

    5
    投稿日: 2024.06.19
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    あきらめることは受け入れること。今のところどこも悪くない40代なのに、延命治療はしないでと家族に伝え済の自分にとっては、思っていることを言語化してくださっている良書。

    1
    投稿日: 2024.04.16
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    老人デイケアに勤めた経験から見えてきた老いるとはどうゆうことか、について書かれた本。 いろいろな老人の実態が書かれていて興味深い。 中番から後編では老いや死にどう対応していくかが書かれていた。 老子や、釈迦の考え方を示していた。 弄便(ロウベン)認知症介護の最難関。認知症になると、便が臭い感覚がなくなり、便がきたないもの認識が消える。便を粘土のようにこねたり、ポケットにしまい込んだりする。 認知症の種類は4つに分けられ、混合型もある。 どの型かは死後脳を見てみないとわからないことが多い。 アルツハイマー型、レビー小体型、前頭葉側頭型、脳血管性。 認知症に様々なタイプがある。多幸型、不機嫌型、怒り型、泣き型、笑い型、いじわる型。 徘徊とは目的もなくうろうろ歩くこと。老人の徘徊には彼ら自身の目的があり、徘徊とは言えない。対応方法も書かれており、体験することになったら読み直したい。 齢をとれば人格者は70歳まで。それ以降は心身共に衰え、若者から尊敬されたいと思っても無理がある。敬老精神がほしければ、高齢者自身が尊敬に値する人物にならないといけない。方法は自らを受ケイれることフレーズ117参照 病気治療や健康に対して、医者は特別な能力を持っていない。良くなったのは本人の力。専門家に任せれば安心というのは医療幻想につながる、。期待は失望に変わり、自分の首を絞めることになる。 老いを目の前にする家族は、以前の問題のない姿と比較し、狼狽しなんとかならないかとあくせくする。日付を聞かれて答えられなかった本人は、これができなくなった。頭ではわかるのに、口にできなくなったと、無いものに捕らわれ不幸になる。対応としては試すのではなく、話を認めること。具体的に選択肢を提示する。コーヒーと紅茶どっちがいい?どれがいい?では迷いやすく答えられないことがある。 認知症の本人は、認知症になったら嫌だとか考えていない。認知症が嫌だと思う人は元気な人のみ。不安にならず認知症を受け入れる。年をとると、心身共に衰え、今までできていなかったことができなくなる。それを受け入れること。過去と比較し苦しまないこと。認知症にならず、頭がしっかりしている者も考えもの。自分の現状を理解できる分、家族や周囲の人に申し訳なく感じることも。 老いについて元気なうちから現状を知り、受け入れていく準備をすること。

    1
    投稿日: 2024.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    良書。 認知症は、悪くない。本人は、今しか分からないから、死の恐怖を感じなくなるから。周りは大変だけど。 死は受け入れるしかない。誰でも訪れる。近年は、無理やり生かそうとする。本人、家族とも辛くなる。高齢なら何もしないほうが楽。 気楽に、今を楽しむ人生を心がけよう。

    1
    投稿日: 2024.04.06
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    スマートニュースで気になりようやく借りられました。 高齢者医療に携わっている医師が書くなら大体そうであろう内容。 本当に本人が望まない延命は苦しいだけ。点滴以外にも食欲落ちてきている人に高カロリー食品を延々と食べさせたり。一度始めるとなかなかやめられないのが怖いところです。一時的な食欲低下なら確かに栄養補助食品で様子見た方がいいけど、それで細々といくのも辛いですよね。結局必要栄養量は賄えないから褥瘡になりやすかったり治癒もできないし。 やっぱり老化を受け入れて楽しそうに年をとっている本人や家族は幸せそう、に尽きます。

    23
    投稿日: 2024.03.16
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    できれば、苦しむ老い方はしたくないと思う。認知症にはなりたくない、がんも怖い、家族に迷惑はかけたくないと思う。でも老い方は人それぞれで、しかも自分では決められない。 読み始めると、まずは老いの現実。きれいごとではすまされない。心身ともに疲弊する。今、介護を担う全ての人に敬意を払いたいと思った。 次に認知症について。認知症になると〈今〉しかないので、煩いも消えるらしい。認知症になる前から心配しても、そのときにはわからなくなっている。なるようにしかならないのだから、前もって心配するだけ時間の無駄なんだなと思った。 もうひとつわかったことは、最近は年配者よりも若者のほうが新しいことを知っていて、教えてもらわなければならない。だからこそ、自らの老いを受け入れ、怒らず、威張らず、自慢せず、若者に道を譲り、己の運命に逆らわない心の余裕を持つことが必要だということ。これはとても難しいことで、だからこそ、そうなれば若者の敬意を呼び覚ますことができる。でもなかなか難しそうだ。 がんについては、標準治療の大切さ、人の弱みに漬け込む怪しげな民間治療に気をつけること、痛みを取り除く重要性、残されたもののエゴで患者を苦しめないことなどと、強い精神力の必要性を再確認できた。 老いは、誰でもが初めての体験になる。考えてもどうにもならないことよりも、今の時間を楽しめるように生きていきたいと思った。準備はもちろん大切だが、準備だけで人生を終わらせないようにしたい。

    14
    投稿日: 2024.03.15
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    若い時にしか出来ないこともあれば年をとらなければ出来ないこともある。 よりよく生き、よりよく死ぬには過去ではなく今を楽しむことが必要ですね。

    1
    投稿日: 2024.03.08
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    高齢者本は様々あるが、小説家でもある久坂部氏の医療の現場を見ながらの高齢対策の本、天はいつまでも若い人を造らず、いつまでも死なない人を造らず。 歳をとれば、人格者になると言うのは間違いではありませんが、せいぜい70歳前後まででしょう。昔はそれぐらいで大体の人が死んでいたので、歳とれば人格者になると言われたのです。 スーパー元気高齢者の活躍、日野原重明氏、テレビで元気に活躍する様子を放送されるたびに、高齢者のお手本、素晴らしい高齢者だともてはやされていた時、医者をしている友人が、あの人は老害であると同業者では言われていると言う話を聞いて驚いたことを思い出した。 老いるということは失うことだと言われています、体力を失い、能力を失い、美貌を失い、余裕を失い、仕事を失い、出番を失い、地位と役割を失い、居場所を失い、楽しみを失い、生きている意味を失う。改行以前に読んだ田坂広氏の 死は存在しない   を取り上げて、死後の世界、医学と宗教の関わり、についての指摘には同感するところも多かった。 キリストは、医療関係者の集団であった、と言うキリスト教発生の物語を思い出した。 私は今、命より大事なものがあると思っています。それは苦しまずにいると言うことです。命より大事なものはないと言う人は、多分今、苦しんでいない人でしょう。自然なしはさほど苦しくありません。 実は今が1番幸せ、これからどうオイルべきか、人は不幸には敏感なものだが、幸福には鈍感。お芋も、自然なこと、当たり前の事と受け止められれば、心も落ち着き、穏やかに暮らせるようになるでしょう。

    2
    投稿日: 2024.02.22
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    人の老いと死について、真正面から向き合った本。 達観しながらも抵抗せず、上手に楽に老いていきたいものである。

    2
    投稿日: 2024.02.21
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    人に勧められて読む。 最初に書かれる壮絶な老いの様相にまずかなり衝撃を受けた。ただ、それを知っているか知らないかでは、実際に老いを受け入れるに際しての心構えがずいぶん違うと思う。 誰でも死ぬ時は大変なのか…。 知りたくなかったなあ。 抗わずどう生きていくかの指南書でもあるのだが、筆者の意見に全面的に賛同できるわけではないところも、ままある。特に胃ろう処置をするかどうかという点や安楽死について、安易にそうだよねと肯定できない。筆者も全面的に肯定しているわけではないが、医師としての発言はもっと慎重でもいいかなと思う。 どうせ、老いることは苦難を伴うし、死ぬ時も壮絶な苦痛を通り抜けるのだから、ぽっくり死ねるとか、いつまでも元気でというのにこだわるな、と筆者はいう。 一つずつ受け入れていこうと。 うーん。やっぱり嫌だなあ(笑) でも知っておいてよかったとは、思う。 「弄便」なんて言葉初めて知ったが、これも当たり前なんだよねと思うと介護の時に気持ちがラクかな。みーんな通る道だから、と思うのはいいことだと思う。 最後に紹介された内田樹の言葉、さすが内田さん。与えられた状況に自分が合わせていくという武道家としての姿勢、かっこいいですね。 それから、水木しげる氏も流石と言うしかない。 ガリ勉して、同僚が遊んでいてもマジメに貯金をし、結婚もし、家も建て、子供も大学に入れて、万事将来の幸福のために備えた男が、臨終の時に言った言葉 「わしは少しも幸せではなかった」に対して 「あなたは幸せの準備だけをなさったのヨ」という妻を描いた『幸福の甘き香り』は読んでみたい。 「老後というのは、若い時の執着や邪心が消えて、いろんなものが見えてくるから、思ったよりいいものなんだ。」という水木しげるさんに倣って、老後は気楽に欲をかかず、退屈せずに楽しく気晴らししていけたらいいのね、と思った。 でもまあ、仕事をしながら、幸せの準備するのも実は楽しい気晴らしなのかも。 一つの考え方として、この本をうまく使えば良いと思う。

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    投稿日: 2024.02.20
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    高齢者の実際の様子が書かれてあり、身に済まされました。今から死ぬと言うことを考え、家族に延命をしないことをはっきりと伝えておきたいと思いました。

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    投稿日: 2024.02.19
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    地震の起こる確率より、死ぬ確率が高い。それなのに死にたいする準備が出来ていない。死も老いも必ずやってくる。あれこれ心配せず、そのまま受け入れよう。その気持ちを持つことが、老後の宿題なのかもしれない。

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    投稿日: 2024.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024/1/25 読了  ”老いに抗うのではなく受け入れる”が基本テーマ。高齢者医療現場での経験が生々しい。その中で軽度な老化でも不満一杯の人と、かなり重度な老化でも幸せそうに満足している人の差は”老いの受け入れ”と分析している。医療の進歩が老い末期患者の苦痛を助長していることが示されている。要するにあまり老化を意識せず、好きな生活を送ってピンピンコロリを理想とする、ってことかな。

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    投稿日: 2024.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グループホームむつみ庵では、階段が急。慎重に上り下りするのでかえって安全。 認知症の薬は、評価がわからない。そもそも進行スピードは人によって違う。 認知症にならないと、だんだん不如意になってくる自分が許せなくなる。体が言うことを聞いてくれないことを突き付けられる。 病気と死を恐れなくなるほうが穏やかになる。猫も犬も人間ほど心配しない。一つ目小僧は今しか見えない。犬は目が見えなくなっても嘆かない。 認知症のトラブルを最悪なものを想定する。否定せず受け入れる。 医療幻想を持たない。医療には限界がある。早期発見早期治療が大事、という人は医療幻想にとらわれている。認知症は早く見つかっても手の打ちようはない。むしろ不幸になる。 常に前向き、よりも受け入れようとする態度。 おむつ外し運動など美談の弊害。長生きすれば必ず訪れる症状から目を背けようとしないほうがいい。いずれそういうこともある、と準備するほうがいい。 がんの患者が増えたのは、ほかの病気で死ぬ人が減ったから。がんは老化現象のひとつと考える。 がんの悪液質は食欲を奪う。悪液質になったら静かに見守るほうがいい。無理に食事をとらせない。 がん検診は、胃、肺、大腸、乳房、子宮頚部だけがエビデンスがある。検査被ばくが心配。医者はがん検診を受けていない。体調に注意していれば治療できる程度のがんはわかる。2人に一人がなる、ということは、2人に一人はならない、ということ。今は治らないけど死なない、という道がある。 老衰は食欲がなくなって死ぬだけではなく、腎機能が衰える場合もある。この場合、人工透析をするか悩ましい。安楽死法がないのは、安楽死禁止法があるのと同じ。 スーパー老人はもって生まれた体質がある。がんばっても無理と考える。不満や失望を抱えない。 老いの不如意や衰えも受け入れて付き合っていく。 日本は敗戦後、命を大事にしすぎる国になった。 欲望と執着が苦しみの種。無為に至れば自然にうまくいく。 事前の期待値を下げておけばがっかりせずに済む。 武士道とは死ぬこと、よりよい死に方をしたい。 いのちよりも苦しまないことが大事。 名前なんて1万年もすればだいたい消えてしまう。 幸せの準備だけして終わらないように、今を幸せに生きる。

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    投稿日: 2023.12.22
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    人間の老い方に関する本。高齢者医療に従事されている久坂部さんの経験などまとめられており、リアリティの高い内容である。自分はまだ両親もそこまで老いが進んでいないため経験がない分、こんな老い方をするのだと新しい気づきが多かった。自分もかなり老いを感じてきており、まだ早いとは思うものの準備をしていきたいと思った。

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    投稿日: 2023.12.13
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    「年を取れば人格者になる」はせいぜい70歳まで。人生経験が豊かで、精神的にも余裕と自制心が培われ、若者から見れば人格者に見えていた。しかし現在はその先に20年ほど生きてしまう。高齢者は、自らの老い、苦痛、不如意を泰然と受け入れ、栄誉や利得を捨て、怒らず威張らず、自慢せず、若者に道を譲り、己の運命に逆らわず、心に余裕を持つこと。と述べている。▶︎そのためには、できなくなったことに気を奪われることなく、できることの現実を受け入れ日々感謝の生活を送ることである。一生精進である。

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    投稿日: 2023.11.25
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    評価3は面白くなかったわけではなく、過去の久坂部作品を読んでると当たり前と思うような既知のことが書かれているから。初めて読む方には面白いと思います。

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    投稿日: 2023.11.24
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    下手に老いて苦しんでいる人は、だいたい油断している人。浮かれた情報に乗せられ、現実を見ずに明るく気楽で前向きな言葉を信じた人たちです。上手に老いて穏やかにすごしている人は、ある種の達観を抱いています。決していつまでも元気を目指して頑張っている人ではない。いつまでも元気にこだわると、いずれ敗北の憂き目を見るのは明らか!老いれば機能が劣化する分、あくせくすることが減り、あくせくしても仕方がないし、それで得られる事もたいしたものでない。そういう智恵が達観に通じるように思う。多く高齢者に接し、上手に楽に老いている人、下手に苦しく老いている人を見ていると、初体験の「老い」を失敗しない方法はあるような気がする【目次】 第一章 老いの不思議世界 第二章 手強い認知症高齢者たち 第三章 認知症にだけはなりたくない人へ 第四章 医療幻想は不幸のもと 第五章 新しいがんの対処法 第六章 「死」を先取りして考える 第七章 甘い誘惑の罠 第八章 これからどう老いればいいのか

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    投稿日: 2023.11.16
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    人は老いや,その延長線上にある死を自分事として認識したくないのだ.老子がもうずーっと昔に知足,と喝破しているのに.

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    投稿日: 2023.11.09
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    『人はどう老いるのか』 著者 久坂部 羊 講談社現代新書 2023年 医者で小説家の著者が「老い」をテーマに書いた上手に老いるための老い方指南の本書。医学的な老いに関して書いているとかそういう類の本ではないが、医者目線から見た様々な人たちの老いた後どうなっているのかというエピソードがふんだんに盛り込まれており読みやすい。 老いに関する話から認知症の治療薬の話などがメインであるが、それに付随した医療幻想の話しなどもされており、個人的にはそっちの方が興味深い。その中で安楽死に関する著者の意見を引用しよう。 安楽死や尊厳死を否定したがる人の心の奥底には、やはり死の絶対拒否という硬直した思いが横たわっているような気がします。絶対拒否は思考停止で、あらゆる状況が起こりうる現場では役に立ちません。 安楽死法がない日本は、見えない”安楽死禁止法”が布かれているのと同じです。苦しみながら死んでいった人は何も言いません。無駄な苦しみを味わって、悲惨な時間を長引かされて、その苦しみを経験していない人から「死なないで」などと言われて亡くなった人は、何も言いません、 しかし、もし死人に口があれば、あんなに苦しむのなら安楽死させてほしかったという人は、決して少なく無いと思います。 安楽死や尊厳死に関しては賛否両論あるが、個人的には私もこの意見に賛成だ。生きる権利があるのなら、死ぬ権利もある。それがもっともだと思う、 もちろんこの話を大っぴらにしようとするなら、まだまだ日本には大きな壁がある。しかし、生もあれば死もある。死は決して非日常ではない。こういう認識から始めることが最初の一歩だと思う。 老いを受け入れることが上手に老いるために必要なように、死を受け入れることが上手に死ぬことなんだろう。上手に死ぬってなんだよ…。

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    投稿日: 2023.11.09
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    小説を幾つか読んだので、新書も読んでみました。ケアの仕事もやられているので、現実的なお話で、かつ作家先生の自然体な考え方に共感しました。水木さんの言葉は刺さりました!

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    投稿日: 2023.10.26