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ものがたり洋菓子店 月と私 ひとさじの魔法
ものがたり洋菓子店 月と私 ひとさじの魔法
野村美月、omiso/ポプラ社
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総合評価

76件)
3.8
19
21
26
4
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず表紙が好き☆彡 中はあたたかく柔らかい物語です(*^^*) 作者の方のお名前が美月さんで、 月のおかしが出てきます。 まぁれいじくんは将来的に失恋すると思うけど、やっぱりかたりべさんとお姉ちゃんがつっついたらいいな、と思う私であります。 とはいえ、麦ちゃんの言うとおり、甘々な2人の醸し出す雰囲気はお互いを思いやるカップルそのものやーん(*˘︶˘*).。.:*♡ てかかたりべさんが皆の物語をつむいじゃえるのは ファンタジーってことで、目をつむっています笑

    0
    投稿日: 2025.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    洋菓子店のケーキなどにまつわるストーリーなどをストーリーテラーが教えてくれることで話が進むという感じで、日常ミステリーに近いものがあるのかな、と思う。 それぞれのケーキがどういうものなのか写真があるとよりリアルに思うけど、ストーリーテラーのストーリーもそれぞれのケーキに即していて面白いと思う。 あと、登場キャラクター自体はシンプルなので、突拍子もないような事態は起きずに安心して読めると思う。

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    美味しいケーキで元気になる系の話と思いきや、令ニがあまりにこじらせたキャラで引いた。ストーリーテラーも違ったこじらせ方で、今後の展開が読めない。フィナンシェ食べたい!

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    面白かったが、連作短編集のため、もう少し1エピソードが濃くてもいいかな?と思う。キャラクターや設定が魅力的なので、よけいそう思うのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そのお菓子にはストーリーがある。 洋菓子店「月と私」にはストーリーテラーがいて、お菓子のストーリーを語ってくれる。心に重荷を抱えた人はお菓子とストーリーに癒される。 令二が悪い。それはさておき、カタリベさんはちょっとおかしな人である。姉妹が騙されていると疑っても仕方ない。大事件は起きず、人の優しさにあふれた物語。まるで洋菓子のように。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    人生で誰しもが直面しそうな悩みを抱えた人たちが、「月と私」という洋菓子店に訪れ、スイーツとそれが持つストーリーに元気づけられる物語。 登場するスイーツがとにかく美味しそうで、おしゃれなスイーツの名前もたくさん知れた。上品なカップとソーサーと、ケーキのお皿を用意して丁寧に時間を過ごしたくなった。 文章はとても読みやすく、すらすらと一気に読み終えることができた。同シリーズで何冊か出ているようなのでそちらも読んでみたい。

    3
    投稿日: 2025.08.04
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    書店で表紙の美味しそうな絵に惹かれて購入。物語に引き込まれてあっという間に読み終えてしまった。自分に自信のない地味だけど素敵なスイーツをつくるシェフ糖花さん。をまるで執事のように見守り魅力に気づかせ変身させたストーリーテラーのイケメン語部さん。そんな2人もさることながら、美味しそうなスイーツ描写と個性ある登場人物。面白くないわけがない。読み終わり名残惜しいと思ったら続きも出てるらしい。それもパート4まで!!絶対読みたい。面白かった!!

    0
    投稿日: 2025.07.13
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    美味しそうなケーキやお菓子が沢山出てくる 私も自分にもっと自信を持って、自分をたまに甘やかして、好きな物には嘘をつかずに生きていきたい

    0
    投稿日: 2025.07.09
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    ストーリーテラーの話が聞けてさらに美味しく感じるケーキや焼き菓子。こんな洋菓子店が近くにあったらいいなぁ。糖花と令二、語部さんの関係が今後どうなっていくのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.07.05
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    住宅地に凛と佇むその洋菓子店には、ストーリーテラーと美しいシェフがいる。 以前は地味なシェフが一人、地味な日持ちのしそうな茶色い焼き菓子しか売っていなかった、今にも潰れそうなそのケーキ屋。でも味は良かったのでもう一度訪れたところ、そのお店はガラリと様子を変えていた。 インスタ映えする看板に驚き、何より、ストーリーテラーと称する美形の執事のような人がいるお店へと様変わりしていた。 ケーキが食べたくなる、するすると読めてほんのり温かい気持ちになれるお話でした。何より、ケーキが食べたくなる、それに尽きます。 オムニバス形式で主人公が代わり、その都度その人に合ったケーキが提供されます。ケーキ屋さんもそこを訪れる人もどの人もほっこり温かい人たちばかりですが、一人だけ、令二くんだけ浮いているように感じ苦手です。

    4
    投稿日: 2025.06.14
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    今年一、 どストライクな作品に出会ってしまった… 『ものがたり洋菓子 月と私』を看板に掲げる 洋菓子店のお話。 作中にはウィークエンドやレイヤーケーキ、 クイニーアマン、ミゼラブルなどなど 様々な洋菓子が登場する本書。 そして描写が何より美味しそうで…。 満月のウイークエンドとキャラメリゼが 食べたくなったあああ 読みながら 『こんな洋菓子店が近くにあれば…』と 思ってしまうほど素敵なお店。 また描写もとても素敵だが、 登場人物たちもまた素敵で可愛くほのぼのする。 早くシリーズを追いかけて 月と私 洋菓子店のや登場人物たちの 恋の行方がとても気になります!!

    16
    投稿日: 2025.06.11
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    読みやすいし可愛い! 洋菓子食べたくなっちゃうなぁ。 一つ一つのお話も素敵。女の子の夢が詰まってるっていう感じかな? 執事とお姫様の恋愛はとても見てみたいけれど、両片思いの素敵さもわかるから、ぬあああって読みながら悶えてしまった。。。 明日香さんにお勧めしたいな

    1
    投稿日: 2025.05.29
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    文学少女以来、野村美月さんの作品を読みました。 遠子先輩を思い出すような、食べ物の語りが美味しそうで。凄く洋菓子が食べたくなりました! こんなお店が近所にあったら、めっちゃ通うのに〜! エピローグのおかげで、ますます恋模様を追う楽しみが増えました!

    0
    投稿日: 2025.05.22
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    洋菓子店「月と私」には、お菓子のいわれや魅力を物語のように説明してくれるイケメン「ストーリーテラー」がいる。内気なパテシエが作り出す素敵なお菓子が紡ぎ出す、甘くておいしい連作短編。

    0
    投稿日: 2025.05.16
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    とても軽くて漫画的な読みやすい作品 執事みたいなストーリーテラーや、 実は美人でした、とか かなりベタな構成でしたが、 お菓子はおいしそうで、 カフェに行きたくなりました

    4
    投稿日: 2025.05.15
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    とびきり美味しいお菓子とそれにまつわるストーリーでお菓子を引き立てるストーリーテラーがいる洋菓子店の連作短編集。 シェフの糖花とストーリーテラー語部にはまだまだ続く話がありそう。次作も楽しみ。

    1
    投稿日: 2025.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お菓子はとても美味しそう。 ただキャラクターが… 令二のヤンデレS属性も引くが、それを分かっていながら容認している麦も大概だ。 本当に溌剌、サバサバしているなら虐めをするような相手を見逃さないだろう。 語部もやり方は違うが令二と似たようなものなので、どちらも気持ち悪い。 ふみよさんの話も、トースターでパンも焼けないように子供を育てている母というのも正直気持ち悪い。ダメ人間製造機だろ。家事を教えていないのに覚えなさいはないわ。お茶の淹れ方も教えろよ。 唯一頑張れ!と思えたのが凌吾くんとヨシヒサくんの話。 続きの話が出ているようで、お菓子は気になるのだがこの気持ち悪いキャラ達がまた出てくるのかと思うと読むのを躊躇う。

    0
    投稿日: 2025.05.02
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    住宅街の洋菓子店「月と私」には、お菓子の物語を届けるストーリーテラーと、美人のパティシエ。 そこに訪れる人は魅了され、語られる話に勇気や希望をもらっていく連作短編。 元々パティシエは地味で目立たない女性なのだが、ストーリーテラーと出会って変貌。 と色々あるのだけど、そのストーリーよりも、全てパティシエの妹の幼馴染である令二が、全ての記憶を掻っ攫っていった。 令二、怖いよ、怖すぎる。小さな頃からそのサディスティックな捻くれすぎた恋心。引いた。とっても引いた。

    4
    投稿日: 2025.04.27
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    様々な洋菓子が登場し美味しそうな描写がたくさんされているが、見慣れないワードが多く、自分の脳内の想像だけでは限界があった…。 挿絵とかあってもよかったのかもなぁ。

    0
    投稿日: 2025.04.23
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    スイーツが本当に本当に美味しそうで…スイーツ大好きな私にとって最高の小説です。登場人物たちが抱える悩みは共感できるものが多く、読み進めながら私も一緒に癒され背中を押されました。

    0
    投稿日: 2025.04.04
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    短編集だが、ところどころ話がつながっていてとっても面白かった。 すごく心があったかくなる本で、出会えてよかった。 スイーツ巡りしたくなった。

    0
    投稿日: 2025.03.21
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    洋菓子店「月と私」には、美人なパテシェと執事のようなイケメンストーリーテラーがいる。 美味しそうな洋菓子についてイケメンストーリーテラーが話してくれる。 マンガ的ストーリーで、幸せな気持ちになれます。

    0
    投稿日: 2025.03.05
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    ストーリーテラーがいる洋菓子店ってどういうことかよく分かってなかったけど、読んでみて納得。 見目麗しい美声の人物に「美味しいですよ」的ストーリーを色々聞かされればそりゃほいほい食べたくなっちゃうよね。 話のうまさはビジネスに重要と知っていても実際そういう職業があるとは思ってなかったからちょっとびっくりした。日本ではあまりいなさそう。 いるけど職種やポジションとしては確立してないだろうな。 ストーリーテラーが語るお菓子の数々がどれも美味しそうで良かったけど、キャラクターたちは正直それほど刺さらなかったんだよなぁ。 ちょっと残念。 いかんせん名前が……。性格も……。 麦と爽馬の存在だけが清涼剤だった。 横道逸れるけど、今回はウィークエンドシトロンがオルタネートを思い出させた!

    2
    投稿日: 2025.02.26
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    ケーキ屋さんを舞台に優しい短編集。 ケーキの描写を読んでる途中から、無性にケーキが食べたくなり、買い物ついでにケーキ屋さんに入ってしまった。 高校生たちのキャラもいい味が出てる。

    12
    投稿日: 2025.01.28
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    年末にふらっと立ち寄った本屋さんで、平積みしてあってなんとなーく購入。 仕事でボーナスの次の日に若いスタッフが2人も急に退職してしまい、とばっちりを受け、仕事だらけの年末年始となった。 もっぱら、現実逃避は読書。 そんな時に、癒されました。 優しい恋愛話、美味しいだろうスイーツのお話。 一気読みしました。 次のふたさじ目に直ぐに突入。 とにかく面白かったです。

    4
    投稿日: 2025.01.15
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    本屋さんで見かけて、タイトルもイラストも多分内容も好みだなーと思い、購入。読みました。 美しい男性ストーリーテラーが語るお菓子の説明、名作「西洋骨董洋菓子店」を思い出させます。 ただでさえ美味しそうなお菓子の魅力が100倍に膨れ上がるやつ…。ああ、食べたい。 それにしても糖花さんに好意を持つ男どもが、どうも彼女を萎縮させている気がして、か弱い彼女が心配でハラハラしてきます。

    1
    投稿日: 2024.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日々の生活に疲れた人々がカフェの美味しいメニューと店主との交流を経てちょっぴり元気になるっていう最近よくあるほっこりカフェ系のお話だろうなぁと思いつつも表紙のイラストが可愛くてつい惹かれてしまい購入。 1、2話はまぁ普通で上記の通りの感じだったんだけど、3話目で急に胸糞悪いな…⁉︎ 令二心底気持ち悪すぎる…DV気質のヤンデレストーカー束縛モラハラ野郎じゃん…しかも幼稚園の頃からとか終わってんな… ケーキ食べて改心してめでたしみたいに持ってってるけど、これからは優しくする以前に今までのことをしっかりきっちり謝罪しろ。許さんけどな。 もう二度と出てこないで欲しいけど位置的に多分出るんだろうな…(ー ー;)チッ 令二の気持ち悪さが強烈過ぎてその後の恥ずかしくてケーキ屋さん入れない凌吾がえらい可愛く感じる笑 語部さんも語部さんで思い込み強めだし令二とは違う意味で拗らせてんなぁ…^^; こんな可愛い表紙でこんなにクセ強登場人物達がいたのは予想外だったけど、ケーキの描写は流石上手い! 読んでると洋菓子店に走りたくなる✨

    4
    投稿日: 2024.12.20
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    とっても軽やかにとても美味しそうな洋菓子とストーリーを織り込んだ本。 子どもでも楽しめる軽やかさかな? ただただ、こんな洋菓子店があったらよいなと思う限りです…!

    0
    投稿日: 2024.12.09
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    短編集だからさくさく読めました。 美味しそうなお菓子たちが、語部さんによって鮮明に脳裏に描かれて、今すぐケーキ屋に行きたくなります。

    0
    投稿日: 2024.12.08
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    面白くて読みやすく、スラスラ読めた。 図書館で貸出予約が10人弱待ちだっただけある……!次作も早く読みたい。 出会う人によって人生が180°変わることもあるんだなぁ。まさに運命の出会いだなぁ。

    0
    投稿日: 2024.12.07
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    ストーリーテラーとは物語を語る人 美味しいお菓子月を彩ったケーキ そこに訪れる人たちの少しの心の思いに寄り添ってくれる

    0
    投稿日: 2024.11.25
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    一時期美味しそうな本にハマって読んでたのを思い出した。 出てくるお菓子がとにかく美味しそう!!! 短編なんだけど、登場人物がなんかみんな近い。 もっとほんのり接点があるくらいの方が私は好き。 そして令二くんは好きになれない。 語部さんは…厄介だなぁ。色んな意味で。 あとね、マニアックかもしれないけど、字体がいつも読んでる小説と何かが違う。 何が違うのかよく分からないけど、なんか違う。 字体に慣れるのにちょっと手間取ったかな。 でも続きを読もう。 だってあの謎なブレーキがかかった恋の行方が気になるんだもーん。 それから、超絶美男と美女が出てくるこの本、実写化はしないでほしいなぁ。 そしてこれは秘密の話。 ブクログのプレゼント企画に当選しまして(*´꒳`*) プレゼントが今日届いたのです! べらぼうに可愛くて、使いたいけど使えない、でもいちいち違うイラストも見たいし…で、どうしたらいいのか嬉しい悲鳴をあげております。

    53
    投稿日: 2024.10.18
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    お菓子を作るのは私も大好きです。残念ながら乳製品アレルギーがあるので語部さんが来る前の月とわたしのお菓子のラインナップのような焼き菓子を作って食べることがほとんどです。ご飯の代わりにはならないけどスイーツには力が有るなと食べる度に思います。お菓子に込められたエピソードと作った人のお菓子に込めた思いを知ると更に元気をもらえます。  シェフとストーリーテーラーの今後も気になるところです。さあ、続編読みます。

    1
    投稿日: 2024.10.08
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    お菓子の袋やカップの書かれている説明や材料はよく読み込む派。味覚に自信がないわけではないがその説明からしか味わえない気持ちもあると思うから。 ストーリーテラーがいる洋菓子店なんて最高。1個だけ買う予定が気がついたら2個3個と増えていそう・・・。 登場するお菓子がどれも美味しそうで我慢できず仕事帰りに寄り道。しかも大手ではなく個人営業の町のケーキ屋さんへ買いに行ったあたり完全に影響されいてる。 タイトルからも美味しそうなのに語部さんの巧みな話術で夜に読むとお腹が減った。 目次にちょこっと添えられてるイラストも可愛い。 お話全体はお菓子とストーリーテラーが語る月のものがたりが登場人物の心境にマッチしていて癒しを与えていた。 ちょっと波乱もあるがあっさり解決する。 スイーツも恋愛もとってもあまーい本だった。

    33
    投稿日: 2024.09.28
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    あまねってぃさんやさてさてさんの本棚で見つけて、手に取りました。 装丁から、”美味しそう“と心奪われました。 甘酸っぱい〜 あぁ、なんてじれったい〜 ごちそうさま〜 本の中に出てくるお菓子たち、どれも美味しそう。食べること大好き スイーツには目がない私にとっては、欲との闘いでもありました。読み終えるまでは、なんとか耐えましたよ。 特にp171 のクイニーアマンの紹介場面では、読んでいてヨダレたれてないか確認した程。

    18
    投稿日: 2024.09.27
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    スイーツの連作短編‼︎ 美味しそうで、キラキラして見える‼︎ あったかいお話が多くてほっこり‼︎ しかし、恋を拗らせ過ぎるとここまでなるか… 令ニくんや、好きな人ビビらせちゃダメだよ(笑) まぁ〜拗らせも程々にって思ってしまった。

    2
    投稿日: 2024.09.19
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    おいしい連作短編集。 出てくるお菓子の描写が秀逸!どれも食べたい。 図書館で表紙に惹かれて借りたけど、おいしい小説に間違いなし。続編もあるらしいので続きが楽しみ。

    4
    投稿日: 2024.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで読み終えた上で、やはり令二君の恋は応援できないなと結論づけた。 若気の至りとか悪ガキとかでは済まされないくらいのやらかししてるし、そこから逆転できると思っているのが若すぎるというか。 無理だってば。 そして、大前提として、想い人はとっくに別の人に恋をしており、その人もまた……勝ち目ないよ。 諦めてくれ。 そこまで洋菓子が得意ではない自分でも思わず美味しそうと唸ってしまうお菓子説明が巧みすぎるストーリーテラーと、そんなお菓子を作れてしまう女性シェフのいる洋菓子店で起きる色々話。 基本的には訪れるお客様視点、もしくはシェフの妹の麦ちゃん視点。 後半はストーリーテラーこと語部さんの過去が明らかに。 彼の語りでお客様の心のモヤモヤも、シェフの悩みも、そして自身の過去すら解消してしまうという……恐るべし語部さんのその才能。 ただ語部さんのややこしすぎるある一件のせいで、シェフは大いに上げられる一方で大いに下げられてもいるという。 もどかしいんだよ、この二人。 そして面倒臭いことになってるんだよ、この二人。 全てを知るのは麦ちゃんのみという。 取り敢えず、前述通り、令二君の勝ち目は微レ存もなし。 それは確かだ。

    3
    投稿日: 2024.09.08
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    変わった名前の登場人物は、変わった人が多いのだろうかね…( ˘ω˘ )? シェフと語る人はさっさとくっついてくれたほうが平和になりそうな気はするw 月をモチーフにしたお菓子はレモン系が多めになりがちな印象だけど、それだけじゃない“語り”を含めておいしそうな気配がする 焼き菓子買いに行きたい

    9
    投稿日: 2024.09.01
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    美味しそうなお菓子たちと、心温まるお話が揃ってます。けど令ニくん?だったか、とんでもなくモラハラやん!怖!高校生となりました…。 どんだけ反省しても嫌ー笑

    4
    投稿日: 2024.08.28
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    爽やかウィークエンドに ふんわりシャルロット ジューシーピーチメルバに 三日月のバニラキプフェル 連作のタイトル見てるだけで もうもう目は♡(笑) 住宅街の洋菓子店「月と私」で楽しめるのは 美しいパティシエが作る見目麗しいスイーツと 見目麗しいストーリテラーの素敵なおもてなし 提供される美味しそうなスイーツたちと 一緒に語られるストーリーによって 気づきがあったり 一歩を踏み出す勇気をもらったり 甘党には目の毒だけど(笑) めちゃめちゃケーキ食べたくなるけど いや、すぐ買いに行こう!(笑)

    14
    投稿日: 2024.08.24
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    「甘くって酸っぱくて、しっとり爽やかな満月のウィークエンド」 久しぶりに店に行くと。 こんな風に物語を語られたら、誰だって商品が気になるだろうし食べてみたいと購入してしまうだろうな。 「ふんわり可憐でみずみずしい、ときめきのシャルロット」 全てをシャットアウト。 皆のために頑張ってきたとしても、何もかも丁寧にやってあげていたら何かあった時に困ってしまうだろ。 「赤いベリーの香り豊かな、毒入りレイヤーケーキ」 呪いの言葉をかけ続け。 独占欲が溢れた結果なのかもしれないが、いくら大人になって甘い言葉を伝えても振り向くことはないな。 「薔薇と月に抱かれた、ひんやりジューシーなピーチメルバ」 本当の自分に戻っても。 見た目で判断する人は世の中にはいるだろうが、そればかり気にして好きなことを辞めるのは違うのでは。 「バターがじゅんわり、バリパリキャラメリゼのクイニーアマン」 目線が一瞬外れた時に。 無謀な闘いであったとしても、一死報いるチャンスを自分が潰してしまった現実は心に残って辛いだろう。 「進化と決別のミゼラブル」 語り部が口にする言葉。 真実を伝えてきたと信じていたのに、偽りのデータを見ていたことを知ったら裏切られたと去るだろうな。 「ほろほろ甘ぁい三日月のバニラキプフェル」 魔法は偶然の出会いで。 美味しいものを創る能力はあるというのに、それを売る能力がなかったからこそ赤字が続いたのだろうな。

    2
    投稿日: 2024.08.09
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    個性的な登場人物達とのやり取りも面白かったですし、まるで少女漫画を読んでるような感覚でとても読みやすかったです。

    2
    投稿日: 2024.07.28
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    あなたは、『洋菓子』が好きでしょうか? はい、大好きです!さてさては甘いものに目がないですし、こんな長いレビューはさっさと書き終えて、食べに出かけたい!それが今の正直な気持ちです(笑)。とは言え、レビューも気を抜いてはいけません。美味しい『洋菓子』を食べるためにも満足のいくレビューを書き終えないといけませんね。 まあ、そんな私の事情は置いておくとして、甘いものがお好きな方は誰でも普段からよく行く『洋菓子店』の一つや二つがあるはずです。  『ガラスのドアの向こうにある店内も、黄色と水色のリボンや袋でラッピングされたお菓子が並んでいて、きらきらしている』。 そんな光景を目にするとテンションが上がるのは誰でも同じだと思います。しかし、以前からあるお店に久しぶりに訪れたあなたをこんな声が出迎えたとしたらどう思うでしょうか?  『いらっしゃいませ。ストーリーテラーのいる洋菓子店へようこそ』 さてここに、『洋菓子店』に訪れたはずなのに『ストーリーテラー』に出迎えられるという不思議感漂う『洋菓子店』を舞台にした物語があります。美味しそうな『洋菓子』が次から次へと登場するこの作品。そんな『洋菓子』に『ストーリーテラー』が物語を重ねていくこの作品。そしてそれは、『商品の中から物語を見つけ』だす『ストーリーテラー』の語りに心囚われていく物語です。 『疲れた、もう会社辞めたい』と、『冷房でむくんで重くなった足を引きずるようにして、夕暮れの陸橋をとぼとぼ歩いていた』のは主人公の岡野七子。『大学を卒業した年はどこの会社も景気が悪く、就職できなかった』という中、七子は『パートで、今年で勤続十年』という今を生きています。そんな中、『しつこいクレーム客の対応をして、ぐったりしている』という今日の七子は、『転職しようかな…』と思うも『資格もなく特技もない三十過ぎの一人暮らしの』自分を雇ってくれる企業などないとも思います。『なら、結婚でもするか…』と思うも、『さして売れているわけでもないフリーランスのデザイナーという、将来にまったく希望の持てない相手』、しかも『もう一ヶ月も会っていないし、連絡もとっていない』という彼のことを思います。『はーっ、夕飯作りたくない。なんか買って帰ろう』と思う七子は『そういえば、この先にケーキ屋さんがあったっけ』と思い出します。『まったく繁盛していなそうな、しょぼくれた店』で、『薄汚れたしわしわのコックコートの女性』に応対された七子は、『カット売りのシンプルなパウンドケーキと、栗を焼き込んだタルト』を買って帰りました。『焦げていてまずそう』と思った見た目に反して『あれ?美味しい』と驚く七子でしたが、『でも、やっぱり地味』だと思います。そんな過去を思い出し『なんだか、行ったら不幸になりそう』と思うも『けどまぁ、今日はもうじゅうぶん不幸だし、久々に行ってみるか』と足を向けるとそこには『ストーリーテラーのいる洋菓子店  月と私は、こちらです』という立て看板があります。『こんな看板あったっけ?それに、ストーリーテラーとは?』と思いつつ進むと『地味で目立たない店の代わりに、綺麗な空色の壁が現れ』ました。『あのしょぼくれた店は、一体どこに?』と思いつつ『ガラスのドアを開けて店内に入る』七子の耳に『いらっしゃいませ。ストーリーテラーのいる洋菓子店へようこそ』という『深みのある声が朗々と響』いてきます。『どうぞごゆっくり、お買い物をお楽しみくださいませ』と言う『黒い燕尾服に身を包んだ男性』を見て『美形だ!そして執事だ!』と思う七子。『こ、ここってケーキ屋さん、でしたよね…執事喫茶になったとか?』と訊く七子に『私は執事ではございません。当店のヴァンドゥール ー 販売員であり、ストーリーテラーでございます』と返す男性は『当店では甘いお菓子と一緒に、ストーリーをお持ち帰りいただきたいと考えております』と続けます。そして、『こちらのケースをご覧ください…三日月の形をしたこちらは、ムラング・シャンティをアレンジしたお品でございます…』、『続いて、半月の形をしたこちら ー タルト・オ・シトロンのご紹介をさせていただきます…』とケースの中に並ぶ商品の説明をはじめた男性。それに、『美味しそう…うぅ、これも美味しそう』と魅かれていく七子。しかし、そのサイズ感に『ちょっと大きいかも』と呟く七子に『週末に大切な人と分け合ってめしあがっていただく』『とっておきのお品』という『ウィークエンド』の説明を始めた男性は、『これは、私が月から聞いたお話です』と、『深みのある艶やかな声で、まるで呪文のように』物語を語り始めます。まるで自分のことが語られているような物語を聞く先に七子に一つの”起点・きっかけ”が与えられるその先の物語が描かれていきます…という最初の短編〈第一話 甘くって酸っぱくて、しっとり爽やかな満月のウイークエンド〉。この作品の王道パターンを鮮やかに描き出す好編でした。 “さまざまな悩みを抱えてお店を訪れた人たちは、ストーリーテラーの語る物語と、内気だけれど腕利きのシェフが作る極上のお菓子に心解きほぐされていく。心を甘くやさしくときめきで包み込んでくれる、おいしい連作短編集”と内容紹介にうたわれるこの作品。続編も刊行済みの野村美月さんの人気シリーズです。そんな作品は「ものがたり洋菓子店」という書名そのままに『住宅街のはずれにひっそりと建っている』『洋菓子店』が舞台となります。食堂、レストラン、そして喫茶店といった飲食にまつわるお店を舞台とする作品は数多あり、私も数多く読んできましたが、『洋菓子店』を舞台とする作品は久しぶり!です。男性な私ですが、甘いものには目がないこともあって期待度MAXで読み始めることになりました。では、まずはそんな『洋菓子店』がどんなお店かを見てみましょう。  ● 洋菓子店『月と私』の建物について   ・『爽やかな水色にレモンイエローの円を組み合わせたデザインで、その円の上に、 「ストーリーテラーのいる洋菓子店  月と私は、こちらです」』という立て看板がある   ・『綺麗な空色の壁』、『満月のように丸いレモンイエローの表札がかけてあって、そこに「月と私」と青い字で、お洒落に表記されている』   ・『テーブルが二つあって、イートインができる』 軽やかな雰囲気感に包まれた如何にも『洋菓子店』なイメージが浮かび上がります。しかし、冒頭の短編〈第一話〉で主人公の七子が触れている通り、以前のお店は『まったく繁盛していなそうな、しょぼくれた店』だったというところが一つのポイントです。この経緯は物語の中で語られてもいく物語の主軸の部分でもあります。そして、物語は次のような一文で始まります。  『住宅地に凛とたたずむ、その洋菓子店には、ストーリーテラーと美しいシェフがいる』。 そんな一文が示す通り、この作品の『洋菓子店』には次に説明する二人の人物が働いています。  ● 洋菓子店『月と私』の従業員について   ・ストーリーテラー(語部九十九(かたりべ つくも)): 『黒い燕尾服に身を包んだ長身の男性』、『年齢は三十前後』、『黒髪をオールバックにしていて、彫りが非常に深い。 美形だ!』   ・シェフ(三田村): 『清楚な白いコックコートを着て、ゆるめにウェーブのかかった品のある茶色の髪を頭の後ろで綺麗にまとめている』、『すっと伸びた首筋は白く、細い顎も、花びらのような唇も、通った鼻筋も、優しい眉の形も、おだやかな瞳も、すべてが美しく、清らかな輝きを放っている』、『とんでもない美人』。『月の女神のような美しい女性』 さて、こちらはいかがでしょうか?『洋菓子店』に『ストーリーテラー』がいるという状況は全くもって意味不明ですが、一方でシェフがいるのは当たり前です。しかし、このシェフとなる女性も以前のお店では『伸ばしっぱなしの黒髪をゴムで結んだ、猫背に黒ぶち眼鏡で、この世の不幸を一身に背負ったようなしょぼくれた女性』でした。この女性の変化が何を意味するのか?こちらも物語の主軸となる部分であり、それを読み解いていく面白さがあります。 一方で、『洋菓子』という食を扱う物語らしく、この作品には美味しそうな『洋菓子』が続々と登場します。次にそんな『洋菓子』を見てみましょう。  『お待たせいたしました。薔薇の香りをまとったピーチメルバでございます』。 運ばれてきた『ピーチメルバ』に男性はこんな説明を加えていきます。  『ピーチメルバは十九世紀の偉大なる料理人、オーギュスト・エスコフィエがロンドンのサヴォイホテルのシェフを務めていたおりに、歌姫ネリー・メルバに捧げたデザートだと言われております』。 そんな豆知識が紹介される先に美味しそうなデザートについての細かい説明が加えられていきます。  『当店では、薔薇のシロップに一晩ひたして冷やした桃のコンポートを、薔薇とワインの冷たいグラニテでふんわり囲んでおります。桃の下には、かために仕上げたカスタードクリームと、バニラのアイス。その下にカットした桃の…』 そんな風に紹介されていく『ピーチメルバ』は本を読んでいるだけなのに無性に食欲が沸いてきます。具体的な『洋菓子』のイメージ説明がとても秀逸だと思います。そして、いよいよ実食した側の表現が登場します。  『まずつやつやした桃にスプーンを差し入れた。器とスプーンが冷たい!肉厚の桃はみずみずしくてやわらかで、スプーンの先に弾力が伝わってくる…舌でも早く味わいたいという誘惑にあらがえず、口の中に差し入れると、う…わ…』 スプーンを持った感触までレポートされていく物語は、読者が『ピーチメルバ』を本当に食べているかのような感覚をもたらしてもくれます。舞台が『洋菓子店』ですから提供されるのは当然に『洋菓子』の数々なわけですが、バラエティに富んだ展開とリアルな”食レポ”によって飽きることなく読み通せます。やはり、”食”を題材にした作品とさてさては相性が良い、そんなことを改めて感じました。 そんなこの作品は、七つの短編が途中に〈ティーブレイク〉を挟みながら、最後に置かれた〈エピローグ〉とともに連作短編を構成しています。それぞれの短編タイトルは上記で〈第一話〉をご紹介した通り、『月と私』で提供される『洋菓子』をイメージしたものです。もう少し見ておきましょう。  ・〈第二話 ふんわり可憐でみずみずしい、ときめきのシャルロット〉  ・〈第五話 バターがじゅんわり、パリパリキャラメリゼのクイニーアマン〉  ・〈第七話 ほろほろ甘ぁい三日月のバニラキプフェル〉 『洋菓子』がお好きな方はこのタイトルだけでもうたまらなくなると思いますが、甘いものが好きでも名前を覚えていない私にはちんぷんかんぷんです(笑)。ただ、なんだかとても美味しそうではある、これはわかります!物語では、それぞれにその短編で主人公となる人物に光が当てられていきます。そして、それぞれの人物は何かしら悩みを抱えている人物であり、そこに『洋菓子』が提供され、その人の今の思いにあった物語が『ストーリーテラー』である語部九十九によって語られていくという展開を辿ります。では、上記で冒頭をご紹介した岡野七子に語られる物語を少し見てみましょう。  『あるところに、仕事にゆきづまりを感じている女性がおりました』  『彼女は自分のことを、とても小さく無力で価値のないものに感じていて…このまま今の仕事を続けるべきなのか悩んでいたのです』  『ある日、自分に絶望した彼女は、夜中に自転車で一人漕ぎ出しました。どこへ行くあてもなく、暗い道をペダルを踏んで、踏んで、踏み続けて、ひたすらに進んでいったのです』 物語は、悩みの中にいる岡野七子自身をあたかも主人公とした物語のように展開していきます。そんな内容に当初『それって、私のこと?』と動揺を見せる七子ですが、やがて『ストーリーテラー』の魔法にかかったかのように語部の語る物語に引き込まれていきます。そして、そこにその人物が前へと進むための”起点・きっかけ”が与えられていくのです…というのがこの作品の王道展開です。もしかすると、この説明だけで、なるほどパターン化されたよくある物語ね、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、読み進めるに従って単純にそうではないことが見えてきます。確かに基本的にはこの王道パターンが展開されはしますが、それだけでは決してなく、上記もした、『月と私』の店の変化の謎解き、シェフの変化の謎解きの物語がそこに鮮やかに組み込まれていくのです。そして、連作短編として語部とシェフ以外の人物も複数の短編に登場して、その人物に関する物語も並行して描かれてもいくのです。なかなかに複雑に編みこまれた物語がここには展開していきます。そして、そんな物語が行き着く結末、すべてが明らかになるその結末には、読者をほっこりと癒すような極めて前向きな清々しい物語が描かれていました。  『いらっしゃいませ。ストーリーテラーのいる洋菓子店へようこそ』 『商品の中から物語を見つけ、それをわかりやすく魅力的に伝え、商品を輝かせる職業』である『ストーリーテラー』がいる『洋菓子店』が舞台となるこの作品。そこには、七つの短編に登場するさまざまな悩みを抱えた主人公たちの心を解きほぐしていく”起点・きっかけ”となる物語が描かれていました。美味しそうな『洋菓子』の数々に食べたい気持ちが抑えられなくなるこの作品。『ストーリーテラー』語部九十九の饒舌な語りに思わず聞き入ってしまうこの作品。 『洋菓子店』を舞台にした作品をもっともっと読んでみたい!そんな思いにさせてくれた美味しい!物語でした。

    265
    投稿日: 2024.07.22
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    出てくるお菓子の描写が秀逸でどれも食べてみたくなる。最初ら辺はお店のお菓子で気分を上げて頑張ろう!みたいなお話だったけど、段々なろう小説の「地味女子でしたがスパダリに愛されすぎて人生逆転?!」みたいな話になってコレジャナイ感…。お菓子の描写は良かったから一応続編も読もうかな。

    3
    投稿日: 2024.07.21
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    お菓子の表現がとにかく繊細で綺麗。 連作短編集でさくっと読めます! 人が前向きに進んで成長する姿は何度見てもいいですね。

    11
    投稿日: 2024.07.05
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    きれいなイラストの表紙に惹かれ購入。 どんなケーキなんだろう、と想像するだけで ワクワクするような美味しそうなケーキがたくさん出てきます。 スイーツをきっかけに動き出す、その人の物語になんだかほっこりさせられました。 この本を片手に実際のケーキを食べに行っちゃおうかな♡

    7
    投稿日: 2024.06.20
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    装丁に惹かれて購入しました。 個人的には、前半2話が好きでした。 でも、だんだん後半になるにつれて、お話の軸となる方の口調とか展開とかが、ザ・少女漫画!って感じになっていったのが、とても残念でした、、 歪んだ愛情も怖すぎるし、自分の美しさに気付いてない主人公もあるあるだなと。そもそもの設定はいいのに、もったいないなあ。漫画とかアニメの方が向いてるお話かなと思います。

    2
    投稿日: 2024.06.18
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    お菓子の作り方もとっても丁寧で素敵 こんなお店あったら行ってみたい けど、なんだか作者の人とはあんまり考えが合わない気がする… 男尊女卑というか、逆にそういう風に書いて風刺てきなかんじなのかな?とも思うけど… 真相は謎のまま 3話目 令ニ怖すぎる、モラ男典型すぎる。怖い。意地悪とかのレベルじゃない 4話目 最後にまた会ったら声をかけて!と言ったところがよかった。人によっては今回行って楽しくなかったから1人で行くのかな、と思うだろうからそういうわけじゃないよ、と一応伝えてるのが良い 5話目 好きな人のために一生懸命応援して、好きな人のために泣く私!

    0
    投稿日: 2024.06.08
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    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01429075

    0
    投稿日: 2024.06.05
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    読みやすくてお菓子が美味しそうなのがよかった。ちょっと設定がアニメっぽすぎて合わなかったけど。 中盤あたりから多くなる、美形サイコ野郎どもにこんなに惚れられてるのに自分の価値をわかってない内気な美女かわいいでしょ?みたいな描写がうん…(^_^;)って感じだった。 とても気軽に読めたので会社のお昼休みの気分転換にはちょうどよかったです。表紙かわいい。 あと駅のホームの神戸屋でたまに買ってたクイニーアマンをこれ読んでやっと名前覚えた。

    2
    投稿日: 2024.05.22
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    一気読みしました。 美味しそうなお菓子と、それをさらに魅力的にする表現やストーリーがたくさんでてきます。話しは繋がっているけど、それぞれ短編になっていて読みやすかった。 九十九さんいい性格してて読んでてにやけました。 令二くん頑張れ

    6
    投稿日: 2024.05.16
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    久しぶりの野村美月さん。 スイーツの描写がおいしそうで、とにかく食べたくなる!というか、買ってきてしまった(最近太ってきたからお菓子を控えようと思っていたのに)! 設定も面白いし、シェフとストーリーテラーの今後には注目していきたい。 ただ、令二を応援できなくて、もやっとしたまま終わった。幼稚園児そんな深い闇かかえてたら怖い……。あと大人になれ、って。 続編もあるので、そちらに期待したい。令二を(読者としての私が)許せる日が来るといいな。

    35
    投稿日: 2024.05.07
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    販売員ではなく執事でもなく「ストーリーテラー」という仕事がとても新鮮。 お客様やシェフ、その周囲の人までも癒してくれる彼と腕利きかつ美貌のシェフが待っている洋菓子店。 なんて魅力的なお店…常連になりたい【定期】

    13
    投稿日: 2024.05.06
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    美味しいスイーツが食べたくなる本。 こんな素敵なストーリーテラーがいるお店いいですね。 ストーリーにより更に美味しくなるスイーツ、そしてそのストーリーを思いながら食べると心が温かくなる。 素晴らしい洋菓子店。 月という柔らかい光を放つものをモチーフにしたスイーツという点も素敵。 シェフがこの先どのように変わっていくのかも楽しみ。 スイーツとこの本をプレゼントしたら喜ばれそう。

    13
    投稿日: 2024.04.19
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     街の目立たないところにあったはずの  「洋菓子店 月と私」  味もそこそこで悪くないと思っていたお菓子屋さん、店主も地味というかヨレヨレのコックコートを着ていた冴えない女性だった筈なのに…  ある日、訪れてみると、ストリーテラーと名乗る執事の格好をしたイケメンが販売しているお菓子にストーリーをつけて売るお店に様変わり。  猫背気味だった冴えないパティシエらしい女性、背をピンとはってイキイキと働いている超絶美人だし、お菓子も美味しく、何よりストーリーテラーが語るお菓子にまつわるお話が訪れるお客さんに染みる。  月と私は今日もお菓子とストーリーテラーが語るお菓子にまつわるあなたのためのストーリーで今日も大賑わいです。  ファミ通文庫で人気の『文学少女少女』シリーズなどでおなじみの作者、野村美月先生の作品ということで今月(2024年4月)に新刊が発売されると聞いて、おお!野村先生元気してたんだ!と思って買った作品はシリーズの2巻だった…  購入して気がついて、慌てて1巻の本巻を購入して読んだ次第です。  作者のTwitterでかつてたくさんあげられていたスイーツ達。  野村先生、体調を崩されていた時期もあったので、野村先生ファン達は心配したものです。  体調崩した病気が病気だけに、あんなに頻繁にスイーツを食べて大丈夫なのか?と。  そんなスイーツ好きの野村先生が書いただけあって、本作品のスイーツは名前を知らなくて形が出てこないほど、細かすぎてすみませんな描写が多いのですが、美味しそうだなぁと読んでいて思いました。  そして、ただのスイーツ屋さんの話ではなく、スイーツに物語をのせて物語込で楽しんでもらう洋菓子屋さんを作り上げるというのがまた。  そして、そんな洋菓子屋さん近所にほしいなぁと思うような内容でした。  また、1編あたり40ページなのですが、その40ページに話を楽しく詰め込んでも伝わる面白さに、思わずキュンとなりそうな恋愛模様。某ハンバーグ師匠も久しぶりに 「あまーーーーーーーい!」  と叫ぶんじゃないかと思う隠くしきれていない甘さがある作品なと思いました。  スーツも食べたくなるし、食べる時は大切な人と一緒に食べたくなる素敵な作品だなと思いました。  

    3
    投稿日: 2024.04.17
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    表紙が綺麗で可愛くて飯テロ?そうだったからつい買った本だったけど、短編集のようになっていて小説をあまり読まない人でも飽きずに見れそうな感じぜす。ただ、飯テロ?系の小説だからお菓子の挿絵くらいは欲しかったです。初めて聞くお菓子の名前も沢山でてくるのでいちいち調べながら読んでました。

    1
    投稿日: 2024.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    住宅街の中にある洋菓子店「月と私」には、お菓子の魅力を伝える執事のようなハンサムなストーリーテラーと、自分に自信の無くて内気だけど美人なシェフの作る極上のお菓子が悩みを抱えるお客様をお迎えする…っなんて眼福なお店か! そして登場するお菓子が想像するだけで綺麗で素敵で美味しそうすぎる! 個人的には語部さんのように話せるようになれたら素敵だなぁと思って語部さんの言葉を追ってました。 聞く人の心を掴み、ポジティブなイメージを抱かせる言葉たち。 麦ちゃんの幼なじみの令二くんには同情の余地なし!

    2
    投稿日: 2024.04.05
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    どのスイーツも本当に美味しそうで、寝る前に読んじゃ駄目な本でした。 一部登場人物のアレコレが私にはちょっと甘過ぎだったけど、最後まで楽しく読めて良かったです。

    2
    投稿日: 2024.04.05
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    可愛くて甘酸っぱくて美味しい小説。見た目が美しくて美味しそうなケーキが沢山出てきてそれだけで幸せになれた。「赤毛のアン」のアンがアラン夫妻に作った薬入りケーキの話が出てきて、赤毛のアンがバイブルの私は心が躍った。

    2
    投稿日: 2024.04.01
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    書店で購入3⃣ 読んだ後、可愛くて綺麗なお菓子を紅茶と一緒に食べたくなる。 ものがたりに基づく「由来」を持っているものは、お菓子にしろそれ以外でも 特別に思えてくる。 ほっこりしたいとき、心が疲れたときに読みたい本

    1
    投稿日: 2024.03.29
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    ストーリーテラーのいる洋菓子店、月とわたしが舞台。ケーキや焼き菓子からストーリーを取り出し、商品選びのお手伝いをしてくれる。 いわゆる接客をしてるだけなんだけど、ストーリーテラーと言われて説明されると何だかキラキラした気持ちになるから不思議。 ケーキに詳しくないから、出てくるものを検索しながら楽しく読めた。

    4
    投稿日: 2024.03.23
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    ストーリーテラーさんに会ってみたくなっちゃう。 前向きにしてくれる優しい方、私もそうなりたい。 表紙に引かれて購入した。

    2
    投稿日: 2024.03.16
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    ひとつひとつが短めの短編集。 冴えなく自信のない女性が、素敵な男性に出会い、美しく変身するシンデレラストーリー。都合良すぎる展開ではあるけど、出てくるお菓子が美味しそうで、画像検索しながら楽しく読めた。

    3
    投稿日: 2024.03.15
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    いつ読んでもおいしいケーキに囲まれて仕事するさまはとってもキラキラ輝きをはなっている感じがする。 おいしいケーキに美しい物語のストーリーテラーもいるなら尚更完璧。さて、おいしいケーキでも買いましょうかね

    2
    投稿日: 2024.03.13
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    表紙が可愛くて思わず手に取った一冊。 面白くてとても素敵なお話でした! 語部さんの綺麗な言葉遣いやストーリーに私も幸せな気持ちになりました。

    3
    投稿日: 2024.03.08
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    美味しそうなお菓子や話の中心で光り輝いている月が目立つが、これは愛をテーマにした物語である。 あくまでもお菓子や月は愛の媒体。人が定義する様々な愛を上手く盛り込んでいて、微かだがしかし確実に私達に愛を届けてくれる話の進み方は見事。 軽く読みやすい故に読んでいる間は物足りなさを感じるが、読み終わり自分の中の一つの愛に辿り着いた時の読了感はえもいわれぬほど。 素敵な小説でした。

    2
    投稿日: 2024.03.06
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    ストーリーテラーの語部さん、素敵すぎる!お客さんの悩み解決に一役買い、甘く優しいときめきをあたえてくれる洋菓子店「月と私」。美味しそうなお菓子がたくさん出てきてお腹空いた…。

    32
    投稿日: 2024.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場するお菓子、凝ったものが多くて 特別感があるな、その非日常感にどきどきするな、 と思った。 執事かと思うほどの素晴らしい接客、お菓子にまつわる、食べる人によりそう素敵お話… やっぱり甘くておいしいお菓子は、 人を元気にする力がある。 シェフとストーリーテラーの彼の、2人の進展も気になるところ。

    1
    投稿日: 2024.01.28
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    最初は短編集なのかと思って読んでました。が、どんどん繋がっていって結びついていくような1つの物語で とても読みやすくて心が温まるお話でした。 出てくるスイーツが見た目、色、食感、味など全部が細かく書かれていて、例えの表現もすごく綺麗で そんな可愛いくて美味しいもの食べたくなりました。 甘いくて美味しくて可愛いものを食べて、素敵な話を聞いて、心に響く しかもその人の心に必ず響く物語を。 スイーツによって心の余裕はできるし 話を聞いて気持ちが切り替えられて 最高の幸せスパイラルだなと思いました。 好きなことをするとか気持ちの余裕って大切だと思いました。 私も心に余裕がないけど自分じゃどうしょうもないような時、ストーリーテラーに出会いたいと思いました。

    3
    投稿日: 2024.01.25
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    ほっこりして、読むとスイーツが食べたくなる一冊でした。 そして、ストーリーテラーという人をはじめて知りました。物語に登場するお店に行ってみたいなぁ〜と思いながら読みました。

    20
    投稿日: 2024.01.25
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    スイーツをこよなく愛する野村先生だからこそ書ける、ほろ甘くて優しいお話たちでした。 昔から野村先生の紡ぐお話を読んで育ったような人間なので、目が滑ることなくひとつのお話が終わる度にほっとするような気持ちになりました。優しく繊細で、文字を読むだけで口の中が甘くなる感覚が大変美味で、会社帰りに寄るコンビニのイートインスペースでコンビニで買った温かい紅茶を飲みながらこの本を読む時間が本当に幸せでした。 甘いものを食べるのを我慢している時に読んだらいけない小説です!!笑

    2
    投稿日: 2024.01.14
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    この作家さんの作品はこれが初めてでしたが、凄く好みなお話でした。定期的に読み返したくなる菓子テロです。

    6
    投稿日: 2024.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先日読んだ違う作者の本は物語に出てくる お菓子を題材にしていたけど、今回読んだ本は お菓子にまつわる話を物語として届ける内容。 いやほんと作家さんてよくこんな発想が 思い付くなとただただ尊敬です。 内容はお菓子にまつわるお話が初めて 訪れた人に対してでもちょっと お客さんとリンクしすぎていて実際こんな お店があってここまで的を得た話をされたら 逆に怖いなと思いましたが その辺はストーリーテラーという 職業上ちょっと聞いたその人の身の上の ことだけでも素敵なストーリーに仕立てる ことが出来るんでしょうね。しかも出てくる お菓子がどれもとても美味しそうで こんなお店があれば物語を語られるのは ちょっと怖いけどそれは別として 行ってみたいと思いました。 あと作中に出てくる玲二君・・・ 人としてダメダメだろうと思ったし 最後に日記もあったけどまったく リカバリーできないくらいダメな人。 なんか全体通してこの人だけは異色だわ。 まぁこの手の本を読んだ後の感想なんて結局 あぁ~美味しいケーキ屋さんに行きたい! これしか浮かんできませんね~w

    1
    投稿日: 2023.11.27
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    お菓子が食べたくなる一冊です。 あまりお菓子には私自身詳しくないのですが こんなお菓子かな??と想像しながら 読むことができました。

    2
    投稿日: 2023.10.27
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    こんな素敵なケーキ屋さんが近所にあったら体型維持が大変ですね。ケーキ屋姉妹とストーリーテラーは親御さんを失っていて、周りの人達の幸せな家庭との日常感の違いが面白かった。

    1
    投稿日: 2023.10.21