
モンスターを書く
フィリップ・アサンズ、H・P・ラヴクラフト歴史協会、島内哲朗/フィルムアート社
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総合評価
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powered by ブクログ友人からいただいたので読了。 「モンスター」を扱う創作物(シナリオや小説)をつくる人なら読んでおいて損は無いと思う。 モンスターという存在がその世界の中でどういう機能を果たすのか、どのようにすればその世界の中に違和感なく溶け込めるのかということを視点に書かれているので「モンスター」そのものの設定を細かくしたい人やかっこいい怪物を作り込みたい人にはやや物足りなくなってしまうかもしれない。しかし、この本は前提として「いくら異形で恐ろしい・カッコいいモンスターがいてもそれらを存在させる土台がしっかりしていないと悪い意味での『創作物』に成り果ててしまう」というスタンスで書かれているのでその土台作りとしてはかなり有意義な一冊であると感じた。 せっかく恐ろしくかっこいい怪物を思いつけたのに読み手のウケが悪いと産みの親としては複雑な気持ちになってしまうのでそういった点では押さえておくべきポイントが多かったと思う。
4投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログ《表面的分析にとどまる》 「モンスター」の分析に、筆者ならではでもいいのでもっと深みがほしい。基礎的・表層的な分析で終わっているのが残念。この本をわざわざ買うほどの価値は見出だせなかった。
0投稿日: 2023.12.07
powered by ブクログストーリーメイカーがモンスターを書くための手引き書、という体裁ではあるが、実際にこの本を読めば怪物を書くことが出来るかというと(ヒントにはなるだろうが)微妙なところか。どちらかと言うと、モンスター好きによるモンスター好きのためのモンスターエッセイとして読むのが一番合っているような気がする。「悪役」と「モンスター」の違い。
0投稿日: 2023.09.18
