このレビューはネタバレを含みます。
帯に「大逆転ストーリー」とあったけど、そこに辿り着く前に終わってしまった印象。 解決したのはアゼリアの実の両親との再会くらいで、彼女の病気のことも、婚約者とのことも、彼女に唯一優しかったカイのことも、伏線を多少用意しただけで解決しないままな。 消化不良感が否めない。 対してアゼリアの辛い立場の描写が多いので、それを払拭できるだけの幸せな展開やざまあ展開が欲しかったところ。 1巻表示はないけれども続きものということだろうか。