
総合評価
(25件)| 4 | ||
| 11 | ||
| 4 | ||
| 2 | ||
| 0 |
powered by ブクログDVをテーマに「真の愛とは何か」を考えさせられた。 非の打ち所がない男性と結婚して、仕事もプライベートも充実の日々。ところがその男性には暴力癖があった。。 どんな結末が待っているのか? ドキドキしながら読み進めた。 主人公のリリー! 素晴らしい決断だと誉めてあげたい。 心から応援したい。 タイトルの意味もよーくわかったが、悲しい終わりではなく、読了後は、清々しく前向きな気持ちになれる。 私も人生に選択を求められた時、しかるべきタイミングに、しかるべき決断ができる強い人になりたい。 リリーを通して、多くの女性にメッセージが届くといいな!
2投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ海外の雰囲気好きぃってなる。 なんか日本だともっとドロドロなんだけど、なんだかどこか冷静で、詩的で、互いを尊重し合えている感じが、こう、いいなぁって思える。 そんで、最後の別れを選んだ感じで、こう、あ、これ、ただの恋愛小説じゃないんだなっていう、、、感じがした。 こういう雰囲気、なんの宗教って聞かれたらどうしよう!?とか狼狽える感じ、海外に根付いてる雰囲気を味わうのはすごくいいなって思った。 いい意味で、自分を尊重してて、それを相手にもやっている感じ、、、。 よかった、かな。
0投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ愚かで可愛くて可哀想。 ボロボロ泣いちゃった。憎むって身も心も削るのよね。『泳ぎ続けろ』が結構響いちゃって目が痛い。うだうだ振り返って憎んでちゃ、美しくはなれない わ。
0投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表現、描写が分かりやすい。 構成的にも読みやすいと思う。 その分、リリーがDVを受けている描写がリアルに想像出来て怖かった。 タイトルの意味がラストに回収されたときに「なるほど、そういうことか!」となった。 続編を読むか悩み中です。
0投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは…リアルでした。 愛する人から暴力を振るわれても…離れられない心情が痛いほどよく分かった。 聞くだけだと何で?離れなきゃ!って思うけど、この本を読んで、何とも言えない気持ちになりました。ラストも最高に良かったです。 ラストに分かる、タイトルの意味。 続編を読むのも楽しみです!
1投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ぱっと見は、ジュブナイルかハーレクインか、というロマンスノベルに見えるのですが...読んでいくと、そういうロマンスものの定型の裏をつく作品。 もともとジュブナイルな二次創作で映画化された『アフター』シリーズなんかでも思ってたのですが、この手の女性主役ロマンスって、結構DV一歩手前どころか...みたいな有害な関係性を美化してる作品も多い感じがするんですよね... くっついたり離れたりの関係を楽しむというところなんでしょうが、結構男がモラハラなケースがある。主人公の女性の自主性や社会性が芽生えるたびに不安を感じて、彼女を束縛しようとするとか.. それを普通にロマンチックとして読ませてるものって結構ありますよね... だからそういう作品で育ってきた女性たちが、そういう関係性をDVと思わず強い愛だと思ってしまう悲劇もある。 この作品は、設定や描写こそハーレクインですが、その実扱ってる物語の方向性は、そういう歴代のハーレクインに多かった有害な関係性の美化を告発してる気がします。 実録ふうにしなかったからこそ、かえって響くというか... 女性の読者は、アトラスにしてもライルにしても、なんか少女漫画とかで親しんできた人格に見えてくると思うんですよね。あーロマンチックだなあと思ってきた男像。だからそこに生じてくる不協和音を違和感と思わなくちゃいけないんだ..!って主人公と同じでショックを受ける。 その手のハーレクインや少女漫画で育ったことのある女性にこそ読んでみてほしいです。 主人公と母が痛みを共有するシーン、そして出産と同時にライルとの別れを選ぶシーンはとても印象深い。 母もただDV経験者というだけでなく彼女の母親で。年月が過ぎれば母もまた被害者、という地点から経験をちみ変わってもいく。それでも自分の痛み以上に娘の痛みを引き受けるという表現がすごくいい。 将来はあなたみたいになりたい、って互いに言える母娘ってすごい。この台詞が一番この母娘の互いの関係性の核心をつくもの、と描いた作者さんの感性の鋭さを感じた。 そしてライルもまたただ加害者でもないし病んでる人でもない。一生懸命自分を変えようとする男でもある。攻略しなければいけないモンスター、みたいなたんじゅんなすがたでないからこそ怖いし悲しいし難しい。 It ends with usはてっきり、主人公とライルのことで、この2人で虐待を断ち切るという意味かと思ってたけど、主人公と娘がusだということに強さを感じたし、同時に虐待の連鎖という重みを感じた。 実際この本はDV関係を経た夫婦の子供の立場である著者の体験に立って描かれたと知りとても腑に落ちた。 暴力をテーマに女の連帯を描く作品も多く出てきており嬉しいですが、この作品のように子供の立場から家族を見て母を通しながらも父を切り捨てるわけでもない、というのはリアルですよね。そういう視点の多様性が出てきたことすごくいいと思いました。誰かを断罪することが、誰かを承認することの唯一の道ではないという。 家族の中にいる子供の立場として加害者になった父とも被害者になった母とも長い年月を一緒に生きて関係性の変化を経験していくわけですから。 この子供の立場というのがすごくDV経験者の希望になると思うし、作者がそこまで意図して書いたということに本当に拍手を送りたいです。
3投稿日: 2024.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
駆け抜けるように読み切った。 世界的にかなり有名な本なのに、日本でそこまで話題になっていないのが不思議。 ここでもコメント数少なかったし、もったいないなあと思う。 日本作家のこの手の小説はあまり読まないから分からないが、男女の描写が濃厚で大胆でセクシー。 文章の引き込み力がすごい。 ライルの視点を知りたいし書いてほしいが、想像するからこそ魅力があるのだろうと思う 個人的にどうしても引っかかった部分がある。 リリーが妊娠していることが分かり、産むと決めたとき、ライルの子ということに対しての複雑な気持ちの描写はあったものの、ここまで経営者でありバリキャリのキャラクターなのに『仕事と子育て』についての葛藤みたいな描写がひとつもなく手放しで喜んでいたこと。 ここにどうしても引っかかった。
0投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私の場合、みんなの評価よりも少し星の数が少なくなりました。 フーヴァーさんのメッセージはすごく響いた。 DVから逃れことが、どれほど簡単でないことか。 決して、DVされる側の決心が弱いとか、すぐ別れればいいじゃんとか、そういうことじゃないんだって。 そこは、本を通して視野が広がったなと。 でも、読後すぐの感想としては、 暴力は絶対ダメだけど、 んー、、ライルが怒る気持ちもわかる。でした。 リリーが自分は置いといて、 完全にライルを悪としてるのがなぁ。 それとラストが、ライルと別れてすぐに、 アトラスの方に行くのがなぁ、、。 彼女を幸せにしてくれそうなアトラスと結ばれるのは喜ばしいことですけどね!! (あと、ラブラブシーンの多さがちょっとなぁ 汗)
4投稿日: 2024.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・ここまで強く、自分を守る決断をできる人は多くないのではないかしら。私なら絶対ほだされる。でも、リリーのママの言う通り、限界はどんどん押し流されるのだろう。最初はちょっとしたことだったし、二回目も事故みたいなものだったし、三回目も、私に悪いところがあった。いろいろと言い訳を重ねて、気づくと取り返しのつかないところまで来ている…誰が見ても「別れなよ」と思うようなところまで。でもその頃には限界など分からなくなっているから、いつ別れればいいのかもう判断できない。 ・ごく稀に暴力を振るう男だとしても、あとは本当に完璧なのだ!きっとあの暴力は事故だった、ちょっとしたことだった。彼のことは心の底から愛しているし、私のことも愛してくれるし、暴力の後は絶対に心の底から謝罪して、優しくしてくれる。本当に、完璧な男なのだ。そういう、抽象化されると「ああそれよくあるやつ」と思うようなストーリーが、一瞬一瞬の心の描写を丁寧にされると、「これは…離れたくなくなるかも…」と思わされてしまう。人の心の動きって、抽象化されると一気に共感できなくなるのね、と理解させられた。
0投稿日: 2024.07.08
powered by ブクログあるある。 刺激的でどこか危なっかしい男の人って、魅力的に見えちゃう。 自分が抱える過去のトラウマと相手の過去のトラウマ、そして我が子の未来を考えて不安要素を切り離す。簡単にはできない決断だけど、幸せに限りなく近づける第1歩。 考えさせられるなー
0投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログBooktokでよく見たので買ってみた。 Smutだった (その後気付いたけどTikTokで流行ってる本は基本smut) まあ確かにDVは良くない。でもscrubに身を包んでる頭のいい男はセクシーだよね。
0投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログやっぱり負の連鎖は親から子へ続いていくんだなと感じた。 不幸になるとわかっている、もしくは気がつくのにそこから抜けようとしないのは渦中にいるからかな。そのあたりがリアル。 主人公の事は恋愛脳で嫌い。でも、生育歴のせいかな。主人公で連鎖が止まればいいと思う。
0投稿日: 2024.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
普段恋愛小説はまったくと言っていいほど読まないが、表紙のデザインに思わずひかれて購入。 べたな感じで終わるかと思ったが、主人公と恋人がそれぞれ抱える悲しい事実があり、思わず引き込まれた。 普段ミステリばっか読んでいるため新鮮だったので、たまにはこういうまったく別のジャンルの本を読んでみても良いかも。
0投稿日: 2024.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一般的な恋愛小説かと思いきや、DVを繊細に扱ったリアルな恋愛小説だった。 主人公リリーは、聡明で明るい女性。そんな彼女は自分の父の葬儀のあと、脳神経外科医のライルと出会い恋に落ちる。2人は順調に愛を育むが、ちょっとしたことが原因でライルがリリーを殴り、お互いのトラウマを引き起こすことになる。それはリリーの父がDV男であったこと、ライルは自分の兄を誤って銃で殺してしまったことだった… そんなあるとき、とあるレストランでリリーたちはアトラスに再会する。アトラスは昔ホームレスのときに、リリーに助けられて恋に落ちた過去があった。アトラスはリリーの傷ついている姿を見て見ぬふりができず何とか支えようと努めるが、ライルが彼に嫉妬心を抱きリリーに近づけないようにする。 しかしリリーはライルに3回目の暴力を受けられたときに、ライルの元を離れアトラスに助けを呼ぶ。そこで連れていかれた病院でリリーの妊娠が発覚し、リリーは途方に暮れる。 リリーはその悩みを周りに打ち明け、出産を機に離婚することを決意した。そしてリリーは、我が子エマとライルの面会に向かう途中で遭遇したアトラスを追っかけて、最後2人は気持ちを確認して抱き合ってラストを迎えた!! 本作を通して、DVの本質を知れた気がした。 DVを受けたら別れたらいいと思っていたけれど、そんな簡単な問題じゃなくて、リリーみたいに自分のこと身近な人のことをしっかり考えて、考えて答えが出るようなセンシティブな内容だと強く思った。 あとは周りに助けを呼ぶ強さを持つこと、抱え込まないこと。絶対に助けてくれる人はいるから、諦めないで頼ることは大切だと思う!! リリーに出会えて良かった。 続編も楽しみ
0投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても衝撃的な、DVをテーマにした恋愛小説。 愛しているのに手を上げてしまう。愛しているから許したい。 次はもうしないかもしれない。 そんな期待をこめ暴力を振るわれてもまた許してしまう。 DVを受けた65%はDVをした男性のもとへ戻るという。(本文より) 衝撃的な話だった。 恋は盲目というけれど、DVの当事者同士で解決策を見つけることは難しいんだろうなと思った。 主人公の母が言った 「愛しているなら、彼の方から離れていくわ」というセリフ。 とても刺さった。 全員の立ち位置や心の変化がとても分かりやすく、 ごりごりの恋愛小説!というわけでもないので すらすらとページが進んだ。 映画化もされてるということで観てみたいなと思う。
0投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログDVを受けていた側の人間として感じていたことがリアルに書かれていた。 DVから逃げないのは馬鹿って見放すんじゃなくて、なぜ逃げられないのかよくよく考えて欲しい。本当に根深い問題だとおもう。
0投稿日: 2023.12.27
powered by ブクログたしかブックチューバーさんの紹介で本作を知り、読み始めたのですが… 原書でないのできっと細かなニュアンスはつかめないのかも、なんて思っていましたが訳者さんによるものなのかサクサクと読めました。 400ページめにある母の言葉、涙でした。 読めて良かった作品です。
0投稿日: 2023.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
普段あまり恋愛小説を読まないので少し冒険してみようと手に取ったが(しかも海外小説)、正直合わなかった。 心情描写が多くアメリカンな人間関係を感じられて新鮮味はあったものの、こちら側の心を抉るような痛烈さは感じなかった。個人的にはポーカーをしているときの会話が一番のハイライト。ボストンは訪れたい都市の一つで、ボストンマラソンやパークシステムのイメージが強いが、テキストから活気のある様子は感じられず、everything is better in Bostonという文句に疑問符が付く。筆者曰くDVに対する問題提起や啓蒙を主眼とした作品で、決してエンターテインメントではないと説明しているが、それによってリアルが紡がれているかと言われると微妙。
0投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アメリカの恋愛小説 著者後書きにもあったように、すごく実体験に添ったリアリティのある作品で、日本の小説とは違う読後感。 文化が違うので、暴力に対する感受性も違うし、社会課題としての扱われ方も違う。 その中でボストンという街やテレビコメディアンのエミリーとか、アリッサマーシャル夫婦とか、リリーの母の「愛してるなら、きっと彼の方から離れていくわ」という言葉など、ストーリーを支える登場人物や描写がとても色鮮やかで豊かであった。
0投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログDVの話なので重い話なのかと身構えてしまったけど惹き込まれてあっという間に読めてしまった。第三者である自分には分からない当事者の気持ちや当事者である母の言葉が響く。力強い女性の物語だった。 続編も読もうと思う。
1投稿日: 2023.08.02
powered by ブクログ展開とかスピーディで面白いけどどことなく携帯小説みたいだった。原文で読むとニュアンスとか違っていいのかな?
0投稿日: 2023.07.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
売れたらしく、また恋愛小説ということで、読みやすそうだなと思って読んだ。 予想より性描写がロマンチックに描かれていたが、こんなもんか。 DV。なぜ妻は夫から逃げないのか?の気持ちを追えて面白かった。今回だけかもしれない。自分が悪いのかもしれない。良いところもたくさんある。許さない自分こそ変わるべきかもしれない。そんなのくそくらえ。 ライルのほうは、よくある恋愛モノだと良いキャラだと思う。読んでて、乙女ゲームで見たな感。 だけど、やっぱりリリーは笑ったのは良くないし、ライルに対して不安な気持ちを抱かせたのも良くない。だからといって暴力をふるっても良いわけじゃないので、そこは別だがリリーが反省してんのかなと思った。逆の立場で暴力をふるわずにいたら、笑ったのも過去を隠していたのも責められてもしょうがなくない?という気持ち。 女性人気は得そうだが、男性のほうはどうだろう。そっちの感想が気になる。 続編はどうするんだろうな。だいたいの問題を解決してしまったが。 最後、ライルが離婚に同意してくれたが、娘の父親になってようやくのところがなんだかな。というか、そこで身を引くの良いやつすぎて、そこまでのクズじゃなかった。ほんとのクズは自分と他人の区別がつかず、自分のDVと向き合わない。ライルの暴力性が同僚や部下や患者に向かないと良いな。
0投稿日: 2023.06.16
powered by ブクログ洋書で読みました。 Lillyの感情の描写が緻密なのがよかった。 日本語だとうまく表現できないけど、英語ならではの痒いところに手が届いている表現?がいくつかあった。読んだ方には伝わるはず。
0投稿日: 2023.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ひさしぶりの恋愛小説。現実には起きないロマンチックな恋愛を疑似体験した気持ちになるくらい没頭して読んだ。どんな理由があれ、虐待をする男とは離れるべき。85%が戻ってしまうと本に書いてあったが私自身も許してしまうかもしれないと思った。自分の幼少期の体験を生かして、子どものためを思ってさっぱり離婚を決意したリリーがかっこよかった。ダメな恋愛からはどんなに苦しくてもやめないといけない。
0投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもろ! 原版で読んだが、おもろい そしてライル…お前ってやつは…ギギギ 主人公の心の叫びと葛藤がちゃんと描かれてて良かった アトラス!幸せにしろよ!! 続編逆に何するんだ!?アトラスは良いやつでいてくれよまじで… ライルに言う最後の言葉が効いたね 娘が殴られたらあんたはどうするんやって… そりゃそうなるよね 偉いよリリー とても偉い 良い物語
0投稿日: 2023.05.02
