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キリスト教入門
キリスト教入門
竹下節子/講談社
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総合評価

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    30年以上もキリスト教を信じていますが、まだまだ分からない事だらけでした。 もう今となっては、神を信じたからその教義も信じたのか?教義があり神を信じるようになったのか?どっちだったか良く覚えていませんが、キリスト教でない人にはこの両方をうまく腹落ちさせることが難しいのだろうなぁと思いました。 最後にある練習問題では宗教との付き合い方を自分なりに考えてみる良い機会になりました。 『現代で宗教を信じる多くの人は、蒙昧と言うよりは、宗教を介してその人の価値観を確立している人ではないだろうか。 宗教が原因の争いの仲裁は、無宗教であれば中立な立場を取れると言う意見はもっともだが、何かしらの考えに則った現実吟味能力を持たなければ、どちらの言い分も正しいのでは?と言う双方が納得できない結論になりかねない。 神の存在と計画が示されたと考える啓示宗教としてのキリスト教は、確かに敷居が高く感じるかもしれないが、自分の知らないところでキリスト教のネットワークに関わっている場合もある。 とは言え馴染みの薄い宗教を心から信じるのも難しいし、真理の探究としての宗教を学ぶと言うのも信心から信じている人たちを正しく理解できるとは限らない。 それよりも、嫌な事は人に仕返しせず善い事だけ行うと言う教えなど、まずはキリスト教の教義を人生の道標として、そのあたりからキリスト教と付き合ってみることも考えられる。 キリスト教を意識した行動を重ねる事で、自分自身もそうしたコミュニティの一員として感じられるようになり、最終的には本当の意味で宗教を信じる人と対話する事ができるようになるのではないか?』

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    投稿日: 2025.02.19
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    イエスの説く「愛」というのが、強い者が弱い者に、自分が持ってるものを分けてしもべとして働く態度、というのが「目から鱗」だった キーワードからキリスト教と現実世界の関わりを解説しつつ、今キリスト教ができることを熱をもって説明してて感動した

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    投稿日: 2025.01.04
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    https://calil.jp/book/406258249X 知の教科書 キリスト教 (講談社選書メチエ)講談社(2002-09-10)の文庫化か?

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    投稿日: 2024.02.05
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    ・キリスト教で文明の歴史や現代社会の混迷などのすべてが説明できるわけではない。けれども、キリスト教抜きでは近代の西洋スタンダードも現代の地政学も理解することはできない。

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    投稿日: 2023.10.17
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    キリスト教の入門書 入門書は数多あるが、その中でも全体がわかるように工夫してあり、初心者でも知識がある人でも読みやすいものだと思う。 日本人はローマ字に弱いんだと気付かされた。 例えば「サタン」悪魔だが、これはヘブライ語なんだと。ギリシャ語ならディアボロやデモン。語源も知るとなるほどそうだったのかといくつかの知識の欠片が繋がるようだった。 こうした言葉の〇〇語による違いで、ミカエルがフランス語だとミッシェルで有名なモン・サン・ミシェルだと言うのは本当に驚いた。 ヨーロッパの人たちは隣国や同じかローマ字の国の表現の違いは知っているんだとしたら、日本人はちょっとした壁があるな…と更なる難しさを感じた。 こうしたことの一つに、日本やアジアに多い長子相続があるが、これは儒教文化圏特有なのか。末子相続というのがあると言うのも初めて聞いてとても納得した。 巻末にはブックガイドもあり、もっと深めたいと思える書の紹介があります。

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    投稿日: 2023.09.17