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AI DRIVEN AIで進化する人類の働き方
AI DRIVEN AIで進化する人類の働き方
伊藤穰一/SBクリエイティブ
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総合評価

20件)
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    本書ではAIに関するメガトレンドに加えて、仕事がどう変わるか、教育がどう変わるか、イノベーションがどう変わるか、リーダーシップがどう変わるかについて紙幅を割いて議論しています。 まず序盤ではAIに対する見方が3つあることが紹介されています。具体的には(1)AI(Artificial Intelligence)派:人間の知能を模倣する人工知能とみる、(2)IA(Intelligence Augmentation)派:人間の知能を拡張する存在としてみる、(3)EI (Extended Intelligence)派:人間を超えた社会に存在する「知能」を拡張する存在としてみる、ということで、著者は第3の立場をとっています。このあたりの立場に関して専門家の間で論争があるとのことですが、正直外部の人間の立場からすると「全部正しい」でよいではないかと思いました。AI専門家の皆さんは「群盲象を評す」の逸話を勉強すべきです。 また仕事について、AI時代の人間はDJのような存在になると結論されていますが、これもあくまでワン・オブ・ゼムであって、全員がそうなるわけではない。DJっぽくなる人もいるでしょうが、むしろ私が思い浮かべたAI時代の人間の仕事とは、原子力発電所の中で制御をしているオペレーターのような人々です。電力会社で原発のオペレーションをされている方々は、完全には制御できない技術をなんとか制御しようとしていて、エラーが起こればその問題を解決しつつも、我々市民のために必要な電気を提供してくれます。AIの進化に伴って今後ますます制御が難しくなってくるとしたら、原発同様、AIが暴走しないよう制御しつつ、市民生活を支えるようなオペレーター的な仕事も登場するでしょう。それは決してDJではありません。(もちろん人間全員がこういう仕事をするわけではなく、DJと同じくAI時代の仕事のワン・オブ・ゼムということです)。 ということで全編通して、「それはそうかもしれないが、ほかの可能性もたくさんあるでしょう」という印象はぬぐえませんでした。「群盲象を評す」的なAI論ではなく、集合知としての鳥瞰的なAI論が求められている気がしました。

    2
    投稿日: 2024.12.30
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    自分の強みと掛け合わせることで起きる効率化。 自分の得意 ☀︎決めること。 ☀︎特別支援の知識と感覚。 ☀︎1から80にすること。 ☀︎言語化。 自分の苦手 ☀︎0から1にするアイディア勝負。 ☀︎頭の中で考えること。 生成AIの得意。 ☀︎草案を出すこと。0から1を生み出す。 ☀︎多くの情報から、インプットしてくる。 生成AIの苦手。 ☀︎正確さに欠けるかもしれない情報。 ☀︎個別性の高い質問への解答。 特別支援学校の教員は、個別性の高い課題とそれに伴う解決策の提案が必要であり、生成AIのアイディア生成時のプロンプトは専門性と、客観的な情報の入力が求められる。 また、生成されたものを生かすのも殺すのも自分次第である。これはズレてるなという感覚をもてるかは今までの知識と経験から出すしかない。特別支援の分野では活用できるが、それ以外の未知の分野では、正確さを見極められるかどうか、間違っている危険性を孕んでいることを留意したい。 自分の得意と苦手を補い、得意な部分で勝負できる可能性を見出すことが出来るいい本だった。 この本は情報としてよりも、活用するために自分に何が出来るか問われているある意味自己を見つめ直すいい機会になった。

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    投稿日: 2024.12.26
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    タイトルはAIなのだが、主に生成AIを論じている。AIと生成AIの関係性が示されていないので、人工知能の概要を知らないと、区別が紛らわしいのではと懸念した。WatsonやAlphaGoへの言及はなかった。

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    投稿日: 2024.08.09
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    JOYの本なので読んだ、というのが正直な所で、AIで働き方がどう変わるかは、ペラペラページをめくってみた時点で期待するモノとは違う事を分かりつつ…。つまり、ChatGPTを中心に最近のAI界隈の仕様やプロンプトの例、AIの反応を紹介している本のため、簡単に言うと「AIを既にいじっている人には不要」。 それでも今のAIに関係する論争をJOYらしい言葉で表現しているような箇所は、流石だなと思いながら。例えば、「ジェネレーティブAIを用いて学ぶという事は、是非の問題ではなく、選択の問題である。あまりにも、個人の能力に共通項がなさすぎると、社会分断のもとになると言う見方もあるが、ニューロダイバーシティーの観点から言えば、個人的には何を体得し、何をAIに任せる十人十色で良いと考える」など。そう、現段階に存在するAIは、選択の問題だ。 主体性こそが人間に特有で、受け身の人指示待ちの人はAIに替わっていく、という言葉も慧眼である。 プロンプトエンジニア、プロンプトマーケットというジャンルが盛り上がりそうだが、そもそも部下のマネジメントにしても、プロンプトが必要だなあと感じた次第。AIに置き換わる派、人間がダメになる派、とあるけど、本題の通り、AIにより進化する派が有力だし、自明だと思う。しかし、究極には、選択の問題である。著者は冷静だ。

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    投稿日: 2024.06.16
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    GENERATIVE AIで変化する雇用や業務について多くの事例を出してくれている。またweb3に関しても触れているが、個人的には少しポジショントークの感覚を受けた。個人的にはあまり参考にはならない。

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    投稿日: 2024.05.03
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    人間にしかできないこと クリエイティビティ と主体性 言われたことをやるだけならAIのほうが得意   仕事は既存の選択肢をコラージュ的に組み合わせて作り出す、DJ的なものになっていく。 生成AIの性能があがるほど、合理的ではなく、おもしろいこと、風変わりなことができる人の重要度が高まっていく。

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    投稿日: 2024.04.29
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    chat GPTを使って経験した「間違った情報を出す、嘘を堂々と言う」というのは現時点のレベルだったと理解した。ただ、設計者はなぜこのような性格に作ったのかという理由も知りたかった。 適切なアウトプットを得られるプロンプトが販売されていること、ブレストの相手にする、アウトプットに何度も構成をかけて使える内容にする、などAIを上手く使うための知恵を知ることができた。 DAOという組織構造についても知ることができて今後注目したい。

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    投稿日: 2024.01.23
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    期待ほどではない。 生成AI活用スタンスは、確認済でした。 文体をそろえる サマリー 文献を調べる 壁打ち相手 英訳 さらに丁寧な英訳 ブレスト プロンプト例 購入 広告主、作家、モチベーションナルスピーカー、人事担当になってください 簡潔に、詳しく、専門用語を使って、日経/文春のように ここを詳しく プロンプト→ 写真か絵画か 被写体は誰か 絵画 照明 ソフト、アンビエント、ネオン 環境 しつない、水中、宇宙 配色 明るい、パステル調 視点 正面、俯瞰 背景 無地、森、星雲 写真 撮影 クローズ、遠景 スタイル ポラロイド、モノクロ、露光長時間 照明 背景 レンズ 広角、望遠、ぼかし 先に書いたもの優先 できない事 ひねりを加える

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    投稿日: 2024.01.20
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    生成AIとは何なのか?それを学ぶための本。 AIの歴史やChatGPTのプロンプト例まで幅広く解説されている。内容は少し難しいところもあるが、AIを取り巻く環境が学べ、大変ためになった。

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    投稿日: 2024.01.13
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    生成Ai が何かということがわかる本 対象は精生成AI を知りたい、生成 AI の全体像を分かりたい。 もう少し言えばAI 自体や AI を取り巻く環境を知りたい人向け。 もしかしたら話口調での作成なのかもしれないし、出版を急いだのかもしれない。 所々書き方がよくわからないものもあった。ただ、全体像としては理解がしやすいとは思う。

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    投稿日: 2023.10.01
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    ツールをうまく使うことが大事。子どもへの教育、部下の管理、仕事のやり方などかたくさん詰まった本です。

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    投稿日: 2023.09.24
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    読書紹介サイトで取り上げられて興味持ち、購入。 本書はAIと協働していく、ということに重きを置いて、仕事、教育などにもたらされる影響が述べられている。怖がるのでなく、いかに使っていくかということでまとめられており、まだ自分の中でボンヤリとしていた点が、具体的にイメージできるようになった。 また具体的にChatGPTとやり取りをした際の結果も良い例、悪い例と載せている点も面白いと感じた。 日進月歩で進んでいく世界なので、引き続きこの手の本は追っていきたい。

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    投稿日: 2023.09.16
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    生成AIの特性とそれをふまえた付き合い方、仕事への活かし方(仕事のやり方がどう変わるか)がよく分かった。 答えを求めるのではなく、調べたりまとめたり案をたくさん出したりといった実作業をお任せし、効率的にアウトプットするパートナーとして活用していく。確かに、めんどくさい時間のかかるタスクだったり、うーんと一人で悩んでしまうことをお願いしたり相談したりできるとアウトプットのスピードは変わると思う。 これまで以上に既知のことを知ってることは大事ではなくなるので、それらを組み合わせたり新たな発想を加えたり目利きする力(本書でいうDJ的なチカラ)を磨く必要がある。 Web3、DAOでの活用にも触れられているのが伊藤穰一さんらしい。

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    投稿日: 2023.08.17
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    ChatGPTなどの生成AI。塾長推奨。 プロンプトの重要性、より人間ができることへの集中。 全面的に信頼しない。メチャクチャ物知りだが、結構嘘をつくこと前提。

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    投稿日: 2023.07.30
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    ジェネレーティブAIの書籍が多く出ている中、伊藤穰一氏の「テクノロジーが 予測する未来」が分かりやすかったため、本書を購入。 結論、1冊目として、ジェネレーティブAIの使い方、付き合い方、スタンスがよく理解できた。実際の対話も掲載されており、具体的に理解できた。 著者が繰り返し指摘している、正解を出すわけではなく、叩き台として使うということは、ネットの活用と同様で腹落ちした。ただ、実際にジェネレーティブAIを使う際、誤りに気づけるかどうかは不安が残った。 プロンプトを入力する際は、ジェネレーティブAIが分かるような言葉や表現を使うことは、新入社員や子供との会話と似ていると感じる。 子供にどの程度使わせるかは、悩んでしまうが、まずは自分で使い倒してみてから考えようと思う。

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    投稿日: 2023.07.24
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    入門書的なものを今年2冊程度読んでいただけだが、ほぼ知っている内容だった。発売時期を空けて複数読む方が新発見が多そう。タイトルが壮大な割には読みやすい。

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    投稿日: 2023.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊藤穰一さんの、AIに関する考察。これは貴重だ。AIといっても色々あるが、これを執筆しようと思ったのは、ChatGPTの存在だ。ただ、繰り返し繰り返し伊藤さんが指摘しているのは、世の中で言われている通りではあるが、間違った情報をアウトプットしてくるということだろう。会話形式だからさも本当だと思って使ってしまうと大きな間違えを起こす。だからこそ、良きパートナーとすべきではあるが、盲信してはいけない。彼のお勧めはとにかく情報収集、アイデア出し、コールレポートなどの要約に力を発揮するが、最終版としないことだ。そして、もう一つ利用されていく特徴は、検索の連続性にある。まさに、知能とは何か、ということを考える時が来ている、これが伊藤さんのメッセージだ。AIは計算機能をとことん強めていくこと、学習によるパターン分析からくる解を出す力。IAは人間の知能を発展、拡張させるもの。そして、伊藤さんが提唱するExtended Intelligenceは、まさにネットワークの中で拡張していく知能のことを指し、AIはまさにこの拡張の一つの媒介となると想定している。まさに攻殻機動隊の世界かもしれないが、現実としてネットワークの中で生きるAIとはまさにこういうことだろうと思えば、本書と全く関係ないが、攻殻機動隊を作った人たちってすごいな。。。と思う。ジェネレーティブAIには叩き台を作ってもらうことになり、映画監督、アナウンサー、会計士などは、土台となる作業をするのはAIになるだろう。そして、私個人の特性、趣味、趣向を理解していない、というかインプットしていないので、例えば美味しいお店はどこ?みたいなものには答えられない。 我々はDJ的な仕事になるというふうに捉えている点もユニークだ。 答えのない社会、時代に、答えを出すのではなく選択肢を提示するという新しいツール。一方で、それを勘違いすれば、お釣りの計算はChatGPTのようなジェネレーティブAIに任せる、そんな人は恐れているAIに支配される人となるであろう。 デザインも、かなりのレベルのデザインを作ってくれるようになる。あらかた、AIに作ってもらって、そのあとでちょいちょい工夫すればオリジナルができてしまう。パッケージデザイン案もお手のものだ。 さらに面白いのはブレストの相手にする時だろう。本当に会話をしているかのような錯覚を覚える一方で、しっかりと会話の中で言葉を定義しながら進めていくと、非常に面白い議論ができる。ユニークな情報こそが、ユニークな返答を導く鍵になるので、AIを使いこなすというよりも、AIとの付き合い方が重要だと感じられる。 うまく使うには、まず、誰になって欲しいかを明示する、言葉使いや情報の詳細レベルを指定する、そして信用せずにチェックする。これが大事であると。AIを身近に感じる時代、この時代がやってきたということを実感する書。

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    投稿日: 2023.07.03
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    AI、特にChatGPTを中心とするジェネレーティブAIとはなにかを分かりよく解説してくれる。 そのAIたちが持つ社会変革の可能性の大きさを教えてくれる。併せて、それらの持つリスクについても適切な解説があ る。 国家も会社などの組織もそして生活者である我々一人一人もAIの正しい理解と利用が必要であることを教えられる。 始まったばかりのAI時代にまず読むべき書籍でしょう。

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    投稿日: 2023.07.01
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    生成AIが基礎から網羅的にまとまっている プロンプトエンジニアという職種が生まれている 今後は合理性よりも面白さで 既存の選択肢をコラージュ的に組み合わせていく ・会議のアジェンダ作り ・リスト作成(まだ不向き) chatGPT ・誰になって欲しいか明示する ・言葉遣いや情報の詳細度を指定する ・完璧を求めず自分でチェックする

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    投稿日: 2023.06.17
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    投稿日: 2023.05.30