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シークに愛された一夜【ハーレクイン・ロマンス版】
シークに愛された一夜【ハーレクイン・ロマンス版】
テッサ・ラドリー、杉本ユミ/ハーレクイン
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 魅力溢れる内容に、グイグイと引っ張られて、ついページをめくって読み進められたと思う。 ハーレのヒーローとしては典型的な「俺様強引」王子だが、根は悪くない、誠実な男性だと感じた。 これまでの高ビー王子と何ら変わりないように思えるのに、何故かラフィークは嫌いになりきれなかったのは不思議だ。 ティファニーを売春婦と間違え、関係を持った挙げ句、妊娠させておきながら、いざ彼女が妊娠を告げると疑惑を抱きDNA鑑定を要求する酷い男なのだけれどー。 しかし、清純無垢で優しいティファニーによって、少しずつ心を開き思いやり深い男性に変わってゆくのは微笑ましい。 恐らく、そんなところがラフィークを憎みきれなかった理由かもしれない。多分、ヒロインも似たような感じだったのではないだろうか。 冷酷な彼の言動に傷付き、翻弄されながらも、誠実に彼に向き合い続けたヒロインが傲慢王子を変えたのかもしれない。 また、ラフィーク自身も、けして根っからの卑劣漢ではなく、優しさと善良さを持った人だから、変われたのだろう。

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    投稿日: 2025.05.19