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最後の撃墜王 紫電改戦闘機隊長 菅野直の生涯 新装解説版
最後の撃墜王 紫電改戦闘機隊長 菅野直の生涯 新装解説版
碇義朗/潮書房光人新社
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総合評価

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    第二次世界大戦末期に最後の名戦闘機「紫電改」に乗り、エースパイロットとして大胆不敵に戦われた菅野直さんについての本です。 菅野さんが残された中学時代の日記から始まり、戦死されるまでの菅野さんの人生が戦況や彼を知る人達の証言と共にすごく詳しく書かれています。 文学少年でありながらガキ大将でもある二面性を持った子供時代の菅野さんは、大人になり軍人になった後もやんちゃで茶目っ気の多い一面を持ちながらも、部下を大切にし上に対しては自身が納得しなければ食い下がる。 まさに「弱きを助け強きをくじく」を体現されていて、素敵な二面性、三面生を持つ方だなと思いました。 菅野さんの事を知れば知るほど、その人柄や生き様に尊敬し、心底惚れ込んでいきました。 誰も菅野さんの最期を見届けることなく、今も尚真実は分からないままとなっていますが、心からご冥福をお祈りします。

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    投稿日: 2024.04.29
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    343空の菅野直さんのお話です。新装解説版とあり慌てて書店でゲットしました。内容は旧版とほぼ同じですが、新版を手にできたことで改めて感慨深い思いが湧いてきます。地元宮城を出て江田島に入り、その後海軍航空隊として色んな戦地を飛び回り、最後には有名な紫電改部隊に配属され、本土防衛の要となる。本当に大好きな本です。豪胆で仲間にも上官にも部下にも好かれて天才的な技術を誇る歴戦のパイロット。いま色々な漫画やアニメの題材となっている方ですが、是非とも一読してみてください。菅野直さんの良さが改めてよくわかる一冊です。この度、新版が出ましたこと本当に嬉しいです。

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    投稿日: 2022.09.25