
総合評価
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powered by ブクログ何という素晴らしい。フィクションであるが、とてもそう感じられない劇場感。あちこちに散りばめられた箴言。訳が、消化不良している所も感じられるが、原著の素晴らしさがそれを補ってやまない。
0投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログ問題は、アメリカが冷戦に勝利したと思っていることだ。冷戦が終結したのは、ロシア国民が自分たちを抑圧する政権に終止符を打ったからだ。我々は敗北したのではなく独裁から解き放たれたのだ。
0投稿日: 2023.08.16
powered by ブクログロシアのウクライナ侵攻の1年前に書かれたという本書は、皇帝(ツァーリ) プーチンが何をしようとしているのかを彼の側近であったクレムリンの魔術師スルコフ(作中ではヴァディム•バラノフ)に語らせる。エリツィン政権時代に築いた巨万の富をもとに政治的影響力を強めるオリガルヒや独立政治家が逮捕され、会社を奪われ悲惨な状態に堕とされる様や、全体主義の恐怖支配へ突き進む様が事実に重ねて描かれる。 オリガルヒの一人でイギリスに亡命し自殺?したボリス・ベレゾフスキーはプーチンについてこう語る。「彼は決してやめないだろう。彼のような人間はやめることができない。これが一つめの掟だ。執念深く続け、すでにうまくいっていることは修正しない。そしてとくに、過ちを認めることは絶対にしない。」バラノフは「あなたの言う通りかもしれないが、そうした対応は野蛮なのではなくゲームのルールだ。 権力に関する第一の鉄則は、過ちを犯しても執念深く続けることであり、権威という壁に入った亀裂は、たとえわずかなものであっても表沙汰にしないことだ。モブツは、酋長が落馬しただけで殺される土地の出身者であり、この鉄則を心得ていた。彼は病気になると圧殺された。酋長は部族を守るために強くなければならない。弱さを見せた瞬間、叩きのめされ、権力の座を追われる。 こうした事情は世界中どこでも同じだ。」と返す。失権者の末路を知るプーチンも保身が故に戦争を止められなくなっているのだろうか。ロシアの現代史とプーチンの思想を知ることが出来る一冊です。
12投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログ面白いことは面白いのだけど… バランスの悪さが気になってしかたない ロシア人のふりをしたヨーロッパ人の熱っぽい語り 後ろ見開きの著者の写真、ロングのコートまで写してるのが珍しい なんとなく目立ちがりやさんかと思う 副市長や首相アドバイザーの経歴がいいような悪いような印象を作品に与えてる いろんな賞をとってるみたい
0投稿日: 2023.02.01
