
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母が行方不明で祖父母が経営する書店で暮らす11歳の少女ティリーが小説の登場人物と出会い、小説の中に入ってしまう。
0投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログもっと本の中を冒険するかと思いきや、〈本の旅〉の説明や、基本的な物語の核の成り立ちなど、現実的な時間も多かった。続編ありきの構成だったかな。訳者あとがきでも六部作予定って書いてあるし。 児童書らしく、子供目線で行動や考えも幼く子供ならではというか、子供じゃないと出来ないこともあって、良い意味でも悪い意味でもドキドキハラハラしました。続編も気になるな……。
0投稿日: 2024.10.23
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本の虫が共感しやすいように、なのか、海外児童文学の主人公は両親不在率高いですね。わかりやすい心の傷として、成長を描き易くなるからかな。少年漫画も同様に、マイナスからのスタートが多いですよね。何かが足りないから強さを育てられる、と言う様な。 愛情たっぷり幸せな環境から生まれる主人公も見てみたい。 少女漫画や日本の児童文学では結構そっちが多い気がしますけど。やっぱり作品に触れる層が共感しやすいように、かな。 読者は大抵の場合読書好きですから、書店舞台も多いですね。書店ってだけでわくわくしちゃいますから。博物館、遊園地、魔法学校、レストラン、文具店、百貨店、郵便局……無条件でわくわくする舞台は数あれど。 読書好きで『美女と野獣』の図書室のシーン嫌いな人、いないのでは。 ※エッグアンドソルジャーズ=細長く切ったトーストを半熟卵につけて食べる料理 なるほど。初めて知った。注釈あるタイプの本。嫌いじゃないです。レストランのメニューの料理説明文とかも好きなので。 主人公の学校は制服があるタイプの学校なのね。11歳で。公立?? 私は比較的幼い頃から“本物の冒険”には憧れないタイプだったので、主人公〈ティリー〉とは価値観が異なりそうです。 1Fのカフェ、本の中に登場するメニューに挑戦しているところ、最高に刺さります。そのコンセプトのレシピ本大好き。いつも実際には作らないんですけどね。 本の中の登場人物は人物像が一貫しているから良い。それはとてもわかる。立場・考え方・行動がわかりやすく“キャラクター”として一貫しているのを、神様視点で見るのは安心できます。一度好きになったキャラクターはずっと好きでいさせてくれる良さがありますよね。 ママは本の世界にでも入ってしまったのか? 『ランドオブストーリーズ』展開?? おばあちゃんの親友も、多分本の中の登場人物ですよね?? おおお。『パーシー・ジャクソン』シリーズがさらりと登場するとは。嬉しい。向こうでは同じ出版社なのかな?? おじいちゃん(=作者も?)本への書き込み肯定派かぁ。 私はこれまでの人生で考えたこともないのですが、最初のページに記名と言うのは古い本なんかでたまに見る気がします。 思うに、現実世界との繋がりが薄れると、本の登場人物の様に消えてしまう魔法の血筋なのかな? グラウンディングが必要なのかも。そうなると、ティリーは親友との関係が変わって本の世界に閉じこもってますからね。オスカーが現実世界に引き留めてくれるキーパーソンになってくるのかも。錨って言うか。 本作は食事メニューが具体的に書かれていて良いですね。 本の登場人物は、物語の中から出てきた自覚ありなのか。 それはそうと、突然不穏な展開。機関もの、でしたか。世界観がちょっと違ってきますよね。組織とか機関とか登場してくると。 本書は挿絵もありますし、ところどころ表記にも遊びがあり、存分に童心を解放できますね。 ティリーはうちに籠りがちな性質だからでしょうか。自分と違う考え方、モノの見方をする相手と絡むのが苦手なのかも。ちょっと過剰反応に思える。11歳の頃、自分もこうだったろうか。 踵で地面を蹴ると言うのは爪先の間違いではなく? あまりしっくりこない。でもヒールとトウを翻訳間違いなんかしませんよね。読書していて、場面が頭に思い描けないと、そこで詰まってしまう。感情を表す仕草としての描写だと思うのですが。 爪先フレックスで、みなみちゃんの「カンカラコン」のイメージ?? 親友のことでピリついてる11歳。まあ、仕方ないか。 なんと。逆転。本の世界にも飛び込めるのね。と言うことはやっぱりママは────小公女の世界でしょうか。例のなんとかって機関が関係しているようですが。 おっと。また新たな登場人物の名前。アミーリア。組織にいた頃の知り合いかな。 自分が話してみたい本の中の登場人物は誰だろう。 バーティミアスかな。面白い話がいっぱい聞けそう。 え! 本の世界へは第三者も伴えるの?! 私の中のルールが崩壊。羨ましい。でも危険なんでしょうね。 そう言えば、人物紹介ページにイラストがあるものの、現実世界の登場人物について、外見の描写が殆どありませんね。これも読者が移入しやすいように敢えて、かな? イラストは日本の出版社が後からつけたものでしょうし、本来は全て、想像に委ねているのかも。 アミーリアのイメージはクリマイのエミリー。 おじいちゃんはデヴィッド・ストラザーン。 イーノックは青山 穣さんの声で脳内再生されます。 また出た。オスカーの踵。踵を擦り合わせる。これもあまりどの様な様子かピンと来ない。英国特有の共通言語なのかな?? 本の旅のルールを考えると、練習に短い絵本を使うのは怖い気がする。うっかり最後までいっちゃいそうで。 11歳くらいで力が発現することが多いと言うと、やはり無謀なことをして事故に繋がる率も高いでしょうね。軽率な行動を我慢できるか? 読書家だからってみんながみんな思慮深いわけじゃない。ましてや子どもだったら。 全く。典型的な男の子と女の子のジレンマですね。 ルールは守るべし。 ティリーの声はちいさなプリンセス ソフィアの声で脳内再生されるようになってきました。 登場シーンでティリーはオスカーに少し気があるのかな? と思ったのですが、11歳の時点で恋愛対象として見られるタイプではなさそうですね。ロン・ウィーズリータイプかな。 わーーー!やっぱりなーーー! そうだと思ったんだよなーーー!! あ、ティリーの父親の話です。 こうなるとティリー、ちょっと異色の存在になりますね。一気に親近感から遠ざかってしまう設定。 申し訳ないけど、ママ、軽率だったね。反面教師的に地に足をつけて生きることの大切さを教えてくれるわ。 アミーリアは最初クリマイのエミリーをイメージしていたけれど、脳内再生される声は園崎 未恵さん。JJの方。 ティリーのママと大学の同級生なら、多分まだ30代?? 全ての図書館や書店を記す地図なんて、どれだけ巨大なんだ? アナログ式に光の点で示されているってなると、壁一面のモニターサイズくらいを想像するけど、世界中の書店なんてそこに収まらないはず。挿絵はあるけれど、いまいち現実的に落とし込めない。それともその辺はデジタル併用していて、拡大縮小がきくのかな?? 原典書庫へ入って原典を書き換えた、その原典をイーノックは自身の執務室の本棚に置いているってことですか。イーノックはセブルス・スネイプなのか、はたまた個人的な野望でもあるのか。個人的にはもっと厳重なルールを設けるべきと言う考えに賛成ですけどね。最後のページを破ったのはママ自身なのか、イーノックなのか。 しかしアリスはきかん気ですね。主人公としては珍しいタイプかも。 オスカーは何だかんだ頭柔らかいですね。受け入れの間口が広いと言うか。 そしてイーノック。悪人ではない。そうであって欲しい。寧ろ好きな登場人物になれる可能性もある。ベアトリスを罰しているのか、護っているのか、どっちだろう。そこが問題だ。もしくは追窮したくて探っている段階? 一番気になる登場人物だわ。 “アーチーとアミーリアがイーノックを陥れようと共謀している”と思い込んでいるのにも理由がありそう。寧ろアミーリアに裏がある可能性ないか?? 物語には意味のない描写は無いと思っているから、ここも伏線な気がする。 思うんだけど、ベアトリスがしようとしたことって、つまり、クルー大尉を物語から切り離そうとしたことって、死を免れると同時に、セーラの人生から父親を奪おうとしていたことになる。死別よりも残酷な可能性。クルー大尉と子を成す程にリアルな存在として認めていたわけだから、セーラは架空の人物だしOK理論は矛盾する。当時は少しおかしくなっていたと言われても、納得できないな。『小公女』を愛読書にしていたのなら尚更、セーラによくそんな酷い仕打ちをしようと思えたな。 周りが見えていなかったんだろうな。 ティリーはちょっと独善的すぎる。けど、まだ11歳で家族のこととなったら仕方ないか。 全部イーノックのせい、と言うのは疑問に思うけど。身から出た錆と言うか。自業自得。因果応報。ルールは守って欲しい。 作者はどう思うのよ。誰かが自分の作品を創り変えてしまうなんて。それだけ愛されていると言うのなら本望なんだろうか。 原作は大事にして欲しい。 同人活動、二次創作、夢小説に留めておいてくれ。 はぁ。結局裏はなく、そのままの人物像と言うか、役割かぁ。 何だか残念。でも児童書ならそれが普通か。 主人公の第一印象が全て。それがルール。 とは言えまあ、可哀想は可哀想ですよね。イーノック。気持ちはわかる。もし彼の立場なら。 あれ? 貴族が乗った馬車だか馬に轢かれそうになって男女が出逢う海外文学作品ありませんでしたっけ。貴族の屋敷で住み込みで働くことになって。結婚を申し込まれるけど、幽霊みたいな妻が既にいて。嵐が丘?ジェーン・エア?? 表紙は赤ですが、本作で印象に残ったのは深いターコイズ。表紙の色、そっちが良かったかも。 もっと先延ばしされると思っていた件が早くもひとつ回収された。逆にイーノックがそのまま消えてしまって次回以降に持ち越しっぽいので、また続き借りてこようと思います。
1投稿日: 2024.10.16
powered by ブクログいつも表紙の好みで本を選ぶんだけど、何故かはずれたことがない♡ ファンタジーが好きな人におすすめ♪ 今日は図書館に行こう☆
0投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログ名作文学✗ファンタジーという設定が凄く良い。主人公には特殊な能力があって、本の中を旅することができる。自分が好きな本の登場人物と会話をしたり、本の中に入って有名なシーンを間近で体験できるのは楽しそう。主人公の家が5階建ての書店なこと、電車で行ける距離に大英図書館があること…ファンタジー要素を抜いても夢のよう。ほぼ本好きな人間しか出てこず、実在の名作について語らうシーンもあり、大人から子どもまで楽しめる作品だと思う。原書は全6巻。3巻まで日本語版が出ているので、続きも楽しみだ。
1投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ大好きな本の中に入れたら…。本好きなら一度は想像したことがあるような、夢のようなお話。ただなぜかお話の中に入っちゃって、というよりか、わりと細かい設定がされているなぁと思った。 ブックワンダー、してみたいけど色々ルールがあってちょっと怖そう。シリーズはまだまだ続くみたいなので楽しみ。
2投稿日: 2023.12.07
powered by ブクログお話に出てくるキャラと友達になって本の世界を冒険して、というのはまあ見る話でも、赤毛のアンとか小公女といった冒険に向いてなさそうな面子がメインなのは少し珍しいですね。中盤で結構驚きの事実が判明してからぐっとアドベンチャー感が増して面白く読んだ。
1投稿日: 2023.12.04
powered by ブクログ「本の中の世界」へ入り込む!? 11歳のティリーは、自分が本の中の世界へ旅する力をもつ「本の旅人」だと気づく。ティリーは、親友のオスカーとともに『赤毛のアン』『不思議の国のアリス』『宝島』、そして『小公女』の世界を訪れ、冒険をくり広げていき……。 本の中の世界にワープして、アンやアリス、ジョン・シルバー、セーラたちと話をするという、ワクワクするお話です。「本の旅」の発動条件や母親の失踪の謎が明かされていく様子も面白いよ! 先生がこの本でいちばん好きなところは、「本がもつ力」や「本を読む楽しさ」について、いろいろな人が語っているところです。 「あたしらしさを見つけるための冒険があったらいいのにな」ティリーはぽつりといった。 「あら、冒険が来るのをただ待っているだけではだめなのよ、ティリー。自分で見つけにいかなきゃ。そして、その手でしっかりとにぎって、地平線に向かってつきすすむのよ」アンが言葉に力を込めた。 ーーーーーー 大好きな登場人物と話したり、本の中の世界に入ったりできる、ワクワクする本。第1巻では、ティリーは親友のオスカーとともに『赤毛のアン』『不思議の国のアリス』『小公女』『宝島』の世界に入っていく。 「本の旅」には一定の発動条件や危険も伴う。それらを「大英『地下』図書館』で学んでいくところが面白いうえに、ティリーやオスカーだけに発動する現象もあり、その謎が明らかになっていく過程に引き込まれる。ティリーの母親の失踪や、誰なのかもわからない父親の謎に迫るシーンは最ものめりこんだところ。 ページズ書店の店主であるおじいちゃんが、本を読むすばらしさについていろいろなシーンで語っていて、本好きな子は「そうそう!」と共感しながら読めるだろう。ページ数は多いが、章は短く区切れていて会話も多く、次々とページをめくっていくことができるという意味で、本が苦手な子にも勧められる作品。
1投稿日: 2023.11.23
powered by ブクログ名作の登場人物がこっちの世界に出てきたり、自分があっちの世界へ行ったり。うらやましいけど、設定としてはわりとあるあるだったりも。そんな中で、行方不明の母の謎が織り交ぜてあって、しかもわりとびっくりな展開に……。 ここでもまた思い出す『病院図書館の青と空』。そちらは挿絵の中に引き込まれていく話で、『秘密の花園』やなんかが出てきたかな。 ジャスパー・フォードの「サーズデイ・ネクスト」シリーズは、もっとSFで、がっつり平行世界のイギリスを作り出している。1巻はジェーン・エアの中に入り込むお話。 ティリー・ページズは造本がとても可愛いので、本好きな子にプレゼントしたら喜ばれそう。
0投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログ憧れの本の中の登場人物に会えるとしたら? みなさんは誰に会いたいですか? アリスのティーパーティに参加できるとしたら? どんなことを話しますか? 本屋が舞台になるお話しが好きでよく読みますが作者も本当に本が好きなんだろうなと思う描写がたくさんあって嬉しくなります。 オススメです。 高学年から中学生にもオススメかも?
1投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ11歳のティリー・ページズは書店を営むおじいちゃんおばあちゃんと3人暮らし。母親は小さい頃に失踪し、父親のことはよくわからない。ある日、本が大好きなティリーがページズ書店の中で本を読んでいると、目の前に赤毛のアンそっくりの女の子が現れた! 本の中を旅する「ブックワンダラー」になったティリーは、様々な本を旅するうちに、不気味な男イ―ノック・チョークに目を付けられてしまう。本を愛する人なら一度は夢見る本の旅を味わえる冒険ファンタジー。 名作の主人公たちがいかにも名作からそのまま出てきたかのようにティリーと会話するのがとても楽しい。知らない作品についても読みたくなる。美味しそうな食べ物も登場するのでどんなものなのか想像してまた楽しい。原作ではシリーズものだそうなので、ぜひ続きを出してほしい。
0投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本の中に入れたり、キャラクターが現実の世界に出てきたり、やっぱり憧れますよね。 今の異世界ものに通ずるところがあると思います。 原作の赤毛のアンは読んだことないのですが、アニメで見てたアンはこんな感じだったなと思いました。 朗らかでおしゃべりで可愛いなと思いました。 マイナスなところは、お父さんの件ですかね。 お母さん何してんの…ってちょっと引きました。 適役の人も元を正せば、現実の人間が規則を守らなったせいですよね。なんか不憫でした。
1投稿日: 2023.07.31
powered by ブクログ帯に「赤毛のアン」が本の世界から飛び出してくるというのを書いていて、おお、これは面白そうと思って読んでみました。 ヒロインは読書大好きな11歳の女の子。 祖父は個人書店を経営していて、父母は既にいない。 ある日、突然、目覚めた「本の登場人物が見えたり、本の世界に行く能力」で本の登場人物と話したり、本の世界を冒険するお話。 1巻にあたる本作はその能力の紹介であったり、ヒロインの素性に迫るお話です。 まず、赤毛のアンが登場するところからが既に面白い上に、赤毛のアンのキャラクターが本当に私が知っているアンでした。 不思議の国のアリスや小公女セーラ、宝島を読んだことのない私はどういうキャラクターなのかわからないですが、アンが想像通りの知っているアンということは、その辺のキャラクターもきっと原作通りのキャラクターなんだろうなと思いながら読んでいました。 ミステリー要素に、本の世界に入り冒険するという設定などはとても小学校高学年向けでは少し難しいのでは?と思ったりもしましたが、ハリーポッターだって小学生が読めるんだから、以外と小学生とかのほうがこの世界をすんなりと受け入れられるかもなと思いました。 本好きならば、1度は本の世界に行って冒険してみたいななと思うもので、私が、ヒロイン、ティリーなら、どの本の世界に行きたいかを真剣に考えてしまうほどに魅力的な世界が描かれていて、児童書と侮っていると痛い目にあうかもしれない作品だなと思います。 ちなみに、私が、入ってみたい本の世界は 『この本を盗む者は』(著 深緑 野分) です。 この本だけは読んでて、どんな世界なのか全く分からなかったので、「ブックワンダラー」の力が私に目覚めたら是非チャレンジしてみたいところです。
6投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログ面白かった! 名作文学の中に入れるって楽しそうと思ったけど実は危険が潜んでて…消えた母の行方を推理したり、サスペンス要素があってドキドキした。 全6巻刊行予定のシリーズの1作目なので続きが気になる。 名作文学はあまり読んでこなかったので、この物語に出てくる『不思議の国のアリス』と『小公女』は未読。読みたくなったから読んでみようと思う。
1投稿日: 2023.03.22
powered by ブクログ書店で実物を見て、帯の「ある日、目の前にあらわれたのは本から出てきた『赤毛のアン』だった!」に釣られて購入。読み始めたら止まらない!
2投稿日: 2023.03.14
