ぬいぐるみのお医者さん・りりかさんのお話第3作です。この巻でも、ぬいぐるみたちが綺麗になおしてもらうだけでなく、持ち主が抱える心のいたみも「治して」もらっています。「ナマケモノのメッセージ｣は、槙野さん夫婦と年齢が近いせいか、泣いてしまいました…。

「りりかさんのぬいぐるみ診療所」シリーズ3作目。読んでいるうちに、優しい気持ちになってきます。表紙カバー内側に、 ＂「忘れていること」に気づかせてくれるりりかさん" と書かれているけれど、まさにそのとおり。 児童書ですが、今まで一度でも、人形やぬいぐるみに話しかけたことのある人には、手に取って読んでもらいたいな、と思います。身近な人に優しくできるかも、です。

りりかさんのぬいぐるみ診療所シリーズ3。このシリーズ好きだなぁ、思い出を大切にする、ぬいぐるみが大切なことを教えてくれる、いいなぁ。ナマケモノのメッセージは、そうだろうなぁとは思ったけど、それでもジーンときた。

中学年。ルーチカと同じ優しい雰囲気に溢れた本。予想はつくような展開だが、描写もあるのに文章は読みやすい。