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総合評価

27件)
3.5
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    巻き戻される時間の中で起きた殺人事件を解決できるか。 巻き戻しについての話がリアルに出来るんじゃないかと感じるくらい理論的かと思えば、まさかの概念と対話したりでSF感がかなり強め。 個人的にはハマらないけど… メフィスト賞をとってるだけあって奇想天外すぎました!

    1
    投稿日: 2025.11.02
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    潮谷先生の「伯爵と三つの棺」が面白かったので他の作品も読みたいと思って、こちらを手に取りました。 「伯爵と…」は中世ヨーロッパの話でこちらは現代日本でタイムリープがテーマと全然毛色が異なりますが、面白かったです。 科学者や天才少年が出てきて科学理論の話をしたり、センミウアートなる科学者の論文が出てきたり(こちらは架空のものみたいですね)と科学の素養がないと難しいのかな…と不安になりましたが杞憂でした。潮谷先生がそんな読者を置いてきぼりにするようなことをするはずなかったです。失礼しました。 殺人犯を探すのに使うのはごく普通の論理ロジックで、絶対に無理な人を除外していくというオーソドックスなものです。ものですが私はいつもの如くよく分からないまま先に進んでしまいました。でも面白いです。他の方も書かれてますがオバチャン最高です。 最後がちょっともどかしい感じで終わります。あと10ページ書いて〜と思いましたが、これはこれで余韻を残した感じで良いのかもです。文体も読みやすくサクっと読めます。オススメします。

    25
    投稿日: 2025.09.11
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    1000回近く繰り返される6月1日。 タイムループを認識し研究する博士とそれに巻き込まれた8人。その中に巻き戻しを操作し、殺人を起こしている時空犯が...。 タイムループもの(映画も含めて)は結構好きなので楽しく読めました。SFチックで哲学的なループの仕組みもオバチャンのおかげでとてもわかりやすかったです。 犯人を特定していくロジックがとても秀逸で、探偵さんすごいと思いました。 それがそうなってなるほど!という感じ。 犯人と犯人の動機、そして終わり方もとても好きです。おもしろかったです。

    13
    投稿日: 2025.07.13
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    SFモノは苦手イメージでしたが、割とすんなり読むことができました。超次元的な話はそれとして、ミステリの部分はちゃんとルールに則ってて面白かった。

    1
    投稿日: 2025.06.08
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    おもしろかった! 複雑な言い回しもあるし、タイムリープという現実離れしたことが題材だけど結末もスッキリでした。

    1
    投稿日: 2025.05.18
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    著名な博士から「実はこの6月1日が1000回近くタイムリープしている」と言われ、そのタイムリープを体感できる薬剤を口にする探偵姫崎。その夜、言われた通りの時刻になると時間が巻き戻りまた6月1日の朝に。そしてその朝、博士が他殺体で発見される。 おもしろかったです。ミステリとSFのいい感じのバランス具合が。若干途中込み入ってきたなー・・とは思ったりもしましたが、その設定というか世界観の難しさに比べて、真相や「時空犯」を特定したやり方なんかがとてもシンプルでわかりやすい。 ただただ、好みでした。星5よりの4くらいです。

    2
    投稿日: 2024.11.25
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    SF×ミステリのパターンのひとつ、ループもの。 繰り返す1日を舞台に、その仕組みを追いながら発生する事件について解き明かす物語。 個性的な登場人物の掛け合いも魅力です。 申し分なしでした。

    2
    投稿日: 2024.07.06
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    ある1日が繰り返されるタイムリープミステリー。 何故、時間が巻き戻るのか? 時間を巻き戻す目的。 主人公とヒロインの間にある重い過去。 ミステリーとしてではなく、SF小説としても楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2024.07.01
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    スイッチで潮谷験を知り、世界観が好きだったのでこちらも読んでみた。スイッチより好きかも。おばちゃんがいいキャラしてる。相貌失認がキーになる、。

    0
    投稿日: 2024.06.02
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    時が進むという、至極当たり前の事に幸をみる。 勿論、時を遡る事に憧れを抱いた時期もあった。ただ、私は皆と一緒に歳を重ねる楽しみも知っている。

    22
    投稿日: 2024.05.02
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    久々のSFもので世界観に馴染めなかったか、あんまり楽しめませんでした。 2018年6月1日が既に980回も繰り返している、ってところでやり過ぎだろうと思っちゃったらもういけない。3年近くも時間の檻に閉じ込められて正気を保っていられるなら今更他人を巻き込んで余計なことを始めないで永遠に大人しく暮らしていればいいのに。

    0
    投稿日: 2024.04.17
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    タイムループもののミステリとして、そこそこ面白い。特殊設定の設計もユニークだし、殺人の動機もアイロニカル。とはいえ、はじめとあとで景色が変わる、ほどではなかったかな。

    0
    投稿日: 2024.04.02
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    タイムループや異世界のSF的な要素をベースにした推理小説でした。 少し期待していた内容と違いましたが、推理小説としてはよく出来た話で、まずまず楽しめました。

    0
    投稿日: 2024.01.13
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    SF✖️ミステリ。面白い切り口だった!子供の頃読んだ「すべてがFになる」シリーズを彷彿とさせる。SFを読むといつも思うけど、理系の人たちだと出てくる用語に馴染みがあるからより楽しめたりするんだろうか。

    0
    投稿日: 2024.01.11
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    SF味の強いタイムリープ小説。自分はあまりSFというジャンルを全くというほど読んでこなかったのですが楽しく読めましたし、何より新鮮で面白かったです。 内容が複雑で、特に序盤は読みにくい所もありましたがラストにかけての展開が爽快であっという間に読んでしまいます!読み応えありです☺︎ 主人公や他の登場人物の頭が切れていたので、読んでいてイライラすることも無く、頭が弱い自分でも気持ちよく読み進めることができました。複雑な分、登場人物による解説がわかりやすかったので、大まかな理屈を理解しながら読むことができます!

    2
    投稿日: 2023.12.27
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    私立探偵姫崎のもとに舞い込んだ、情報工学の北神博士からの報酬1千万円の依頼。彼女はなぜ2018年6月1日を約千回繰り返しているのか。そして依頼後に博士を殺したのは誰なのか。 トンデモ設定だけど、その設定の中での事件についてのわかりやすさがあったし、謎自体は結構あっさりめだけど、(この世界での)タイムリープの仕組みとか、登場人物のやりとりが面白かった。

    2
    投稿日: 2023.10.27
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    タイムリープをうまく使って、きれいにストーリーをまとめたなと思います。 終わり方もよいのですが、途中のふざけた絡みや ライトなやり取りが若干の違和感を感じたところ… でも面白いのは間違いないです。。

    7
    投稿日: 2023.10.08
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    探偵をする主人公の下に訪れた奇妙な依頼。 それは1000回近く繰り返される「今日」の原因を突き止めてほしいというものだった。 タイムリープも含めて現実ではありえないような設定がちりばめられているので、ミステリーかといわれると迷いますが面白かった! タイムリープ現象をここまで科学的に設定づけられるのはすごい。 ただ、主要な登場人物が10人近くいるので途中で誰が誰だかわからなくなってしまった。 最初に人物紹介があるとありがたかったかな。

    0
    投稿日: 2023.07.15
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    飲み会の席でたまに話題になる、「今の記憶のまま高校生に戻れたらどうする?」みたいなくだらない話を恥ずかしながらイメージしました。 また、少年の思惑が操られていたかどうかは分かりませんが、こうゆう猪突猛進というか一つのことに熱意を注げる人が何かを変えていく人なのだと感じましたし、情報工学に興味を持ちました。 「まだ、できるはずだ。」

    7
    投稿日: 2023.07.02
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    セン・ミウアートをググったのは自分だけでしょうか?笑 始まりの設定は同作者のスイッチと同じ怪しいアルバイト。この作品をタイプリープものと呼んで良いか分からないが、理論のこじつけ飛躍はあれど面白いロジックに感じた。 終盤のラボ爆破と何故犯人が分からないのか?という疑問が明かされた場面は衝撃を受けた。 恋愛要素が少しあるものの少し中途半端に感じたが、ぜひその後を見たいとは思える良作でした。

    2
    投稿日: 2023.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     タイムループと殺人事件をどう組み合わせてくるのか興味をそそられて手に取りましたが、なるほど、念入りに組み立てられた本格ミステリですね。壮大なSF設定もしっかり織り込みつつ、事件そのものは理詰めできちんと推理していくところが好印象でした。  読後感も爽やか。何せ登場人物の大半が死ぬのに最終的にはほぼ死なないという(笑)

    3
    投稿日: 2023.05.20
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    何度も何度も繰り返す6月1日。タイムリープ中に発生した殺人、犯人はだれか? タイムリープものは数多いが、これも見事。 タイムリープならではの観点と事件と解決編。すごい。

    0
    投稿日: 2023.05.17
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    第79回アワヒニビブリオバトル「24時間耐久ビブリオバトル@オンライン」第7ゲームで紹介された本です。オンライン開催。 2021.09.18

    0
    投稿日: 2023.05.06
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    所謂「ループ」に陥った世界で、それさえもなかったことになる殺人を繰り返す犯人。果たしてその意図は?という、特殊設定ホワイダニット。同時に限定された容疑者から、犯人を絞り込むフーダニットでもあって特殊な状況に基づくロジックは緻密なもの。人が死なないミステリでもあるし、なんというか美しい。

    1
    投稿日: 2023.04.21
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    タイムループという題材のに惹かれてたまたま読んだけどとても面白くて一気に読んでしまった。 これは当たり。

    1
    投稿日: 2023.03.28
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    同じ日が繰り返される現象の真っ只中にいる博士が、その謎を解明するために集めた元探偵の姫崎とその他メンバー。その繰り返しのなかで博士が殺害される。なぜ、、繰り返しを引き起こす真相と殺人の真相を調べだすが…。 特殊設定ミステリで限定された条件下で推理していく様子はワクワクする。どちらかというとSFに近しいが難しいこと考えず姫崎の顛末を追うと楽しめる。

    4
    投稿日: 2023.01.30
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    何度も何度も6月1日が繰り返す。タイムリープ中に発生した殺人、時間の狭間に隠れた犯人は? #時空犯 ■きっと読みたくなるレビュー もうね、天才的発想。 時間を行き来するミステリーはいくつかあれど、こんなにも鋭角なプロットを放り込んでくるミステリーは他にないよ。突拍子もなくリアリズムに欠ける部分もありますが、逆に良くぞこの設定で本格ミステリーを成立させましたね。すごいよ。 時間遡行の原理や説明シーンなんかの書きっぷりは、まさに鬼才のなせる技。はじめて森博嗣先生や西尾維新先生を読んだ時の感覚に近く、あまりにも先鋭的な内容で、未来を感じさせてもらいました。 誰が時空犯なのか、犯行方法の解法がロジカルに整理できていて、とってもわかりやすい。動機やまつわるエピソードも、めっちゃ痺れましたよ。壮大な時間ミステリーの果て待ち受ける真相はこういうことですか… 潮谷先生はやたら高次元なテーマのお話が多いのですが、キャラクターや関係性が妙にカジュアルなんですよね。先生の優しさや人柄が伺えて、読んでて癒してくれるところも大好きでした。 ■推しポイント 本作に登場している情報工学博士のような、いわゆる天才の価値観が理解できないんですよ。 今まで私は、自分の考えを突き詰めたり、誰振りかまわず意見を主張したりしたことがありません。そのほうが皆にとって楽しいし、苦労もないし、合理的だと思うからです。 でもそれはきっと凡人だからそう思うだけで、本当に頭の良い人は価値観や発想が全く違うんでしょうね。 彼らは、たった一人で真っ暗な道を歩き続けている。 失敗も成功も、賞賛も批難も、希望も絶望も何も関係ない。ただ自分が歩きたいから歩くだけ。孤独な闘いを続けている天才の脳みその中を垣間見たような気がしました。

    75
    投稿日: 2023.01.26