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十五の春と、十六夜の花 -結びたくて結ばれない、ふたつの恋-
十五の春と、十六夜の花 -結びたくて結ばれない、ふたつの恋-
界達かたる、古弥月/講談社
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総合評価

3件)
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    単巻作品。 日もささない洞窟の中に彼岸花が群れて咲いている、という想像するだに薄ら寒くなる描写が印象的な奇怪な味わいの作品です。"ミステリー"との触れ込みのとおり謎解きは驚きの連続。そしてこれでグイグイくる乳幼馴染とやれやれ系クール美少女クラスメイトとの両手に花の大団円、と油断したラスト数ページゾッとすることに! 後からじわじわきてます。怖作。 気になったところ 主人公の名前は春希、クラスメイトは優紀と語尾が"き"になっている。幼馴染の名字は三城で"三つのき"だ。 序盤、優紀の弁当袋の中身がコンビニのおむすびとサラダだったこと。

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    投稿日: 2025.06.19
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    重厚な表紙にちょっと引いて積んでました。 しかし意を決して読み進めると今回序盤から起きる不思議現象に翻弄、紗弥花が二人になる、優紀の性別が変わる、その謎を読み進めるうちにあっという間に物語に引き込まれていく、これまた不思議体験。 『枯れない彼岸花』 ラストに近づくにつれ伏線がどんどん回収されていく、そして最後まで読んだあとに、うむむ、なるほどと唸らせる。 この内容の奥深さは如何に。 これは恋愛伝奇ミステリーの傑作 正直積んでたことを心底後悔しました。 本当にすいませんでした。

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    投稿日: 2023.09.20
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    壮大なファンタジーな世界観で描かれるミステリー作品。ファンタジーな世界観でミステリーをすると、どうしても話に綻びを感じる事が多いが、本作はその辺を感じなかった部分に、凄い力量を感じた。最初の部分で結構ラブコメをしているので、そっち系の作品かと思わせてくる所も中々。 ただまぁ、ストーリーの核となる所が、半分ぐらい読めてしまったのと、壮大な(比較的ご都合主義の)世界観に対して小さく見えてしまった所が、個人的には残念ではあったかな。

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    投稿日: 2023.04.24