
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文章はわかりやすい表現が多く読みやすかった。 全七編の短編から成る。 どの物語も温かい気持ちになる話になっていて、個人的に世界観と登場人物が結構好きだった。 特に「彼が奥さんと別れる確率」と「私が一生独身の確率」にそれぞれ出てくる高橋信吾と4人目の彼(名前不明)には恋に落ちてしまいそうになるぐらい魅力がたくさん詰まっていた。 基本的に心穏やかに読み進められるが、「彼が奥さんと別れる確率」は"既婚者を好きになってしまった女性"に対する苛つきは多少感じた。 また、全編少女漫画のような物語になっている。読んでいる途中で結末が予想できてしまうし、100分の1の確率が叶ってしまうような奇跡が起きるので、好き嫌いははっきり別れると思う。 プロローグが最後の物語と繋がっているのがとても良かった。完読後にプロローグに戻るとより面白いと思う。しかし、「【未来予測システム】のおかげで助けることができた」に関しての回収がなかったのが少しモヤモヤが残った。 文章に関して一冊を通して同じ表現の使用率が高く結構目についた。また、後半の脱字や重複した主語の使用が目立ち気になった。
0投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログギョッとするようなタイトルとは裏腹に心の湯たんぽになってくれるような優しいお話が詰まった素敵な短編集でした。 個人的にはラストの"私が一生独身の確率"が1番好きです。こんな機能があれば面白いと思いつつ、今で言うChatGPTがこの作品の要になる未来予測システムに近いものなのかもしれないと思うとグッと世界観に没入できたのか親近感が湧いて読みやすかったです。
7投稿日: 2025.07.23
powered by ブクログ【未来予測システム】に纏わる7篇。 表題作はタイトルからは思いもつかない、愛の話だった。良き。 他のお話も結構好きだけど、1番ラストが都合良すぎで微妙だったかな。
3投稿日: 2024.05.01
powered by ブクログ表題とはまったく趣の違う作品だった。「未来予測システム」で、妻を殺してもバレない確率を検索する夫。少しづつ繋がっていく連作短編集。派手な出来事は無いけれど、ほっこりしながら変化していく日常が描かれていた。
0投稿日: 2024.02.22
powered by ブクログ[未来予測システム] 条件を入力すれば簡単な未来を確率で調べることができる。 妻を殺してもバレない確率 あの子が同じ電車に乗ってくる確率 明日、世界が終わる確率 彼が奥さんと別れる確率 空から女の子が降ってくる確率 娘に彼氏ができる確率 私が一生独身の確率 ネット小説大賞でグランプリを受賞したのは、表題作の妻を殺してもバレない確率ですが、他の話も読み終わった後にじんわりくる良い話ばかりでした。一冊の本にしてくれて嬉しいです。
10投稿日: 2024.02.11
powered by ブクログ短編集で、それぞれ内容に繋がりがある本なので、飽きることなく読むことができると思う。中高生にお勧めしたい。ちなみに私は1話目で泣いた。とても面白かったです。
1投稿日: 2023.12.07
powered by ブクログさいっっっっっっっこう!最高傑作!本当におすすめですー! 好き嫌い言わずに読め!じゃなくて読んでみて?短編集なので読書が苦手な人でも読みやすいと思います。表現がとても素敵で、最後にハッピーエンドになるんです!まじでいい!
0投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログ100冊ビブリオバトル@オンライン第9ゲームで紹介された本です。オンライン開催。 2020.08.22〜23
0投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ題名と表紙のギャップに違和感を抱きつつ、読んで納得! ひとつひとつの物語は短く、ネット小説らしい読みやすさであっという間に読了。 どのお話も温かく好きだけど「明日、世界が終わる確率」が特に好き。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルで気になって読んでみたけどどれもめっちゃいいお話!もしも未来予測システムがあったら、、、。確率の本当の意味を知ると暖かい心になる。私は最後の話が一番好きだったかな
1投稿日: 2022.12.12
powered by ブクログあなたは確率を教えてくれる未来予測システムがあったら、どんなことを調べますか? 妻を殺してもバレない確率、と物騒な表題作はじめ、 あの子が同じ電車に乗ってくる確率 明日、世界が終わる確率 彼が奥さんと別れる確率 空から女の子が降ってくる確率 娘に彼氏ができる確率 私が一生独身の確率 と、さまざまな確率に沿って話が展開されていく。 明日、世界が終わる確率。 主人公は中学二年生、陸上選手の女の子。 事故で今後歩くことすらままならない状態にあるという。 走ることがだいすきだった私。走ることに生きる意味を感じていた私。 毎日、明日世界が終わる確率を調べるようになっていた。 リハビリを頑張ろうと思えず、先生が気分転換にと図書室に連れ出してくれる。 そこであるノートを見つける。もう長い間使われていなさそうなノートに、なんとなく確率を書いておいた。次の日、なんとノートには、どうしてそんなことそんなことを願っているの?とタマという人から書き足しが。その日からタマちゃんとの交換ノートのようなやり取りが始まる。 タマちゃんにはなんでも話せた。家族には言えない愚痴や隣のベットのおばあさんが好きじゃないこと。 このタマちゃんに会うべく、リハビリを頑張ろうと思えていた矢先… ラストはほろっとする話。 娘に彼氏ができる確率は高校生の娘をもつ父が主人公。 最近学校を休みがちの娘、千夏。 なぜ、休むのか理解出来ない父は娘に不真面目な男の存在が原因か、と考える。 妻に娘もやっているから何か分かるかも?とSNSアプリを勧められる。 そのアプリである2人に慣れない世界で良くしてもらい、娘の相談にのってもらうことに。 オチはシンプルだけれど、それが逆に良かった。 妻が何もかもお見通しなのがほっこりする。 物騒なタイトルに反して心が温まるお話ばかりで読みやすい。
4投稿日: 2022.06.24
powered by ブクログタイトルはミステリっぽいですが、恋愛色濃いめの短編集。 コンピュータで、未来に起こる事の確率を知れるようになった世界の話。 どの話も縁が根底にあり、ほんのりといい話ばかりで、癒されたり元気が出たりします。 表題作の『妻を殺してもバレない確率』と『彼が奥さんと別れる確率』『私が一生独身の確率』あたりが好きでした。
1投稿日: 2022.06.22
powered by ブクログ高校生の頃、本屋でそのタイトルに惹かれ軽く立ち読みしたらおもしろすぎて全部読んでしまい、少ないバイト代を使ってまで手に入れた短編集。 読破後の感覚が気持ちいい。数年越しに読むと初回の時のような感動はなかったが、非常に読みやすいので読書初心者にも勧めやすい1冊。
1投稿日: 2022.04.09
powered by ブクログ短編集。どんな事でも入力したら確率が調べられるアプリができた世界の話。舞台はこちらも広島。物騒なタイトルだけど、泣ける話が多い。確率を調べる行為がこういう風に感動に繋がって行くのね、って感じで切り口が面白いなぁって思った。最終話ではメタ発言のオンパレードでニヤリとしたくなる場面も。こういう仕掛け、僕は好きだね。
0投稿日: 2021.02.08
powered by ブクログ「未来予測システム」で様々な確率を調べられるようになった世の中の連作短編7つ 「妻を殺してもバレない確率」 「あの子が同じ電車に乗ってくる確率」 「明日、世界が終わる確率」 「彼が奥さんと別れる確率」 「空から女の子が降ってくる確率」 「娘に彼氏ができる確率」 「私が一生独身の確率」 やはりメインは表題作の「妻を殺してもバレない確率」でしょう 政略結婚でさほど好きでもない女性と結婚した男性が、冗談とも本気とも取れないように「妻を殺してもバレない確率」をしらべるお話 その結果を毎日妻に報告するのに、妻はどこ吹く風で、男性から好かれようとするかなり歪な関係の二人 最初は50%程度だった確率が、日を追うごとに徐々に下がり、そして急激に上昇する その数字の意味とは? どの話も短編だけ合って構造がシンプルで結末がよみやすい とは言え、そこに至るまでの過程がとてもよい そもそも、「未来予測システム」はビッグデータやSNSや本人のバイタルを組み合わせて未来を予測するらしい 本当にビッグデータを使っているのであれば、世の中の人が使えば使うほどその数値の確度は上がっていくんではなかろうか? 好きな者同士がお互いに相手が自分の事を好きになる確率を調べるようなパターンとかね そんなわけで、まったく荒唐無稽な話でもない でもまぁ、信憑性は疑わしいけどね ただ、一番大きな要素は本人の意思って事を言いたいのかな?とは思った 自分の行動で未来の確率なんていくらでも変わるって事なんだろうなぁ
0投稿日: 2020.07.16
powered by ブクログ初読みの作家さん。 物騒なタイトルですが中身はソフトな「ちょっといい話」。サラリと読めるし読後感も良好。 もっと理系オタク/確率大好き的な話かと予想しましたが、全然違いました^^; 良かったような(読みやすさ的には) 惜しかったような(怖いもの見たさ的には)(笑)
0投稿日: 2020.07.04
powered by ブクログ妻を殺してもバレない確率 彼が奥さんと別れる確率 私が一生独身の確率 7つの短編集ですが、連作とも言えるのかな。 個人的には、上の3つが好きでした。 調べる度に変化する確率。 増えていく数字に思わず一緒にドキドキしてしまいました。 誤字が多く目につきましたが、それを差し引いても読後感はほっこりです。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログタイトルに引かれ購入。 近未来の確率をテーマにした短編集、7編を収録。 表題を始め、『明日、世界が終わる確率』や『彼が奥さんと別れる確率』、『空から女の子が降ってくる確率』などなど、ユニークな作品が多く、それぞれ主人公やストーリーも変わり、面白い内容になっています。 近未来、【未来予測システム】というソフトがあり、様々な条件を入力すると、すぐさまその確率を表示してくれるという。 それぞれタッチの違う内容ですが、ハートウォーミングなストーリーが多いかと思います。 なお、若干、誤字脱字が目立ちましたので、是非、推敲をお願いいたします。
0投稿日: 2019.07.19
powered by ブクログ条件を入力すれば、簡単な未来予測ができる「未来予測システム」。政略結婚で結ばれた女性を妻にした男が日々調べるのは「妻を殺してもバレない確率」。そのほか、「あの子が同じ電車に乗ってくる確率」「空から女の子が降ってくる確率」「私が一生独身の確率」など、確率にまつわる7つの短編集。殺す、なんて物騒な題名がついていますが、確率自体が自分がどうしたいかと思うことも加味されて計算されているので、単に確率に左右される人の話ではないところが好感が持てます。さらっと読めますが、どれもとても優しい読み心地で良かったです。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ未来の確率を調べる小さな機械の七編。隙の気になる台詞回しの回もあったけれど、後ろに行く毎に引き込まれた。結末の爽やかな既婚者への片想い、空から降って来た女の子と写真家志望の高校生男子、娘に彼氏ができる確率にやきもきしアバターとして潜入する父親等。一生独身の確率に慄く初恋拗らせ女子の話がロマンチック。
0投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログなろうのほうの掲載されてない3編も読了 希死念慮って言葉は知らなかったけど 言葉になってるほど誰でも死について考えたことはあるんだろう 明日世界が終わる確率がフイフティ・フィフティに近いのは 生きるか死ぬかしかないからじゃないかなと思ったりしたけど でも死にたいと思ってても 希望があれば、明るい方があれば そちらに目がいってしまう すがってしまうことも事実なんだ 表題ではじまって奥さんの話で終わればまた違った方向の一冊になってたかもしれないけど 数字に振り回されず、未来を望み前を向く、そんな話達
0投稿日: 2018.09.10
powered by ブクログうーん、、、、 短編集だからサクサク読み進めるかと思ったのですがテンポ感がイマイチ無くてなかなか読み終わりませんでした。 1話目の話は涙するくらい良かったですが、それ以外の話が個人的にはもやもやした感じで終わってしまったりであんまりだったなぁと思いました。 え、そこで終わっちゃうのかとか、これ以上展開ないのかとかを読んでいて感じてしまった印象です。 未来予測できるシステム自体はすごく面白くていつかそんなシステムが開発されるといいなぁとワクワクしました。
0投稿日: 2018.06.26
powered by ブクログタイトルに惹かれて。 偶然の確率の短編集。展開はベタなものが多くて先が読めてしまったものも多かったけど、逆に安心して読めた。ほっこりするものばかりで、軽く読めるのが良かった。
0投稿日: 2018.01.29
powered by ブクログキャッチーなタイトルだけど、攻めすぎだと思う。嫁に見つかったらと思うとふつうは買えない気がする。ちなみに自分は嫁が購入してきたので読んでみた。 短編集。タイトルの妻を殺してもバレない確率も、期待していたようなドロドロさはなく、いい話だった。あの子が同じ電車に乗ってくる確率、彼が奥さんと別れる確率、娘に彼氏ができる確率、締めの私が一生独身の確率等、どの話も気になるテーマである。読み始めは、あまり期待してなかったけど、どの話もなんとなくホッコリさせられた、最後まで読破できた。ベタだけど、最後の私が一生独身の確率が一番よかったと思う。
0投稿日: 2018.01.14
powered by ブクログそっとテーブルの上に置いて妻の目に触れて欲しかった。 ほんの小さな悪戯心が本を選んだ理由です。 七つの短編があり、共通して登場するのが未来予測システム!!! 仕組みは謎ですが条件を入力すると、その確率を弾き出してくれるようなアプリが当たり前となってる近未来!? 私だったら、このシステムを自分の仕事と夢と家族の未来に役立てたいと思う。
0投稿日: 2018.01.10
powered by ブクログブラックな意地の悪い話を期待して読みはじめたら、えーっ、なんでこんなにいい話(笑)。 いつかそんな時代がくるのか、「未来予測システム」なるものがある近未来。といってもSFめいたところはありません。表題の確率を知りたいと思う人がどれくらいいるかはわからないけれど、あとはわりと知りたくなりそうなお題が並びます。「あの子が同じ電車に乗ってくる確率」「彼が奥さんと別れる確率」「娘に彼氏ができる確率」「私が一生独身の確率」。突飛なところでは「空から女の子が降ってくる確率」なんてのも。 どこか自分を好きになりきれない主人公たちが、未来予測システムで確率を確かめて一喜一憂しながら過ごす日々。 表示される確率がどうであれ行動に出ること。たとえ相手が素直に答えてくれなくても、聞くこと自体に意味がある。 想定外にいい話が並びます。
0投稿日: 2017.12.26
powered by ブクログ短編。一話づつが短いので、読みやすい。 止めやすいとも言うべきか・・・。 色々な出来事の予測システム? (その辺も曖昧) がもたらす気持ちの話・・・なのかな・・・。 うーん・・・。 ☆ひとつ。
0投稿日: 2017.11.18
powered by ブクログあなたがこの本を読む確率、100%。 近未来を予測するシステムがあなたの未来を左右する。 少しほんわかほっこりするお話です。 個人的に気に入ったのは、 空から女の子が降ってくる確率 かな。
0投稿日: 2017.10.12
