
小田嶋隆の学歴論
小田嶋隆/イースト・プレス
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総合評価
(4件)3.8
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- はななす"powered by"
学歴と言うある人からすればある事で得た利益に対する恥や罪責感、ない人からすればない事で不当に簒奪されてきた事に対する怒りや告発と言った、同じことを語っていても意味の異なるテーマについて論じた本でした。 残念ながら明確な結論はありませんでしたが、後半の広末の早稲田入学のあたりから面白くなり、特に学歴とは商品そのものではなく値札である。と言うところは、同じ物の値段を見ても人によって安いと感じるか高いと感じるかはその人次第と同じ事、つまり個人の主観の問題で他人との議論で答えの出るような話ではないんだなと改めて感じました。 建前上は自由競争とされる学歴による階級や、場所による土地の価値の差など、誰かの手によって作られた本当の意味で平等ではないもので世の中は溢れていると思うのですが、皆さんはどう感じているのでしょうか?
0投稿日: 2025.04.30 - dai-4"powered by"
自分も奥の部分で学歴に拘泥している自覚はあるから、それを言語化されると、ちょっと緊張する。勉強は、その仕方の不器用を自認しているけど、それをいくらか効率よくやれたとしても、青春謳歌との両立は不可能だったと認識している。なんか実力不足を可視化したみたいな気がするけど、まあそういうこと。あと、確かにプロフィールの学歴は気にします。それによって棚に戻したりすることも、はっきりいってあります、ハイ。
0投稿日: 2023.02.07 - Yoshiee"powered by"
2000年に刊行された本の再編成ながら時代遅れの感がないのは著者の鋭い切り口と舌鋒が現在でも有効であることの証であると感じる。余りにも早すぎる65歳での逝去には多くの読者ファンが残念としか言いようのない無念な気持ちにあることと思う。
0投稿日: 2023.01.30 - kanetaya"powered by"
「人はなぜ学歴にこだわるのか」の焼き直し。 日経ビジネスオンラインの関連記事を少しだけ付けたしただけ。 ご遺族への寄付、というほどの意味合いか…
0投稿日: 2022.12.06