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イラストでまなぶ!用兵思想入門 現代編
イラストでまなぶ!用兵思想入門 現代編
田村尚也、ヒライユキオ/ホビージャパン
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総合評価

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    借りたもの。 前作( https://booklog.jp/item/1/4798624659 )に続き、第二次世界大戦前から現代まで続く、ソ連/ロシア軍の作戦術、冷戦時代のアメリカ陸軍の「エアランド・バトル」とアメリカ海兵隊の「マニューバー・フォーフェア」、そして現代ロシア軍の「ハイブリッド・ウォーフェア」とそれに対抗するアメリカ陸軍の「マルチドメイン・オペレーションズ」と呼ばれる用兵思想やドクトリンについて。 興味深いのは「ハイブリッド戦争」という定義に対して、ロシア側は最初に西側が仕掛けてきた(非暴力的行動、抗議、サポタージュ、ネガキャン…)と考えていること。そして、元々ソ連・ロシアでは軍事と政治を一体として捉える考え方があり、その延長にハイブリッド戦争(軍事的手段と非軍事的手段の融合)があると考えることができる、との事。 日本だと戦時中の新聞などのプロパガンダを思い浮かべられるのではないか?(それが軍部が仕組んだにせよ、大衆含め迎合して耳さわりの良い記事しか書かなかった新聞社のせいにであれ) この本は、2022年11月発行されたものなので、ウクライナ戦争についての不確定な未来については言及していない。 第3講のコラムでは、ロシアのハイブリッド戦が短期決戦とならなかった点について、‘おそらく、ロシア側の問題――大規模な軍事作戦に必要な指揮統制能力の不足やそれを補う準備の不足と、ウクライナ側の備え――2014年以降の8年間で強化された通常戦力やハイブリッド戦争への対策、西側諸国からの支援などが大きな要因となって、西側から思われていたほどの戦闘力を発揮できていない可能性が高い(p.108)’と指摘。 第4講で「マルチドメイン・オペレーションズ」について説明。 ‘従来の圧倒的戦力による時間をかけた段階的攻撃は、時代遅れになったとアメリカ軍は考えた(p.131)’との事。 従来のイメージ…陸海空が個別の領域で活動していた事に留まらず、それらの連携に加えサイバースペース、EMSの活用など、複数の領域(マルチドメイン)にまたがっている…その組み合わせも多様…… ちょっと一読程度では頭に入らなかった…… 最も、その理由はこれがまだドクトリン…“理論”であり、まだ本格的な実戦では無いためかもしれない(この本の出版時点で)。 ‘まずはざっくりとした全体像や押さえておくべき定説を端的に伝えることが重要と考えて、わかりやすさを優先して説明をはしょったり、異説や新説の紹介を省いた(p.4)’ 現在進行形で日々進化している。

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    投稿日: 2025.03.09
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    「エアランドバトル」「マニューバー・ウォーフェア」「ハイブリッド戦争」「マルチドメイン・オペレーションズ」 第二次世界大戦以降から、現在進行形のものまで主用な軍事ドクトリンの解説。 なのだが、ここまで来ると海軍版が欲しい。「フロム・ザ・シー」とか「分散打撃コンセプト」とかあるじゃん。

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    投稿日: 2023.09.21