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徹底図解 世界の宗教 改訂版
徹底図解 世界の宗教 改訂版
島崎晋/新星出版社
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総合評価

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    カラー版で、半分は図説なので、一見わかりやすそうに感じる。しかし、文章を読むと、文章は固く、説明不足でわかりにくい。 全8章からなり、古代宗教、仏教、キリスト教、イスラム教、中国の宗教、日本の宗教はそれぞれ1つの章が割り当てられている。 宗教の数が多いぶん、世界の3大宗教や、キリスト教などの、個々の宗教についての本よりは、とっつきやすく感じるかもしれない。 イラストや図版をパラパラと眺めるだけならいいが、本文を読むと非常に物足りなく感じる。扱う範囲が広いため、浅くなるのはある程度やむを得ないが、説明が明快ではない。文章は固く、説明も足りない。 例として、日本における仏教受容を理解する上で、もっとも重要な「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」について見てみよう。 その前に説明をすると、もともと日本は神道の国で、外国から入ってきた仏教が受け入れられたのは、「本地垂迹説」という説が考えられたためだ。この重要な記述が下記の2行ほどしかない。 *** 平安時代には、神々は仏が人間を救済するための仮の姿とする本地垂迹説が生まれた。(p170) 神仏習合により、仏教と神道の神が一体化し、絶対的な存在である仏(本地)が日本古来の神々の姿でこの世にあらわれ(垂迹)、人々を救うと考えられたのである(本地垂迹)。(p176) *** これくらいの記述であれば、ふつうの辞書の方がわかりやすいくらいだ。『〔精選版〕日本国語大辞典』の本地垂迹説にはこうある。 *** 神は仏が世の人を救うために姿を変えてこの世に現われたとする神仏同体の説。 *** 本書は2回半読んでみたが、わかりにくい。宗教に対して今まで持っていた知識を深めることもできなかった。今後、再読することはないだろう。 宗教の本はひとつの宗教について書かれた本の方がわかりやすい。本書のように世界の宗教を扱っているものは、類書の方がいい。たとえば、池上彰氏は何冊か宗教の本を書いているが、そちらの方が、はるかにわかりやすくお勧めである。

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    投稿日: 2025.04.15
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    イラストや絵が入っていて、すごくわかりやすい。宗教は世界の歴史ならびに政治と密接に関わっており、民衆の心の拠り所として機能していた。時間のあるときにこの本を再読して、さらに理解を深めたいと思う。

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    投稿日: 2024.05.01
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    フルカラーで写真と図解でわかりやすく。宗教関係の装飾って煌びやか。目がチカチカする。 国によっては無宗教って危険人物なのか。覚えておこう。

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    投稿日: 2023.07.29