消費税のせいで日本の景気が回復しない理由を解説した本。 忙しい人は消費税によってなぜ給料が上がらず非正規雇用が増えるのかを解説した3章だけでも読んでおくべきです。

次の衆院選までに必ず読んでおきたい一書 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2024/04/03/213337

2022年76冊目。256ページ、累計20,867ページ。満足度★★★☆☆ 第2章「そもそも消費税って何？」で消費税は「預かり金」ではなく、付加価値税であることを明言 消費税導入以降の国（財務省）のプロパガンダで、国民は間違ったイメージを植え付けられていると 「ニッポン復活論」のタイトルは内容に比して過大

　日本を衰退させ続けている「消費税」の正体を語る対話集。ポイントとなるグラフと対話で議論が進んでいくので非常に読みやすい。 　実務で消費税を扱っているが「無駄に複雑で不公平」で「人件費削減インセンティブを内包」した悪税だと実感している。よく「消費税は安定財源」と言われるが、消費税に限らず税はそもそも財源ではないし「不景気でも安定している」ことが良いはずがない。 　本書が一つのきっかけとなって「消費税減税！」の世論が形成されることを願う。