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ボクのクソリプ奮闘記 アンチ君たちから教わった会話することの大切さ
ボクのクソリプ奮闘記 アンチ君たちから教わった会話することの大切さ
ディラン・マロン、浅倉卓弥/DU BOOKS
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総合評価

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    とても優しくて、且つ挑戦的で、原点に立ち返る心を得られたな。 ヘイト感情を抱えている相手との対話はとてつもない労力で、そこと向き合う事すら勇気がいる中、憎しみを持たずして果敢に立ち向かおうとする姿勢は本当に尊敬できる。 支持と共感の違いや、対話が尋問に変わる恐ろしさ、会話の中で複雑に枝分かれする感情をとても丁寧に分かりやすく実体験として語られるので自分も諭されるような思いで読めてしまった。 印象に残ったのは、レイプ被害にあった女性が行った主張に対してヘイトを向けた相手との対話。 彼女は警察や教師などから事実の立証を求められ味方してもらえなかった。そんな中、この電話で対話していく最中彼女に同情をするも、再度彼女の事実立証を求める尋問の流れになってしまい、その結果彼女を再び深く傷付ける流れとなってしまい、大きな分断が生まれてしまう。 これって凄く身近で自分も経験があるなあと、、、自身が持つ当事者になる恐怖心が相手に向いちゃうんだよね。 寄り添う心がどれだけ難しいか、大切なのは恐怖心を持った時、相手の持つ恐怖心と照らし合わせることなんだなって。 また彼はこの著書を書いている最中、近所の人のゴミ捨てマナーに対してヘイト感情を抱き、相手を晒してしまおうと考える。 でも、自分がおこなってきたことに反すると反省し晒す事をやめ、マナー違反者との対話を試みる。 相手との対話を行なってきた人でさえ、身近な事となると切り離してしまうんだなって。心に刻む事の難しさを最後に語ってる。でも、それが人間なんだよね、経験が血となり肉となるまでは凄く時間がかかる。 だからこそ、彼の言葉をゆっくり自生活に取り込めたら良いなあと。 隣人でも、両親でも、同僚でも、ヘイト感情が浮かぶ時、ゆっくりと思い出せるように。 相手の心に耳を傾ける事、僕自身心がけたい事を指南書として与えてくれたことに素直に感謝。

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    投稿日: 2025.10.21
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    いやすごい。ひどい言葉を投げかけてくる人と対話したいと思いそれを実行する寛容さと好奇心と勇気よ… つまり…なんだあれだ〜みたいなまどろっこしい言い方が多いけどほぼ直訳なのかな。読みづらいと思ったけどまたそこがリアルだった。

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    投稿日: 2024.06.28
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    ちょっとだらだら長くてしんどい。後半のキャンセルカルチャーだのシェイムだのスノウフレークだのについての考察にはそれなりの価値はありそうではある。

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    投稿日: 2022.11.28