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怪物のゲーム 上
怪物のゲーム 上
フェリクス・J・パルマ、宮﨑真紀/ハーパーコリンズ・ジャパン
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公ディエゴはデビュー作『血と琥珀』でベストセラーを攫い、一躍成功者になるもその後の2作は見事に空振り。 そのベストセラー『血と琥珀』では、″怪物″と称される悪役が跋扈する。 怪物は、年端もいかない少女をかどわかしたのち、父親へ娘を取り戻すための条件(挑戦ゲーム)を突きつける。次第にエスカレートする3つの難題(氷の水槽に30分つかる。愛犬を生で食べる。自分の扁桃腺を自ら切り取る。等々。)をクリアできれば娘を解放、失敗すれば同じことを娘にしたのち殺すという卑劣設定。 二作目以降、怪物を封印してきたディエゴだが、周囲や担当編集者からの重なるプレッシャーに負け、怪物復活の案をこぼしてしまう。 すると、時を置かずして現実の世界でも作中作をなぞらえるような事態が発生し。。。 スペインを舞台とした、ザ・劇場型犯罪のパニックサスペンス。 自己憐憫混じりの茶化した物言いを軽いノリで繰り広げる主人公。 あまり自分の好きな読み心地、ジャンルではない。 挑戦ゲームの品の無さ、B級加減にも辟易なのだが、ぎりぎりの演出止まりで深入りせずに通り過ぎて行くところに、あれ実は節度をわきまえている!?と、読み続けてみるかとなり結果的に早々と上巻読了。 叩けば出る埃のように、関係者達から次々と怪しい事案が浮かび上がってくる展開は怪物に対する的を絞らせない、かつ飽きを回避させ良。 奥付手前のページに下巻への呼び水あり。 「下巻で待ち受ける怒涛の展開ーー 結末を知ったとき、きっと二度読みしたくなる!」 こういう安い煽りは要らないと思うのだよな。

    39
    投稿日: 2024.06.09
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    下巻すぐ読み始めた。面白い。『血と琥珀』でベストセラー作家となった主人公。小説の内容は“怪物”と呼ばれる殺人鬼がは娘を誘拐し、その父親に娘を助けるために3つのゲームに合格しろ、もし出来なかった場合は娘に代わりにやってもらう。というもの。自分の書いた小説さながら娘を誘拐され“怪物”と名乗るものから3つのゲームを提案される。もちろんしなければ娘は殺される。また出題されたことをクリアしないとこれまた殺される。 多くの容疑者に加え、もしかして本当に“怪物”の仕業なのでは?というドキドキハラハラ感、久しぶりに堪能している。早く最後が知りたい!

    1
    投稿日: 2023.09.14
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    作家の娘が誘拐され、彼の作品通りの過酷な課題をこなさなくてはならない、、と言うのだが、本人も警部達も緊迫感が伝わってこない。登場人物それぞれが詳しく書かれていてそれだけで疲れてくる。それでもどこに伏線が張ってあるのか、読み飛ばす訳にはいかない。

    4
    投稿日: 2022.10.31
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    フェリクス・J・パルマ『怪物のゲーム 上』ハーパーBOOKS。 スパニッシュ・スリラー。 娘の誘拐という深刻な事件を描いている割りには冒頭から緩い展開が続き、驚くようなことも起きず、だらだらしている感じだ。つまりはハズレ。下巻にも期待出来そうにない。 犯人は小説家の作品を模倣した愉快犯なのか、小説家に恨みを抱く者なのか…… 小説家のディエゴはデビュー作の連続誘拐殺人犯『怪物』が登場するミステリ小説『血と琥珀』が大ヒットした後は鳴かず飛ばずで、いつの間に10年が過ぎていた。 ある夜、ディエゴは妻と出席した国際文学会議のパーティーの後に帰宅すると7歳の娘のアリの姿がどこにもなく書斎が血まみれになっていた。呆然とするディエゴが目にしたのは一通の黒い封筒で、それはデビュー作の中で少女を誘拐した『怪物』が現場に残していくものと同じものだった。 『怪物』がミステリ小説『血と琥珀』と同様に子供を誘拐された父親に課する課題とは…… 定価980円 ★★

    6
    投稿日: 2022.09.22