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地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団
地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団
森功/講談社
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総合評価

46件)
3.2
4
7
25
5
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    「地面」は、誰のものでもない。 そう思って生きてきたはずなのに、この本を読んでからというもの、 足もとがわずかに揺らぐような感覚を覚える。 森功『地面師』は、2017年に発覚した積水ハウス巨額詐欺事件を軸に、 土地取引という名の“日本社会の盲点”を描いたノンフィクションだ。 70億円もの金が、ほんの数人の手によって動き、消えた――。 この事件は、単なる詐欺事件ではない。 それは「信用社会」という日本の経済システムそのものの脆さを露呈させた象徴だった。 森の筆致は淡々としているが、その冷静さが逆に恐ろしい。 登場する地面師たちは、派手な悪党ではない。 書類と印鑑、そして“信頼”という見えない通貨を操る、現代的な詐欺師たちだ。 彼らの狡猾さは、人間社会そのものの構造的欠陥を突いている。 ドラマ版『地面師たち』では、事件がよりエンターテインメント的に脚色され、 人間ドラマとしての緊迫感が際立っていた。 一方で、森の原作には、ノンフィクションとしての“重み”と“余白”がある。 数字の裏に潜む欲望、沈黙の中にある倫理の崩壊――。 ドラマが再現できないのは、この沈黙の深さだ。 森功は語らずして語る。そこにこそ、現実の重力がある。 積水ハウス事件の本質は、「だまされた」ことではなく、 誰もが“だまされる構造”の中で生きているという現実だ。 土地も、信用も、所有も、結局は幻想にすぎない。 私たちは社会という虚構の地図の上で、確かなものを探し続けている。 読み終えたあと、ふと足もとを見る。 そこに広がるアスファルトの下には、 まだ無数の物語と、欲望の残骸が眠っている気がした。

    24
    投稿日: 2025.11.07
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    Netflixのドラマが話題になっていたので。ドラマは未視聴だが、この本自体はシンプルに面白かった。「ナニワ金融道」を愛読する自分には、令和の現代にもこんな犯罪が罷り通るのか…と衝撃的であり、自分の知らない世界にふれることができた。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地面師が実際に起こした事件をまとめたもの。 積水ハウスのような大手でも騙されるほどの巧妙な手口には驚かされる。

    0
    投稿日: 2025.09.11
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    頭の良い犯罪者はタチが悪い。 そして警察も手玉に取ってるし、腹の座り方が尋常じゃない。 真っ当な商売をやる気がサラサラない感じと、シレッと行方をくらましたり、捕まる事も大した事じゃないように思っているかの様に感じる。

    0
    投稿日: 2025.07.23
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     詐欺師たちが本気でだましにかかったら、地主は太刀打ちできないじゃないですか!  ノンフィクションで地面師たちの足跡を追う。  不起訴にならず、逮捕されても数年後には地面師に戻ってきている。  プロをだまして、巨額の金額を動かしてだまし取る。  有名な積水ハウス時間を筆頭に、東京都内で暗躍する地面師たちを追う。

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    読むのがキツイつまらんウィキペディア読んでるみたい。 でも実話だし実際の地面師の詳細を知れたからまあよし。

    0
    投稿日: 2025.03.31
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    地面師事件のリアルが書かれている。関与する人物が多かったり、色々な手順が踏まれていたりで複雑だった。こういう世界が現実にあるんだという感じ。

    0
    投稿日: 2025.02.26
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    小説『地面師たち』は読みましたが、こちらはノンフィクション。その道のプロが何故騙されてしまうのか、摩訶不思議の世界。

    0
    投稿日: 2025.02.20
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    実話?をベースにした記事調の本。 感想としては、うーん、、だいぶ読み飛ばしてしまった。 ネトフリに上がっている地面師がめちゃくちゃ面白かったから期待し過ぎたのかも。。再読はない。。

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    ドラマの原作を探していてたまたま見つけた一冊。小説よりノンフィクションかなと思った。こういう事件が世の中で起きてるのは分かったが、なぜこれだけ名前が知られて警察は捕らえられないのか。巧妙なやり口があるとは思うがふには落ちない。

    7
    投稿日: 2025.02.10
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    ノンフィクションなので決しておもしろい内容ではないが、こういった詐欺があるのかと勉強になる。少なからず興味がないと読む手が進まないと思う。

    1
    投稿日: 2025.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    流行っているから読んでみようかと。 映像化されたものを一切見ていないためか、難しく感じた。 巧妙な手法でというよりは、堂々と騙していく印象。 こんなこともあるんだなぁ程度。

    2
    投稿日: 2025.01.29
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    数々の地面師の取材を通した生々しい裏社会の描写と同時に、巧妙な詐欺の展開とその顛末が非常に興味深かった。この本を読むまでは、地面師は何者なのかを知らなかったので、新しい発見だった。

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    2025.01.04 こちらは地面師をノンフィクションで記録した一冊。詐欺は得られる「利益」に比して、捕まるリスクが低く、起訴されるリスクがさらに低いとあれば、みんなやるだろうなという感想に至る。

    2
    投稿日: 2025.01.04
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    Netflixのドラマを見た後に、リハックにて森さんのインタビューを見て手に取りました。 あくまで地面師詐欺をテーマとしているので、ドラマのようなバイオレンスさはないです。 登場人物が多く内容は少し難しいところもありますが、それだけ多くの人物が動き、詐欺に加担しているという事実は恐ろしいことだなと思います。

    0
    投稿日: 2025.01.02
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    悪知恵を働く人が極めると、大手企業も騙されるほどになり得ることがとても恐ろしく感じた。不動産業界に精通してるからこそ、思いついてしまうのだと思う。 内容が難しいから仕方ないのかもしれないが、読み進めるのが少し苦痛な本でした。学が不足しているのか、文章が難解で状況把握ができなかったから読んでて頭に入らなかった。(途中で読むのやめました。)

    0
    投稿日: 2024.12.31
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    ネトフリのを、見てから読了。 興味があって読んだのだが、、、、こんなに色々な詐欺があることが信じられないし何故プロが騙されるのかもあんまりよく分からなかった。 これは銀行や国のシステムに欠陥があるんじゃ??難しいです。

    0
    投稿日: 2024.12.09
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    なぜ騙されるのか。 パスポートなど偽造されたらお手上げなのか。 それとも法律が追いついていないのか どちらにせよ怖い世界

    6
    投稿日: 2024.11.28
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    一度信用したものを疑わない人間の弱さを痛感した。 素人目に見ても明らかにおかしな点 ・本人確認書類であるパスポートの氏名や生年月日に誤りがある。 ・地主が自分の干支を言い間違える。 ・取引相手からそんな取引をした覚えはないという主旨の手紙が届く。 などがあるにも関わらず、名の知れた大手ディベロッパー(積水ハウスなど)はなぜ騙されてしまうのか? こんなに資金のある会社が詐欺を働くわけがない。 地主も、土地も、この目で確認したから大丈夫だろう。 この勝手な思い込みこそが、脆弱性を生み出している。 前提を疑う事は、不動産の世界に限らず必要だ。

    1
    投稿日: 2024.11.25
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    ノンフィクションである本作をもとに書かれた話題の『地面師たち』両方読んでみました。 積水ハウスやアパホテルなど騙されるはずがないと思っても騙される・・・ 現実を知りました。

    0
    投稿日: 2024.11.05
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    『地面師たち』の参考文献で興味をもち読んでみたけれど、実話のほうがドラマより更に難しくて内容が入ってこなかったなぁ…。 実際の現場となった写真や地図つきで興味を持ってページをめくれど、寝る前の眠い頭にはキツイ読書だった。 地面師のそれぞれの得意分野を活かした配置、時代の流れを先読みするかのようなズル賢さはある意味すごいなと思った。

    11
    投稿日: 2024.11.04
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     オーディブルで聴く。積水ハウスとか、アパホテルとか、どうしてころっと騙されるのか、不思議だったが、悪徳弁護士、司法書士などが絡んでいて、なかなか複雑な事件のようだ。特に、警察が面倒がって調べてくれないようだ。また、犯人が検挙されても、失ったお金が戻ってくることはないそうだ。くれぐれも、詐欺には気をつけたい。

    2
    投稿日: 2024.10.31
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    巷で映像作品が流行っていたので、ネットフリックスに加入していない私は、おお元になった本書を代わりに読んでみた。 地面師の手法は本当に単純なもので、基本的には文書偽造となりすましで騙すということのようだ。なのでいろいろな例が紹介されていたものの、毎回それかい、と思わないでもななかった。裏で操っている人々がなかなかオモテに出てこないので、分かっていることをつなぎ合わせざるを得ず、その印象に拍車をかけてしまうのかもしれない。

    1
    投稿日: 2024.10.27
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    地面師たちの実態、手口を丹念に取材して一冊にまとめたルポ。とてもよく取材されていて面白いのだが、筆者の文章が下手くそ過ぎてとても読みにくかった。 時系列にまとまっていなく、話しがあちこちに飛び、複雑な登場人物も整理されないまま書かれているため、何度も立ち止まっては戻って読む必要があり、内容は面白いのに読んでいてとてもストレスを感じた。 積水ハウスをはじめとして、大手企業が騙された地面師事件を取材しているが、なんと言っても被害額55億円という積水事件がこれまでの地面師事件史上最もスケールが大きい。 なぜあれほどの大企業が騙されてしまったのか、その経緯を丹念に見ていくと、単に騙されただけではない事情がうかがえる。 特にこの大事件のあと、この取引に積極的だった当時の社長を更迭しようとしていた会長が逆に社長のクーデターにあい、会長職を解かれ、社長が会長の座に就いたというのはなんとも作為的なものを感じる。 そして、この事件の不自然な点は売り主の女性になりすました女が積水ハウスから分譲マンションを購入していたこと。普通地面師というのは偽物であることの発覚を防ぐため、売り主との接触をできるだけ避けようとするもの。ところがこの女は分譲マンション購入のため、積水ハウス担当者と何度も接触している。 そして、予定より早められた決済日、何度も会社に届いた怪文書などなど、単に積水ハウスが騙されたという単純な構造ではない匂いがする。 しかし、いずれも証拠になるようなものはなく、あくまでも著者の想像にすぎない。 そして、この事件で関係者が10人以上逮捕されたが、そのほとんどが不起訴となり釈放されたというから驚き。 みんな口をそろえて自分も騙されたのだと言い張る。マネロンにより消えた55億円。 警察の捜査によっても全貌を掴めないまま闇から闇に葬られた事件であった。

    0
    投稿日: 2024.10.20
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    2024.10.3 52 ネトフリの地面師たちが話題なので読む、というか聞く。オーディオ。 騙しの手口。あらゆる手段で騙そうとするんやなあ。積水ハウスも騙されるんや。

    1
    投稿日: 2024.10.03
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    Amazonオーディブルで聴いた。 なんか全然頭に入ってこなかったよ。 積水ハウスの事件についての興味で聴いたけど、浅くて物足りなかった。

    5
    投稿日: 2024.09.23
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    最近話題のワードですが、ネトフリ未加入なこともあり笑実際のところどういった集団なのかよく知りませんでした。 これを読んでしまうと、大手企業だからとか士業が絡んでいるからといってクリーンなビジネスである保証なんてどこにも無いんだな…と怖くなります。 あくせく働く小市民には縁のない世界な気もしますが、細かいところのチェックを怠らないだとか、財産の管理はきっちりするだとか、ちょっとでも怪しいポイントやウマすぎ話だと感じたら慎重な判断をしなければならない などなど 一般的な教訓になるところもありました。 登場人物が多く、事件の発生順と章立ての流れが違うので、冒頭の人物紹介だけでは少々分かりづらく感じます。

    2
    投稿日: 2024.09.23
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    ネトフリの『地面師たち』の事件の元ネタ。ノンフィクション。品川の廃旅館の土地がらみで積水ハウスが60億円くらい騙し取られた事件。事実は小説より奇なり、とはよく言ったもの。『地面師たち』より面白い。何で捕まえられないのかね、司法制度おかしいね。  富士山が見えなくなるからと突如解体が決まった国立のマンションも積水ハウス。60億に比べたら数十億円の損失なんて、どうってことないでしょうよ。

    2
    投稿日: 2024.08.23
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    なんというか。財産を持つものが悪いのか。捕まらないというのがなんとも。。。新聞で事件を見て気になったのだけれども、土地取引というものの闇の深さを覗き込んだ気持ちになった。

    0
    投稿日: 2024.07.28
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    不動産詐欺について細かく手口やノウハウを含め経緯が書かれている。 何億というカネが流れていくそのさまはドラマティックでもあるし、沢山の教訓を読む人に与えてくれる。 細かな当事者への取材で気になってたこともだいぶ明らかになった。

    1
    投稿日: 2024.03.04
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    地面師の手口、これまでの地面師事件の全貌が詳細に描かれている。 文書の偽造は朝飯前で、どういう物件が狙われやすいかも頭では理解ができるが、取引を目の前にすると自制が効かなくなるのだろうか。 不動産関連の仕事に就いている人は一読をお勧めしたい。

    1
    投稿日: 2023.11.14
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    様々な地面師事件について紹介している本。地面師たちは、詐欺を計画する者や公的書類を偽造する者、地主のなりすまし役を手配する者など、それぞれ役割分担して犯行を行う。また、加害者と被害者の境界を曖昧にするために地主の親族を引き入れたり、最終的な買い手に売る前に転売を繰り返したりと様々な手を使い、時には弁護士や司法書士まで犯罪に加担するという。本当に詐欺師は頭がいい。 制度上、地面師によって自分の土地が善意の第三者に売られてしまった場合、その土地を取り返すことは難しいという。地主にとって恐ろしいことなのは当然だが、土地を買ったほうにとっても、詐欺に関わった土地に住むというのは居心地が悪い。不動産のプロであるはずの積水ハウスやアパまでが騙されるのだから、一般人ではとても太刀打ちできないだろう。 普段関わることのない不動産取引や地面師事件の実態を垣間見ることができる点でとても興味深いが、細かい人名が出てきたり、時系列が前後するので、詐欺の流れや人物相関がやや分かりにくかった。

    1
    投稿日: 2023.07.13
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    積水ハウスへの地面師たちによる詐欺事件だけじゃなく、7章に分けていろんな詐欺事件が書かれているドキュメント。 積水とアパホテル以外にもこういう事件がいっぱいあるんだな。被害額が億単位なのにもっとニュースになってもいいのに。しかも誰がやったか分かっているのに立件されないってのが歯痒い。 ノンフィクションとしては、時系列がバラバラでまとまりがなく読みにくかった。 それに、マンガみたいにいろんなバリエーションがある訳じゃなく、結局地面師たちが土地の所有者になりすまして他人の土地を売る、似たり寄ったりの事件ばっかりで後半ちょっと飽きてきた。

    1
    投稿日: 2023.05.01
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    文章に読んでしまえば、こんな手口で騙されるんだと思うようなこともありますが、その場の空気感、ふいんき、例えば現金を目の前で見せられたりすると、正常な思考が無くなってしまい、劇場の登場人物のように自分を演じてしまう場所が、作られてしまうのでしょう。悪党のプロは恐ろしい心理学者ですね。怖い。

    2
    投稿日: 2023.04.30
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    いろんな世界を知るという意味では非常に興味深い本だった。 未解決事件が多いのと、もはやスキーム化されているというので、この本を読んでいると、犯罪とのギリギリラインで莫大なお金を稼いでる人は世の中たくさんいるんじゃないかと思う。 内容的に結論がはっきりしない事件の物語ばかりなので少しモヤモヤしたが、地面師について知っておくことは、自分が不動産や土地を持つ時に多少は騙されるリスクが減ると思うから、読むことをおすすめする。

    1
    投稿日: 2023.03.01
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    おもしろーい!これが実際あったのかドラマみたい!って軽い感じで読んでしまった(犯罪ルポなのにすみません) ただ、仕方ないことだけどどれも同じような流れだから途中で飽きた。

    2
    投稿日: 2023.02.28
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    ニュースだけではよく分からなかった事件が、なんとなくわかるような気がする。そんなルポ。 生年月日が違っても見逃す行政書士とか、どこかおかしいなと思いつつ、急かされるとつい焦って契約入金してしまう不動産屋とか、ちゃんとしたプロだと思っていたけど人間のやることよなーなど感じた。

    0
    投稿日: 2023.02.06
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    地面士=詐欺集団でやってることは悪いんだけど 巧妙な手口や口で騙していくところは 頭キレるんだろうし 不起訴になったり立証の難しさを見越し 出所後も繰り返すとこから その世界を知り尽くしているのかな。 (地面士とか大それた呼び名はなくても その世界を知らない人からみれば 不動産にはグレーは取引あるよねぇ…) でも被害者側はたまったものじゃないよな。 都心では再開発が進みまくり、 地上げしようとおもっても土地にも限りがあるのかな? 今後どこに活路を見出すのか…

    0
    投稿日: 2023.01.31
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    地面師、地主になりすまして不動産業者等からお金を騙し取る詐欺師集団の実態をまとめたルポ 積水ハウスが騙された事件が報道されたタイミングと自分がマイホームを購入した時期が重なり、印象に残っていたこともあり興味がありました 自分が買った土地は大丈夫なんかな、と思ってしまうくらい巧妙な騙し方の連続で驚愕でした また、警察の動きの悪さ、捜査のしにくさ、捕まえたところで不起訴、懲役になっても短期間で出所できてしまうなど、いつまで経っても無くならなさそうなこともわかりました なお、個人的にはちょっとわかりづらい文章、時系列が整理しづらい構成に感じ、頭にスッと入りにくい書きぶりでした

    2
    投稿日: 2023.01.20
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    地面師の騙しのテクニックは、TVドラマを見るようなストーリーの展開でビックリです!なりすまし役はまさに俳優であり、甘い本人確認が及ぼす影響に驚くばかりです。警察の民事不介入による不起訴が多いようですが、何とかならんのでしょうか!認知症の高齢者が多い日本なので、今後も事件はまだまだ続きそうですね!

    1
    投稿日: 2023.01.15
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    小説と間違えて読み始めた詐欺事件実話 土地の売買に本物の弁護士が立ち会えば 相手も信用するが、この弁護士は仲間で はなく取引立ち合いを頼まれたダケだと いう・・・仕事が無いため、地面師か? と疑わしい案件でも引き受け詐欺を知ら ない事で免責されるお粗末な社会 クロサギというドラマで何十億円も詐欺 成功していたが、現実もそのままだった セキスイハイムやアパホテルなど大手の 会社も何十億円も騙されていて、それが 結構同一のグループ(大物地面師)だと いうから驚くしかない(´・ω・`)

    1
    投稿日: 2022.12.21
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    少し前に新聞報道でにぎわった 積水ハウスが地面師に騙された事件について、 詳しくて知りたくて読んでみました。 読んでみて初めて気が付きましたが、 この本って、積水ハウスの事件だけを取り扱った本じゃなかったのね。。汗 ちゃんと確かめなかった自分が悪いんだけど、 ちゃんと読んだらそれなりに面白そうな本ですが、 今は時間がないので、積水ハウス事件の部分だけを読んでみました。 積水の部分だけを知るには、もうちょっと深掘りして欲しかったところですが、 パスポートなどの本人確認書類や印鑑の偽造など、 結構何でも出来ちゃうもんなんですね。 自分も昔、不動産に携わったことがあるから、 何となく土地や建物の取引をするときの様子が分かるけど、 詐欺師が本気を出したら見破るのは中々難しいかも…と感じました。 その中でも、「何か怪しい」と動物的勘が働いて、 取引から抜ける不動産会社もいるにはいるんですが。 加えて、詐欺師側も中々逮捕されないように工夫もしているみたいで、 正直読んでいて気持ちのいいものではなかったですね。 著者としてはこういった闇の部分を 少しでも一般人に知らせるために 書いてくれている訳なので、 著者に罪はないんですけど。

    24
    投稿日: 2022.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5年前、いや、2年前の不動産取引の際にだったか、不動産仲介業者と話をしている中で、「積水ハウス事件」「地面師」という話題が出たので、タイトルを見て、ふと手に取ってみた。 近年おこった不動産を巡る詐取事件、それにまつわる地面師たちを取り上げる。 積水ハウス事件、富ヶ谷事件 etc.etc... 件の積水ハウス事件は、業者と話題にしたこともあるが、富ヶ谷事件の地所は、かつて代々木に居たこともあり、おそらく目にしていただろうあたりの話だ。 東京五輪開発で話題になったマッカーサー道路、その沿道にあったマンションを巡る「新橋白骨死体地主の謎」も、当時の(今もか?)不動産バブルの不気味な動きの裏の話として興味深い。 最終章の「荒れはてた500坪邸宅のニセ老人」なども、今住むM市K町界隈の、いかにも古い木造平屋の大邸宅の放置っぷりを何件も目にする。その裏でも地面師が暗躍の機会を伺っているのだろうと思って見るようになった。 気を付けよう・・・ と思ったが、〇千万単位の不動産じゃぁ地面師も関わってこないだろう。庶民には、まったくの杞憂だな、と気づき、秋風寂し・・・(苦笑)

    1
    投稿日: 2022.11.29
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    同業なので興味深く読みました。 こういう世界が意外と、違和感なく感じた。 戦後からの地面師の隆盛が時代の流れを象徴しているようで、読んでいて教科書には出ないけど、歴然とした歴史を感じました。

    1
    投稿日: 2022.11.24
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    これは、本当に、世間を、騒がせた事件なのに、今もって犯罪の、立証が難しいなんて、なんとかしないともう色々な所で少額の詐欺が、横行しているんだろーな!怖い!

    0
    投稿日: 2022.11.02
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    森功『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』講談社文庫。 巧妙な手口で他人の土地を自分たちの所有と見せ掛けて売り飛ばす『地面師』の実像に迫るルポルタージュ。 なかなか面白い。 地主になりすまして架空の土地売買を行ったり、ホームレスに虚偽の勤務経歴を与えて金融機関から不正に不動産関連の融資を受けたり、土地の二重売りと様々な巧妙な手口で不動産詐欺を繰り返す地面師たち。 2017年に大手の積水ハウスが55億円を騙し取られた『五反田海喜館事件』は記憶に新しい。まるで小説や映画のような詐欺事件は日本中を驚かせた。以前読んだ新庄耕の犯罪小説『地面師たち』は、この事件をモチーフにしているようだ。 さらには、台湾架橋になりすました『富ヶ谷事件』、『アパホテル溜池駐車場事件』、『世田谷事件』などの内幕が描かれる。 定価726円 ★★★★★

    16
    投稿日: 2022.09.21