
家康の養女 満天姫の戦い
古川智映子/潮出版社
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総合評価
(3件)4.3
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powered by ブクログ最近ほっこりとした小説ばかり読んでいたので久々の女の闘いを読んで奮い立つ。のは大げさだけど人との争いは避けて通れないけど、真実が分かるまで事を荒立てない、取り乱すことなく時機を待つことや粘り強く相手を説き伏せることを満天姫から学ぶ。青森は全然馴染みがない武将ばかりだったが満天姫を焦点に動いていたので難しくなく読み終える。 人生の中で合わない人や嫌がらせをする人もいるが満天姫は天下の大御所の養女であったのでプライドも高いだろいにぐっと抑えて堪えていた、そんな満天姫を見習いたい。
1投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ徳川家康の養女、満天姫は前夫福島正之の死により一度徳川家に戻るが再び津軽の二代藩主信枚と婚姻する。家康の仕組んだ天下安泰のための政略結婚であった。この結婚にも様々な困難が待ち受けていた。信枚の正妻を死に追いやったこと、家康が倒した石田三成の娘を信枚が側室としていたこと、信枚が小姓とも関係を持っていたことなど。それでも満天姫は津軽のため、信枚のためにと気丈に振る舞いやがて信枚も満天姫を愛するようになる。信枚も満天姫も50代という若さで病で亡くなる。100までも生きる現代の私達に比べてなんという寿命の短さであろうか。また生きていく上でも女は政略に使われ、夫を立てて生きていた。そして我慢強く、芯も強かった。厳しい環境の中でそうしなければならなかった。比べても仕方がないがなんと現代の私達は幸せなことだろう。男は優しく、女は強くなった。
0投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ波乱万丈な人生でありながら、最期まで立派な生涯を過ごした津軽二代目藩主の正室の話 普通の人らしさもありながら、とてもかっこよかった人だと思う。
4投稿日: 2023.12.25
