
総合評価
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powered by ブクログ高級旅館とか温泉とか聞いていたので、クリムの入浴シーンとか有るのかと思っていたら割とガッツリ有ったね。この主人公は相変わらず立ち位置が面白い クリムはお休みで雛菊が主人公となった巻、準々決勝では仕方なかったとはいえ真っ先にリタイアしてしまった。クリムは庇ってくれたけど、本人にすれば「もっと自分に力があれば…」となるのも当然か そこでパリィ技を志向するのは”自分の身を守る”という点では正しくてもどこかクリムの影響を感じさせる選択だね けれど、その技は雛菊の戦闘スタイルに合わないよう思えるし、マ=トゥからも太刀に合わないと否定されてしまうもの それでも『白捲』を諦められない雛菊は視野が狭まり一つしか目に入らなくなったような状況 そこで同じように自分に適性の無い鍛冶師としての在り方を求める椿姫と関わる事になったのは必然の出会いか この椿姫という人物も厄介な立ち位置に居るね。というより自ら立場を厄介にしているというか。里長の娘であり、鬼人族において稀有な能力を持ち大事にされているのにそれで満足できない。年上・目上が使いこなす鍛冶を自分もできるように成らなければと息巻いている 椿姫の意気込みは雛菊の敗北という形で鼻を折られるね 椿姫にすれば充分な実力者のように思える雛菊もラ=センの前では歯が立たなかった おまけにクリムの配慮も悪い方へと作用してしまったようで 雛菊と椿姫は望みだけでなくプライドまで砕かれて自信喪失状態。だから外部に自信の源となるものを求めてしまったのだろうけど… 二人は随分とやんちゃな事を始めたね!大人達に黙ってこっそり里を抜け出した上でダンジョンへ向かってしまうなんて。これが若さか…となりつつ、楽しそうに旅する二人の様子が気持ち良いものだから、「これはこれで有りかも…」なんてなりそうになる けれど、無鉄砲のツケは必ず突き付けられるもの 徘徊型モンスターというクリムですら苦戦させられたEXボスに対して未熟さを残す雛菊はどこまで対抗できるのだろうね?
0投稿日: 2025.10.11
