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信長伝
信長伝
佐藤大輔/中央公論新社
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総合評価

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    歴史ものは好きでよく読むが、IFものは初めて読んだ。 「信長公記」の佐藤大輔版だと思って買ったのだが・・・ 結果、非常におもしろかった。 信長は本能寺の変で死なず、その後の史実とうまく絡ませて読み応えある作品になっている。

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    投稿日: 2024.10.23
  • 信長が生存した世界で書かれた作品

     一見すると「織田信長が本能寺で死ななかったら」という、よくある架空戦記に見えますが、読んでいくと大サトーらしい仕掛けに気づかされます。ネタバレになってしまいますが、本書は「織田信長が生き延びた世界線で書かれた歴史小説」として書かれています。  歴史小説では時々「後世の視点からの記述」が挿入されることがありますが、その視点が本作では信長生存IF世界線のものになります。鎖国をせずに西欧諸国と競い合った先にある架空の「現在」から分岐点としての本能寺以降の信長を描く、言うなれば「偽史の中の架空戦記」という大サトーのエッセンスが凝縮されたような作品といえます。惜しむらくは、例によって未完ということでしょうか。  原題は版元が変わるたびに何度も変わっているようで、『逆転・信長軍記』、『異聞戦国記 覇王信長伝』、『信長征海伝』、『信長新記』と来て、最終的に『信長伝』となった模様。  一緒に収録されている短編「葉桜」は時代小説繋がりで収録されているだけで、『信長伝』部分とは特に関係はありません。

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    投稿日: 2024.05.12
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    本能寺の変を生きのび関ヶ原で柴田勝家を下し、天下獲り間近の信長の前に、徳川家康が立ちはだかる……。時代短篇「葉桜」を収録。

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    投稿日: 2022.08.05