
総合評価
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powered by ブクログ話の展開の仕方はスムーズで読みやすさという観点では良いのだけれど、話の内容という点で言うと、あくまでファンタジーとして書いてくれれば楽しめたんだろうけど、実世界で起きてることとして書かれているので、実際催眠だけでこんなことは出来ないだろうと思ってしまいその非現実性が常に引っかかってしまってあまり楽しめなかった。 あと、物事があまりにも上手く進みすぎてる点とか… ファンタジーとかオカルト系じゃない限りは、小説って、非現実的なことをいかに現実にある事かのように読者に思わせることが大事なんだなと痛感。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初にテンポよく陰惨な事件が起こる。 バイオハザードファンがゾンビのように人の顔面を噛みちぎる、自分が鳩になったと思い込んで無防備に空に身を投げる…それが催眠術のせい?という引きの部分がめちゃくちゃ面白くて、ぐんぐん引き込まれた。 ところが。 過去の話、催眠術とはという話、催眠術合戦…と長々続き、なかなか進まない。 あれもこれも実は催眠ね、という感じで話が進み、催眠でした〜はい3歩下がる〜という感じなのだよね。全てが怪しくてスリリングに進むというよりは、話が進んだかと思うと催眠が挟まれて元に戻っちゃうので、テンポが殺されてる感じなのだ。読みづらい。前提がひっくり返るワクワク感よりも、え、またそこから?みたいな疲労感がきちゃうんだよね。なんでかな。 話自体は面白いんだけどとにかく3歩進んで2歩下げられるのがストレスだった。うーん、ちょっともったいなかった。
0投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「死亡通知書 暗黒者」がめちゃ面白かったが、途中で終わってしまい、この度やっと続編が出るらしいので、前日譚である本書をやっと読む…というややこしいことに。 催眠術の掛け合い合戦になってしまうって、ミステリとしてずるいというか、納得できないんですよね。
0投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログ『死亡通知書』の前日譚で、刑事羅飛が登場。 ゾンビのように人の顔を食いちぎる男、鳩の群れを追ってビルから飛び降りた男…怪事件を裏で操るのは催眠師だった。ネット上で犯人を名乗る人物が数日後に開かれる催眠師大会に参加すると表明したことで、羅飛は大会主催者の協力を仰いで捜査を進めるが… 催眠の力がチートすぎる気はするが、息をつかせぬ展開で面白かった。犯人の壮大な計画とぶっ飛んだ動機がすばらしい。
0投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後まで、肝となる「催眠術」に馴染めず…。 羅飛が、凌にも白にもやられっぱなしでもどかしく。最後は伏線も回収できてよかったけど…。 歪んだ野望を持った人間が、催眠術の力なんて持ってしまったらとんでもないことになる、ということは、よく分かった…。
0投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログ「死亡通知書」がとても良かったので、その前作品との事で読んだ。ひとつひとつの流れが素晴らしく期待度も高かったが、半分位から、あれ?どうした?と疑問をもつ程進展が遅くなり、それが全体のテンポを損わせたよう。もっと短くても良かったのでは、と思う。
1投稿日: 2022.10.18
powered by ブクログはじめて中国の作家の小説を読んだ。 名前が日本名だったら日本が舞台でも全然行けるなって思った。 内容は、催眠術がチートすぎるのも含め割と面白かったんだけど、後味がちょっと悪かったな〜〜 続編の志望通知書に期待!
0投稿日: 2022.10.03
powered by ブクログ「死亡通知書・暗黒者」の前日譚らしいが、未読でも然程問題なし。華文ミステリは陳浩基氏の作品しか読んだことがなかったが、理路整然として上品な印象は今作も同じく。催眠術師の能力がサイキックさながらだったり、登場する女性が全員絶世の美女という御愛嬌もありつつ、芯の通ったエンタメ警察小説に仕上がっている。如何様にも盛り上げようのあるクライマックスからラストシーンにかけて、淡々と収束させてしまうのは勿体ない気もするが、これはこれでアリだと思った。今作に関して、無理目な設定の数々に突っ込むのは野暮というものでしょう。
0投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログ龍州市で怪事件が発生した。 ある男はゾンビのように人の顔を食いちぎり、またある男はハトのようにビルから飛び立ち死亡。 まもなく“生死を操れる"という催眠師による犯行予告がネット上で発見され、数日後に開かれる催眠師大会への参加が判明する。 刑事の羅飛は、大会主催者で催眠療法の第一人者といわれる凌明鼎に協力を仰ぎ、捜査を進めるが、その先には恐るべき陥穽が待ち受けていた――。 「死亡通知書 暗黒者」は楽しく読んだ。本作も力作。
2投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログ周浩暉『邪悪催眠師』ハーパーBOOKS。 ハヤカワから刊行された『死亡通知書 暗黒者』の前日譚にあたる珍しい中国の警察ミステリー小説。 最初は慣れない登場人物の名前に戸惑うものの意外にもサクサクと読める。催眠術による殺人事件扱ったミステリーというのが面白く、次々と明らかになる事実と謎に包まれた真相に興味は深まる。 しかし、突如として被疑者が浮上したり、美人看護師が僅か3日で天才催眠師に変貌したりと凡そ納得出来ないような展開もあり、ストーリーに粗さを感じる。と、思っていたら、そういう風にストーリーが展開し、このような結末ならばと少し納得出来るような気もする。 最初に描かれた運転手の男の顔を食いちぎった事件は、2012年にアメリカのマイアミで実際に起きたゾンビ事件をモデルにしているのだろう。 龍州市でIT企業に勤める普通の男がまるでゾンビのように運転手の男の顔を食いちぎる事件が発生する。現場で男の犯行を止めようした警官が男を射殺する。続いて、出稼ぎ労働者の男が、まるで鳩になったかのようにビルから羽ばたきながら飛び降り、墜落死する。 その後、ネットで人びとの生死を操れる世界一の催眠師と名乗る人物が、2つの奇妙な事件への関与と龍州市で開催される催眠師大会への参加を表明するスレッドが発見される。 刑事の羅飛は、大会主催者で催眠療法の第一人者といわれる催眠師の凌明鼎に協力を仰ぎ、捜査を進める。まるで催眠師大会を妨害するかのような犯行。謎の催眠師の正体は…… 定価1,320円 ★★★★
6投稿日: 2022.08.29
