
講談えほん 曲垣平九郎 出世の石段
神田伯山、石崎洋司、五十嵐大介/講談社
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(2件)5.0
| 2 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ講談えほん、いいシリーズだと思う。 五十嵐大介を採用したのは大正解。すごくはまっている。ダイナミックな構図。確かなデッサン。描き込みすぎず、色を使いすぎず、見事な絵本になっている。ほかの本では描き手が異なるようだが、読んでみよう。
0投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ古典芸能である講談の普及を目的として、幼いころから親しんでもらうべく絵本にした「講談えほん」シリーズの1冊。 監修を人気講談師の神田伯山が手掛けている。 彼は神田松之丞時代から、本シリーズの慣習を行っていて、以前自身のラジオ番組では、講談の面白さを損なわず、でも子供にもわかりやすいようにするためものすごく苦労した旨を言っていた。 もちろん、もともとの文章が良かったという大前提はあるだろうが、講談では定番とされる有名な一席を講談調を損ねずに、でもコンパクトにまとめてあるのは流石と思った。 加えて、本書では絵を手掛けているのが漫画家の五十嵐大介で、「海獣の子供」や「ディザインズ」とは異なるが、力強さとナイーブさが同居した素晴らしい絵が講談の面白さをより一層引き立てていると感じた。 うちの子供が乳幼児の時に本書があればな~、と強く残念にも思った次第。
3投稿日: 2021.06.28
