
総合評価
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powered by ブクログ就職活動が上手くいかず1年就職浪人し出版業界に再チャレンジした。だがまたしても難しく、泣く泣く紙業界に就く。同期や地元の友人たちと励まし合いながら頑張っている。転職前の挨拶の描写は気持ちよかった~。
0投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ出版社に就職したかったが仕方なく紙の商社に入り、紙を作る会社と、紙を要求する部署との板挟みに苦しむ主人公。 非常に面白かった。サラリーマン小説の王道ど真ん中を行く。紙のことなんて考えたこともなかった。恋愛などの内面描写も自分と重なる。
0投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ出版業界を目指して就職浪人までしたのに希望とは異なる紙商社に入社した航樹。 入社後周囲の人から感銘を受けて成長していく様は見ていて清々しく希望を持てる。 読了後自分も明日仕事がんばろかな、と思えた。
4投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ最近の話かと思いきや昭和の携帯もない時代の話だった。 主人公の神井航樹は、出版社に入りたいと大学を留年したが、就活では結局うまくいかず、紙の代理店に入社した。 配属されたのは、メーカーから紙を仕入れる部署。 入社して数ヵ月でたった一人の先輩が異動となり、同期の女性社員の二人で仕事を回していくことに。 営業からは、紙が足りないとせっつかれ、メーカーからの紙の仕入れは上手く行かず、時にはそれを責められながら… それでも最初は、「本は紙で出来ている」ということを支えに、本に少しでも関わる仕事が出来ていることに喜びを感じていたが、やはり編集の仕事に未練があった。 中学から想いを寄せていた同級生にも、同窓会で再会したが、これも上手くいかず… 新卒で初めての仕事につき、自分なりに仕事に向き合い、社内外の色々な人に出会い、助けられながらも成長していく姿。 そして、本当に自分のやりたいことに向き合い、新たに挑戦したいという航樹の行動には力を感じた。 人との繋がりという部分には感動もあった。 気持ち的には時代を感じさせないお仕事小説。 2025.2.2
4投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ学生時代に小説を書いていた主人公は就職先を出版社を希望していたが、叶わずに紙の商社に就職した。そこで仕入れを担当し、工夫を凝らして売りまくったが会社の利益にはならなかった。そんな事に嫌気がさして、3年ほど勤めた会社を辞めて出版社に就職した。編集を希望していたが、まずは営業からだった。本屋を巡り一冊の本を置いてもらう事の大変さを知りながら、コレからも成長していく事だろう。紙の業界の本を初めて読んでとても新鮮で面白かった。
0投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神井航樹 隆星大学経済学部。就職のため、単位が足りていたにも関わらず、教授に頼んで留年する。紙の専門商社の株式会社銀栄紙商事に就職し、仕入部第三課に配属。星崎製紙担当。 菅原 株式会社銀栄紙商事の人事部。 原健人 ハラケン→パラちゃん。航樹とは千葉の県立高校時代からの友人。「第二すずかけそう」二〇一号室の住人。 安達由紀彦 ダッチ。航樹とは千葉の県立高校時代からの友人。新宿の編集プロダクションで働いている。 坂巻蓮 航樹とは千葉の県立高校時代からの友人。 国枝 仕入部。係長に昇進。 青野 航樹と同期入社。銀縁メガネをかけた、おかっぱ頭。係数室に配属。 由里南 航樹と同期入社。仕入部第三課、星崎製紙担当。 野尻 航樹と同期入社。父親が銀栄の取引先の会社にいる関係でコネで入社。仕入部。太陽製紙担当。 緒方 航樹と同期入社。業務部に配属。 樋渡恭平 航樹と同期入社。仕入部の帝国製紙担当。 上水流 仕入部第三課で航樹の先輩社員。 長谷川 仕入部第三課課長。副部長兼務。陰で“ヘイゾウ”と呼ばれている。 小沢 卸商営業部。三十代。オールバック。 結城 星崎製紙モニター室のリーダー。 春山 卸商営業部。一番のベテラン女性。 大石 仕入部部長。 根来 卸商営業部部長。 黒川 印刷営業部部長。 堂島 出版営業部部長。 馬場 勝どき倉庫。 清家 出版営業部、出版第一課。課長に昇進。 間宮 総合紙通商仕入部。 室町 銀栄紙商事仕入部第二課の謎の人物。係長。社内では教授と呼ばれている。 恩田 星崎製紙モニター室。 星野 星崎製紙モニター室。 東山 星崎製紙営業部、スターエイジ担当。 赤松 星崎製紙業務部。中堅社員。 藤岡 星崎製紙業務部。ベテラン。 志村 卸商営業部。 鬼越薫 株式会社鬼越商店取締役仕入部長。 宇田川 同業代理店、亀福商会のベテラン仕入担当者。 梨木文恵 航樹が中学時代同じクラスだった初恋の人。 板東 星崎製紙営業部。 大友 元学級委員長。 ユッコ おしゃべり好きな子。 高岡君恵 出版営業部。 武藤大介 冬風新社総務部長。 吉澤 冬風新社営業部部長。 坂口 冬風新社営業部。 山本 冬風新社営業部。
0投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ満足度の高いお仕事小説。 紙卸の会社が舞台なので専門用語も登場するが それを理解していくことも主人公とともに 自分も成長していってる感じがする。 新入社員や本好きにおすすめしたいお仕事小説。
28投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログ02月-15。3.0点。 バブル期、出版業界に入れず紙の商社に入社した主人公の物語。 読みやすい。単なる成長物語ではなく、苦悩しながら進んでいく同僚や友人たちとのお話し。
0投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中で積読状態になりながらも、ようやく読了! 読み応えありました〜 就活では志望する出版社に入れなかったが、本は紙でできているということを胸に、紙の代理店で奮闘する昭和の新卒(〜3年目)男子のお話がメイン。 本が好きな主人公、銀座という土地、メーカーや種類によって違う紙の細かな特徴、同僚や上司、取引先との付き合い、男友達の近況、忘れられない初恋の相手… 色々な要素が詰め込まれていて、読んでいる途中は追うのが大変でしたが、最後は納得いく形で綺麗にまとまっていて、爽やかな読了感でした! 最後の方で、書店員さんからもらった名刺がスターエイジだったシーンがお気に入りです。
0投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログいやぁ大作でした。読み応えあるのはいい事、3日でした、でも改めてプロフィール読むと 自伝だな〜と、出版社ではなく紙の商社と聞きなれない場所で、なるほど実際に勤めてたということですね、実際出て来る専門用語は覚えられませんがA 4 B4と身近にある言葉が出てるんだと、※が次の展開するので慣れたかなあと でも3年なんだね、入社して3か月で上水流さんやめてしまうとは 引き継ぎも何も6億円の仕事をするんだから。由里さんとも最後まで平行線、梨木さんはみに染みるな自分にもあったよ、いつ息子の話になると思いきや。
5投稿日: 2023.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1986年秋の就職活動の場面から始まる、昭和末期のお仕事小説。読んでいて色々力が入りました。 男女雇用機会均等法が出来たのが1985年。主人公が不本意ながらも滑り込んだ会社でも男女同数の新入社員が入る。希望に満ち溢れていたであろう主人公と同じ課に配属になった女性社員が一度も使ったことがない自分の名刺を虚ろに眺める姿に胸が塞がれる。 スマホどころか携帯電話もインターネットもない時代。世の中随分変わったけど、人は変わらず悩み、苦しみ、羽ばたいていた。
0投稿日: 2023.07.28
powered by ブクログ23.03.03~03.08 「本は紙でできている」当たり前のこと過ぎて、考えてもみなかった。 最近は、デジタルも多くなってきたけど、私は、やはり紙の本が好きだ。 あの、ページをめくる瞬間、紙の感触、におい。 本っていいよね、と改めて教えてくれた本。
3投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ久々の長編。でもすぐにストーリーに取り込まれあっという間に読了。 面白かった! 夢に現実の仕事に右往左往しながら奮闘する航樹が自分の人生と向き合おうとする姿に魅了されてしまった。 読書は断然紙派。 ページを巡って先に進む…読み終えまた意味なくパラパラと巡る…そんな作業が好きで積読本や読了本に部屋の空間を占拠されながらもやっぱり紙派! でも紙派のもう一つの理由は紙なんです。 紙の勉強はしたことがないので詳しい事はわからないけれどパラパラと巡った時の紙の匂いが好きです。 金銭的にも手に取るのはいつも文庫。 出版社によって紙の厚みや色、匂い…なんなら文庫のサイズも違ったりする。 その紙によって印刷される文字の大きさやフォント、濃さ…全てがその紙や文字を最大限活かして本の内容の良さを引き出す為に無数の種類から選び抜かれこの組み合わせになっている。 紙にも文字にもちゃんと意味がある…そんな事を感じながらいつも本を読んでいる。 そんな事を感じたいから本は紙派! だから紙派の自分には「本は紙でできている」という言葉がしっくりくるし、なんだか嬉しくなる。 航樹の人生を追いながら紙業界の仕事を知れたのも楽しかった! そしてやはり本は紙!と再確認できた事、本に今迄以上に愛着が湧いた事、図書館で借りる事も多いけれどやはり出来るなら自身で購入したい…改めて本の魅力に取り憑かれた一冊だった。
4投稿日: 2022.12.19
powered by ブクログ初めてこの作者の作品を読んだが、とても面白く、厚めの本ですが、後半は一気に読めました。 入社から日が浅い会社員向けだと思いますが、ベテランが読んでも全然OKでした。
1投稿日: 2022.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
紙はダメだ!と言われる事が多い時代ですが、やっぱり紙だよなーっていう気持ちが強くなりました。 昭和の時代で、今では想像もつかないような描写もたくさんありましたが、現代とは違う、昔の良さがたくさん溢れていたと思いました。 主人公が置かれた場所で精一杯頑張りながらも、自分の夢を諦めない姿に夢中になって読んでしまいました。 私は、最後にスッキリしたい派なので、ぼんやり終わってしまったのは残念でした、、、
0投稿日: 2022.10.28
powered by ブクログ待機時間のお供として一気に読了。 中間部は主人公の仕事に対する熱量につられてどんどん読み進んだけれど、梨木さんや星野さんとの関係性は、結局何がしたいんだろうと思い途中からペースダウン。 読み終わってから、ふとカバーの著者紹介を読むと、なんだか腑に落ちたような気もする。 現実はあくまで一方的に進み、すべてが説明できるようなものじゃないんだろう。
0投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログ著者の経験に基づいた作品なんだろう。 似たような経験があって、1990年代にタイムスリップして、そこに自分もいるような感覚でハマってしまった。 紙業界では無かったけど、そうそうこんなこともあったなって懐かしい感じで、最後まで一気に読んでしまった。 ダメ上司の典型みたいなヘイゾウは最後まであかん奴だったけど、こんな人にもどっかにいた気もする。 続きが読みたい…
24投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログ好きな作家さんの一冊。 プロローグとエピローグに挟まれるカタチ。 本編は大きな展開もなく進んでいき、終わる。まあ、現実はそんなもんだがお話なのでもうちょい見せ場があれば楽しかったと思う。
0投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログ1986年、大学を卒業して、紙の業界の仕入部に就職した航樹。それは、希望した業界と違ったけど、現実と夢の間で奮闘することに。 バブル景気の頃の上向きな時代。自分のデスクでタバコを吸うことが許されたり、携帯電話がない時代。上司も今なら、コンプラに引っかかりそうな、理不尽な要求があったりと、今の環境からは想像もできないものがあったり。でも、登場人物で、この人は憎たらしいなと思う人がいても悪い人はいないんですよね。 新入社員どうしの絆、面倒だなと思う時もありますが、言いたいことを言える唯一対等な関係。今思うと、自分も最初の会社でもう少し頑張れたらと思う。 航樹の想い人の梨木さんは、良く分からない存在だと感じたのは、女心が分かっていないからだろうか。 今は出版社の経営も厳しく、電子書籍、ペーパーレス化など、紙にとっては厳しい時代ですが、暖か味でいったら、紙が一番だと思います。 コロナ禍の今、slackやメールなど、コミュニケーションの手段も変わりましたが、この時代の仕事への熱意を羨ましく感じました。
3投稿日: 2022.07.29
powered by ブクログ主人公が仕事への意欲が高過ぎて、仕事に意欲のない私からしたら、共感できない考えばかりだった。ただ主人公は紙の専門商社という事で、自分とやってる仕事が近いというのはよかった
0投稿日: 2022.07.23
powered by ブクログ仕入部に配属された銀栄紙商事の新入社員・神井航樹。仲間たちと品薄な用紙の確保に奔走しつつ、航樹はある夢をとりもどそうとしていた。〈解説〉狩野大樹
0投稿日: 2022.06.07
