
災祥
小島環/潮出版社
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総合評価
(3件)3.3
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powered by ブクログ中国明朝最後の皇帝、崇禎帝(朱由検)の幼少期から最期まで そして他の人には全く見えない謎の美女 懐允とのファンタジー物語。 なんだか人の上に立つ人間とは如何に孤独で、誰にも何も言えず 最後の最後まで、信頼できる人が幻である懐允しかいないって残酷 戦争や疫病や、信頼していいのか分からない家臣に疑心暗鬼になっていく様が 救いがないというか、なんというか。 懐允って一体何者だったんだろうか
9投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログ明王朝最後の皇帝を主人公に歴史を辿るファンタジー 真面目に夢を追い続け名君であろうと理想を持ちつつも、様々な要因が絡み合い、夢と現実との落差を見せつけられて苦悩し破滅する様が切ない 李自成や袁崇煥側の物語は読んだ事ありますが、崇禎帝目線は初めてだったので、そこも楽しく一気読みでした 皇帝の側に有り続けた彼女は一体なんだったのか……想像を掻き立てられます
0投稿日: 2022.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
傾国となりつつある明。 その最後の皇帝の物語。 鄭和の時代は既に遠く、傾きある明。その中で良い政をしていこうとあがく朱由検。 ですが、腐敗しきった国を立て直すには、敵は多く、時間もない。 彼しか見ることが出来ず、会うことができない懐充の存在が救いなのか、苦渋なのか、読みながら考えてしまった。 為政者は孤独ということを絵に描いたような物語でした。
15投稿日: 2022.08.02
