
総合評価
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powered by ブクログYouTubeのブックマちゃんでの評価が高かったので読んでみましたが… 文章はさすがの貴志さんなので、暴力表現や戦地での描き方にゾクゾクしました。 が、なにより、前世や輪廻的なお話にはまったくついていけないなあと。 それはそれ、物語として受け入れることができれば、評価も変わったかも。
1投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ貴志祐介の中では、評価が分かれるようで、あまり期待していなかったからか、割と気に入ってます。 ゴブリンがいいね。 最初に頼まれた仕事は…投げちゃいましたね。
0投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ新世界よりが大好きなので読んでみたけど、はまらなかった。最初から最後までうーんって感じ 主人公の同級生の丹野のキャラクターはちょっと気に入った。
0投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログ前世の記憶があるときどう感じるのか その記憶が他の人の記憶とも重なっていたとしたら 世界のはじまりはアダムとイブなのか
0投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログ大好きな新世界よりの作家なのでBookOffで見付けて即購入して読んだが、まあチョット期待外れだった。 主人公と犯罪組織の争うシーンは緊張感もあり面白かったが、本人の設定もよく分からなく、前世の調査についても曖昧なうちに終了してしまった。 だけど、生まれ変わる前世や既視感については、自分でもこんな事なのかなと何となく考えている内容の説明だったので興味深く読んだ。 有機物から構成されている人の体にこの様に感情が宿ると言うのは不思議なものだ。 その一つの回答がこの小説だったんだよね。 再読はないな。
0投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の死生観、哲学がこの小説に詰まっている。主人公が占い師に対して、これまでの人類の人口という観点から、輪廻転生された者の数が合わないといい、占い師が詭弁で反論する場面は印象的。著者はこれまでもグロテスクなシーンを書いてきたが、本作は人間の皮を剥いだり、肉体を一方的に傷つけるところもあり、生々しい描写が多い。本作の終盤から、人類はみな誰かの生まれ変わりであり、誰かとつながりを持っている、繋がった記憶を忘れているから孤独と感じるのだと、著者は考えているのかもしれない。
0投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ嫌いじゃない、 ただ結構難しいかも… どういうことだってなる部分が多い。 ただ最後まで読めば何が起こっていたのかわかると思う。
0投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログ貴志さんの小説は、様々なテーマがあり毎回ワクワクさせられる。同時にあらゆる観点と切り口から「人間を人間たらしめるものとは何か」を問いかけられているような気がする。 今回は入口が【前世】で、貴志さんの新しいアプローチにやはりワクワクさせられた。 蓋を開けると前世に加えて、記憶・意識・個と全、そういった切り口で問いかけられている。 私はこの類のテーマが好きなのでなおさら惹き込まれたし、ラストは自然と涙が溢れた。まるで自分も記憶や意識を共に辿ったかのようなちょっとした追体験のような。 今回の着地はきっと賛否別れるんだろうと思う。 でもそれこそが私たちを私たちたらしめている証ともいえるのでは?
1投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ7年ぶりの長編小説なのだが、投げっぱなし感が残る。 探偵小説を読んでいたら、いつの間にか宇宙の真理になっていた。 「誰が自分を殺したのかを調べてほしい」 月々の家賃にも困っている探偵事務所の茶畑に、そんな依頼が持ち込まれた。 相手は一代でのし上がった巨大自動車メーカーの社長。 金払いはいい。 しかし、前世の記憶が蘇り、過去に自分は誰かに殺されたのだという。 江戸時代頃の事件を調べているうち、茶畑自身も知りえない記憶が蘇る。 並行して、従業員の金の持ち逃げから、旧知のヤクザからも目を付けられることになり、さらに麻薬カルテルからも狙われる。 そして、2011年3月11日、最愛の人を飲み込んだ海に、彼女がどうして向かっていったのか。 謎が乱立しながらもノンストップで物語は進む。
1投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハードボイルド・ミステリ・SF・ホラーのジャンルてんこ盛りが楽しく嫌いではなかった。ただ、後半はどうも魂の仕掛けが優先してしまって足元の出来事に綺麗にオチがつかなかった印象。ストーリー半ばで加茂禮子が結構決定的なヒントを出すので、そこで察しがついた読者は特にそうなんじゃないかな。
1投稿日: 2024.02.11
powered by ブクログそういう考え方もあるんだな〜と納得しました。 全ての人間が、自分であり、過去であり、未来である。 他人に対して優しくなれそうな感じ。
0投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
設定は面白かったけど…… 宇宙には意識というものが既にあって、その意識が分裂して人間の脳みそに宿ってる。 だから、本当は皆んなは一つで、他者が存在しない故に、我々は皆孤独である。 という設定は斬新に感じたし、面白かった。 この設定を、前世を思い出した。 という所から展開するのも、頭が良いし、読んでて意外性を感じられるので良かった。 暴力は愚かな事と作中では繰り返されるが、この言葉の真意が分かった時、納得した。 なのに、なんで星2かというと、読んでいて楽しくなかったから。 貴志さんといえば、息もつかせぬ衝撃的な展開や、読んでいて身動きできなくなる程の不気味な予感、おぞましい真実を明らかにした時の虚脱感。 など、読んでいてジェットコースターに乗っている様な気持ちになれるのが良い所だと思う。 だけど、本作はずっとそんなに心を掴まれなかったし、最後に明らかになる設定も、ダラダラと開示していくから段々察してきてしまって、あまりカタルシスを産まなかったように思う。 最後の昔の彼女の死の真相もモヤっとしている様に感じた。 悪い意味で恩田陸みたいだった。
0投稿日: 2023.12.18
powered by ブクログ2023-12-06 エンゼルハート、かと思いきや、とんでもなく壮大。その辺はさすが貴志祐介。期待通りだが、他作品に比べると期待以上ではなかった。 丹野のキャラクターが最高。いや最低。
0投稿日: 2023.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久々の貴志先生ってだけで満点なんですがww ホラーでこそなかったけれども、ほぼほぼホラーな血生臭さでしんどいシーンもありつつ。。。随分深い難解なお話でした。 ただ、やっぱり 貴志先生だなーってのは、こんだけ重くて痛くてしんどくて。。。ってお話でも最終的には謎かけというかファンタジーというか、ミステリーというか?そういう「読み物としての楽しみ」にまとめ上げるところが本当に素晴らしい。 「え?何が言いたいの??」みたいなことはなくて、なるほどね〜って思わせられるその決着が素晴らしい。 あとがきのインタビューにあったように、雑誌連載の時にはそこまでまとまっていなかったってお話だから、単行本派で良かったっす。
0投稿日: 2023.09.25
powered by ブクログ最初は面白かったですが、途中から非現実的な要素が途端に増えてから読み進める気がなくなってしまいました。 私には非現実感溢れるホラーはあまり合わなかったようです。 我々は、みな孤独である。とはそういう意味か、と納得できました。
0投稿日: 2023.08.04
powered by ブクログ貴志祐介さんのホラーも面白いですが、こちらも面白かったです。 ミスメリやハードボイルド、スピリチュアル的な要素もあり、なかなか楽しめました。。
0投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログあまり期待せず読み始めましたが、 途中引き込まれる感じは流石。 終盤の宇宙観ようなものがメインテーマで それを言うためにあるようなものなので 全体通した整合性は置いておいて 楽しめばいいのかなと思いました。
1投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログホラー、スピリチュアル、ハードボイルド、コメディと、沢山のジャンル要素を持っていて、読んでいて飽きなかった。 貴志さんの文章は背筋が凍るなと、改めて認識した。
1投稿日: 2023.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
♡あらすじ(アマゾンより) 探偵・茶畑徹朗の許にもたらされた、奇妙な依頼。「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」と言う依頼人・正木英之介は八十歳に近いが、一代で企業を築き上げた傑物らしく未だ矍鑠としている。前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子は適当に話を合わせて報酬を得ようとするが、調査を進めるにつれ、次第に自分たちも前世の記憶としか思えない鮮明な夢を見るようになり――。鬼才が今描く死生観とは!? 未体験、未曾有のエンターテインメント! なにで見かけたのか忘れたけど、読みたい本リストに入っていて図書館で借りた。 面白くて、1日(7時間半くらい)かけて一気読みしてしまった。引き込まれる。 思ったより暴力の話でちょっと以外だった。 暴力の描写はかなり残酷。 前世の話云々はないっていう終わりになると思ったからもっと壮大な話になって驚いた。 暴力は現実味があるのに、それに関わってる茶畑が「前世」や「テレパシー」という非現実的なことを同時に考えている、なんだか奇妙なつくりだった。 我々はみな孤独である は「ウィー・アー・オール・アローン」ていう曲 でも、僕ら二人きりだよ ていうバラードらしい。 ネタバレ 夢に見た前世は実際にあったことだった。 前世というか、意識はすべてがひとつ。ということ。人類全員が自分であり、自分も自我がないただの意識。 宇宙の歴史より遥かに長く、ほとんど永遠に続く人生 茶畑は震災の津波で恋人、亜未を亡くしている。 一度高台に逃げたのになぜか浜に戻った亜未。 茶畑が自我がなくなりそうになったとき、その子を思い出して 自我を保つ。 正木栄之助の依頼を聞いてから自分も前世の夢をみるようになる しかも、栄之助を殺した人物 他にも前世らしき夢をみる 矛盾を感じ賀茂禮子という占い師がテレパシーを使って詐欺をしていると考えるが真実は先に書いた意識がすべてひとつということ。 探偵事務所で雇っていた北川が小口という金融にお金を借りて飛んだ。 その返済に、小口が丹野というヤクザを使ってくるがこいつがかなりやばいやつ(殺しをなんとも思わない)で。 さらに北川がメキシコの麻薬カクテルと繋がりがあったことがわかり、茶畑も追われることになる。 北川は丹野に殺されていた。 茶畑はすでに覚醒しかかっていて、丹野だった意識があり、それを思い出す。 逃げる流れで小口も殺される。 正木栄之助への依頼報告は 「殺人犯だった藤兵衛が生まれ変わったのは弟さんではなく、小口という金融業者だった。小口は、身代わりとして処刑された流人の生まれ変わりによって、射殺された」 前世を調べてほしいと言う依頼と同士に栄之助の会社の総務課長に情報漏洩について調べてほしいと頼まれていたから、 そちらも 「情報漏洩の黒幕は、天眼院浄明という霊能者と組んだ小口繁という金融業者だった。さらに黒幕がいたらしく、天眼院は薬を飲まされて精神に異常を来し、小口は射殺された」 と報告 茶畑は丹野も殺し逃げきる。 そして、いつか亜未になれる日を希望にする。
1投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログ物語の展開と、登場人物のキャラクターは最高。続きが気になってすぐ読み終わった。 オチというか、この物語における世界の解釈は、理解できるし面白いものだけど、貴志祐介にしてはあまりにもファンタジアすぎて、そこまでハマりきれなかった。
1投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログ死より恐ろしいもの 死生観、に惹かれてよんでみた いろんな問題が ひとつに収束していくのが 心地よかった なるほどと
1投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ貴志祐介は好きな作家だが、これは今ひとつだった。ハードボイルドテイストのサスペンスなんだけど、SF?ホラー?要素が混じってそれをかき回してくる感じだ。この状況設定がどこまで本当なんだろうか、どんでん返し的な展開があるのか、本当に生まれ変わりがあるのかモヤモヤしながら読み進めることになった。それでもそれなりに読めてしまうのだから自分は貴志祐介のことが好きなんだなと思う。 次代小説は好きではないが、挑戦したかったという貴志祐介のコメントが面白い。一部分だったらいいだろうと思ったというくだり(付録に載っていたやつ)。なかなかの臨場感だった。貴志祐介の時代小説なら読んでみたいかも。
0投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貴志さんもうダメかなあ。暴力が過ぎる。人間性を疑う描写が多い。 全人類が前世であり後世であるという話なんだけど、それは私が小説を読むことで別の人生を経験するのと同じことで「楽しいじゃない」と思ってしまった。全く孤独とは思わない。
0投稿日: 2022.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なかなか、面白かった。 レビューが賛否両論なのがまた面白い。おそらく、最終的なオチを生理的に受け入れられない人と、妙に納得させられてしまう人とがいるんだろうなぁと勝手に思っている。 私はどちらかと言えば後者だけれど、ゾッとするというよりワクワクしてしまったので、ゾッとする話を求めていた身として三ツ星にしました。 ジャンル不定な感じのお話だが、ざっくりと「ミステリー」でいいのかな?オチを考えると、「SFミステリー」とした方が良いかもしれない。 途中の拷問処刑描写はぶっ飛んでて好きです。凌遅刑的な「活け造り」がきちんと痛そうなのと、丹野のイカレっぷりがわかりやすくて楽しい。 あとは、面白通訳さんとのやり取りで爆笑する茶畑のシーンも、シリアスなはずの場面とのギャップに笑ってしまった。茶畑も丹野に負けず劣らずネジ外れてる感じで、にも関わらず(だからこそ?)魅力的に感じてしまうのが不思議だった。 転生に関してのオチは思いのほかSF(もっと洗脳的なオチを想像してた)で、覚醒した茶畑の神通力っぷりが凄すぎて現実味をあまり感じられず、「おお?」と思っているうちに終わってしまった感じ。もう少し「現実にありそう感」があると「ホラー」かなと思うので、やはりこれはSFミステリーだなと感じる。 でも結局、「宇宙の真理」というものの正体が何であれ、何かをひとつの真理、真相、正解として受け止めるのはその人個人の意識である、とも思う。 「全ての生はひとつの意識である」と認知してその全ての繋がりを実感しているのも、茶畑という一個人であり、その感覚を別個人が完全に共有できるのかというと、どうなのかな?と。ゴブリン占い師が感じているものと、詐欺師占い師が感じているものと、茶畑が感じているものが同じだと、断定することも完全に否定することもできない。 依頼人の正木は正木で、転生というものに一定の「答え」を見出し、現時点での「現実」である情報漏洩や相続問題に対応していくのだろうと思うし。 誰しもにその人の「正解」があって、それを信じて皆生きていくしかない。 それが崩れ去ってしまった時、もしかしたら「狂ってしまう」のかもしれないし、「悟りを開く」ことになるのかもしれない。 何にせよ、全ての人がひとつの意識なのだとすると、全ての人は孤独であるし、同時に、孤独でない人などいないということでもあるのだから、逆に「全ての人は孤独である」という繋がりによって、全ての人は孤独ではないとも言えるのかもしれない。 何とも、頭がおかしくなりそうな本を読んでしまったなぁw
0投稿日: 2022.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貴志祐介の独特なサイコ・サスペンス的なものとは一味違った小説だったが、自己意識を全体的に見ると不思議な視点が生まれるという面白い展開がよかった。きっとわたしたちは物語ではっきり形で提示されて、意識するようになるが、少なからず感覚的には考えていたのではないのかなと思う。
0投稿日: 2022.10.08
powered by ブクログ貴志祐介の我々は、みな孤独であるを読みました。 ちいさな探偵事務所を経営する茶畑は、クライアントの正木から自分の前世で自分を殺害した犯人を探してほしいという奇妙な依頼を受けます。 そこにサイコパスの暴力団組長の丹野やヒスパニック系のマフィアなどが絡んできて物語は暴力的な様相を呈してきます。 輪廻転生をからませた物語の真相はどこにあるのか、クトゥルフ的な結末になるのかな、と読んでいきました。 フレドリックブラウンの短編が引用されたところで、SFファンタジー的な結末なのかなと思っていたのですが、当たらずとも遠からずでした。 konnokは面白く読みましたが、天使の囀りのような比較的合理的な結末を期待した人は失望するかもしれません。
1投稿日: 2022.10.03
powered by ブクログ星1もない。 久々の貴志祐介だったけど、どうした?これ本人書いたのか?ボケちゃった?大丈夫?? 一言だと『なにこれ』 つまらんね… 何を書きたかった? 残念で仕方ない 初期の頃の黒い家や天使の囀りのような、活字なのに呪われ乗り移られるかのようなパワーが全くなかった。 過去の自分が最大のライバルだね
0投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログ202205/設定も登場人物達も面白いしページ止まることなく読んだけど、これは自分には好みじゃなかった。
0投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ探偵小説かと思い、読み始めたら期待を大きく裏切られました。 前世で、私を殺した犯人を調べてほしいとの依頼を調査することになった探偵の茶畑。ヤクザやマフィアの抗争に巻き込まれたりするうちに、輪廻転生の秘密を追いかけることに。 我々は、みな孤独であるという言葉は、宇宙という大きな目で見て、地球をひとりの人間と見たら、納得できる言葉だと思いました。 単なる人探しから、最後はスケールが大きい宇宙の話になる。色々な敵から逃げ回ることになりますが、同士の探偵助手の毬子との関係は、今後気になるところでした。
1投稿日: 2022.08.23
powered by ブクログオチは良かったのだけれど、全く好みではなかった。。最後の最後のオチだけ興味を引きました。すごい発想力。そんな事思いもつきもしなかった。
2投稿日: 2022.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょっと変わり種の探偵小説かと思ったら全然そんなことなかった 終盤の展開はオカルトというかSFというか。主人公の精神面は一つの決着が着いたが、それ以外の様々なことが色々投げっぱなしになってしまった感がある
0投稿日: 2022.08.19
powered by ブクログ探偵もの?かと思いきや、ちょいミステリー?かと思ったらファンタジー?からのハードボイルド笑 悪くはないけどもうちょい芯のある感じが良かった。
0投稿日: 2022.08.10
powered by ブクログ探偵である茶畑にもたらされた奇妙な依頼。 「前世で自分を殺した犯人を捜して欲しい」 前世を信じない茶畑だったが、事務所のお金を持ち逃げされたばかりだったので、報酬だけを目的に依頼を受けることにしたが、お金を持ち逃げした元従業員がメキシコのテロ組織に追われていたことから、茶畑も狙われることに。 出だしは貴志作品らしくなく、軽いノリで珍しいなぁと思いながら読み進めていたが、段々現実と登場人物たちの前世の話が混じり合い、やはり一筋縄では行かない貴志ワールド全開に。 組織同士の対立などグロテスクな場面あり、3.11の話もあり、そして、段々崩壊していく茶畑の精神。 どんな結末になるのだろう?と思いながら読み進めたが、何だかラストがよく分からなかった。 それでも巻末インタビューで、出版に当たり、物語を付け加えたとのこと。連載当時はもっと意味が分からなかったのか、と思うと文庫で読んで良かったのか??? 読み終わっても、よく分からない世界観に頭がグルグルする感じ。
8投稿日: 2022.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「孤独」とは何を意味するのか? 確かに自分も小さい頃に考えた事があるなと、改めて考えさせられる作品でした。
0投稿日: 2022.07.08
powered by ブクログ時空を超えた壮大なストーリー展開に圧倒された。ちょっと現実離れし過ぎな感じはあったが、登場人物も個性豊かで最後まで面白く読んだ。
1投稿日: 2022.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この小説は……なんなんだ? ミステリか?ハードボイルドか?SFか?スピリチュアルか?って考えながら読んでた。 でもジャンル分けなんて別にどうでもいいのよね、面白ければ。 さすがの貴志先生で、なんだこれはと戸惑わせながらも先が気になる展開でグイグイ読ませる。 面白かった。 とても面白かったんだけど、でもどうしてもひっかかってしまう部分もあって、今一つお話に乗り切れなかったのも事実。 気になったところを二つばかし書いてみる。 まずひとつ。 宇宙の真理、前世の真実といったものの正体がこのお話の肝になってるんだけど、それって現実世界の我々が知る事のできない『絶対の真実がないもの』だから、「意識」が時空間を飛び越え全ての人を巡っていたんだよ!と言われても、へーそうなんだー、くらいの感想にしかならないのよね。 どんな答えが書かれても作者がそう作っただけの真実なんでしょ、ってな感じで、普通に小説を読んでいる以上に「だってフィクションなんて作者の匙加減次第じゃん」みたいなのを感じてしまって。 ふたつ。 上記の真実を知って精神が壊れる寸前で、茶畑は死んだ恋人を思い出してなんとか持ちこたえるんだけど、え、そんなもんで戻ってこれるの?愛で?って。 加茂禮子は「強いよすががあったから」とは言うのだけど、どうにも納得できないというか。 愛で復活が陳腐と言いたいんじゃなくて、愛した人への思い程度でいいの?みたいな。 そんなん誰でも持ってるんじゃないの?恋人へでも家族へでも、強い愛ってあるよ?って。 作中の描写からはそのくらいの普通の愛にしか感じなかったから、ちょっと肩透かしというか、ね。 面白く読んだのだけど、最後の最後に気になるポイントが二つぽんぽーんと出てきてしまって、ちょっとトーンダウンしてしまったかな。 丹野がいいキャラしてて、楽しんで書いてたんだろうなーなんて思ってたら、巻末付録のインタビューで貴志先生がまさにドンピシャなことを言っててちょっと笑ってしまった。 読んでてわかるよね(笑
0投稿日: 2022.06.26
powered by ブクログ前世を思い出す人達。なぜか同一の前世だという複数の人がいたり、前世の記憶にある人が今の自分と同じ時代に生きていたり、不思議だと思っていたら、思わぬ真相に。所々残虐なシーンもあるので苦手な方はご注意。
0投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログ探偵、茶畑の許に奇妙な依頼!? 『自分は前世で殺されている!その犯人を探して欲しい!』 人探しの得意な茶畑ではあるが数百年以上前の有るかも解らない事件を追う。 並行して起きている茶畑の元部下の横領逃亡事件にマフィアとヤクザの影が・・・ はじめは、前世の存在を否定していた茶畑であるが前世の存在を信じてしまうような体験を・・・ 輪廻転生、隣人愛、袖擦り合うも多少の縁! 夢オチか?超能力か?スピリチュアルか? 終盤まで読み手を悩ませます!!!
10投稿日: 2022.06.11
powered by ブクログ前世、今世、来世を前代未聞の視点で物語ってた! ミステリ的でオカルト的で時代小説的に加えて恋愛的要素も盛り込まれてとても厚くて深い話でした ※結構過激な描写があるのでそこは苦手な人は要注意かも
0投稿日: 2022.06.10
powered by ブクログ読後に、心苦しい感覚とすっきりした感覚が同時に降りてくる。 それは必要以上に知らなくていいことを知ってしまったことに対する気持ちなのだと思う。 自分はなぜ自分であるのか。 哲学的で、考えさせられる面白さだけでなくて、 変人の狂気的な恐ろしさ、探偵の謎解きのワクワクなど盛りだくさんでとても濃い内容でした。
1投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログこの方の作品は合う合わないが激しいみたいで、今回のは合わなかったなぁ 最初は普通に探偵への依頼で、依頼自体が前世の話だけど推理小説かと思いきや。 輪廻転生ってことでSF系だったのかな。 鍵部屋とかみたいな推理ものが良かった
0投稿日: 2022.06.04
powered by ブクログうーーん。。。 貴志祐介さん大好きなんですが、これは読む人を選ぶかもです。『新世界より』『クリムゾンの迷宮』『悪の教典』なんかは世界観に没頭して、途中で読むのがやめられないくらいでしたが、こちらは買った手前、何とか頑張って義務感で読了した感じ。 前述の著作が好きな方で期待している場合は、うーーん…で終わると思います。。
2投稿日: 2022.06.04
powered by ブクログアマゾンレビューでは低評価だったが、素晴らしい作品。 ミステリーという観点では付箋の回収やオチは不完全であるが、輪廻転生を感覚で捉えることの出来る小説。 ずっと自分が輪廻転生に対して抱いていた気持ち、どうして私達は他人にこんなにも共感するのか、それが貴志さんによって表現されている。最後まで夢中になって読んだ。
0投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログ久しぶりの貴志祐介さん。生まれ変わりや輪廻転生という、非常に興味深い話や、貴志さんらしい、ユーモア感とトンデモ暴力描写もありつつ(グロいぞ!)歴史的なことや死生観など、てんこ盛り。先が気になり一気読みでした。(巻末に貴志祐介さんのインタビューがついています) ただ、ラストは…どう終わるのかな?と期待していたら…私個人としては、う〜ん?と、よくわからない感じでした。でもまあ『この世の真理』を覗くということは、本当の本当は誰にもわからないのかな?とも思うので…。 「我々は、みな孤独なのです。この冷たい宇宙の中で正気を保ち続けるのは、神にとってすら至難の業なのですよ」という言葉が印象的でした。 生まれ変わりって本当にあるのかな?自分は以前は誰で、来世は誰になるのかな?なんて、時々気になる、そんなことを考えつつ読みました。
6投稿日: 2022.05.25
powered by ブクログ話の流れが1つ斜め上をいっている。正直読み進めながら最終的な話の方向性はわかったもののどうつなげていくのか興味があり一気に読んでしまった。
3投稿日: 2022.05.15
