『夕闇通り商店街』シリーズの4作目。 パンを食べた者に『夢』というか、そっちの道に進んだらこうなる、という"if"を見させるパン屋の店主の獏(ばく)と四人と一匹の客の短編集。最終話は獏が夕闇通り商店街に店を構える経緯のエピソードで、前3作の店主が総出演です。今回の店主は悪意を漂わせているちょっと怖い。なぜそうなったのか明かされた最終話が辛くて、でも結末に感動です。シリーズのコミカライズも楽しみ。