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夕闇通り商店街 コハク妖菓子店
夕闇通り商店街 コハク妖菓子店
栗栖ひよ子/ポプラ社
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総合評価

31件)
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13
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    悩みを抱えた人間がたどり着く、夕闇通り商店街のコハク妖菓子店。 そこで売られているお菓子を食べると、不思議なことが起こって少しずつ生活に変化が現れる。 ありふれた日常にちょっとだけファンタジー要素が足された、ほのぼの系の物語でした。 林檎飴の話はわたしが子育て真っ只中なのもあって、逆に、こんなんでうまくいくほど甘くないわ!と反発心が出てしまいました。笑 最後のさよならの豆大福は、あたたかく、切ない話でよかったです。 マンガやアニメに向いてそう、ぜひ見てみたい!

    9
    投稿日: 2025.07.15
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    なぜ夕闇通り商店街にコハクが妖菓子店を出すことになったのかのエピソードが切ない シリーズものらしいので続きが読みたい

    0
    投稿日: 2025.05.21
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    「コンビニたそがれ堂」や「銭天堂」に似た設定で読み始めは「えー」っと思ってたのですが、店主狐月のお菓子を売る意味が違うので、その後はすんなり読めました。狐月の最後の一言がその章の全て。

    0
    投稿日: 2025.05.18
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    他の方も書かれてましたが、「大人版銭天堂」というのが一番伝わりやすいかもしれません。 でも、この本のお話はハッピーエンド(「さよならの豆大福」はハッピーエンドか、と言われたら、ちょっと迷いますが、バッドエンドではないので)で終わるので、読みやすかったです。 個人的に欲しいと思ったのは、「たしかめたい林檎飴」1択!(笑)。

    0
    投稿日: 2025.05.08
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    気持ちが不安定な人だけがたどり着くことができる菓子店。 そこには客にピッタリの菓子を選んでくれる金髪美形の店主がいる。 不安定にはなりたくないけれどこの菓子店には行ってみたいな…などと思ってしまうのです。

    10
    投稿日: 2025.03.28
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    1つ1つが短いのでとても読みやすかった。 私の中で孤月さんは、ハウルの顔でハクの髪型の人(?)を想像してる笑

    0
    投稿日: 2025.01.23
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    読みやすく面白い。 悩みを抱えて存在が不安定になった人達が、妖菓子を食べて変わっていくけど、魔法みたいに変わるわけではなく自分の意識で変えられていく感じが良い。

    0
    投稿日: 2025.01.06
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    マイルドな笑ゥせぇるすまん、大人の銭天堂 まぁ使い勝手の良さそうな設定なんで、似た感じの物が出て来るのは仕方ないかな さよならの豆大福が一番好き

    0
    投稿日: 2024.12.20
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    かわいらしい表紙と題名に惹かれて購入。 章ごとに主人公が異なるけれど世界観は共通している私の好きなお話の構成でした笑 最初はちょっと上手くいきすぎ?なんて思っていたけれど、最後の豆大福のお話を読んでとても好きになった。他のシリーズも読みたいと思った。

    0
    投稿日: 2024.12.15
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    栗栖ひよこさんの作品は初めてでしたが、表紙の可愛さで購入しました。 どの話も読後感がとてもほっこりしました。 とうめい和三盆とさよならの豆大福の話が特に良かったです。 シリーズ2も読みたいです。

    5
    投稿日: 2024.12.10
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    心が不安定な人間が導かれる幽世と現世の境目にあるあやかしたちが営む商店街。その1番奥にあるコハク妖菓子店の不思議な名前のお菓子を食べると…、よくある設定だけど優しくて励まされる内容でとても良かった。各話が短いので読みやすいところもいい。色んなモヤモヤを抱えていても、ちょっと黒い気持ちを持っていても最後にはきちんと大切なことに気付ける、前を向ける、歩き出せる、そんな人間の強さや逞さが描かれている。案外、1番の問題や悩みや敵は自分の中にいるのかも知れない。神社で迷い込んだ先にこんな出会いがあったらすてき

    1
    投稿日: 2024.10.29
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    洋菓子店が、「妖菓子店」なるもの、どんなお菓子屋さんなのか?と…… 初めて読む作者 栗栖ひよ子氏の本! 先日、東京へ行って来て、赤坂見附からすぐの豊川稲荷へ行って来た。 キツネさんが一杯の稲荷神社である。 小さな白いキツネのおみくじも引いて、そのキツネを置きながら読見出した. 心の迷いのある者だけが通れる 神社の奥の 夕闇通り商店街。 そこには、お菓子屋を営む(?)店主の狐月が、妖力のあるお菓子を売っている。 そのお菓子の命名も、楽しい。 作者の工夫がされていて、読んでいてなるほど!と思わせる。 お菓子屋の長男である彰史が、悩みがないようで、心の隅に蠢く希望を見つけ出した狐月。 いろんな意味で、狐月にも、人と関わる事が出来た人だが、「さよなら豆大福」で、彰史から、過去の狐月との関わりの思い出も消してしまう。 残念な気がするが、人との別れとは、こういうものなのかもと…… 最後の狐月の言葉 「誰かを救いたくて……ただの暇つぶしです……」 私も、好きで、手芸を沢山作ったけど、これも、狐月曰く ただの暇つぶし………だったかもと…… しかし、私好みのお話で、楽しく読まして貰った!

    0
    投稿日: 2024.10.16
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    可愛いお話やじんわりあったまるお話が多くて、世界観も好き。 和菓子、駄菓子、狐、神社、疲弊した心の回復。好きな要素が詰まってる。 和菓子に込められた妖力によって、負に向かったエネルギーを良い方向へ戻してくれる力のあるお菓子を売ってる、コハク妖菓子店。いや、良い効果をもたらすかどうかは、意図していないのだけれど。 でもそんな設定に少しワクワクしちゃうんです。 一話一話が短くて、ちょっとした合間に読むのに最適だった。嫌な気持ちになることもなく、良い読後感。 狐月さんの見た目…さぞ素敵なんだろうなぁ(笑) カバーデザインも好きなので、続編も揃えたい。

    20
    投稿日: 2024.08.28
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    大人版「銭天堂」のような物語。心に迷いや導きを必要としてる人だけがたどり着くお菓子屋。どれも心がホカッとする短編で、とても読みやすい。

    5
    投稿日: 2024.08.28
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    なんだか可愛らしい物語だなーって印象! とても読みやすい文章 少しありきたりな物語ではあるけれど、それでも私の好みであることには間違いない笑 人は誰しも色々な思いを抱えている 好きな人を独り占めしたいと思ったり、自分の容姿に自信を持てなかったり、自分の感情を伝えるのが苦手だったり なかなか思うようにいかないことがあると、どうしても人のせいや自分のせいにしてしまうことがあるだろう そんな感情を抱える人々に出会ったお菓子たち “とうめい和三盆”“よくばりこんぺいとう”などの不思議な名前のお菓子を食べると名に連なる物事が とうめい和三盆は周囲からの認識が薄くなるし、よくばりこんぺいとうは1粒食べると小さなハッピーが起こったり 食べたことを通して起こる変化を通じて、複雑な感情を昇華させて見つめ直す それぞれの登場人物の気持ちの切り替えが素敵な物語だったー! 最終話だけは少しばかり物悲しくて、この物語のなかでは1番好きかな 半妖が営む妖菓子店 今も誰かが道を見つけてコハク妖菓子店へ足を踏み入れているかもしれない もし私が行くことになったら何を求めどんな気づきをさせてくれるだろうか

    10
    投稿日: 2024.08.04
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    神社の奥に忽然と現れる不思議な商店街、そこは現世と浮世の境に存在していた。そんな商店街には不安定なになった人間も時々迷い込む、そんな商店街の奥には不思議な力のあるお菓子が売っているコハク妖菓子店があった。 基本は少し不思議な力が込められた和菓子によって悩みを解決。章ごとに主人公が違う短編集で1章大体30分ぐらいでよみ切れるし文章もわかりやすくてとても読みやすかった。 どの章もとても良かったが自分的にはとうめい和三盆とラストのさよなら豆大福の話がとても好き。 和三盆のお話しは自分のことがあまり好きではない、ネガティブな思考の人にはぜひ読んでほしいと思いました。 また豆大福の話は謎大きイケメン店主の過去話、少し悲しい、だけど感情がわからないためその悲しさや切なさをまだ理解できないのがとてももどかしく感じました。 人の気持ちに寄り添える本、それにとにかく読みやすい、本が苦手な人にもおすすめしたくなる作品。和菓子、妖系が好きな人にもおすすめの良本です。

    1
    投稿日: 2024.07.12
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    最初の数ページで「銭天堂」感が否めなかった。 銭天堂をもう少し大人向けにして、みんながハッピーエンドになる話。そんなにオチも捻りはない。 最後のエピソードは店主の狐月の話で良かった。

    1
    投稿日: 2024.07.07
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    短編集で、話毎に違う効果のお菓子出てくるのが楽しい。 お菓子食べて悩み解決したら最高だよね。 私は“かくせない栗最中”が食べたい。 ⁡ てか和菓子いっぱい食べたい。←

    1
    投稿日: 2024.07.05
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    ほっこりする短編小説。児童小説みもあって非常に読みやすく一気読み。 どれもほっこりしてこっちまで和菓子を食べた気分になれるのが良い。わたしも妖菓子店に行きたい… 最後の話が1番好み。残る2シリーズも楽しみ!

    30
    投稿日: 2024.07.04
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    今回も面白かったです。 どのお話も面白かったけど、最後の店主のお話が一番好きでした。 だからコハクなんだ、とか。 だから集めてるんだ、とか。 暫くの間は切なくて豆大福は食べられないかもしれません・・・。

    1
    投稿日: 2024.06.18
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    ☆3.5 神社の奥にいつの間にか現れた道に入るとたどり着く商店街、そのつきあたりにコハク妖菓子店はある。 売られているのは不思議な力が込められたお菓子ばかり。 悩み事を抱えたお客様に、このお菓子が不思議をもたらしてくれる。 こころがすっと軽くなるような優しさと、誰かに会ってお喋りしたくなるような寂しさが湧き上がる。 「大切」をもっと大切にしたくなる、そんな素敵な短編集でした。 たまにこういう作品を読んで心を浄化して生きていこうぜ。

    1
    投稿日: 2024.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6話の詰まった短編集。 最初の話が高校生の恋愛話やったので、薄っぺらい話だなーと思ってたけど、読むにつれそれぞれの話が良くなってきた。 特に最後の狐月が妖菓子店を始めるきっかけとなった話の「さよならの豆大福」が1番良かった! 重い本を読んだあとの休憩本として良き!

    3
    投稿日: 2023.12.31
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    不思議なお菓子をきっかけに、気付きを得ていく物語。よくばりこんぺいとうや、とうめい和三盆など、銭天堂に近い感じかと思ったけど、 バッドエンドはなく、終始ほっこり読めた。

    1
    投稿日: 2023.08.30
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    幸せも不幸も結局は起きた物事をどこから見るのかどう受け止めるかで変わるのかな。 不安や悩みを抱えた人に不思議なお菓子を売る不思議な店主。 解決したのはお菓子、、、ではなく、それはきっかけにはなるけれど皆自分で答えをみつけていきます。 店主が冷静にその事柄を見つめて言うセリフに確かにそうだよな、と納得。 人の強さとそれを引き出すきっかけが面白いです。 きっかけを見つけるのが1番難しい。

    19
    投稿日: 2023.08.03
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     『仕立て屋王子』が面白かったので、買ってみた。が、私はあやかし系が苦手だった。  キャラ立ってるし、人情あり、反省ものありで、オカルト系のファンタジーOK児童向けもOKな人なら、面白いのでは?

    3
    投稿日: 2023.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    悩んでいて神社でお参りすると不思議な商店街の道がぱっと現れ、導かれるように進むとイケメンのいるお菓子屋さんが。とある児童書を彷彿とさせるような効能のついたお菓子を売っていて、買ったひとが使う(食べる)ことで道を開き、行くべき方向を悟らせてくれます。

    1
    投稿日: 2023.05.08
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    読みやすく、妖菓子で気持ちの持ち方が変わることで、見えてくるものがあり、いい日常にしていける、優しいお話でした。 最終話が、印象的。

    8
    投稿日: 2023.03.20
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    サクサク読めたが、少し物足りなかった。存在が不安定になるほど悩んでいるというより、日常の何気ない悩みだったので、もう少し登場人物の悩みや思いを深掘りしてあったらよかったなと思う。

    1
    投稿日: 2023.03.05
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    ☆4 神社の奥に忽然と現れる「夕闇通り商店街」が舞台。普通の人間はその商店街に入ることはできず、生き霊か、もしくは心に悩みを抱えた人間のみが訪れることができる。 唯一人間を歓迎している「コハク妖菓子店」では、店主であり半妖の孤月が不思議な力の込められたお菓子を売っており、購入したお客たちの状況を変えていく…。 連作短編集となっており、それぞれのお話の主人公の「今の状況を変えたい、変わりたい」という強い気持ちが伝わってきました。 最終話の「さよならの豆大福」では孤月の過去を知ることができ、あまりの切なさに涙が溢れてきました。 続編も読み進めていきたいと思います❁⃘*.゚

    23
    投稿日: 2023.02.10
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    装丁の素敵さに惹かれ、ジャケ買い。 さくっと一気読みしてしまった。 暖かくてぽかぽかするような話ばかりで、最後は少し切なくなった。 登場人物たちも背伸びしていない等身大の人達で、自分と重ねながら読めるのも良かったと思う。

    1
    投稿日: 2023.02.06
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    お菓子とアヤカシの連作短編集。神社からどこか異界っぽい商店街に誘い込まれる導入部から不穏な感じが漂い、狐耳が見えたり見えなかったりするイケメン金髪店主がメフィストフェレスやら喪黒福造めいている。そんな店主からお菓子を買った者が陥る破滅か再生かの瀬戸際の姿が金平糖、栗最中などのお菓子をアイテムに綴られています。 甘くて優しく見えて、初恋、家族、友達などにある苦さをどの作品からも感じました。中でも吹奏楽部とキャラメルの話しは"猿の手"のようでとても苦かった。 さて、店主はまだまだ底を見せていないと思うので続きが読みたい。次はタヌキ娘の出番を増やして…

    3
    投稿日: 2022.05.16