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SNS100物語 赤い望み
SNS100物語 赤い望み
にかいどう青、モゲラッタ/講談社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作が非常に怖くてなかなかに狂気的だったこちらのシリーズ。達成すると願いが叶うという100物語が再び登場し、中学生達を恐怖に陥れる。今作は初めから主人公の親友が行方不明になっており、不穏な雰囲気である。 行方不明になった親友を探すための手がかりとしてたどり着いたのが、親友が塾仲間とLINEの様なメッセージアプリ上で行っていた百物語。親友や親友の塾仲間が投稿していった百物語を読み進め、更に手がかりを得るために塾仲間に接触していく主人公。 このアプリ上に投稿されている百物語も怖いが、主人公が塾仲間と接触するシーンも怖い。最初は普通なのだが、接触していくごとにおかしくなっていく塾仲間。(しかも本人たちは気づいておらず、いたって普通に過ごしているつもりでいる)特にファストフード店での出来事が怖くて今も頭にこびりついている。その場にいたら卒倒しそうだ。そして更に、結末も恐ろしくこの事件に巻き込まれた主人公が可哀相だった。この作者の怖い児童書は複数読んでいるが、本当に容赦がなくて怖すぎる。毎回言うが本当に小学中級から読んでも大丈夫だろうか……。

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    投稿日: 2024.03.28