
ふらふら日記
田中小実昌/中央公論新社
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総合評価
(3件)2.5
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powered by ブクログ東京市民教会で牧師をされていたお父様のことが冒頭で書かれているので、『ポロポロ』の世界かな、と思ったら、その話はあっさり終わり、あとは国内と国外をバスに乗ってあちこち行って、行った先で居酒屋に入って、という話が延々と続く、というエッセイスタイルのほうの田中小実昌だった。「どこかにいくと、その土地の酒を飲む。もっとも、日本酒のいわゆる地酒は、たいていヤボったく、味が舌にからんでマズい」(p244)というあたりにこだわりがうかがえる。末井昭さんの巻末エッセイは余計かな。
1投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログさきほど感想書いた檀一雄氏のエッセイと、時代も「漂蕩」かげんも近い、「ふらふら」ぶりなのだが…なぜこちらには違和感を覚えてしまうのか? 奥さん家において愛人?連れてるからかな。そんなこといったら、檀先生こそ旅先はひとりだが元祖火宅。 その時代の空気を現代の価値観で断じたらあかんよとつねづね思っているのに、心が勝手にいやだなと感じてしまうのかな。 まあでも、自分のルーツを千駄ヶ谷に探す話とか、いろんな場所の自然の描写の見事さとか、読みがいはある本でした。
2投稿日: 2022.04.13
powered by ブクログ自身のルーツである教会を探すも中々たどり着けなくて――。目の前に来た列車に飛び乗り、海外でもバスでふらふら。気ままな旅はつづく。〈解説〉末井 昭
0投稿日: 2022.03.15
